"Woah!"
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日本語吹替声優 |
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山口勝平
- 『初代』『3』『レーシング』『カーニバル』『旧4』『ニトロカート』、パチスロ、パチンコ
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石井真
- 『フェスティバル』
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河本邦弘
- 『スカイランダーズ・アカデミー』
山口氏と石井氏はニセクラッシュの声も演じている。
なお、上記以外の作品では日本語吹替が無く、原語版の声を流用している。
『2』で山口氏がクレジットされているのに実際に使われているのは原語版の方だったのは内緒
山口氏ボイス集(『ニトロカート』) |
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ニセクラッシュ
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「宇宙初の奥スクロールアクションゲーム」で知られるゲーム『クラッシュ・バンディクー』シリーズの主人公。
「クラッシュ・バンディくん」ではない。
オーストラリアのタスマニアに生息するバンディクートという生物がモデルで、それが改造され獣人の姿になるも洗脳が不完全で…
と、
仮面ライダーを彷彿とさせる設定。
ただし、『3』に登場した恐竜時代に生息するクラフィッシュという魚の敵が公式に「クラッシュの先祖」と説明されているので、
バンディクート単独ではなくクラフィッシュ(もしくはその子孫)とバンディクートが
合成された可能性もある。
よく
犬とか
狐とか
狼とか言われているが、バンディクートは
食肉類ではなく、
カンガルーやコアラと同じ有袋類(クラッシュはオスなので袋は無いが)。
容姿についても
口元がとがった兎or
耳の長い鼠といった感じで、肉食獣とは似ても似つかない。
世界征服を企む悪の科学者ネオ・コルテックスにより
洗脳されるも、洗脳の失敗で正義に目覚め、
以後、精霊のアクアク、妹のココ達と共にコルテックス一味の野望を阻止していく。
『2』では白クマのポーラ、『3』では虎のプーラ、PS2版『4』では敵として登場するも洗脳が解けて仲間になるクランチなど味方が増えていき、
そして時にはコルテックスと共闘して地球を守ったこともある。
ちなみに好物はリンゴ(原語版ではリンゴに似た見た目の架空の果物「ウンパ・フルーツ」)。
なお、一作目ではタウナという
さらわれ人質系ヒロインな恋人がいたのだが、二作目以降は半ば黒歴史化しており、
『2』のプロローグで
ピンストライプ(『1』のボスキャラ)に浮気してクラッシュを捨てたという説明があった程度である。
そのピンストライプは後に『レーシング』で再登場していたりする。
一方のタウナは長らく音沙汰が無かったものの、後述するように『4 とんでもマルチバース』で久々の登場を果たしたが…?
テーマソング「クラッシュ万事休す」
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爆走!ニトロカート(日本版)の挿入歌「クラクラババン」
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主なやられ様 |
- 昇天
- 一番多いやられ方。文字通り、半透明の天使と化して昇天する。明らかに危険そうなシャチや蛇とかならともかく、
- 大して危険でもなさそうなアルマジロやオットセイ、ペンギンなどに触れただけでこの有様である。
- 白熊のポーラに乗ったまま昇天した場合、天使化したクラッシュがまだ生きているポーラを抱えて道連れにしてしまう。
- トゲに刺されて風船のようにしぼむ
- どういう発想で生まれたのか分からない謎の死亡例の1つ。
- 一見グロテスクな死に方をしそうなイメージをコミカルに覆している。
- なお、反対にトゲが刺さって風船のように膨らむ(蜂に刺される等)というパターンも存在している。
- 溺死
- クラッシュは酸素ボンベなしでは泳げないので、水に落ちるとすぐに溺れてしまう。
- 爆死
- 爆弾箱(海外版では「TNT」の文字が、日本版では爆弾のマークが描かれた箱)やニトロ箱といった危険な箱などの爆発に巻き込まれて死ぬ。
- こちらはアメリカンなギャグっぽくグロテスクな死に方をしており、身体が消し飛んだ直後に靴と眼球、
鼻
が空から降ってくる様子は少々不気味。
- 白熊のポーラに乗りながら爆死した場合、明らかに被害が大きいはずのポーラは何故か少し焦げるだけで無事に済んでいる。
- この時は靴と一緒にパンツも降ってきて、ポーラの頭に乗る。
- 何故焦げることなく残ったかは謎だが、よりによってこんなのが形見になるとは……。
- ちなみに緑色のニトロ箱だと何故か縦笛(オーボエ)を吹きながら昇天するが、
- 作品によっては爆弾箱と同じ目と鼻が残るという少々グロテスクな死に方をする。
- 地面に潜った状態でニトロ箱に触れた場合、地面から墓石が生えてくる。
- 焼死
- 火炎トラップや敵の火炎放射で焼かれて黒焦げになり、足から崩れていく。
- 感電死
- 感電して全身レントゲン状態になる。
- ここまではギャグマンガとかでよくあるパターンだが、何故かこの時パンツも見えている。
- 粒子化
- 特殊な光線に当たって跡形もなく消え去る。
- 圧死
- 巨大な落下物等に押し潰されて体が平べったくなって頭と足だけになり、辺りをうろうろ歩く。
