鎮元斎

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鎮元斎 - (2023/06/20 (火) 13:49:52) の編集履歴(バックアップ)


「わしは老い先短い
     哀れな老人でな」

格闘スタイル: 中国拳法全般(主に酔拳を使用)
誕生日: 4月27日(89歳)
身長: 164cm
体重: 53kg
血液型: A型
出身地: 中国
趣味: 麻雀、昼寝
大切なもの: 酒
+ 好きな食べ物(無駄に多い
酒、サーモンレモン、レタスチャーハン、
バナナロール、チキンのクリーム煮、牛鍋、
釜揚げうどん、トルコライス、軟骨の唐揚げ、
長崎チャンポン、タコ飯、たこソバ、タンタンメン、
キーマカレー、ストロベリーレアチーズクレープ、
いなり寿司
嫌いなもの: パンダ
得意スポーツ: 散歩、スキップ、ヨーヨー

+ 担当声優
西村寿一
『KOF'94』~『KOF 2002』まで
松尾まつお
『KOF XII』『KOF XIII』
田中進太郎
『KOF XIV』以降

THE KING OF FIGHTERS』に処女作『'94』登場している古参キャラクター。
あらゆる中国拳法をマスターした酔拳の達人アテナ椎拳崇の師匠だが、自身は普段超能力を使うことはない。
しかし(『'94』当時に出されたゲーメストの攻略ビデオによるとだが)超能力は気の一種とのことで、
その為自分自身は超能力を使えなくても指導はできるのだとか。
中国の奥地に庵「鎮元大仙」を結んでいるが、酒やなまぐさを好み、妻子も持っているため仙人や僧の類ではない。
おまけに酒は自作らしく、銘柄はないがアルコール度数はかなり高いらしい(『'97』キャラクターブックより)。
名前の由来は言わずもがな、中国野菜の青梗菜( ちんげんさい )
外見やキャラクター性はジャッキー・チェン主演の映画 『ドランクモンキー 酔拳』 に登場する酔拳の使い手、蘇化子の影響が濃いと思われる。

とっくに現役を引退して隠居しているが、タン・フー・ルーと知己であり、若い頃はかなり名の知れた格闘家であったと思われる。
『KOF京』の設定では孫娘のレイレンがいるということになっている。
アテナと拳崇の師匠として中国武術を教えていた所、ある日ルガール・バーンシュタインからKOFの招待状が届けられる。
二人の修行の成果を試す良い機会と見た鎮は自身も保護者として同伴し、サイコソルジャーチームを結成した。
翌年はルガールの放つ「悪の気」を感じ取り、自ら再びKOFに足を運んだ。
金儲けや力を誇示することが目的ではなく、純粋に正義と修行のために参加していることにルガールから嫌悪感を示されている。

ルガールが滅んだ後も弟子の力試しにKOFに出場していたが、『'99』前に知り合いの住職から包を引き取る。
包の超能力の正体や拳崇の「龍の気」についても何かを感じているようだが、
大きな陰謀に巻き込まれつつある彼らの行く末を案じている。
『2003』は拳崇と包の修行のためサイコソルジャーチームは欠場した(アテナは勝手に出場した)が、
自らが感じ取った新たな「悪の気」に対抗する人材としてK'マキシマにKOF出場を依頼している。
「三種の神器」の使命を背負いながら未だにいがみ合っているのことも不安視しているようだ。
『XI』にも登場しなかったため完全に死んだ現役を引退したのかと思われていたが、
並居る人気キャラを押しのけて『XII』でまさかの復活。 衣装は『'98』までのタイプに戻っている。

ちなみに『XIII』においても、『2003』と同様にK'達がKOFに出場する切っ掛けを作った張本人であるが。
この時取った行動が、「KOFに出場したらアイスをたくさんやる」クーラを釣り、
彼女と共にK'とマキシマを本人達の意思も確認せず勝手にエントリーさせるという、とんでもない問題行為だった。
当然ながらこの行動にはK'もぶち切れており、彼はその場で携帯電話を握り潰し粉砕している。
また、どうやってクーラと連絡を取ったかについては「お嬢ちゃんとは以前からメル友だったんじゃよ」とのこと……どこで知った、ジジイ。
いや、そもそもこのジジイの口からメル友なんて言葉が出るとは…。
…ところであんた、『2003』では「クーラをKOFに参戦させるな」とK'に忠告してなかったか?

