レイ・クウゴ


「サモ ユン! 見てなよッ!!
          心山拳奥技‥
                    旋牙連山拳ッ‥‥!!」

スーパーファミコンで発売されたスクウェアのRPG『ライブ・ア・ライブ』の(最終的な)主人公の一人。
最初に選べる7つの章の1つ「功夫(クンフー)編」の主人公「心山拳老師」の3人の弟子の内の1人である。
リメイク版での担当声優は 上田麗奈 女史。


原作解説(功夫編)

リメイク版功夫編ショートトレーラー

サブタイトルは『伝承』。キャラクターイラスト担当は『拳児』等で知られる藤原芳秀氏。
ある1つの中国武術の継承に纏わるストーリー。
中国大志山に伝わる功夫の流派・心山拳(しんざんけん)の師範である老師は自らの衰えと寿命を悟り、継承者を捜すため山を下りる。
老師はそこで、野盗の少女レイ・クウゴ、食い逃げ少年サモ・ハッカ、脅されてスリを働いていた少年ユン・ジョウに出会う。
3人の若者を弟子にした老師は、彼らと共に修行の日々を送る。
+ しかし…(ネタバレ注意)
しかし、弟子の内2人が他流派「義破門団(ぎはもんだん)」の襲撃によって殺害され、老師は敵を討つため義破門団に殴り込む。
最終的に生き残った弟子と2人で殴り込む事になるのだが、その過程は弟子によって違う。

老師自身はレベルアップせず、3人の弟子に戦闘による稽古をつけて成長させるシステム。
3人の内、上記のイベントで生き残った一人が継承者となる。
生き残るのは修行回数が一番多かったキャラで、同数の場合には「サモ>レイ>ユン」の順に優先される
(要するに、稽古を全て一人に集中させるのが攻略上最も効率的である。
 なお、何も知らずにプレイした場合、弱いユンを重点的に鍛えてユンが選ばれるか、均等に鍛えてサモが選ばれるかになりがち)。
また、最終編では功夫編の主人公(老師)は登場せず、代わりに継承者が「心山拳師範」として登場する。
プレイ動画(レイ編)

ちなみに、『LAL』には名前変更システムが実装されているが、功夫編で変更できるのは流派名「心山拳」の部分。
「○○○(漢字三文字まで) 拳」といった名前が付けられるのだが、残念ながら「斗」の文字が無いため、
北斗神拳」や「南斗聖拳」は不可能。
名前繋がりで付けようとして悲しみを背負った人も少なくないだろう。
ちなみに、「鼻」も無いため「鼻毛神拳」も不可能。
一方で「風雲拳」や技としてゲームに存在する「水鳥拳」、上記動画を見れば分かるが「大乗南拳」は可能。

+ キャラ名の元ネタ?
3人の弟子の名前の元ネタは、『西遊記』に登場する三蔵法師の弟子と香港のカンフー映画のスターを組み合わせたものと思われ、
性格・体格などにも類似点が見られる。
  • ユン・ジョウ=ユン・ピョウ+沙悟浄(さごじょう→ジョウ)
  • サモ・ハッカ=サモ・ハン・キンポー+猪八戒(ちょはっかい→ハッカ)
  • レイ・クウゴ=孫悟空(そんごくう→ゴクウを逆にしてクウゴ)
……どうもレイだけ元ネタがはっきりしない。
他の二人の元ネタが香港アクション映画『プロジェクトA』で共演した人物なので、
同じく共演した「ジャッキー・チェン」から名前を取っていてもおかしくはないのだが…。
ブルース・リーの中国での芸名「李小龍(レイ・シウロン)」もしくは本名「李振藩(レイ・ジュンファン)」からではないかという説もあるが……。
それとも本当に南斗水鳥拳なのか……はてさて。
また、偶然なのか『鉄拳』シリーズには、ジャッキーが元のキャラ「レイ・ウーロン」が登場していたりする。

ちなみに「心山拳老師=三蔵法師」という説も。
しんざんけんろうし→しんざんろうし→さんざうろうし→さんぞうほうし……ちょっと無理があるが。
もうちょっと言うと、「『西遊記』もむしろ70年代のアニメ作品『SF西遊記スタージンガー』の方じゃないか」と言う声もあったりなかったり……
(孫悟空にあたる主人公の名前は「ジャン・クーゴ」。
 また猪八戒ポジも「ドン・ハッカ」とモロに一致しており、沙悟浄相当も「サー・ジョーゴ」とかすってはいる)。

なお、カンフースターと『西遊記』の組み合わせ説はあくまでも状況証拠から見たファンによる推測であり、
公式には元ネタとしては何もコメントされていないことに留意されたし。


