+ | 『永夜抄』を未プレイな人のための補足 |
+ | 詳細な原作設定 |
月に高度な文明を築き上げ暮らしている月人の一人であり、姫として大事に育てられてきたが、
1300年ほど前に八意永琳に不老不死の秘薬「蓬莱の薬」を作らせて飲むという、月の禁忌を犯した事で罪人となった (「蓬莱の薬」の服用行為は、生への執着を意味する行動であるため、穢れが発生してしまう。 穢れは物から永遠性を奪い、また生物には寿命をもたらすため、穢れが蔓延済みの地上では、代を重ねるごとに生物の寿命が短くなっていく)。 「蓬莱の薬」を飲んだ罪は重く、一応極刑に処されたが、 蓬莱人は殺そうとしても殺せない為、月人が牢獄としている地上へと流刑に処される (罪に応じた流刑期間が終わると、月の都で軟禁され何千年かけても全然終わらないような、罪を晴らすための「薬搗き」の儀式が行われる)。 そしてある竹薮で老夫婦に発見され、養われながら20年ほど生活する事になる。 つまり、日本の古典『竹取物語』のかぐや姫その人。
御伽話では月の羽衣により月に帰ったとされるかぐや姫だが、
輝夜は20年余り後に迎えの月からの使節がやってきた時、 使節団の中に居た永琳が他の使者達を全員殺害して逃亡したため月には帰っていない。 しばらくの逃亡生活の後、幻想郷の迷いの竹林に永琳の技術と輝夜の能力を用いて、 歴史の止まった「永遠亭」を築いて隠れ住むようになった。
隠れ住んでいた理由は月の使者からの追っ手を恐れたためで、
地上人の噂が月人に嗅ぎつけられるのも恐れて永琳共々殆ど引き籠り状態であった。 ただし、てゐが数百年前に永遠亭に侵入して永遠亭の歴史に刻まれていたり、 300年ほど前からは、『竹取物語』において父に恥をかかせたという因縁のある藤原妹紅と輝夜が、 定期的に殺し合う(お互い死なないが)ようになったりと、全く外部との交流が無かったわけでもない。 とはいえ隠れ住んでいた事に変りはなく、幻想郷の人間はおろか妖怪にも認知されていなかった輝夜達だが、 『永夜抄異変』をきっかけに、外部の多くの者にその存在を知られる事になる。
永夜抄異変の後は、人妖が協力している姿を羨ましいと思った輝夜が能力を解いたため、
現在の永遠亭は歴史が進むようになっている。
性格については割とアグレッシブ。
そもそも不老不死の薬を飲んだのも、月の都の生活の退屈さから地上に憧れ、地上に行きたい為にわざとそうしたらしい。 永夜抄でも、 「永琳のこの術は完全だけど、あまり好きじゃないわ。ここには誰も居ない。誰も訪れない。 退屈過ぎて死にそうだわ」「最近、永琳が屋敷の外に出させてくれないのよ」 など、引き篭もり生活に露骨に不満げな様子を見せている。
異変後暫くは自分のやるべき事、やりたい事が見つからず(永琳や兎達が生活に必要な事は全てやってしまう為)、
やりたい事探しや優曇華の盆栽観賞などをしていたが、 輝夜の持つ月に関する物品や資料を開放・展示した「月都万象展」を主催・開催するなど、 色々と幻想郷の住民との関わりを持とうとしている。 尤も、『儚月抄』では「やはり地上の人間は下賤だ」と言っており、鈴仙や永琳と同じく月人としての性根はあまり変わっていない。
長い平和な生活のため、昔より暢気な性格になっているが、
妹紅と殺し合いをしていたり、『永夜抄』6-A面では霊夢達に追い詰められた永琳の元に駆けつけたり、 霊夢達に妹紅と戦わせるのが目的の肝試しをけしかけたりと、やる時は
ちなみに、彼女と永琳は『東方Project』の登場人物の中でも一・二を争うほど長く生きており、
同人サークル「アルトノイラント」の東方アレンジ音楽CD「帰るべき城 アルトノイラント初期作品集」の冊子によると、 原作者のZUN氏が「永琳と輝夜の年齢は億単位」といった旨の発言をしていたらしい。 詳細はこちらを参照。 また、『東方儚月抄』の小説版第2話によると、永琳よりは遥かに年下であるとの事。 |
