初代 ジェイソン(ジェイ)・ピーター・ガーリック
コスチュームも二代目以降とは全く異なる。
大学時代に謎の液体「ハードウォーター」を浴び、スーパーパワーを身につけた。
「ハードウォーター」由来のスピードフォースへのアクセス能力とは別に、生まれつき高速移動を可能にする遺伝子を保持しており、
スピードフォース無しでも高速移動能力を持つ。
今も現役で、二代目以降と共闘することもある。
近年のアニメ『 バットマン:ブレイブ&ボールド』にもこちらのバージョンが登場しており、なんと日本語版では CV檜山だったりする。
二代目 バーソロミュー(バリー)・ヘンリー・アレン
警察の科学班だったが、落雷に撃たれたことでスピードフォースにアクセスする力を得る。
コミックになっていた初代にあこがれ、名前を継いだ。
「ジャスティスリーグ」の創立メンバーの一人でもある。
最後は反物質世界の生命体アンチモニターの計画を阻止して死亡。
20年以上を経てファイナルクライシスの際に復活した。
詳しい描写はないが、アニメ『ザ・バットマン』に登場したフラッシュはこの二代目であるとのこと。
実写化もされており『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』として日本でも放送された。
『バットマン:ブレイブ&ボールド』にも登場。
当初はスピードフォースに飲み込まれて死んだと思われていたが、
実際は同じスピードスターである宿敵プロフェッサー・ズームの策略によって未来世界で囚われていた。
SOSを発信し、それを探知した初代とキッド・フラッシュ、そしてバットマンに救出される。
そしてスピードスター対決で優位を保っていたズームを、
向こうの方がスピードスターの能力を強化していたのを逆手にとって
摩擦でガラス化させた壁と足を引っ掛けての転倒攻撃のコンボ
で満身創痍にし、見事逆転勝利に成功した。
本作のバリーはセントラルシティの市民たちはおろか、 一部のヴィランたちにまで好かれている、
文字通りの
誰からも愛されているヒーロー
として描かれていた。
また「シルバーエイジに捧ぐ」として作られた新作アニメ『ジャスティスリーグ:ニューフロンティア』では、
新世代ヒーローの1人として、 グリーンランタンともども主役級の待遇として扱われている。
「スーパーマンやバットマンに比べて、新参の自分はただ速いだけ」と、当初は自分を卑下する面もあったが、
そのスーパーマンでさえ手も足もでなかった、地球滅亡クラスの超巨大な邪神が襲来するという状況に際し、奮起。
ヒーローと米国軍の合同部隊による決死の総攻撃で生まれた、ほんの僅か一瞬の隙を突き、
瞬間的に敵の体表を縦横無尽に走り抜けて細胞破壊光線を照射するという
フラッシュにしかできない行為
で世界を救った。
2010年代の海外DCドラマでは『 Arrow』セカンドシーズンに科学捜査官としてゲスト出演後、単独作品『Flash』の主役に。
演者はグラント・ガスティン、日本語吹き替えは 福山潤。
S.T.A.R.ラボによる粒子加速器の爆発事故の際発生した雷を浴びて昏睡状態になったバリーは、目覚めた時自分が異常な速度で動ける事に気付いた。
粒子加速器の爆発による影響を受けた者が超人「メタヒューマン」になった事を知ったバリーはオリバー・クイーン=アローからの激励もあり、
メタヒューマンによる犯罪を止めるため、そして街の事件や事故の被害を減らすためにS.T.A.R.ラボに協力し、赤い閃光「フラッシュ」になった。
こちらでは代謝も上がっており、身体能力自体が高く怪我の回復も早い(その分普通の酒を飲んでも酔えないが)。
実写なのでぐるぐる走り回って竜巻を起こしたり腕を高速回転させて真空状態を作り出し火災を止めたりと展開は熱いがシュールという絵面が多い。
本作は近年のストーリーである『フラッシュ:リバース』を元に簡略化されており、ズームの一部設定がリバース・フラッシュに統合されている。
三代目 ウォーレス(ウォーリー)・ルドルフ・ウェスト
アレンの恋人の甥である。
アレンの研究室に来た際、落雷と化学薬品のせいで彼も能力に目覚める。
当初はアレンのサイドキックとしてキッド・フラッシュを名乗っていたが、アレンの死後名前とコスチュームを継いだ。
アニメ版『ジャスティス・リーグ』に登場するのは彼であり、同アニメでは 他のヒーローとの差別化もあってか 性格が軽く、
見かけによらず大食漢だったり、ゴリラ(といっても知性のあるヴィランだが)に向かって
「 こ、この…スッポンポン!!」とボキャブラリーの乏しい悪口を言ったり、何かとコミカルである。
ちなみに日本語版での声は『 銀魂』の近藤局長役などの 千葉進歩氏。 なるほどどうにもゴリラとは縁があるらしい。
なおこのアニメと設定が繋がっているアニメ『スーパーマン』に登場した際にはなぜか声優が違い、日本語版は 山野井仁氏が演じている。
アニメ版『 ティーン・タイタンズ』にもキッド・フラッシュとして登場。こちらでも性格が軽く、ヴィランの少女・ジンクスを口説いたりしている。
暴走したスーパーマン・プライムをスピードフォースの力で吹き飛ばすべく限界突破した結果、スピードフォースに呑み込まれた。
その後、四代目が死亡したために復活。現在も活動を継続している。
四代目 バーソロミュー(バート)・アレン二世
二代目の孫である。
未来からやってきてサイドキックして(インパルス→二代目キッドフラッシュ)として活動するが、三代目が行方不明になった後名前を継いだ。
ヴィラン連合によって彼が殺されてしまった後、ウォーリーが帰還した。
ファイナルクライシスの際に復活してキッドフラッシュに戻った。
実写ドラマ『 ヤング・スーパーマン』にも登場している。
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