「いきなりキングは取れねェだろうよい」
『バウンティラッシュ』ボイス集 |
白ひげ海賊団/一番隊
|
ワノ国
|
通称「不死鳥マルコ」。
白ひげ海賊団1番隊隊長兼
船医で、30年以上前から白ひげ海賊団に所属している古株にして、
懸賞金額13億7400万ベリーの海賊。
フレンドリーな性格で、白ひげに唐突に斬りかかった
光月おでんに対しても、
当初こそ怒りを見せていたが、彼が加入した際は一味で最も早く打ち解けていた他、
正式に加入する前の
ポートガス・D・エースともかなり早くから良い関係を築けていた。
マリンフォード頂上戦争にてエースの処刑後、悲嘆に暮れる仲間達を叱責し全軍の指揮を代行。
白ひげとエースの意を汲んでルフィだけでも戦場から脱出させようと、連合軍一丸となって退路を切り開いており、
この時は
気絶していたため実感は無いが、ルフィにとっては
ジンベエと並ぶ大恩人である。
ロビンからの第一印象は特徴的な髪型から「
パイナップル頭」。
マーシャル・D・ティーチとの落とし前戦争後敗北は、白ひげ海賊団は事実上解散状態となり(メガネも掛けるようになった)、
マルコは白ひげの最後の宝とも言える彼の故郷「スフィンクス」を守っていた。
スフィンクスは貧しさ故に世界政府非加盟国で、白ひげのナワバリという後ろ盾でこれまでは守られていたが、
彼の死と白ひげの息子を名乗る七武海のウィーブルが、白ひげの遺産目当てに白ひげに縁のある者達を襲っていたため、
いずれ自分自身とスフィンクスも狙われる可能性が高いと判断したためだった。
この事情から
百獣海賊団打倒を頼みに来たネコマムシにも丁重に断る姿勢を見せていたが、
決戦前に七武海撤廃によりウィーブルが後ろ盾を失ったことで事態が急変したのか、
鬼ヶ島の討ち入りにネコマムシと同じタイミングで駆け付けてルフィ達に協力した。
戦争終了後は
赤髪海賊団の船でスフィンクスの近海まで連れて行ってもらい
(その際再びシャンクスにクルーへと誘われたが「もうコリゴリだよい!!大物海賊の子守りは!!」と断っている)、
帰還した際にそこで自分が不在の間にスフィンクスで起きた出来事を知る。
なんと、マルコ不在の隙を狙って海軍が白ひげの遺産を徴収という名目で略奪しに来たのだが、
それを食い止めたのが同じタイミングで来訪したウィーブルだったという。
ウィーブルは増援に来た大将の緑牛に捕縛されたがスフィンクスの村人達を誰一人欠かすことなく守り切り、
マルコは自分の元仲間を散々倒した当事者であるウィーブルに思わぬ借りを作ることになった。
+
|
戦闘能力 |
自然系よりも希少と謳われる動物系幻獣種悪魔の実 「トリトリの実 モデル不死鳥(フェニックス)」の能力者。
動物系の中でも希少な飛翔能力と、身に纏う 「復活の炎」「再生の炎」と呼ばれる 青い炎でいかなる傷も瞬時に治癒する能力を持っている。
再生の炎は高熱を発したり、物質を燃焼させるなど攻撃の用途では使用できないが、他者に当てることで再生力を上げることも可能、
ただし他者に与えられる治癒影響は基本的に微々たるもので、自身を対象にした時のように急激な回復は不可能らしい。
例外的に、原理は不明ながら ビッグ・マムの能力によって生み出されたホーミーズは、
この再生の炎を浴びると致命的なダメージを受ける。
また、動物系能力者の例に漏れず驚異的な身体能力を誇り、巨大な戦艦を一蹴りでグラつかせるほど。
覇気も武装色と見聞色は使用できるらしく、 黄猿の光速移動を見切ったり、
海軍本部大将達の攻撃を真正面からほぼ無傷でやり過ごし、かつ接近戦で互角以上に渡り合う程の実力を誇る。
四皇たるビッグ・マムですらマルコを倒すとなると相応に時間と労力がかかるため、「今は相手をしてられない」と撤退を選択する程。
このように立体的な機動力&動物系の身体能力と合わせて、再生力に物を言わせてゴリ押しする戦術を得意としている。
ただし、単行本の読者質問コーナー「SBS」によれば再生には限界があり完全に不死身と言う訳ではないらしい。
実際に頂上戦争編では黄猿相手にまともにやり合えながらも、
白ひげの持病の悪化に動揺した隙を突かれて獣型のままビームで撃ち抜かれたり
(アニメ版では人型に戻ってから白ひげに駆け寄ろうとした所を撃たれる場面に改変されている)、
ワノ国編では驚異的なタフネスと復帰力・スタミナを誇る動物系古代種相手に持久力で延々と食い下がられた末に、
再生力が追い付かなくなり一度戦線離脱する場面があり、
タフさや頑強さでマルコの猛攻を凌ぎつつ、再生の炎をガス欠させられるまで持久戦可能な敵とは相性が悪い模様。
完全に獣型になる事は少なく、主に顔は人のまま腕を翼、脚をかぎ爪に変形させた姿で戦うが、
これがトリトリの実の人獣型なのかは不明 *1。
|
MUGENにおけるマルコ(ONE PIECE)
Tower氏の製作した『
JUS』風で
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラキャラが公開中。
元々コンプゲーのプロジェクト用に作られていたのを単体版&JUS風に改変して公開されたキャラである。
なお、再生の炎に
攻撃判定があるが、
細かいことは気にしてはいけない。
インファイトを得意とする人型に加えて、空中を自在に移動できる飛翔型となるモードチェンジ技もある。
超必殺技では獣型となり突進攻撃を行う。
AIもデフォルトで搭載されている。
「オヤジの声が──まだおれ達を縛ってるとでも思ってんのか?
残されたおれ達は“自由”なんだよい!!」
出場大会
*1
アラバスタ編に登場した隼のトリトリの実の能力者の獣人型は顔が鳥で背に翼を生やし手を鉤爪に変化させており、
後年出たアホウドリの能力者の獣人型も顔は鳥だが手が翼と一体化しており、いずれも微妙に統一性が無いが獣人型の顔は鳥寄りなので、
マルコの形態は
チョッパーのように変化点を操作した特殊形態ではないかという推測もある
(ついでに言えばマルコとチョッパーには「船医」という共通点がある)。
ただし、幻獣種の動物系は通常の動物系と比較してかなり異質なので一概に比較できない。
最終更新:2025年04月24日 11:53