+ | 二次創作での扱い |
公式での露出が少ない為、時代背景的に穿いてない疑惑がかけられていたり、好き勝手な性格付けをされる事が多い。
「妹紅と殺し合っている」という設定から気が狂った殺人鬼の様な描写がされたり、 逆に千年以上永遠亭で暮らしてきたという設定からのんびり屋のお姉さん扱いされる事も。 (一応)公式漫画の『東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡』では後者の性格に近い。
実際彼女の所業は謎に包まれており、「月の使者を全員殺害」したという設定はあるものの、
御伽噺「竹取物語」のラストには「地上の人間達の視界が光に包まれ、気が付いたら月の使者と姫がいなくなっていた」 というものもあり、
と、はっきりとした描写はない。
実際うどんげっしょーの姫様から凶悪な殺人鬼を想像しろという方が無理がある……よなあ。 カップリングは従者や因縁の相手などといちゃいちゃしてる事が多い。 ペットとくっつけられる事もあったりなかったり。 ちなみにロリ化した某吸血鬼に妙に容姿が似ており(性格は逆だが)、何故か旧作時代のアリスとくっつけられる事もある。 人気投票では三年連続33位と、ここまで不動だと逆に凄いというレベルを見せている(尤もキャラ数は年々増えているため、相対的には上昇している)。 流石は永遠と須臾を操る程度の能力の持ち主である。
原作が原作なだけに決まった声優は居らず、二次創作ではいろんな人が演じている。
中には『マリア様がみてる』の藤堂志摩子や、『灼眼のシャナ』のヘカテーを演じた能登麻美子氏が演じたドラマCDもある。 輝夜といい『戦国BASARA』のお市といい、『君に届け』の黒沼爽子や『地獄少女』の閻魔あい、『とある魔法の禁書目録』の■■etc…、 何故か能登氏は長い黒髪でパッツン前髪な女性の役に縁があるようだ(志摩子とヘカテーは黒くないけど)。 余談だが、MUGENではうどんげのボイスパッチに能登氏の声が使われているものがある。
|
+ | yasai氏製作 緋想天風 |
現在は入手不可。
某所のMUGENキャラ製作スレにて200年1月25日にβ版が公開された。 現在はvar0.2で完成度はドット15%、システム構築30.1%との事。 しかし、緋想天の主要システムは大体出来上がっているので、技の搭載や基本動作の完成に期待が掛かる。 射撃やスペルカード、弾幕等もやり過ぎという程でもなく丁度良いと評判。長く画面に残る弾幕が多いのが特徴か。 キャラの気質は「永夜」で、効果は「時間が永遠になる程度の天気」。 前進がムーンウォークなのは仕様らしい(後退は普通)。 |
+ | G-sho氏製作 非想天則風 |
EX慧音の天則仕様も製作した氏による、yasai氏製の輝夜を非想天則仕様に改変したもの。
元製作者のyasai氏の協力も一部受けている。 現在はhamer氏によって代理公開されている他、カサイ氏が外部AIとボイスパッチを公開している。 なお、改変元同様こちらにもAir氏の外部AIが存在していたが、現在は入手不可。 |
+ | HM氏製作 格ゲー風アレンジ |
上記とyasai氏製と同じく、キャラ製作スレにて2009年3月10日にver0.01が初めて公開された。
「間違えて普通の格ゲーに出てしまった姫様」というコンセプトで作られたらしい。 ドットも黄昏風ドットではなく、『メルブラ』のシエルを改変したと思われる。 ちなみに性能は作者曰く、アドラー(アカツキ電光戦記)とハクメン(ブレイブルー)とフリーマン(餓狼MOW)を、 足して3で割ったような感じとの事。 従者にも普通の格ゲー仕様のキャラが存在する辺り、不思議な縁が感じられる。
後にver1.0が公開され、AIも搭載。