また、同じく『XIII』でシェン・ウーと面識があったことが判明した。
シェンは彼がいまだ現役であることをかなり驚いており、シェンは彼の現役時代を知っているようだ。
チンは彼を「小僧」と呼び(彼が小僧と呼ぶのはシェンだけ)、「たまには遊びに来い」と上から目線。
どちらも中国で腕の立つ人物として有名なため、恐らくどこかで面識があったのだろうが、
もしかしたらシェンはアテナや拳崇の兄弟子にあたるなんて可能性も…?


 「格闘ゲームを手がけると決定したときから、
  何とかして酔拳のじいちゃんを登場させたいと思っていました」
 とのことで製作された酔拳使い。
 89歳というのは年齢が判明しているキャラの中では『KOF』シリーズ最高齢である。
 基本的にいてもいなくてもどうでもいい扱いなのだが、いないと何か寂しいそんなキャラ。
 地味だがそのモーションは非常に個性的で、トリッキーを地で行くような動きが特徴。
 仙人や拳法の達人というよりはホビットと言った方がしっくり来る。
 かなり背が低いように見えるが、164cmという身長は実はアテナよりも1cm高い。
酒と道楽をこよなく愛す好々爺で、好きな食べ物がやたらと多い食通でもある。
厳密には『'98』までは好きな食べ物は酒のみだったのだが、『'99』で異常なまでに増えた(『2000』でさらに増えた)。
理由は酒以外にも様々な美味しい食べ物があることを知ったことと、「老い先短いので、色んな食べ物を味わいたい」ためらしい。
しかし『2001』以降は流石に長すぎたからか、「サーモンレモン、レタスチャーハン、他」と略されるようになってしまった。

パンダが嫌いな理由は「可愛い外見とは裏腹に性格は狂暴だから」らしいが、
何故か『2000』の彼のアナザーストライカーは唐突にパンダの白湯
あと得意スポーツは取り敢えず、どれもスポーツではない
まあ齢89のおじいちゃんだし仕方ないか


原作中の性能

酔拳らしいトリッキーな動きが持ち味。
実際の酔拳は酔ったふりをして相手を油断させ、相手の隙を突いたり、相手の力を利用したりといった戦い方になるのだが、
彼は試合中に本当に酒を飲んで酔っ払っている
かなり技のクセが強く、リーチが短い上に動きが鈍いため扱いは難しいものの、ポテンシャルは高い。

超必殺技「轟欄炎炮」をはじめとして守りに使える技が優秀で、攻守共に隙の無い立ち回りが出来る。
中間距離での牽制をしっかり挟み、隙を見て小ジャンプや中段特殊技「酔歩瓢箪襲」を狙っていくのが基本。
打点の低い「回転的空突拳」などで高い飛び道具をすり抜けて奇襲するのも有効。
対空は発生が速い「柳燐蓬莱」、リバーサルは「轟欄炎炮」や「轟炎招来」、通常投げ「強飲酒」などで安定。
『'96』からはその場で寝転がる「望月酔」やふらふらとよろつく「酔管巻翁」からの派生が追加され、立ち回りにさらに幅が生まれた。
「酔管巻翁」は途中でキャンセルが効くため、これで他の技の隙を減らす「酔キャン」と呼ばれるテクニックも存在する。

『'96』では「望月酔」のぶっ壊れた性能のおかげで一、二を争うほどの強キャラ。『'98』でも安定した強さを発揮。
『'99』からは特定の技を出す前に「酔杯靠」で酒を飲んでおく必要が生まれたため、事実上弱体化が施された。酔拳じゃねぇからそれ!
守りの安定感は相変わらずだが、考え無しに技を振っていくことは出来なくなり、使いこなせば強いというスタイルで、中堅~上位に落ち着くことが多い。

+ 寝たきりジジイ
前述の通り特に猛威を振るった『'96』においては、追加技「望月酔」の性能が異常に高く、少しでも攻撃判定が地面から浮いている攻撃は全て空振り、
キャラによってはひとつも寝た状態の鎮元斎を攻撃出来る技が無い(≒詰みである)という状況すら生み出していた
(特に同じく『'96』上位陣のはずのマチュアが寝たきりの鎮に対抗策が無いことで有名)。
更にその状態からの派生技である「鯉魚反𨂃」は無敵に加えて大きく後退するため触れる技でどうにかしようとしてきた相手に反撃しつつ、
さらに下がって寝直すことが出来る……という極悪なものであり、近付いて触ろうとしてきた相手に対する拒否性能も抜群。
寝た状態の鎮元斎に触れないキャラはもちろんのこと、触れる技があるキャラでも鎮元斎の側は見てから8+Dを押すだけで再度逃げられる……と、
実質的に「体力リードを取った状態で鎮元斎が寝たら一部のキャラ相手なら勝ち確」と言われる程の性能であった。
そのため、ずっと寝っぱなしでどうにかする通称「寝たきり」と呼ばれる戦法が非常に猛威を振るうこととなった。

