「お久しぶりです。昔のようにはいきませんよ?」
『悟空伝説~MAGIC BEAST WARRIORS~』のキャラクター。
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沙悟浄とは |
小説『西遊記』に登場する神仙。三蔵法師の三弟子の一人。「降妖宝杖」という杖を武器とする。 *1
元々は沙武京という天界の「捲簾大将」、つまり天帝の近衛軍を率いる大将。
謁見の際には御簾の左右に控えて身辺警護を許される程の、エリート中のエリート役人であったが、
天帝が最高位の女仙・西王母の誕生日を祝うため天界仙界のVIPを招いて歓待するパーティを開いた際、 *2
天帝の宝であった玻璃(水晶)の杯を誤って割ってしまい、鞭打ち800回の刑を受けた上で地上に追放されたばかりか、
7日に一度何処からとも無く剣が飛んできて脇腹を貫くという罰を受けてしまう。 い、陰湿……!
この過酷さ故に人を喰らう妖仙に成り果て、剣から逃れるため流砂が三千里も続くという砂漠「流沙河」に潜伏するようになる。
その後、流沙河を行く旅人を何人も襲って食い殺していたのだが、修行者と誤認して襲った観音菩薩に懲らしめられ、
次に通りがかる僧侶の弟子となりなさいと諭されて反省するも、やってきた三蔵法師を 何も考えずに襲い、
孫悟空と猪八戒の二人がかりでもとても倒せず、猪八戒が防戦している間に孫悟空が筋斗雲で観音菩薩を呼びに行き、
再度観音菩薩に懲らしめられてお説教されたことで、やっと悔い改め、三蔵法師の弟子となった。
沙悟浄というのはこの時に与えられた法名で、兄弟子二人からの通称は沙和尚。
圧倒的な強さから兄弟子二人にも一目置かれる一方、三人組の中では一番生真面目な堅物というポジションになるのだが、
よくも悪くも破天荒で好き勝手な兄弟子たちに対して、真面目に三蔵法師の傍に仕えて兄弟子たちを諌める役回りのため、
どうしても他二人に比べると影の薄い役回りとなっている。 改心する前とはえらい違いだ
そして天竺へ到達した後は釈迦如来より「金身羅漢(金身阿羅漢菩薩)」の称号を与えられた。
なお今までに食い殺した旅人の中には経典を求めて旅をする僧侶が9人おり、そのいずれもが三蔵法師の前世である。 つーか三蔵法師パネェ
観音菩薩に 最初に説教された際に、 取っておいた9個の髑髏の首飾りを見せて僧侶を殺してきた事を自供するのだが、
この髑髏は流沙河を渡る船へと転じた後、三蔵法師一行が対岸へ渡った後には役目を終えたかのように塵になって消失した。
この砂漠が詰みポイントだったから孫悟空と猪八戒を仲間にした上で今まで9回も乙る必要があったんですね*3
仏教の護法神であり、 北宋末~南宋元に成立したと見られる『大唐三蔵取経詩話』にも登場する「深沙神」がモデルと言われている。
髑髏の首飾りという外見的特徴もこのモデル元が由来だが、仲間になった後は 数珠に取り替えている。
河童というのは日本でのオリジナル設定であり(そもそも河童は日本の妖怪であり、中国には無い)、
どうも流沙河が砂漠ではなく大河だと勘違いされた事で水妖として扱われるようになり、
「猪八戒お前みずタイプだから一人で何とかしろ!」「河つっても流砂の河ッスよ兄者!?」って無茶振りも勘違いの理由の一つ
日本に伝わった際に大河に潜む人食いの妖怪=河童になったのではないかと言われている。
原典の記述によれば色黒な老人の僧の姿をしており、そのせいで出会った人から「竈の神様」と勘違いされる事も多い。 *4
前述通り原典では渋い役回りという事もあって影が薄いのだが、そのせいで派生作品では色々なキャラ付けをされる事が多く、
現代の創作ではやんちゃな孫悟空、コメディリリーフな猪八戒に対して、クールで冷静沈着なキャラクターにされがち。
岸部シロー演じるドラマ版では真面目に見えて頓珍漢な知識を披露したり初心で惚れっぽいという、どっかの 十三代目めいたポジションだったり、
