TGUS

TGUS(T General User Standard / ティー・グス)とは、N121MTが考案している「ルール」の総称である。


TGUS-1

ISOやJISなどで規定されているルールを参考に、N121MTが独自で規定したルール(いわゆる「俺ルール」)をまとめたものである。 このためISOなどの「国際的なルール」とは異なり「N121MTが採用したローカルルール」も規定されている。
TGUSの目的は「実際のユーザーが利用している方法も規定化する」ためであり、カードゲームにおけるハウスルールだけでなく、TGUS-FMXのような二次創作統一規定なども扱うことが可能となっている。

ISOと違うところは、カテゴリを文字によって区分化されているところではあるが、フォーマット自体はあまり決めていない。 また情勢や世論に左右されやすいものはいきなり規定内容が変わることもよくある。
このため一部の規定で不備があったり、そもそもパブリック的なところではなくN121MTが怒りに任せて作っちゃった規定も多いことから、廃止されたり「期限切れ」として処分するルールがいくつか発生してしまっている。

基本的にはN121MTの周辺で聞いたものや実際に採用されていたカードゲームのローカルルールをまとめて、それらを元にしてルールを整備するという目的となっているが、近年はガチのルール整備のために使われることが多くなっている。

本来この規定・規格は必要としないはずだけど……

2023年3月16日に「一部のTGUSは本来したくはないのだが、しないとするリスクよりも大きすぎて困ることが多すぎる」と吐露している。 というのもルールを決めようとすると以下のような事象がおこりうる。
  • シラケる:ルールがガチガチに決まっていると逆にやりにくくなってシラケる=つまらなくなる
  • 面倒:多種多様なルールを決めるのも面倒だし、それを従うのも面倒になる
  • その時に必要としない:将来的に必要になってしまうことが多すぎるのと、逆に必要としなくなることも多いため

N121MTは「本来なら『ニンジャスレイヤー』の簡素な規定や、そもそもそういうのが無くても運用できる世界であれば良い」としており、自身もこういうルールで苦しみたくない比較的自由性を求める人間でもある。
しかし裏を返すように、現在の現実世界は「緩い規定や規定無しによるトラブルが頻発しすぎている」ため、界隈事情やリスクマネジメントの観点でどうしても規定せざるを得ないとしている。 以下はその一例である。
  • TGUS-FMX:二次創作関係の規定、本来なら『ニンジャスレイヤー』のような簡単で簡潔な規定で運用したいがそれが出来ないのできっちり決めた規定を作らざるを得なかった
  • TGUS-GR-SL:ビデオゲームプレイヤーのスキルセットについての規定、自分がどのぐらいのスキルレベル・スキルセットかを規定化しないと会話がしづらい状況に対して作らざるを得なかった
  • TGUS-GR-DD:ビデオゲームなどの難易度設定についてのデザイン規定、近年の高難易度ゲームにおける問題について作らざるを得なかった
  • TGUS-ANM-CPS:2人のキャラクターを結ばせるカップリングについての規定、TGUS-FMXと同様の理由で作らざるを得なかった
  • TGUS-NM-UKW:人によって名前にふらつきがあるオブジェクトに対してひとまずの名前を付けた規定、ISOやJISが動かないのでひとまずの名前を付ける関係で作らざるを得なかった

またZ.ENDシリーズはこうした要素を含んだものとなっており、皮肉的にTGUSではこれ以上扱わないということで規定・規格を作った瞬間に廃止するというISOやJISなどでは見られない独自の運用も見られる。

TGUS-FMXシリーズ

TGUS-WRシリーズを発展させ、みんなが使えるような二次創作規定にしちゃったもの。

TGUS-TG / TGUS-TGCシリーズ

「テーブルゲーム」の頭文字からTGと名付けられている。 主にテーブルの上で行われるゲームに関するルールが入っており、カードゲームから麻雀まで様々なものを扱う。 カードゲームで採用される場合は「TGUS-TGC」へと変更される。

規定名 簡単な解説
TGUS-TGC-YGO コナミの『遊戯王』用にとっているシリーズ。 主に「ワンデッキデュエル」や「パーティーデュエル」等の規定を扱っている。
TGUS-TG-MG 麻雀等で使われるルール。 基本的にどんな場所でもプレイできるようにしており、なんとインターネットでの使用も見込んでいるルールである。
TGUS-TGC-UNO 「UNO」で使われるルール。 特殊なローカルルール等を追加している。