システムに餓狼MOWのT.O.Pをアレンジした「ちょっと本気出すシステム」を持つ他、 その他にも根性値、コンボ補正、ブロッキング、ブレイブルーのドライブ技が搭載されている。 操作性は『アカツキ電光戦記』をベースにしており、ほぼ全ての技が波動竜巻と↓↓+攻撃ボタンで出せ、 超必殺技に使うボタンも決まっているので暴発の危険性が無く、 当身に至ってはハクメンのように1ボタンで出るという、かなり簡単に操作できるキャラになっている。 しかし、その性能はお手軽とは言い難い玄人向けのもの。
2011年2月にあどやご氏による外部AIも作られた。
|
+ | HM氏製作 ルナティックアレンジ |
格ゲー風輝夜を作者自身がリメイクしたもの。Readmeによれば「ルナティックアレンジ」との事。
上記の通常版と共にLycoris氏のサイトで代理公開されている。
「ゲージが最大8本で自動増加するものの必殺技の使用にもゲージが必要」「ワンボタン高性能当身」「バーストアイコン」など、
全体的にシステムがブレイブルーというかハクメンっぽくなっている。レバー2回転コマンドの当身あるし。 必殺技は基本的にタメ技だが、ゲージを普段の2倍消費する事で波動昇竜コマンドでも技を出せるのが大きな特徴。 そのためか、4タメ6+攻、2タメ8+攻、6タメ4+攻、8タメ2+攻のコマンドを全て持っている。なんなんだこのキャラ。 必殺技などもほぼ一新され、上記のものとはほぼ別の性能になっているが、 その爆発力は健在どころかさらに強化された。が、同時に癖の強さまで大幅に強化された。
こちらもあどやご氏によりAIが作成された。
上述の特殊カラーで戦うと、ただでさえ鬼畜なゲージ技をこれでもかと言わんばかりに連発し、 エルクゥでさえも吹き飛ばす凶~狂キャラと化す。なんなんだこの姫様。 現在下の動画で公開中。
さらに、tryshur氏による強化パッチが存在。
あどやご氏のAIも同梱されているため、氏のAIを導入しなくても使用可能。 このパッチを適用すると上記のAIでは使わない「金閣寺の一枚天井」の永久を狙うようになり、11,12Pで全画面当身判定の「永夜返し」が即死になる (スイッチで有無の設定可)。 6Pはゲジマシ、7Pはゲジマユ、11Pはゲジマユに加え根性値強化、12Pはさらに防御面が強化される。
|
+ | ピカポン氏製作 蓬莱牛車 |
因幡てゐの作者でもあるピカポン氏が製作した輝夜。のりものである。
元ネタは うどんげっしょー の1エピソード。どこかで見たような牛に車を引かせている。 アーマーの光沢が滑らかに表示されたり、移動すると車輪が動いたり、肉技を使用したり、ブリスを始めとする様々な特殊対応を搭載していたりと、 のりものでありながら、のりものの枠に納まらない程に作り込まれているのは流石といった所。 |
+ | 表示 |
Drえーりん診療所(非戦闘)
FromLR Lucid Dream(格ゲー風アレンジ、ただし普段は様々なキャラに変身して戦う) MUGEN STORIES INFINITY MUGEN街の夜雀亭 MUGEN街の夜雀亭 2nd S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~ Transfer Avengers いおりんやったれMUGEN譚 花鳥風月とワルツを がんばレイセン!R2(特別編「がんばレイセン!S」にて登場) キラララ! 霧雨魔法店 幻想郷戦隊ハクレンジャイ(ただしその姿はニート繋がり) 香霖堂夜想曲 この世界の片隅で(格ゲー風アレンジ) サイキョー流珍道中(非戦闘) すごい漢シリーズ(空前絶グォ~大会主催者かつ非戦闘) とある吸血鬼の東方見聞録 東方一年戦争 となりのむかいさん 春香さんの学園天国! ヒナナイの剣(番外編) 夜風物語(格ゲー風アレンジ) むかし話(楓乙) 無限の果てに。(未だ非戦闘) 幽香の農業王国物語 ユウ☆キ☆オウ ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ |