カズマ(スクライド)

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カズマ(スクライド) - (2018/05/15 (火) 09:17:05) の編集履歴(バックアップ)



「衝撃のォ、ファーストブリットオオオ!!!」

2001年7月~2001年12月にテレビ東京系列、BSジャパンで放送されたテレビアニメ『スクライド』の主人公。
CVは保志総一氏。

+ 簡単な原作ストーリー
21世紀初頭の近未来。
横浜を中心とする神奈川県の一部で、自然現象では有り得ないほどの原因不明エネルギー放出を伴う大規模な隆起が突如発生し、
半径約20~30km・標高240メートル以上にも及ぶ『ロストグラウンド』と呼ばれる大地が誕生。
首都圏全域の機能は失われ、政治・経済も長期にわたる停滞を続けることになった
5年後、余力ができ復興した日本政府や国連からの援助によりロストグラウンドは復興するも、
復興した市街の住人と崩壊地区の住人「インナー」という特殊な二層社会が形成される。
大隆起現象から8年(5.1chDVD-BOX付属ブックレットでは18年)後、ロストグラウンドは日本国における完全独立自治領「連(むらじ)経済特別区域」とされた。

その背景には、ロストグラウンド生まれの約2%の新生児に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始めたということがある。
彼ら全般は「アルター使い」や「ネイティブアルター」と呼ばれ、その中でも特に暴力や略奪を行う一部は「アルター犯罪者」と呼ばれるようになった。

これに対して日本政府(『本土』と呼ばれる)側はロストグラウンドにおける武装警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。
そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使いカズマは、HOLYに所属するアルター使いにしてロストグラウンドの有力者劉家の一族・劉鳳と出会う。

インナー(ロストグラウンドの未開発地区)で自らのアルター能力を使い、専ら非合法の依頼を請け負う便利屋の少年。
身勝手で負けず嫌い、自分に嘘は付けず、短気で喧嘩っ早く、他者に媚びない性格だが、由詫かなみ(CV:)を始めとした親しい者に対しては彼なりの優しさで接する。
が、他者に甘えることを良しとせず、基本的に自らの掲げたルール・モラルにのみ従い、自分の始末は自分でつけるタイプ。
人質を取られていようと相手の話を聞かず、とにかく攻撃をしかける。

元から強力なアルターを有し負け知らずだったが、ネイティブアルター狩りに出動した劉鳳(彼女とは無関係)に敗れる。
それ以降彼をライバル視し、時にはその力を認めながら、急激に成長していく。
第9話にてアルターの結晶体と触れ、能力が劇的に進化。
劉鳳との一戦目の直後には、ホーリーからCマイナスクラスの能力者と認定され、軽んじられたものの、 第13話における再戦時にはホーリー部隊隊長のマーティン・ジグマールから、劉鳳と同じSクラスと評された。
最終的には全身融合を果たし、本土側のアルター部隊を圧倒的な実力で全滅し、
全てを終えた後かねてからのやり残したこと、「劉鳳との喧嘩」に挑んだ。

「カズマ」という名前はあくまでも仮の名前であり、本名、年齢、出身地は不明で本人もまったく覚えていない(但し物語上の設定では16歳)。
血縁者も定かでない。過去に共同生活を送っていたストレイト・クーガーを兄貴と呼ぶが、義理の関係である。
知能は低く1+1=3と答える。雲慶の脚本の中では、ホーリーにおける学力テストでは5~7歳児相当と評価されていた。
漫画版では「なんか難しそうな漢字をいっぱい知っている」ので、一応アニメ版よりは頭がいいという事になっている
(逆に言うなら、それ以外の部分では双方とも同レベルのバカという事でもある。なんか一昔前の暴走族のような…)。
他人の名を覚えるのが苦手で、接する機会が少ない相手に対しては名を思い出せずに悩む。
反面、大切な存在であるかなみや、親友の君島邦彦の名前は普通に覚えており、
劉鳳に対しては直に名を問うた上で強く脳裏に刻み込み、更に自分の名を劉鳳へ明かし、刻ませている。
サウンドドラマの「みんなで名前を刻もうよ」では名前を刻んだはずが忘れて引き返してきたり、結局刻めず「りゅうちょう」と間違えたまま去っていったりもするが。 このサウンドドラマは劉鳳もカズヤと間違って刻んだり、手編みのマフラーや知恵の輪とやっていることを暴露したり、
シェリス・アジャーニと桐生水守がメタ発言をしたりと他のメンツもかなりカオスなのだが。

拳の破壊力は元から強く、アルターに侵食された腕になってからはコンクリートさえも軽々破壊出来る。
13話の戦いで右目が劉鳳に潰されたとあるが、小説『スクライド・アフター』によると視力自体は無くなっておらず
単に瞼が上がらなくなってしまっているだけであり、アルター発動時には開く。
(以上。Wikipediaより引用・改変)

