クラッシュ・バンディクー

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クラッシュ・バンディクー - (2019/06/27 (木) 14:18:37) の編集履歴(バックアップ)



「いただきだぁい!!」

「宇宙初の奥スクロールアクションゲーム」で知られるゲーム『クラッシュ・バンディクー』シリーズの主人公。
「クラッシュ・バンディくん」ではない
オーストラリアのタスマニアに生息するバンディクートという生物がモデルで、それが改造され獣人の姿になるも洗脳が不完全で…
と、仮面ライダーを思わせる設定。
ただし、『3』に登場した恐竜時代に生息するクラフィッシュという魚の敵が公式に「クラッシュの先祖」と説明されているので、
バンディクート単独ではなくクラフィッシュ(もしくはその子孫)とバンディクートが合成された可能性もある。
よくとかとかとか言われているが、バンディクートは食肉ではなく、カンガルーやコアラと同じ有袋類(クラッシュはオスなので袋はないが)。
容姿についても口元がとがった兎or耳の長い鼠といった感じで、肉食獣とは似ても似つかない。
バンディクーについて

原作でのクラッシュ・バンディクー

世界征服を企む悪の科学者ネオ・コルテックスにより洗脳されるも、洗脳の失敗で正義に目覚め、
以後、精霊のアクアク、妹のココ達と共にコルテックス一味の野望を阻止していく。
『2』では白クマのポーラ、『3』では虎のプーラ、PS2版では敵として登場するも洗脳が解けて仲間になるクランチなど味方が増えていき、
そして時にはコルテックスと共闘して地球を守ったこともある。
ちなみに好物はリンゴ。
日本語版の担当声優は山口勝平氏。ニセクラッシュも演じている。
一作目ではタウナという恋人がいたが、二作目以降は半ば黒歴史化しており、
『2』のプロローグで敵キャラに浮気してクラッシュを捨てたという説明があった程度である。
その敵キャラことピンストライプは後に『レーシング』で再登場していたりする。なお、タウナは影も形も無かった。

