圧倒的なパワーでウルトラセブンをものともせずに防衛センターに向かうが、セブン必死の体当たりで横転させられ一旦退却。
その後 ダン隊員=セブンが地球人に代わってペダン星人(この時は地球人のドロシー博士に変身)に謝罪、
誤解を解くことで停戦を申し入れたが、ペダン星人は地球の美しさに 報復から侵略行動へと転換。
神戸港に再びキングジョーを送り込んだ。
相変わらずの戦闘能力にセブンは苦戦するが、ペダン星人に捕まって記憶操作をされていたドロシー博士が
奇跡的に回復し、防衛軍によって開発されたライトンR30爆弾を至近距離で撃ち込まれて破壊された。
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ペダン星人について |
当初はこの話は「地球人の無遠慮さと傲慢が悲劇を呼ぶ」という、『ウルトラセブン』劇中では
ギエロン星獣やアンノン星人の回などでよく描かれていた 地球人の方が悪いテーマだったのだが、
アンノンがセブンの説得で素直に帰った(ギエロンは「手負いの獣」扱いで殺処分)のに対し、
ペダン星人が先述の通り「やっぱり気が変わった」的なノリで侵略行動に出たり、
後の作品でペダン星人はあちこちの惑星に侵略のための前線基地を建設して、
ナックル星人と長期に渡る星間戦争を繰り広げているという設定が追加された為、
「 地球人よりペダン星人の方がよっぽどタチが悪い」という印象になってしまった。
その因果が祟ったか、漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』にて、ヤプール人( ウルトラマンエース)と手を組んだナックル星人が
切り札として投入した EXタイラントの隕石落としによって ペダン星は壊滅してしまった。
『セブン』本編中では人間に化けた姿のほかはシルエットしか登場しておらず、本来の姿の詳細は不明であった.
そのため派生作品ごとに外見が異なっているが、一応M78世界本編の時系列の映像作品である『大怪獣バトル』シリーズでは
『セブン』本編のシルエットは宇宙服で、中身は地球人と変わらない外見のヒューマノイド型宇宙人であると設定されている。
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実は劇中では名称がなく、ソフビ人形発売の際にキングジョーの名が名づけられた。
名前の由来については「脚本の金城哲夫の名を採った」というものと「金城氏の父のあだ名から採った」というものの2つの説がある。
平成版『ウルトラセブン 最終章6部作』の5作目「模造された男」や『 ウルトラマンマックス』等にも登場している。
また、ウルトラシリーズの外伝作品『アンドロメロス』ではキングジョー型の怪獣戦艦「キングジョーグ」が登場するなど
ウルトラシリーズには欠かせないロボットである。
『ウルトラセブン 最終章6部作』では破壊された初代キングジョーを地球防衛軍が回収した「キングジョーII」が登場。
地球防衛用に利用しようとしたが暴走、セブンと再び対決する。
相変わらずの重装甲と超パワーにセブンは苦戦するが、ライトンR30爆弾で傷を負った箇所に対して
アイ・スラッガーの三連続攻撃からの ウルトラ・ノック戦法を使用。アイ・スラッガーがひび割れながらもなんとか撃退した。
この戦いにおいてワイドショットをオープンゲットのごとく回避、高速で後ろに回りこみながら合体し反撃するという
ゲッター顔負けの高機動を見せている。
ちなみに『 ウルトラマンタロウ』において、中盤で旧作に登場した怪獣や宇宙人が次々と登場する展開がある。
これは裏設定として過去にウルトラマンらに倒された宇宙人達が手を組んで「怪獣軍団」として
対タロウ用の戦力をぶつけていたというものなのだが、怪獣軍団は過去にセブンを苦戦させたキングジョーの性能に着目し
ペダン星にキングジョーの派遣を問い合わせた所 1体作るのに3年かかると言われて断念したらしい。
3年待ったら番組終わるしね。
代打は エレキングだが…当然タロウに敗北。怪獣軍団は「やっぱキングジョーにすりゃよかった」と言ったとかなんとか。
『ウルトラマンマックス』では ゼットン星人が ゼットンに続いて送り込んだロボット兵器として登場。