逆に内村光良演じる2006年版ではクール気取りで毒舌な女好き、辛辣に見えて面倒見が良いというツンデレっぽいキャラ付けにされており、
『パタリロ西遊記』では一行最年長の渋い美中年で、堅物な朴念仁故に孫悟空にからかわれる一方、理想論一辺倒の三蔵法師を 言いくるめる説得する役回り。
そして恐らく最も有名な沙悟浄モチーフのキャラクターは、皆ご存知『ドラゴンボール』の ヤムチャである。 砂漠の盗賊ってあたり原典に忠実だよね
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『悟空伝説』とは |
1995年に プレイステーションで出された 実写格闘ゲームのことである。
作ったのは、『 ブランディア』を手掛けた 「アルュメ」という大変発音し辛い名前(フランス語で「火を灯す」という意味)のメーカー。
このゲームを出した4年後にひっそり倒産した。
勿論元ネタは『西遊記』。実写格ゲーブームに乗る形で作られ、『 ツインゴッデス』とは同期の仲。
このゲームの特徴として、対戦の合間にNHKの教育番組のようなほのぼのした実写ムービーが挿入されることが挙げられる。
ただし説明セリフが無いまま場面が突然変わるので、ストーリーは観ていて分かり辛い。
大まかに説明すると、旅を終えた後の孫悟空の元に、何者かに洗脳されたかつての仲間や敵達がやってきてドンパチやるという感じ。
なお、何故かマルチエンディングである。ラスボスにとどめを刺したキャラによってエンディングが変わるが、
ロクでもないオチばかりなので沙悟浄ENDが一番GOODENDに近い
(例を挙げると悟空はラスボスを倒した直後に何故か仲間達に襲われそうになりそれに挑む内容だったり、
八戒はOPにも登場した女神に地球並みにデカいお饅頭を頼んだらそれに潰されたりと、わけが分からないEDになっている)。
ゲームとしては、まだ当時としては珍しかった キャンセル技があったり、キャラごとの個性はある。
ただ 判定が色々とおかしく、 ゲージ技が無いなどイマイチな点も目立ってしまう。
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『悟空伝説』における沙悟浄
沙悟浄=河童なのはまあいいとして、何故か
ウルトラクイズの司会者みたいな格好で登場。
原作と違い武器は使用せず、奇声を発しながら徒手空拳で戦う。
その突飛な印象とは裏腹に、
イケメンボイスと紳士的な言動で女性達の心を掴む(多分)。
正気を取り戻した際には「悟空、すまん…ゆるしてくれ!」と詫び、
襲ってきておいて助けを求める牛魔王に「ふざけるんじゃないぜ!」と怒鳴るなど熱血漢の一面も秘めている。
羅刹女に対しては「どうしてもと言うのならば…。かかってきなさい」とやはり紳士的。
ただし、「オマエだけには勝ちたいんや、スゴく」と切実な様子で言う
猪八戒に対しては、
「ハハハ。勝てるものなら勝って見なさい。このブタ!」とえらく辛辣である。彼らの間に一体何があったというのか。
とはいえ、このゲームにはもっとぶっ飛んだキャラもいるので、一行の常識枠と言った所か。
MUGENにおける沙悟浄
NGI氏による原作のグラフィックを用いて製作された沙悟浄が存在。
氏曰く「ほんとはブタが作りたかった」らしい。
基本は
原作通りだが、巨大なキュウリを相手に叩き付ける
見た目とボイスがそこはかとなく卑猥なオリジナル
超必殺技が追加されている。
……が、無敵が無い上に
発生も速いとは言えず、
カットイン表示後にサクッと潰されるという
哀しみを背負った技である。
むしろノー
ゲージで4割以上消し飛ばし、
コンボにも組み込める
乱舞技の方が脅威。キュウリよりも火力高いし。
なお、
地を這う飛び道具は何故か一発目にしか
