ネタコメントのひとつ。
命令形であるが、命令する意図はないのは言うまでもない。
トーナメント等の対戦動画にて同作品のキャラが当たった場合、
わざわざMUGENでなくても対戦できる事から「○○(作品)でやれ」というコメが流れる。
たとえば、
リュウと
ケンの対戦で見た目が
ストIIの対戦動画にしか見えないような状況。
ただ、同作品でもシリーズによって対戦できない場合もある上、システムが異なるMUGENでのキャラクターの再現には限界があり、
ましてやMUGENのキャラには作者のアレンジが入っている事も多く、むしろ完全再現のキャラ同士ということは滅多に無い。
さらに
AIの行動パターンも異なる。試合展開も違ってくる。よって実際に「やる」のは
無理難題と言って良いだろう。
そのためその原作のファンになればなる程言わなくなったりするが、最近ではむしろネタコメの一つとしてよく使われる。
ネタコメとして使われる場合は同作品でもないのにコメが発生する場合もある(例として下記の動画の
SACHIELと
アルクェイド・ブリュンスタッド)。
その他、システムを改造した「○○風アレンジ」のキャラとその原作のキャラ、或いは同システムのキャラ同士があった場合や
また、原作において出るゲームを間違えたと言わざるをえないキャラとそのキャラがしっくりくるゲームのキャラが当たった場合につく場合もある。
その他、
北斗の拳、
ジョジョ、
ドラゴンボール等のキャラがかち合った際に「(黄金期の)ジャンプでやれ」というコメが付いたり、
兄弟、夫婦、もしくは親子扱いされている者同士が当たった場合「家でやれ」というコメが、
果ては
Q-Beeと
スパイダーマンで当たった時に「自然界でやれ」というコメまで発生する場合がある。
他には、「
(格闘技名)?でやれ」や、吸血鬼同士が屋外ステージの時「室内でやれ」などがつく場合もあったり、
アレンジキャラ同士の場合「自分自身でやれ」「
脳内or
鏡の前でやれ」というものもある。
また
エリアルレイヴのような画面外に飛び出してしまうような空中コンボが続くと「画面内でやれ」とついたりする。
この場合は組み合わせではなく戦法の問題なのでコンボをやる側だけがそうでもつく。
さらに、決勝より前の試合で、決勝で当たってもおかしくない強豪同士がぶつかり合い、名勝負が繰り広げられた場合、「決勝でやれ」と言われる。
余談だがコメントで
ジョセフ・ジョースターの様に『お前は次に○○でやれと言う』と言うようなコメが出てくると
『○○でやれ・・・・・・・ハッ!』の
弾幕が出てくることも。
まとめると、対戦相手が同作品出身で因縁の対決であるとき、
あるいは2者に何らかの共通点が見いだされた時に飛び交うお約束ネタというところであろう。
ちなみに、逆のネタとして「頼むから○○(作品名)でやらないでくれ」というものもある。
たとえば、同作品の崩壊系アレンジキャラや
神キャラ同士が当たった場合。
最も有名な例では
凶悪キャラグランプリ決勝戦についた「
KOFでやらないでくれ」であろう。
確かに、あんな連中が戻ってこられても困る。
特例1:東方でやれ
弾幕前提のバランスじゃない筈の格ゲーキャラが凄まじい
弾幕を使用した場合につく。
要するに「
シューティングゲームでやれ」という意味のコメント。
東方Projectの舞台である「幻想郷でやれ」や、その決闘方式である「
弾幕ごっこでやれ」等が混ざっている事も。
主に投げかけられるキャラクターは
コイツとか
コイツとか
コイツとか。
逆に、東方キャラクターなのにその武術家然とした風貌の
庭師と
門番がかち合うと
その殴り合いっぷりと弾幕の貧弱さから「もう普通の格ゲーでやれ」と付いたりもする。
(以下候補としては
彼女や
彼女等も)
または、手書き東方キャラクターに対する「黄昏フロンティアの物と比べても遜色ない」という意味の褒め言葉でも使われる。
「「「東方でやれと言われました。幻想郷は全てを受け入れると(ry」」」スキマ妖怪「帰れ」
特例2:サムスピでやれ
普通の格闘ゲームにおいてサムライスピリッツのように
「両者とも牽制(あるいはそこからのコンボ)が非常に強力(高火力)なため、
相手の出方を伺いつつ隙あらばこちらの牽制をぶち込む」戦法が取られており、緊張感のある睨みあいなっているときに見られる。
二人とも獲物(刀)持ちだと一層それっぽい。
具体的には
萃夢想の
妖夢vs妖夢、
アカツキの
不律vs不律、BLAZEBLUEのハクメンvsハクメン等が挙げられ
MUGENでもこれらが激突するとそのような事体になる。
特例3:スパロボでやれ
ロボット同士でも、特に原作で巨大ロボットだったもの同士が、
ランセレの中の人の奇跡の配剤などで出会ってしまった場合に見られる。
ただし
ガンダムなどモビルスーツ同士の場合は「Gジェネでやれ」も多く見られるようになる。
特例5;○○でやりたい
本来その格闘ゲームにはいないが、その格闘ゲームの趣旨にあわせたMUGENオリジナルキャラクターが本家のキャラや同種のキャラと戦うとき
或いは同社or同シリーズ作品で未だに共演、対決が実現した事がないキャラ同士の対決に対してに対して
「○○でやれ…ないのは分かってる、でもいつかやれないかなぁ…」という希望をこめて出される台詞。
たとえば
妹紅が
神奈子と戦うとき東方でやれと言われそうだが、
実際『
東方緋想天』ではプレイできない(そして新作『東方非想天則』でも実現しなかった…ッ!(泣))。
しかし逆に東方(の公式作品)でやりたいという気分が表に出てくるから不思議。
類似の表現として「○○でや……れない」「○○でやらせてくれ」「
次回作でやれ」等もある。