こちらもマックスの攻撃をオープンゲットのごとく避けるという戦い方を見せてくれた。
しかしパイロットに脱出されてしまい、その直後にマックスがゼノンから送られた新兵器、
マックスギャラクシーの攻撃を受け、あっさり破壊されてしまった。
このキングジョーのみ、分離パターンがオリジナルのキングジョーと異なる。
データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』(現在は稼働停止)や関連番組『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』、
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』には、右腕に大型キャノン「ペダニウムランチャー」を装備し、
全身の装甲にステルス処理を施した新型機「キングジョーブラック」として登場。
ステルス処理を施している割に、地球レベルの科学力で初登場時あっさり感知されているのは秘密。
惑星ボリスに出現した怪獣を手当たり次第圧倒的な火力で倒し、
主人公のゴモラたち3体も自慢のペダニウム合金のボディと火力で圧倒。
また、惑星ボリスに残された人間の救助へ来た地球の宇宙船を撃墜し、
その時の戦闘が原因でボリスの人工太陽が制御不能になり惑星へ落下させてしまうなど
惑星ボリスを死の星へと変えてしまう原因を作り出した。
最終話ではゼットンと激闘を繰り広げ、ファイナルビームを片腕で防ぐなど互角以上の勝負を繰り広げた。
まぁその後すぐEXゴモラにゼットン共々フルボッコにされたのだが。
ボディを破壊されても完全には機能停止せずに、惑星脱出の際にも主人公たちの宇宙船に襲いかかった。
宇宙船にしがみつき惑星へ落下させようとするも、とある存在により惑星に封印されていた ウルトラマンが復活し
キングジョーブラックの腕を八つ裂光輪で切断 *1。
羽交い絞めにされながら地上へ落下し、惑星へ落下していた人工太陽が衝突。灼熱の炎に呑み込まれていった。
なお、ウルトラマンは当たり前だが無事に生還し続編で健在な姿を見せている。
ちなみにキングジョーブラックも50年後の惑星ボリスにおいて、装甲の表面こそ少し溶けていたものの
ほぼ原形を残した残骸が描かれている。人工とはいえ惑星一つを完全に火の海にする太陽の爆発に巻き込まれて
これなのだから、キングジョーシリーズの装甲の頑丈さは相当である。
続編の『Never Ending Odyssey』ではペダン星人が登場。当然キングジョーブラックも再登場するが
本来のスペックでは圧勝しているはずの レッドキングに敗北する。
また、主人公の実力を測るためにキングジョーブラック軍団も登場したが、
人質を取られて本気を出せない ゴモラ、リトラ、ミクラスすら倒せなかった。
一応利用するため殺しはしないとは言っていたがミクラスくらいはどうにかしてほしかったものである。
(このシリーズのキングジョーブラックはEXゴモラの戦闘データなどを基に強化改造されている為、
設定上前シーズンのより遥かに強い)
当然人質が解放された後はフルボッコにされ、最後は スペースペンドラゴンにペダン星人ダイルが取り付けていた
「ペダニウムランチャー(キングジョーブラックの装備しているものとは別の代物で小惑星程度なら一撃で壊せる)」で灰燼に帰した。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では怪獣墓場に漂っていた所を、ウルトラマンベリアルが
光の国から奪ったプラズマスパークの力によって復活、ベリアル軍団に参加した。
その後、怪獣墓場にてウルトラセブンと交戦、パンチやキックが通じずペダニウムランチャーの至近発射で
セブンにダメージを与えたりと、ほぼ戦闘員扱いの今作の怪獣の中では健闘したが、
最期はセブンの息子、 ウルトラマンゼロにゼットンやタイラント等と纏めて倒された。
また、TV版におけるキングジョーブラック軍団のモブや、漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では
右手が槍状で 赤いボディの「キングジョースカーレット」が登場する。
ゲーム版ではスーパーコンボカード(スキャンするとそのカードのキャラが相手に必殺技を放ってくれるお助けカード)