原作でのレイ・クウゴ

天涯孤独の野盗の娘。その間は他人を恨むなど決して幸福な生活ではなかったようだ。
男勝りな性格で身のこなしが軽く、その素早さを生かして竹林で一人野盗暮らしをしており、
心山拳を習う前は「ネコけり」や「水鳥脚」といった動物を模した動きを得意としていた。

老師に襲いかかったが返り討ちにされ、「あんたをコテンパンにのしてやるため」という名目で弟子入りする。
老師の事を「ジジイと呼ぶが、最終戦後、老師の死に際し一度だけ「お師匠さん」と呼び涙する場面が。
また、男勝りだが女性である事を気遣われると狼狽える。基本ツンデレ。ツンデレかわいい。

最終編で使用できる唯一の女性キャラクターのため、彼女を後継者に選ぶ人が多い。
次候補に如何にもな内気系成長型主人公気質ショタのユンも支持が多い(幻影陣のあの人ではない)。
もう一人はレイ&ユン人気に押され気味の肥満児サモであるが、彼を選んだ場合のみ全編共通の特殊イベントが発生するため、選ぶ人も少ないなくない。
実力的にも彼は他2人に見劣りする様に見えるが…(詳しくはサモ・ハッカの項で)。

+ 最終編でのレイ
「ただの女と思うんじゃないよ!」

最終編で主人公にしなかった際は、彼女と戦って勝つと仲間になる。
心山拳師範の3人の中では、話をしただけで仲間になるユンの次に仲間にし易い。

ちなみにレイが主人公の時に限り、本来は戦闘があるはずのポゴがレイにデレて無条件で仲間になってくれる。

「なんだか なつかれちゃった みたいだね‥‥」

そしてオルステッドに対する説得では、かつての自分の境遇と重ね合わせ、彼を諭す。

「あんた‥‥
 そっくりだよ‥‥
 昔のあたいに‥‥
 あたいも 昔は あんたの様に 人をうらやんでた‥‥
 けど‥‥
 けど 逆なんだよ!
 欲しいから 欲しいモノが 手に入るんじゃないんだ‥‥
 がんばるから‥‥
 手に入るんだと 思うよ‥‥
 欲しがったものとは 違うかも 知れないけど‥‥
 あきらめずに‥‥
 がんばれば 手にはいるんだよ!
 いろんなものが‥‥
 ‥‥
 あたいにも‥‥
 よく わかんないけどね‥‥」

「‥‥
 あきらめずに‥‥
 ‥‥
 私は‥‥
 あきらめてしまっていた‥‥
 人間である事すらも‥‥」

…とはいえオルステッドは諦めずに頑張った結果、親友と恋人に裏切られた事を考えると答えになってなくね?などと言ってはいけない

「ジジイ‥‥
 あたいは 間違ってないかい?」

真のエンディングでは多数の門下生と共に修行に励んでいる。

イラストについて

          
 なお、公式デフォルメ絵やゲーム中のドット絵はこの通りかなり可愛い仕上がりなのだが、
 キャラクターイラスト担当の藤原芳秀氏の描くレイは男前ハンサム顔(ページトップ参照)。
 この藤原氏の原画イラストは、ゲーム内では最終編でレイを主人公にした時のEDの1枚絵で登場するが、
 ドット絵版の可愛い仕草のレイに惚れて最終編主人公に選んでしまったプレイヤーの中には、
 それまでゲーム中ずっと見慣れたドット絵との(勝手な)イメージギャップに衝撃を受けた人も少なくなかったらしい。
+ イラスト諸々比較
これが件のエンディングカット。かなりの男前で「誰だお前は!?」と思った人もいるとかなんとか…
(※念のため言うが、ゲームのドットは藤原氏のイラストを元にしているので、こちらの絵の方が本家である)。

ただし、そもそも藤原氏の原画版レイは普通にSFC版の取扱説明書にも載っている
当時は説明書をろくに読まずに遊ぶせっかちなプレイヤーが多かったり、
あるいは中古で説明書が無かったから等の要因でギャップが感じられたのかもしれない。
この時代のSFCゲームはイメージイラストとドット絵がかけ離れている事も珍しくないため仕方なくもあるが。
ちなみに、WiiU及びNew3DSのバーチャルコンソール版では版権の都合でデジタル説明書に漫画家のイラストが使われておらず、
こちらは正真正銘の罠になってしまっている。

デフォルメ絵と原画、リメイク版を比較するとこんな感じ。
          
ちなみに藤原氏が女キャラを描くのが苦手という訳ではなく、氏の代表作『拳児』では可愛い女の子も普通に登場する。
『ジーザス』や『闇のイージス』などには強面の美人もいるので、レイの男勝りな性格に合わせて、
そちらに近いデザインになったのかもしれない。