これ以外にも極悪な上り中段になる空中攻撃や、体力低下時の隙が皆無の「轟欄炎炮」連打などと相まって、
ゲーメスト等によって作成されたキャラランクでは、八神庵と並び二人しか居ないSランクのキャラであるとされる。

ただし、あくまでこれは鎮元斎が寝ると「一部のキャラが」詰むというだけの話であり、上位の強力なコマンド投げを持つキャラにはあまり相性が良くない。
特に上位の八神庵、クラーク大門チャンクラウザーは強力なコマンド投げを持っている他
(更に庵には闇払い、大門には地雷震とそれぞれコマ投げ以外にも寝たきりの鎮への対抗策が揃っている)、
同じく上位のチョイにもC投げで掴まれてしまうため相性が良くないという弱点がある。
これらのキャラを含むチームに対しては、というかこれらのキャラだけでチームが構成されていることもままあるため、
純粋な上位キャラかというと疑問が残る……というのが研究の進んだ現在での立ち位置である。
あと香澄も「寝てる鎮を重ね当てで殴れる」というピンポイントな理由で抜擢するプレイヤーもおり、重ね当てが史上最も輝いた時代とかなんとか。

+ 余談
ちなみに余談だが、『こち亀』に「最強ゲーマー両津!!の巻」(単行本95巻収録)という、両津が格ゲーチャンピオンになる話があるのだが、
終盤でスーパーコンピューターと対決する際、まともにやっては勝てない両津が操作キャラに寝たふりをさせコンピューターを翻弄する場面がある
(ただし、望月酔が「寝た状態はどんな攻撃にも対処可能なので相手側に有効な攻め手が無い」なのに対し、
 『こち亀』の方は「コンピューターの想定外の行動なので動きがプログラムされていない」という、全く異なる内容となっている)。

なお、このエピソードは1995年32号に掲載(単行本も95年中に発行)、
一方で望月酔の追加された『'96』はタイトルで分かるように翌年の1996年(の7月30日)稼働であり、
『こち亀』の方が先なので「『両津の寝たふり』の元ネタが『鎮元斎の寝たきり』」ではなく、
「『鎮元斎の寝たきり』の元ネタが『両津の寝たふり』」と推測するのが自然だろう
(時期が近いので開発・納期の期間的に微妙な所ではあるが)。

こうして見ると、望月酔はまさに瓢箪から駒な「そんな無茶苦茶なこと格ゲーでできるか!!」な行為を実現した凄い技だったということに……。

『XII』では、技のほとんどが一新。瓢箪を使う技が消える等、正統派の酔拳使いとなり、完全に『ドランクモンキー 酔拳』に寄せてきた結果、
二つの構えを利用した近距離のラッシュを得意とする、『XII』屈指のテクニカルキャラへと変貌した。
『XIII』では飲酒することで威力が上昇する技もあるが、限界まで飲むと肌の色が怪しくなる何で紫やねん
各種モーションも酔拳の映画で行っていた演武や合戦シーンのモーションを基本としており、
超必もジャッキーチェンお得意の横軸の強烈な回転をしながらの頭突きや、
炎を吐く前に酒を飲むシーンも酔拳2中盤の赤ワインと白ワインの同時飲みとジャッキーの体幹の強さを見せつけるエビぞり飲みの組み合わせである。
ちなみに火を噴くのも酔拳2で工業用アルコールを飲みながら吹きかけ火を放ったシーンがあるので確り元ネタの再現である。
(VFの舜帝と元ネタが被っているからモーションもダダ被りなのも元ネタを確り再現したからの弊害である)。
ガチ勢による詳細な解説

ちなみに『'94』では立ち小パンチ連打による気絶~気絶連続技、『'95』では「轟欄炎炮」による圧倒的な削りダメージ、
『'96』と『'97』では前述の「望月酔」による寝転がり戦法と、『KOF』シリーズ初期の頃は毎年地味に嫌らしい戦法が存在していた。
その後は落ち着いた…と思っていたら『XIII』にて再び嫌らしいキャラとして多くの対戦相手を大いに苦しめた(上に掲載の解説動画参照)。
流石年の功と言った所か。