- 或いはシンプルにペラペラになる。
- また、ドカドカ作業員(『2』に登場する農夫か木こりのような身なりをした敵)のハンマーに叩き潰されると地面から墓石が生えてくる。
- 食われる
- シンプルにライオンに食われる(リメイク版では食べられた後にゲップまでされる)。
- 深海でサメに食われ、酸素ボンベだけ吐き捨てられる。
- 人食い花に食われ靴だけを吐き捨てられる。
- カエルに食われる。(※ある意味)
- ウツボに食われ、巣に引き込まれた衝撃でパンツが脱げる。
- などなど、バリエーション豊か。
- カエルにされる
- 魔法使いの攻撃に当たってカエルにされる。珍しく死んでいないが1ミス扱いである。
- 吹っ飛ばされる
- 敵に体当たりされ、上へ吹っ飛ばされる。
- 叩き付けられる
- 棍棒を振り回す危なっかしい巨人に殴られ、まるで窓やカメラのレンズにへばりつけられたかのように吹っ飛ばされる。
- 横一文字に真っ二つにされる
- ある意味グロテスクと言えなくもない死に方。
- 剣の一振りで体を横一文字に切断される。この時下半身だけが歩き出す。
- その際上半身は何故か宙を浮いている。ちょっとシュール。
- ちなみにリメイク版では斬られた後、その場で足踏みしながら上半身だけが倒れるという演出に変わっている。
- ズボンだけを器用に切り裂かれ、パンツ一丁にされる
- 数あるやられ方の中でも珍しく、死なないどころかクラッシュの体に一切傷がついていない。もちろんこれも1ミス。
- たとえ投擲道具として用いられたサーベルであっても、ズボンだけ切り裂き他は無傷という神業を食らう。
- この時晒しているのは、ピンク色に赤いハート柄というダサ可愛いパンツ。
- 無残にも4枚に引き裂かれたズボンを後に、どうにかパンツを隠しながら逃げる様はどこか微笑ましい。
- この逃げる場面はミス演出モーションの一部という扱いのため、空中を歩行したり炎に焼かれなかったりという謎の現象が起きる。
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クラッシュシリーズについて
日本では90年代後半から2000年代前半にかけて、印象的なCMと共にゲームシリーズが人気を博し、
当時は『月刊コロコロコミック』誌でも大々的な特集が組まれていた。
開発を手がけたのはアメリカのノーティドッグ社なのだが、ソニーの派手で明るい宣伝が功を奏したのか、
一応は所謂「
洋ゲー」ではありつつも、そうとは認識されずに国内でも異例のヒットとなった。
当時の製作総指揮は後に天才ゲームデザイナーとして知られるマーク・サーニー氏。
その後プレイステーション本体のCMに『パラッパラッパー』の主人公
パラッパと一緒に登場したりと、正にPSの顔として扱われていた。
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そしてMUGENでも実現するクラッシュとパラッパの共演 |
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しかし、後にクラッシュの版権を持つユニバーサルスタジオとソニーの間で対立が起こり、
PS2以降のクラッシュシリーズはソニーの手を離れてしまう(その代用としてソニーは『ラチェット』などを制作)。
途中から発売元が
コナミやビベンディユニバーサルに変わったのはこのため。
開発元も『カーニバル』からノーティドッグではなくなり、PS2時代になってからは、産みの親であるマーク氏も開発から手を引いてしまう。
そのせいかゲーム内容もどんどん変わってしまい、同時にシリーズの勢いも失速気味になってしまった。
開発元が全く違うため、PS2以降の作品はクラッシュの皮を被った別物と捉えられることもある。
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その後のクラッシュ |
なお、日本では本編の発売が『5』で一旦打ち切られ、以降は長らくミニゲーム的な外伝やケータイアプリ等が出ているのみだったが、
海外では6や7に当たる作品も出ている。…のだが、その内容はもはや全く別のゲームのようになってしまっている。
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キャラクター版権自体はユニバーサルスタジオの子会社であったビベンディユニバーサルゲームズが持っていたため、
SCEの手から離れた後も、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)にはクラッシュの着ぐるみが居たり、グッズが販売されていたりした
(キャラデザインがゲーム版と少し違うため影は少々薄かったが)。
しかし、後にビベンディユニバーサルがアクティビジョンに吸収され、同時にクラッシュの版権も新会社アクティビジョン・ブリザードへ移行。
その後しばらくの間はUSJでも着ぐるみが残っていたが、徐々にグッズの販売が打ち切られ、2012年4月末にはUSJとの契約も完全に打ち切られてしまった。
これによって事実上日本から完全撤退した形となり、国内での今後の展開も絶望的…かに思われた。
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しかし、まさかの…!? |
2017年に『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!(Crash Bandicoot N. Sane Trilogy)』がPS4で発売された。
開発はバイカリアスビジョンズ、発売はアクティビジョン。
『初代』『2』『3』の3タイトルの海外版リマスターを一つに収録。