TGUS-TGC-D.out

「ダウト」で使われるルール。 ダウト自体のルールはググること。

TGUS-TGC-D.out_A

友人たちと一緒にやった時のローカルルール。

  • 最低でも4人以上のプレイ人数を確保すること。
  • 手札は均等に配られる。 山札は存在しないものとする。
  • ダウト宣言時にかぶった場合はジャンケン等で権利を決める。
  • ダウト成立の状況であっても必ずカードは見せること。
  • カードを捨てる際、二枚以上捨てても良いとする。 マークの都合上、4枚以上捨てることは半分無謀行為である。
  • ワイルドカードとして「ジョーカー」を取り入れる。 ただしジョーカー上がりは禁止されている。
  • ダウト処理終了後、一枚だけ捨てたプレイヤーに対するダウトは禁止。(一触ダウト、即ダウトの禁止) ただし上がりの場合はこれを除く。
  • プレイ人数が3人になった時点で試合を終了し、次の試合に時間が許す限りまで続ける。

TGUS-TGC-D.out_B

TGUS-TGC-D.out_Aをベースに改良したもの。

  • まず4人以上のプレイ人数であること。 最適な人数として6人~8人が目安となる。
  • 手札も均等に配られる。
  • ダウト宣言時は順番から優先度を決め、最も優先度の高いプレイヤーに対して権利が与えられる。
  • ただし、最初のダウト宣言後から明らかに後でダウトを宣言した場合はそのプレイヤーに権利がある。
  • ダウトをされた場合、いかなるものでもカードは見せること。 その後、ダウトのルールで捨て札の処理を行う。
  • カードを捨てる際、複数枚での捨て札を許可する。 ルール上は何枚でも出せるが、2枚程度が最適であろう。
  • Aで明記されていなかった「マークも数字もバラバラな組み合わせ」での捨て札を許可する。 そもそもそれを含めてのダウトなので、初めから使用してもいいような気はする。
  • 処理終了直後に、一枚のみのカードに対してのダウト(一触ダウト、即ダウト)を禁止する。 上がりについてはダウトする権利はあるものの、ペナルティになることがほとんどであろう。
  • ワイルドカードとして「ジョーカー」を取り入れる。 こちらはジョーカー上がりは禁止されていない。
  • 勝利プレイヤーが出た瞬間に試合終了。 次戦を行う場合、カードに応じたポイントによって優勝者を決めるシステムにする予定。

TGUS-TG-Mシリーズ

N121MTが考えた『モノポリー』を楽しくさせるルール。 『いただきストリート』だとか『億万長者ゲーム』を使用しなくても良いルールとなっている。

TGUS-TG-M.A

長くやりつつ派手な演出が取れたルール。 駐車場ルールやJust Goなどの特別ルールが存在する。

TGUS-TG-M.W

モノポリー世界選手権にほぼ準拠したルール。

TGUS-TG-M.S

スピードダイスどころかほとんど電子制御化した超音速型モノポリーのルール。

TGUS-TG-M.T

フィッシャーズの動画である『サイコロ1000個でモノポリーやったら意外な決着がついた。』をヒントにした「銀行vs資産家」をテーマにした独自のチーム戦ルール。
モノポリーで使用できる紙幣合計である20580ドルを資産家が全て奪うか、銀行側が守るかをテーマにしている。