 「ホイっとな~」


MUGENにおける鎮元斎

+ shinriyo氏製作 2000仕様
  • shinriyo氏製作 2000仕様
現在はinfoseekサービス終了により入手不可。
MAX版「轟欄炎炮」のエフェクトが一部未完成なことを除けばほぼ原作に近い仕様。
また、ストライカーで白湯を呼び出すことが可能。
ただしWinMUGENではカラーパレットが色化けするので、「CharSffDtoW008」などでの修正が必須である。

デフォルトAIは搭載されていないが、2008年12月に青村氏によってAIが製作された。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了に伴うサイト消滅以降は、hamer氏によって代理公開されている。
10段階にAIレベルが調整可能で、ストライカー呼び出し回数の変更も出来る。
一部の技(主に通常技)の威力を下方修正、補正を試験搭載する等の改変もされている。

+ Roach氏製作 2002UM仕様
  • Roach氏製作 2002UM仕様
基本的には2002UM仕様だが、スプライトは『'98』以前のものになっている。

+ Zelgadis氏製作 KOFMアレンジ仕様
  • Zelgadis氏製作 KOFMアレンジ仕様
現在版入手不可。
スプライトは『'99』以降のものだが「酔杯靠」の制限が削除されており、使い勝手は『'96』~『'98』に近い。
エフェクトなどは『XI』風にアレンジされ、SC・DCや3ゲージ版「轟炎招来」が搭載されている。
完成度は高いが、AIは搭載されていない。

+ MDK氏製作 2-in-1仕様
  • MDK氏製作 2-in-1仕様
表が『2002』を基本とした仕様で、裏が『'98』を基本としている。
裏になると衣装も『'98』までのものになるため分かりやすい。
エフェクトが独自のものになっている。
AIは搭載されていない。

+ 青村氏製作 2002UM仕様
  • 青村氏製作 2002UM仕様
「原作再現は目指しておりません」とreadmeにはあるものの、ほぼ原作仕様。
10段階に調整可能なAIも搭載されており、同氏製作のshinriyo氏鎮AIよりも強め(デフォルト設定は5)。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了に伴いサイトが消滅し、公開先のyahoo!ボックスも2020年9月にサービスを終了したため、残念ながら現在は入手不可。

+ RYO2005氏製作 ROTD仕様
  • RYO2005氏製作 ROTD仕様
氏恒例の『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』風アレンジ仕様。
基本は「酔杯靠」の使い方が重要な『2002』方式ではなく、『'99』~『2000』までの基本スタイル。
「轟炎招来」の存在価値が何だか無くなっていたので、
「酔杯靠」からの派生の一つ、「轟炎招来・改」はオミットしてあるとのこと(readmeより)。

AIは未搭載。外部AIはshao氏によるものが公開されていたが、現在は氏のPC故障によるデータ紛失のため入手不可。
AIレベル、ガードレベル、反応速度レベルを調整可能。
その他、常時酔いスイッチがあり、オンにすると飲酒しなくなり、酒を飲まなくとも火を吹くようになる。

+ Falcon Rapper氏製作 PotS氏&Infinite氏風アレンジ仕様
  • Falcon Rapper氏製作 PotS氏&Infinite氏風アレンジ仕様
CVS』風ドットで製作された、MUGEN1.0以降専用の鎮。
システムはPotS氏およびInfinite氏風のアレンジ仕様で、ブロッキング、攻撃避け、EX技、ゲージ溜め、カスタムコンボ、チェーンコンボなどを搭載。
カラーパレットも豊富に用意されており、コンフィグにてイントロでカラー選択出来るか否かを設定可能。
他にもチェーンコンボの有無や、ヒットスパークおよびサウンドをPotS氏風のものへと変更する事などが可能なので、好みに応じて設定しよう。
技構成は基本的に『2002』辺りまでをベースとしているようだが、「酔杯靠」が削除され、
「噴炎口」は「鬼酔酒」(ただし技の名称は噴炎口)の、「轟炎招来・改」は「柳燐蓬莱」のEX技という形で搭載されている。

AIはデフォルトで搭載されているが、簡易的なものなのか立ち回りがやや単調で、強さは控え目。
その他、Jadeeye氏によるAIパッチも公開されている。
DLは下記の動画から

出場大会

+ 一覧
削除済み

出演ストーリー