攻撃判定が無いという謎仕様だが、これは原作再現とのこと。
AIは未搭載だが、5%オフ氏の外部AIが存在。正に黄金タッグである。
とにかく上記の乱舞技が強烈で、跳び込みからのラッシュを喰らうと5~6割ほど持って行かれることも。
「また戦えることを、楽しみにしていますよ。」
出場大会
プレイヤー操作
*1
月の宮殿に生える月桂樹に黄金の芯を通した破壊不可能の柄、半月状の刃、如意宝珠の備わった、重量5040斤(約3トン)の降魔の宝杖。
ドラマ版『西遊記』以降は両端にそれぞれ三日月型の刃と鏟(さん。
スコップに似た刃)の付いた「月牙鏟」の形状で描かれる事が多い。
この武器の原型となった方便鏟とは、旅の僧侶が行き倒れを埋葬して供養するため持ち歩いていた道具なので実際スコップである。
なお2006年版『西遊記』では釵(サイ)を使用している。
*2
ちなみにこのパーティで供されるために用意した桃を食い散らかしたのが桃園管理人のどっかの猿であり、
パーティ中に酔っ払った勢いで
月の女神にセクハラをしたのが天の河
水軍大将のどっかの豚である。
そら天帝もキレるわ
*3
……と言われているのだが、実はこの9個の髑髏、三蔵法師の前世と明言されているわけではない。
『西遊記』が成立する過程の一つである『楊東来先生批評西遊記』では沙悟浄が「9回前世を喰って髑髏にした」と言っているのだが。
では何故この髑髏を取っていたのかというと
「水に捨てても沈まないから紐を通して浮かべて遊んでた」かららしい。
もしもしポリスメン?
しかし、
旅僧殺しの前科持ちに持たせる武器が、旅僧が行き倒れを埋葬するスコップというのも大概ブラックユーモアが過ぎると思う。
*4
前述通り、本来はそもそも河(水)とは何の縁もない、砂漠に潜む人食いの妖仙である。
むしろ元水軍大将である猪八戒の方がよっぽど水使いなのだが、流沙河が大河と誤認された結果、
本国ですら河の妖怪として扱われる事が多くなってしまっている。
そのため中国製作の映画『西遊記~はじまりのはじまり~』だと
巨大な魚だったりするし、
またフランスのメーカーのゲーム『Unruly Heroes』に至っては
瞼の無い目をした髭むくじゃらの巨漢だったりと、河童要素は微塵も無い。
日本でも、手塚治虫氏の作品『ぼくの孫悟空』やこれ経由のアニメ『西遊記』(1960年の東映映画)・『悟空の大冒険』などは、
(細かい所は作品ごとに色々違うが)沙悟浄が「河童などではない、髭を生やしたおっさん」というキャラにされている。
「沙悟浄の槍」が登場する『
FF6』でも、海外版は「河童?知らん…何それ…」と言われてしまう為なのか、
カッパ状態は「
Imp(インプ)」と表記され、武器名も「Imp Halberd(インプハルバード)」となっている。
ハルバードなのか? それ……ドラマ『西遊記』の英語版ではScythe(サイス)で鎌扱いだけど……
なお
欧米でも絶大な人気を誇った日本製TVドラマ『西遊記』の沙悟浄は河童設定なのだが、
やはり欧米圏では通じないと思われたのか孫悟空が「モンキー(Monkey)」、猪八戒が「ピグシー(Pigsy)」とされている中、
沙悟浄もまた「サンディ(Sandy)」という名前に翻訳されている。
水妖設定のままなのに砂で良いのか?わしにもよく分からん・・・・
オーストラリア製作のNetflix配信ドラマ『孫悟空の遊勇伝』でもドラマ版『西遊記』へのオマージュとしてこの名前が踏襲されているが、
本作の沙悟浄は水を操る能力故に怪物扱いされ幼くして追放され、生きるために人を殺しながら洞窟で一人育ったという設定で、
なんと
女性であるという新解釈がなされている。
お師匠じゃなくてお前が女性かいと思うかもしれないが、ドラマ版お師匠は設定上は男性、本作のお師匠は名前を受け継いだ男装の女の子なのでご安心だ
最終更新:2026年01月12日 00:42