  • モノポリーにおける空気化しちゃっている銀行をプレイヤーとして参加させつつ、銀行サイドのチームと資産家サイドのチームで分ける
  • チームについては銀行サイドが少ないのが正解で、資産家サイドが少ないチーム構成は許されない(というかつまらなくなる)
  • 資産家側は銀行を"潰す"(銀行そのものが破産する)のを目的とするため、「銀行に保管されている金が0」になった時点で勝利となる
  • 銀行側はそれを阻止するのが目的なので、従来どおり資産家たちを全滅させて勝利となる
  • このため資産家同士でのレンタル料金は発生せず、銀行同士でのレンタル料金は発生しない
  • 駐車場ルール、Just Go等の金に関係するルールは有効、また資産家同士や銀行同士での「譲渡や贈呈」は可能とする(資産家と銀行の取引は必ず「正しい交渉」とするが、1vs多数の場合は交渉そのものが禁止される)
  • 資産家は土地や鉄道会社などの不動産を銀行から購入するが、銀行側は止まった時点で無料で手に入る(更に銀行側は「鉄道会社全4社」か「電気・水道の公共会社全2社」のどちらかを最初から所持した状態でスタートが可能)
  • 更に建物についても同様で、銀行側は無料でホテルまで建設できる
  • 資産家は銀行の金を盗むといった不正行為は出来ないが、銀行側は自分のお金と銀行のお金のやり取りが自由に出来る(銀行一人の場合は銀行のお金そのものを自分のお金として計算することも許可する)
  • 使用するサイコロは最大で4個まで(1000個だとワンターンキルが可能になるとフィッシャーズが立証したため)
  • 銀行側がJust Goになった際、全プレイヤーから50ドル強制徴収する
  • 「税金」については駐車場でプールする(第三の世界ということにしておく)

モノポリーの説明書にも記載されているが、ルール上は「銀行は破産しないため、紙幣が足りない場合は銀行役が"金額を書いた紙"を発行してゲームを続行する」と規定されている。
このため同動画で3411歩進めたマサイの給与である17000ドル(3400/40→85周、85x200ドル)は、銀行のンダホは不足した紙幣分である2420ドルを500ドル紙幣を4枚と200ドル紙幣2枚発行して支払うことになる。
(モノポリーの紙幣合計である20580ドルには足りるが、プレイヤーであるンダホ・シルクロード・モトキ・マサイの4名ですでに6000ドル分使用しているため、残りの14580ドルでは足りないのである)
ただサイコロが1000個というクソデカモノポリーみたいになっているので、紙幣についてもジンバブエドルのように1000ドルとか10000ドル等の新紙幣を使用する必要があると思われる。

なお近年のモノポリーでもペーパーレス化が進んでいるのか、こうした貨幣についても紙ではなく電卓などによる自動計算を用いるケースも増えており、『Ultimate Banking Edition』では独自の電卓装置を用いているためこうした現象は起こらないようになっている。
当然ながら家庭用やPCなどに移植されたデジタルビデオゲームでもそんな現象は起きないため、紙を用いたモノポリーでのみしかプレイできないとされている。(一応そういうルールを作ってしまっても良いのかもしれないが)

TGUS-TG-TTRT

QuizKnockが生成(?)した『盤上しりとり』(『盤面しりとり』)をベースにN121MTが独自にルールを制定したもの。

TGUS-TG-TTRT.2

盤面のサイズについて規定されている。

  • 標準の盤面は6x6のものを使用
  • 推奨として辺のマスは偶数値のマス辺とする(基本は8x8以上とするが、ショートゲームで4x4にしても構わない)
  • 奇数の場合はスタートのひらがなは「ん」以外のランダムのひらがなから選出する、古典的なひらがなは使用不可(ゐとゑはそれぞれ「い」と「え」に変えられるとしておく)
  • 最初の4文字は中央の4マスを左上右上左下右下の順でひらがなで配置する(「ずのっく」、「ぶるあか」、「なぞだぜ」などなど……)

TGUS-TG-TTRT.3

プレイ方法について規定されている。

  • 先行と後攻についてはコイントスでもじゃんけんでも何でも構わない
  • 使用できる単語については事前の協議で決めること(これはしりとりにおけるルールのあいまいさに依存しているため、どうにもならないとしている)
  • Youtubeなどでやる場合は使用できる単語に制限などをかけることも推奨する(「パチンコ・スロット限定」、「アニメ限定」など……いくらでも作れるはず)
  • 単語のシンキングタイムは30秒を推奨としているが、難しい場合については60秒~90秒程度に延長しても構わない。また将棋のような持ち時間制でも構わないが、長すぎてもしょうがないので非推奨。