キャラクターやステージのモデリングを作り直し、リマスターというよりはリメイクに近いものとなっている。
ゲームシステムにも調整が入っている(全タイトルにタイムアタック追加、妹のココのプレイアブル化など)。
ちなみに、ニコニコ最速で実況プレイ動画をアップしたのはノロコの人ことMametang氏(上記の紹介動画よりも早い)。
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さらに… |
2020年10月には完全新作『4 とんでもマルチバース』が発売。
マルチバース征服を企むネオ・コルテックスエヌ・トロピー相手にココと共に立ち向かう。
なお、『4』と付いてはいるが、『さくれつ!魔神パワー』以降が 黒歴史というわけではなく、別次元の話になっている模様。
さらに言うと、『さくれつ!魔神パワー』は原語版ではナンバリングされていないため、その辺の事情もあると思われる。
なお、 件のクラッシュの元恋人タウナは本作で悪役として帰ってきた。……というか、別次元の同一存在である。
ご時世を反映してか大分ワイルドでスポーティな髪型と服装となっており、最早正史のタウナとは別人同然。
スリルを求めて冒険家をしているようだが、色々あってクラッシュとは敵対することに……。
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漫画版について |
日本で人気を博していた当時には『月刊コロコロコミック』誌にて漫画版も連載されていた。
当初は川嶋亜理氏による原作の『2』からのストーリーに沿った漫画が連載されていたが、同氏の急病で休載(その後音沙汰もなく実質打ち切り)。
休載告知の次の号からは、後藤英貴氏によるギャグ中心の漫画が開始された。
こちらも別ベクトルで人気があり、『レーシング』に絡めた話を最後に別冊コロコロコミックに移動。
氏の得意な四コマ漫画に路線変更して連載が続いたが、単行本化せずに終了した。
両作品共人気はあっただけに、読者からは残念がられている。
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余談 |
CDやCD-ROMからモンスターを再生して育てるゲーム『 モンスターファーム2』にて、
『クラッシュ・バンディクー3』のソフトを再生すると、ほとんどのステータスがすごく優秀なのに かしこさが1しかないという、脳筋モンスターが誕生する。
気のせいか、茶色い毛色に長い顔など見た目もクラッシュに似ている。
さらなる余談だが、ノーティドッグ社は『 モータルコンバット』に似た『WAY OF THE WARRIOR』という格闘ゲームを発売しており、
その中のキャラクターに 某エージェントの元となったと思われるキャラクターが存在する。
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MUGENにおけるクラッシュ・バンディクー
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ASRWGM:V-Nix氏製作 |
表記は「Crash Bandicoot」。
サイズが カンフーマンの半分くらいの ちびキャラ。 ボイスは山口氏ではなく海外版のもの。
格ゲー的な必殺技等は無く、方向キーと2種類の攻撃ボタンの押す順番で攻撃パターンが決まる(x⇒y⇒y⇒x、↓+x⇒y等)。
空中攻撃も同じ仕様で上手く当てると結構かっこいい。
操作は簡単だが、使えるコンボが完全に決まっているという欠点もある。
スピンアタックはゲージ消費技になっており、ゲージが一定以下の時に出すと目を回して隙を晒すので注意。
AIは未搭載。
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StefanBandicoot氏製作 |
恐らくゲームボーイアドバンスのグラフィックを使用している。
こちらもクラッシュ本体が出せる技しか無く、AIも未搭載。
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doug1105氏(madoldcrow1105氏)製作 |
- doug1105氏(madoldcrow1105氏)製作
現在はサイト消滅により入手不可。こちらは手描きの MUGEN1.0以降専用キャラ。
氏のキャラ共通の仕様として、何故か ジョジョ風のやられカットインがある。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておこう。
操作方法は3ボタン方式(一応6ボタンだがパンチとキックで出る技が同じ)で、ゲージ溜めやエリアルレイヴ風の空中コンボが可能。
通常技に削り効果があり、必殺技は全てゲージ消費、エリアル始動技がダッシュから出せるスライディングになっているなど、
やや癖のある仕様となっているが、原作のクラッシュのアクションがしっかり再現されている。
ブリス技や感電・凍結・燃焼といった 特殊やられにも対応している他、2ゲージ消費して精霊のアクアクを召喚することも可能。
……と言っても クラッシュの傍らにいるだけで特に意味は無いので、実態は単なる賑やかし要員である。
AIはデフォルトで搭載されているが、それほど強くはない。
この他、Bazacura氏による改変版が公開中。
こちらはATK・DEF200と異様に強化されているのが特徴で、AIもデフォルトで搭載済み。
なお、スプライトの登録に不備があるのかゲージ溜め中に姿が消えてしまう。
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「いただきだぁい!!」
出場大会
最終更新:2025年06月25日 01:24