+ アルター能力
アルター能力とは物質を精神力で自己の武器等に変換する、一種の超能力である。
油膜のような虹色の光と共に対象物質が砂のようになり、そのアルターへと変化する。
カズマのアルター「シェルブリット」は増加装甲のようなものが右腕全体に装着される融合装着型アルター能力。
形状が示す通り、単純に殴ることのみに特化しており、
加えて肩部分に生成された三枚の羽を一枚ずつ消費(再度アルターを発動させるまで戻らない)することで急加速しての攻撃を放つこともできる。
カズマはこれを順番に「衝撃のファースト・ブリット」「撃滅のセカンド・ブリット」「抹殺のラスト・ブリット」と呼ぶ。
アニメ版、漫画版共に切り落とされたシェルブリット=腕を再構築により”再生”するなど微妙にクレバーな事もしている。

進化を遂げた後は全体の形状が変化し、上記の三枚羽は消滅する。
代わりに肩に装着された一本のプロペラのようなパーツを回転させることで飛行することができるようになり、誰だとかいった奴
必殺技も特別な回数制限のない「シェルブリット・バースト」になる。

終盤以降は両腕への装着を経てアルターが全身を覆うようになり、たてがみと尾の生えた獣のようなフォルムになった。
全身を使った打撃も可能になり、戦闘能力は全体的に向上している。
ちなみにその色合いとフォルム、全力時には金色のオーラを纏うなど、その姿はまるで金色のゴキブリ勇者王である。

ネット上では頻繁に「シェルブリッ」と誤表記されるが、「シェルブリッ」なのでお間違えなきよう。

漫画版では最初から回数制限がない、感情が昂ぶるほど威力があがる、感情を弾丸のように込めるなどの違いがある。
また、進化した後は劉鳳の命名で「ハイブリット」に改名した。


保志氏の演じたキャラの中でも有名な為、氏の演じる熱血系キャラの筆頭として挙がることが多い。
余談だが、のちにアニメ『デジモンセイバーズ』で保志氏が演じた主人公「大門大」が
身体能力が高く「殴る」要素が目立ち、性格もカズマに似ていたために
保志氏も「カズマにそっくり。」というコメントを某アニメ雑誌で語っている。
スタッフもカズマを意識したのだろうか……パートナーの究極体も某ガンダムにそっくりだし。


ちなみに反逆反逆うるさいのは漫画版限定で、アニメとは関係ないのでお間違えないよう。
というか漫画版は色んな意味でカオス極みなのでアニメ版と同一視してはならない。
ちなみにこの漫画版では血縁者として実の兄が出てくる。

こちらの方のカズマは「カズマさん」とさん付け呼ばれる事が多い
理由は漫画版最終巻書き下ろしエピソードを参照の事。敢えて解説はしないので自分の目でその衝撃の展開を確かみて頂きたい。



MUGENにおけるカズマ

  • 天田志朗氏制作版
ジン・サオトメのドットを元に製作している。
無駄にイントロ台詞や技発動時の台詞が長いしうるさい気がするが、だがそれがいい。

超必殺技はゲージ不要でいつでも放てるが、一試合三回までという制限がある(カズマのアルターの性能再現)。
更新により、2ゲージ消費でシェルブリット第二形態へとパワーアップ出来るようになった。
第二形態では攻撃の溜め動作中スーパーアーマーが付くようになる他、超必殺技がゲージ消費に変化する。
また、HPが100を切ると超必殺技のゲージ消費が無くなる。


  • low氏制作版
2018年5月4日に公開。D4の手描きドットで製作されておりなかなかに良く動く。
アニメで見せた名シーンの数々が格ゲー風に再現されており、その完成度は非常に高い。
勿論MUGENのスクライドキャラや各種ネタ(勇者王、ロリコン)絡みの特殊対応も搭載されている。



超必殺技として第二形態になる他、一撃必殺の準備として最終形態に変身できる。
最終形態時はアーマー付きで被ダメージが通常時の10パーセントになるが、一撃必殺技以外は歩くことしか出来ない。
また、パワーが常時減少し(減少速度は残りライフ量によって変化。)、0になると強制解除される。

デフォルトでAIも搭載されている。
ブロッキングなどを駆使して突っ込んでくるガン攻めタイプで、一撃技もも惜しみもなく使う。
噛み合えば相手を圧倒するが、押し切られる時はあっさり押し切られるなど極端な試合展開を見せる事が多い。

尚、キャラデータの改変は基本NGなので注意。
行う場合は、作品世界観を壊さない範囲で、改変者を明記するようにとの事。


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