初代作では「スピンアタック」と「ジャンプ」の2つのアクションしか持っていなかったが
二段ジャンプ、スライディングボディプレス、リンゴバズーカなど、シリーズが進むにつれて使えるアクションが増えていった。
また脳味噌筋肉で鹿という設定だが、機械や乗り物の操作は軽くこなしている。
そして、敵に触れただけで死にゾンビとかどころか人に触れても死ぬしんのゆうしゃギャングのボス以上に多種多様な死に様を持つ男である。
テーマソング「クラッシュ万事休す
爆走!ニトロカート(日本版)の挿入歌「クラクラババン」
+ 主なやられ様
天使化
一番多いやられ方。危険そうな蛇とかならともかく、
大して危険でもなさそうなオットセイとかペンギンとかに触れただけでこの有様である。
トゲに刺されて風船のようにしぼむ
どういう発想で生まれたのか分からない謎の死亡例の1つ。
一見グロテスクな死に方をしそうなイメージをコミカルに覆している。
なお、反対にトゲが刺さって風船のように膨らむに刺される等)というパターンも存在している。
溺死
クラッシュは酸素ボンベなしでは泳げないので、水に落ちるとすぐに溺れてしまう
爆死
「ニトロ(TNT)」と書かれた(日本版では爆弾のマーク)危険な箱などの爆発に巻き込まれて死ぬ。
こちらはアメリカンなギャグっぽくグロテスクな死に方をしており、靴と眼球、良く見るとも残る様子は少々不気味。
白熊のポーラに乗って一緒に爆死した場合、明らかに被害が大きいであろうポーラは何故か少し焦げるだけで無事に済んでいる。
ちなみにこの時は靴と一緒にパンツも残り、ポーラの頭に乗る。
何故焦げることなく残ったかは謎だが、よりによってこんなのが形見になるとは……。
ちなみに緑色のニトロ箱だと何故か縦笛を吹きながら天使化するが、作品によっては目と鼻が残るという少々グロテスクな死に方をする。
地面に潜った状態でニトロ箱に触れた場合、地面から墓石が生えてくる。
焼死
炎のトラップや敵の火炎放射で焼かれて黒焦げになり、足から崩れていく。
感電死
感電して全身レントゲン状態になる。
ここまではギャグマンガとかでよくあるパターンだが、何故かこの時パンツも見えている。
粒子化
特殊な光線に当たって跡形もなく消え去る。
潰される
巨大な落下物等に押し潰されて体が平べったくなってク○ボーのようになり、足でうろうろ歩く。
或いはペラペラになる。
また、ある敵のハンマーに叩き潰されると地面から墓石が生えてくる。
食われる
シンプルにライオンに食われる。
深海でサメに食われ、酸素ボンベだけ吐き捨てられる。
カエルに食われる(※ある意味
ウツボに食われ、巣に引き込まれた衝撃でパンツが脱げる。
などなど、バラエティ豊か。
カエルにされる
魔法使いの攻撃に当たってカエルにされる。珍しく死んでいないが1ミス扱いである。
吹っ飛ばされる
敵に体当たりされ、上へ吹っ飛ばされる。
叩き付けられる
棍棒を振り回す危なっかしい巨人に殴られ、まるで窓やカメラのレンズにへばりつけられたかのように吹っ飛ばされる。
上半身と下半身を分断される
ある意味グロテスクと言えなくもない死に方。
剣を一振りされて斬られ、体を分断される。この時下半身だけが歩き出す。
その際上半身は何故か宙を浮いている。ちょっとシュール。
ズボンだけを器用に切り裂かれ、パンツ一丁にされる
数あるやられ方の中でも珍しく、死なないどころかクラッシュの体に一切傷がついていない。もちろんこれも1ミス。
たとえ投擲道具として用いられたサーベルであっても、ズボンだけ切り裂き他は無傷という神業を食らう。
この時晒しているのは、ピンク色に赤いハート柄というダサ可愛いパンツ。
無残にも4枚に引き裂かれたズボンを後に、どうにかパンツを隠しながら逃げる様が非常に可愛らしい。
この逃げるシーンでは、空中を歩行したり炎に焼かれなかったりという謎の能力が発動する。

クラッシュシリーズについて

日本では90年代後半から2000年代前半にかけて、印象的なCMと共にゲームシリーズが人気を博し、
当時は『月刊コロコロコミック』誌でも大々的な特集が組まれていた。
開発を手がけたのはアメリカのノーティドッグ社なのだが、ソニーの派手で明るい宣伝が功を奏したのか、
一応は所謂「洋ゲー」ではありつつも、そうとは認識されずに国内でも異例のヒットとなった。
当時の製作総指揮は後に天才ゲームデザイナーとして知られるマーク・サーニー氏。
その後プレイステーション本体のCMに『パラッパラッパー』の主人公パラッパと一緒に登場したりと、正にPSの顔として扱われていた。
+ そしてMUGENでも実現するクラッシュとパラッパの共演(YouTube)

しかし、後にクラッシュの版権を持つユニバーサルスタジオとソニーの間で対立が起こり、
PS2以降のクラッシュシリーズはソニーの手を離れてしまう(その代用としてソニーは『ラチェット』などを制作)。
途中から発売元がコナミやビベンディユニバーサルに変わったのはこのため。
開発元も『カーニバル』からノーティドッグではなくなり、PS2時代になってからは、産みの親であるマーク氏も開発から手を引いてしまう。
そのせいかゲーム内容もどんどん変わってしまい、同時にシリーズの勢いも失速気味になってしまった。
開発元が全く違うため、PS2以降の作品はクラッシュの皮を被った別物と捉えられることもある。
+ その後のクラッシュ
なお、日本では本編の発売が『5』で打ち切られ、以降はミニゲーム的な外伝やケータイアプリ等が出ているのみだが、
海外では6や7に当たる作品も出ている。…のだが、その内容はもはや全く別のゲームのようになってしまっている。
誰だお前は…!?

キャラクター版権自体はユニバーサルスタジオの子会社であったビベンディユニバーサルゲームズが持っていたため、
SCEの手から離れた後も、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)にはクラッシュの着ぐるみが居たり、グッズが販売されていたりした
(キャラデザインがゲーム版と少し違うため影は少々薄かったが)。
しかし、後にビベンディユニバーサルがアクティビジョンに吸収され、同時にクラッシュの版権も新会社アクティビジョン・ブリザードへ移行。
その後しばらくの間はUSJでも着ぐるみが残っていたが、徐々にグッズの販売が打ち切られ、2012年4月末にはUSJとの契約も完全に打ち切られてしまった。
これによって事実上日本から完全撤退した形となり、国内での今後の展開も絶望的な模様…
+ と、思われたが
2017年に『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!(Crash Bandicoot N. Sane Trilogy)』がPS4で発売された。
開発はバイカリアスビジョンズ、発売はアクティビジョン。
『初代』『2』『3』の3タイトルの海外版リマスターを一つに収録。
キャラクターやステージのモデリングを作り直し、リマスターというよりはリメイクに近いものとなっている。
ゲームシステムにも調整が入っている(全タイトルにタイムアタック追加、妹のココのプレイアブル化など)。

紹介動画

参考動画
ニコニコ最速で実況プレイ動画をアップしたのはノロコの人ことMametang氏(上記の紹介動画よりも早い)。

+ 漫画版について
日本で人気を博していた当時には『月刊コロコロコミック』誌にて漫画版も連載されていた。
当初は川嶋亜理氏による原作のストーリーに沿った漫画が連載されていたが、同氏の急病で休載(実質打ち切り)。
休載告知の次の号からは、後藤英貴氏によるギャグ中心の漫画が開始された。
こちらも別ベクトルで人気があり、『レーシング』に絡めた話を最後に別冊コロコロコミックに移動。
氏の得意な四コマ漫画に路線変更して連載が続いたが、単行本化せずに終了した。
両作品共人気はあっただけに、読者からは残念がられている。

+ 余談
CDやCD-ROMからモンスターを再生して育てるゲーム『モンスターファーム2』にて、
『クラッシュ・バンディクー3』のソフトを再生すると、ほとんどのステータスがすごく優秀なのにかしこさが1しかないという、脳筋モンスターが誕生する。
気のせいか、茶色い毛色に長い顔など見た目もクラッシュに似ている。

さらなる余談だが、ノーティドッグ社は『モータルコンバット』に似た『WAY OF THE WARRIOR』という格闘ゲームを発売しており、
その中のキャラクターに某エージェントの元となったと思われるキャラクターが存在する。


MUGENにおけるクラッシュ・バンディクー

+ ASRWGM:V-Nix氏製作
  • ASRWGM:V-Nix氏製作
表記は「Crash Bandicoot」。
サイズがカンフーマンの半分くらいのちびキャラボイスは山口氏ではなく海外版のもの
格ゲー的な必殺技等は無く、方向キーと2種類の攻撃ボタンの押す順番で攻撃パターンが決まる(x⇒y⇒y⇒x、↓+x⇒y等)。
空中攻撃も同じ仕様で上手く当てると結構かっこいい。
操作は簡単だが、使えるコンボが完全に決まっているという欠点もある。
スピンアタックはゲージ消費技になっており、ゲージが一定以下の時に出すと目を回して隙を晒すので注意。
AIは未搭載。

+ StefanBandicoot氏製作
  • StefanBandicoot氏製作
恐らくゲームボーイアドバンスのグラフィックを使用している。
こちらもクラッシュ本体が出せる技しか無く、AIも未搭載。

+ doug1105氏(madoldcrow1105氏)製作
  • doug1105氏(madoldcrow1105氏)製作
MUGEN1.0専用。
現在はDL不可能…と思いきや、キャラの公開ページ自体は存在しているため、入手は可能。
こちらは手描きキャラになっており、原作のクラッシュのアクションが再現されている。
試合開始時に、「DRILL SPIN」「BIG TNT」「BAZOOKA」の三つから超必殺技を選択する。
AIもデフォルトで搭載されているが、それほど強くはない。
また、氏のキャラ共通の使用として、何故かジョジョ風のやられカットインがある。

出場大会