原作中の性能

ゲーム中では、野盗という設定だけあって「速」のステータスが突出して高いので、
序盤は速さ依存の「シマリス脚」、終盤は全画面攻撃の「画竜点聖の陣」とタメ無しで放てる最大奥義「旋牙連山拳」の使い勝手が良い。
ステータスの伸びはユンに敵わないものの、成長度は全体的に高い。ただし女の子だけあってHPと体力はやや低め。
心山拳の他の2人に劣る点として、彼女のみ「反撃を食らわない無属性技を持っていない」ので、
全体反撃を持つピスタチオ戦が少し辛いが、その程度しか欠点は見当たらない
(そのピスタチオ戦も、武器攻撃力依存+複数ヒットの「猿手」で地道に潰せばなんとかなる)。

まあ元々心山拳の技の数々が高性能のため、最終編の他のメンバーと比べたら3人とも安定して強いのだが。


MUGENにおけるレイ・クウゴ

『LAL』各主人公キャラを製作した暗黒内藤氏によるものが存在する。name表記は「rei-kugo」。
ドットは原作のものを使用しており、試合中は「在中国的戦闘」(功夫編の戦闘BGM)が流れる(ON・OFF選択可)。
BGMは相手が同じ様に専用BGM持ちのキャラだと流れない(ただし未対応も有り)。

原作に存在した様々な格闘技を使って戦うちびキャラで、基本的に火力は高め。
コンボがほぼ無く、高性能のステップと1発の火力で戦うタイプのキャラ。
フロント&バックステップ中は喰らい判定とぶつかり判定が消えるため、相手の攻撃をすり抜ける事ができ、
更に攻撃を喰らっていない時のみ、ガードモーションをステップでキャンセル可能。
なお、氏の『LAL』キャラはちびキャラではあるが、喰らい判定は共通して見た目以上に大きく設定されている。

オルステッドより技が多く、空中で出せる技も多い。ただし総合火力はオルステッドに劣る。
心山拳の技はサモユンと共通だが、二人の公開に合わせ威力が差別化されている。
原作で全画面攻撃だった画竜点聖の陣は流石にそのままだとアレなのか、レイの左右に4本ずつの火柱が並ぶ演出になっている。
また、2ゲージ技の虎砲精気法はライフを350回復し、自身の移動速度とジャンプ力が一定時間上昇する。
そして3ゲージ技の旋牙連山拳のHIT数は凄まじく、その数なんと289HIT
なおこの旋牙連山拳だが、低確率で老師の幻影が現れ威力が上昇する。
まだ わからんか‥‥ 心じゃよッ!

2012年7月13日の更新でちぃたま氏によるAIがデフォルトで搭載された。
ちなみにIF氏のオディワン・リーと対戦すると、イントロ時に原作まんまイベントが発生する。『LAL』ファン必見。
プレイヤー操作(11:14~)

+ 基本動作
  • 基本動作
A ジャンプ & 空中ジャンプ
B 攻撃用ボタン(詳しくは下記)
X ガード
Y 受身 & ダウン回避
66(ガード中6) フロントステップ
44(ガード中4) バックステップ

+
B(地上&空中) 猿手 ・拳技/猿拳・猿のヒッカキ手刀
4 + B(地上) ねこけり ・脚技/ネコ拳・連続キック
63214 + B(地上&空中) 水鳥脚 ※投げ技
・飛び技/水鳥拳・遠方旋回キック
698 + B(地上) 蛇形拳 ※下段技
・しめ技/蛇拳・相手のスキをつく
632 + B(地上) 竜虎両破腕 ・拳技/対拳技、要『力』
214 + B(地上) 百里道一歩脚 ・脚技/対脚技、要『体』
478 + B(地上) 獅子の手 ※中段技
・突撃技/対突撃、運勢必要
46 + B(地上) 山猿拳 ・裂き技/対刃物、後退・要『速』
28 + B(地上&空中) シマリス脚 ・鈍器技/対棒術・要『速』
41236 + B(地上) 老狐の舞 ※投げ技
・しめ技/対関節技・要『知』
236 + B(地上) 星降拳 ・突撃技/ほうおう拳・手刀の連打
623 + B(地上) 不射の射 ※飛び道具当身技
・射術/対飛行武具・要『知』
478478 + B(地上) 画竜点聖の陣 ※1ゲージ消費
・神技/聖竜拳・全員ダメージ
698698 + B(地上) 虎砲精気法 ※2ゲージ消費、ライフ回復&数秒間移動速度上昇
・心技/心意虎拳・回復、能力向上
87412 + B(地上) 天馬後すい脚 ※2ゲージ消費、ステップ中先行入力可能
・脚技/天馬拳・強烈な後方キック
46987 + B(地上&空中) 旋牙連山拳 ※3ゲージ消費
・究極奥義/『連山的旋牙気流』



 「お‥‥ お師匠さああんッ‥‥!!」

出場大会

出演ストーリー

プレイヤー操作



最終更新:2022年09月10日 02:24