として登場した。必殺技はペダニウムランサー。
ちなみに漫画版ではペダン星人の女性艦長・ドロシーが搭乗しているのだが
この名前は『セブン』本編でペダン星人に利用されていた女性科学者と同じであり、所謂セルフパロディである。
ちなみに、旧式のキングジョーやブラックより大きなエンジンが搭載されており、それらを上回る機動性を持つ。
やはり 赤い派生機体は通常より速くてナンボなのか。
槍を持っていて名前がスカーレットな御方は他にもいらっしゃるがおそらく関係あるまい。
OV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』では久々に元祖カラーのキングジョーが登場。
ビートスター天球によって製造されたロボット怪獣の複製品であり、
他にも エースキラーやインペライザー、レギオノイドらと徒党を組んでゼロやゴモラと戦った。
終盤では更に量産されたキングジョー&インペライザー軍団が、ウルティメイトフォースゼロの面々を迎え撃っている。
『ウルトラゾーン』では短編ドラマ『最後の攻撃命令』の前後編に登場。
地球侵略の為にキングジョーが送り込まれ、地球に潜伏して家庭を持った宇宙人の女性が起動を止めようとし、
妻である彼女の存在と、防衛軍の責任の板挟みとなった男の苦悩がドラマとして描かれている。
『ウルトラマンギンガS』では通常カラーかつペダニウムランチャーを装備した「キングジョーカスタム」が登場。
ガッツ星人ボルストによりモンスライブされ配下のインペライザー軍団と共にウルトラマンビクトリー相手に優位に戦うが、
ギンガとUPGの加勢により形勢逆転、最後はギンガストリウムのワイドショットに破れスパークドールズに戻った。
その後はショウのウルトランスによりペダニウムランチャー部分がビクトリーの武器として使われている。
ヒカルもファイブキングを相手にキングジョーカスタムにウルトライブし戦ったが、残念ながらファイブキングには通用しなかった。
『 ウルトラマンX』では通常のキングジョーが登場。
生体反応がなく無人操縦のようであるが、今回の個体が送り込まれた意図は不明。
強靭な装甲と分離合体機能を活かした攻撃回避や包囲しての同時攻撃でエックスを苦しめるが、サイバーゴモラの参戦により形勢逆転。
ウルトラマンマックスに借りた力であるエックスのギャラクシーカノンで倒された。
『ウルトラファイトオーブ』ではレイバトスが復活させた怪獣の一体として登場。
ゼロの救援に現れたセブンと戦うが、数々の死線を乗り越えたセブンには最早敵ではなく、
当時とは逆にマウントを取られてボコられた上、最後は(おそらく関節狙いの)アイスラッガーの連撃からの蹴りでいとも簡単に爆散してしまった。
『月刊電撃ホビーマガジン』連載の小説『Another Genesis』では第4話に登場。
超人ブラストが地球人だった頃の同僚「ジョー」が、暴走した彼に殺害された際に
その光の力の影響で周囲の兵器を取り込み、己の意識を持たない機人に成り果ててしまった姿という設定で、
同じくブラストの同僚が機人と化した アイアンロックス、ジャンボットと共に、彼が超人と化した惑星に待ち受けていた。
『ウルトラ怪獣擬人化計画』では初代及びキングジョーIIがそれぞれ擬人化対象に。
アニメ版では第2期のレギュラーとして初代が登場しており、直前に放送されていた『 ウルトラマンジード』で
人工知能レムを演じていた三森すずこがCVを担当している。
SFC『 ウルトラセブン』にも登場。
鈍重なようで体を分離させて高速移動してきたり、こちらの光線をバリアで跳ね返してきたりする。
とはいえ体を分離させている間は無防備なので、その時を狙うなどすればあまり苦戦せずに倒すことが出来る。
アーケードのシューティングゲーム『ウルトラ警備隊』でも2面のボスとして登場する。
開幕時は体を4つに分けた分裂状態で登場し、しばらくの間、画面内を不規則に飛行し体当たりを行い
この間は完全無敵であり、一定時間は避ける以外方法は無いと非常に嫌らしい相手。
とはいえ飛行さえ避けきれば所詮は2面のボス、撃破自体は難しくはない。
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