TGUS-PZLGシリーズ

レイティングのことではなく、「パズルゲーム」の略称から来ている。 一応コンピューターゲームのパズルゲームもこの分類に含まれている。

TGUS-PZLG-RBCB

『ルービックキューブ』に関する規定。

TGUS-PG-Tet

『テトリス』に関する規定。

TGUS-PG-Tet.P1


TGUS-PG-Tet.O-Spin

世界各地で導入を望んでいると言われている「O-Spin」の規定。 既に『NullpoMino』の方でこれが擬似的に実現している。

TGUS-PG-Tet.X-Spin

別家の辞書で考案されている「X-Spin」の規定。 テトリミノではなくペントミノに登場する「Xミノ」を使った回転入れの規定である。

TGUS-GRシリーズ

規定名 簡単な解説
TGUS-GR-SL ビデオゲームにおけるスキルセット・スキルレベルについての規定。
TGUS-GR-DD ビデオゲームにおける難易度デザインにおける規定。
TGUS-GR.T-2102 任天堂製のゲームで使われているシリーズ。
TGUS-GR-LSN 2023年10月21日に規定された「ゲーセン」や「エセゲーセン」などにおける定義。

TGUS-GR.T-TKOOL

RPGツクールで作られたゲームで使われているルール。

TGUS-GR.T.765

ナムコ製のゲームで使われているルール。 個人的には「太鼓の鉄人シリーズ」が面白いかもしれない。

TGUS-GR.T.765-TNT.S(廃止)

2022年10月2日に廃止された「太鼓の鉄人シリーズ」におけるルール。 『関ジャニの仕分け∞』で行われている「リズム感対決」に対抗して「1つのシリーズ戦」として定めたシリーズルールだった。
現在はテレビ朝日以外にも『太鼓の達人』が使われたり、『太鼓の達人』自身が関ジャニ∞を使用したCMを出しているので、このルールは丸ごと廃止された。

TGUS-ANMシリーズ

規定名 簡単な解説
TGUS-ANM-NSL 通称アニメスケールと呼ばれる規格。
TGUS-ANM-CPS 各種カップリングの付け方についての規定。
TGUS-ANM-L.M. お昼の放送で使用すべき楽曲などを規定化したもの。

TGUS-LasS

Learning as service Seriesを元に定義されたSaaSやPaaSにLassのようなロゴを与え、覚えやすくする独自の規定。

TGUS-MOEシリーズ

N121MTが知っている・好んでいる「萌え属性」についての定義。

TGUS-MOE-B452

TGUS-MOEから派生した「性癖バトル」の内容についての定義。

TGUS-RTシリーズ

鉄道に関係した独自の規格。

規定名 簡単な解説
TGUS-RT-C 鉄道車両に関する規定。
TGUS-RT-C-NAME 鉄車という鉄道車両を総称する新たな単語の規定。
TGUS-RT-S 駅に関する規定。
TGUS-RT-S.MAP 勘違いする駅名についての回避案。

TGUS-TW

Twitterにおける活動方針などの規格。

TGUS-TW-FS

フラッグシステム用の規格。

TGUS-SOGs-17ADD

ツイートされた『持続可能なオタク目標(SOGs)』に本家『持続可能な開発目標(SDGs)』のような「達成基準」や「指標」となる細かなものを勝手に定義しちゃったもの。

TGUS-EOCP

電動オナホールのコントロールを共通的に使用できるようなプロトコル。

TGUS-NM-UKW

名前で世界大戦が起こりかねないようなモノに対してN121MTがひとまず統一的な名前を付けた皮肉的な定義。

Z.ENDシリーズ

TGUSの中でも廃止・失効された規定。 廃止されたものは大抵項目ごと消されるが、一部のページは「規定化する意味がない故の廃止」としてあえて残す場合もある。
なお廃止・破棄する場合については「規定の最後にZ.ENDと記載した項目が存在すること」が条件となっており、ページの一番最後には「規定名+Z.END」と表記されるようになっている。

  • 廃止されているもの
規定名 簡単な解説
TGUS-IOP インターネット老人会の定義。
TGUS-WEB-AF インターネットにおけるエイプリルフール企画についての規定。
TGUS-WEB-WRA インターネットの個人ホームページ間をつなぐウェブリングの規定。
TGUS-MOE-DUS コミックマーケットなどにおける同人誌(薄い本)のフォーマットに関する規定。

  • 失効されているもの
規定名 簡単な解説
TGUS-GR-Wiki 『Wikipediaゴルフ』に関する規定。 2025年3月31日に失効した。
最終更新:2025年04月01日 21:31