アトラスから発売されているゲームシリーズ群。略称は「メガテン」。
西谷史氏の伝奇SF小説『デジタル・デビル・ストーリー』シリーズを原典としており、「女神転生」というタイトルも元々は原作小説1巻のサブタイトルである。
サブタイトルは原作のヒロインが
日本神話の女神イザナミの転生体だった事に由来している。詳しくは
こちらも参照。
ちなみに同小説シリーズでは挿絵を
'80年代ガンダムシリーズの作画監督・キャラデザイナーである
北爪宏幸氏が手掛けており、
ゲーム化された初代作でもその美麗なるビジュアルがゲーム内にて反映されている。
当初は任天堂に依頼したが、当時の任天堂の役員会で「女神転生には教育上よろしくない記述がある」と却下され(何せ原作はエログロ小説である)、
代わりに当時
ダンジョンRPGのゲームシステムを作りつつシナリオの作り手を探していたアトラスが、ナムコを通じて名乗りを上げ、
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その後も長きに渡り続くアトラスの看板作品となったのである。
余談だが、同時期に日本テレネットからPC-8801、MSX、X1、FM77AVといったパソコン用の俯瞰型アクションゲームとしても発売されており、
ストーリー的にはファミコン版よりも原作に近い(そもそも原作で悪魔の使役は行っていない)。
なお、こちらの開発にもアトラスが協力として関わっている。
アトラス自体は一時会社が無くなったり他メーカーの傘下に入って社内ブランドになったりなど紆余曲折を経ているが、
『
ドラゴンクエスト』『
ファイナルファンタジー』と同様ファミコン時代から今日までほぼ絶え間無く継続しているシリーズであり、
「三大JRPGと言えば?」と問われればこれを挙げても何ら問題無いレベルと言えるだろう。
世界観としては、シリーズごとに細かい違いはあるが、
基本的には異形の存在「悪魔」に関わってしまった人々が物語を通じて戦い生き抜こうとする物語となっている。
また、その人気から派生コンテンツが多数存在している。
- 『真・女神転生』シリーズ
- 『デビルサマナー』シリーズ
- 『ラストバイブル』シリーズ
- 『魔神転生』シリーズ
- 『デビルチルドレン』シリーズ
- 『ペルソナ』シリーズ
- 『デビルサバイバー』シリーズ
- 『幻影異聞録#FE』(『ファイアーエムブレム』シリーズとのコラボ作)
また、PC9801とWindows95用ソフトとして『偽典・女神転生 東京黙示録』という派生作品もある。
こちらは当時のアスキーが開発しており、アトラスとの直接的な関係は無いが、
鈴木一也氏や増子司氏といった、アトラスの女神転生での主要スタッフが制作に関わっている。
こちらはコンシューマ機での規制・制限がほぼ無い事から、
原作小説のエログロテイストをかなり汲み取る形で表現しているため、表記はされていないものの実質18禁レベルである。
『真・女神転生』の主人公が金剛神界に留まっていた間の「現実世界の30年間」を舞台としており、
間接的ながら本シリーズとの繋がりも持たせてあったりする。
表紙が女悪魔のヌードだったりで買うのに若干ハードルが高いTRPG(テーブルトークRPG)版も幾つかの版が存在しており、
原作主人公のような悪魔召喚師の他にも、
剣術家や
拳法家、
巫女、
魔女、
悪魔人、
相撲取りなど、多彩なキャラクターを作成出来る。
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+
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「何故SUMOUが?」と思われるだろうが… |
相撲は神代より続く由緒正しい格闘技の上、土俵入りの一連の動作は場を清める儀式でもある為、
どの版でも 高い物理戦闘力に加え除霊・悪魔祓いに有効なスキルを兼ね備える立派なガチ職である(いやマジで)。 SUMOUパワーにはまいったな!
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物語の進行による治安の悪化と共に出現する悪魔や入手可能な装備がスケールアップしていく「ゲートパワー」という概念が設定されており、
これにより長期キャンペーンシナリオなどが展開させやすいシステムとなっている。
他にも同社製作の『キャサリン』の主人公らしき人物が『ペルソナ3ポータブル』で存在が示唆されており、
同作も世界観を共有している可能性がある。……もちろん単なるお遊びの可能性もあるが。
余談だが、『ラストバイブル』は『
ポケットモンスター』より早く(1992年12月)、
敵としても登場する魔獣を仲間にするシステムが採用されている。
同年9月発売の『
DQ5』(仲間モンスターシステムがある)にはやや遅れたが、
元々『初代』から悪魔を「仲魔」として引き込む要素はあったので、発売時期が近すぎることから言っても『DQ5』をパクったわけではない。
当然『デビルチルドレン』がポケモンのパクリとか言ったらいかんぞ。色別で出したのは真似したが
用語
同シリーズでは神も魔王も天使も精霊も超自然的な存在は全て「悪魔」と総称される。
戦闘を介して敵と交渉したり道具で捕まえるなどしてスカウトした悪魔は「仲魔」と呼ばれ、
パーティメンバーとプレイヤーが操作することが可能になる。
本シリーズを「デジタル・デビル・ストーリー」たらしめる極めて重要なガジェット。
月齢や星の並び、魔法陣の描き方、召喚呪文の詠唱などの様々な要因をすべてコンピュータの演算により完全再現し、
必要となる生贄をマグネタイトと呼ばれる生体エネルギーで賄うことで、誰であっても悪魔を召喚可能とするプログラム。
ただし「召喚」であって「支配・使役」ではないため、自身の力量に見合わない悪魔を召喚すれば破滅が待っている。
その容易さ故に様々な事件の原因となり、同時にこのプログラムを手にした主人公の最大の武器ともなる。
そしてこのプログラムをインストールした携帯端末は「
COMP(コンプ)」と呼称される。
ハンドヘルドコンピューター、ニンテンドーDS型、スマホ型、メリケンサックやパラソル型など様々な形状のものがあるが、
中でも有名なのが『デビルサマナー』シリーズの主人公らが持つGUNタイプPC「GUMP(ガンプ)」である。
ちなみにこの悪魔召喚プログラム、悪魔の召喚術式をデータ化しているのか悪魔そのものをデータ化しているのかは曖昧だが、
プログラムを用いない伝統的な悪魔召喚師達は、「封魔管」という金属の筒に
しばき倒して契約した悪魔を収納している
(『地獄先生ぬ~べ~』やスピンオフの『霊媒師
いずな』を知っている世代なら「
管狐」みたいなものだと思えばば良いだろう。
伝承では竹筒に入れていたみたいだが)。
だからモンスターボールとかポケモントレーナーとか言うなって!こっちが先だっつーの!
悪魔が物質界(人間界)で活動するために必要なエネルギー。略してマグネタイトとも呼ばれる。
当初は「召喚中に消費し続ける消耗品」というシステムであり、シリーズが進むにつれて徐々に廃されていったが
「生体マグネタイト」という存在自体は後続の作品でも何かしらの意義を持って登場する事が多く、シリーズには欠かせない要素として扱われている。
ペルソナ使いは夢と現実、精神と物質の狭間にあるとされる「ベルベットルーム」にて、
作品によって細部は異なるが新たなペルソナの作成・降魔したペルソナの入れ替えなどができる。
本来のベルベットルームの主は管理者・イゴールではなく彼を従えるフィレモンで、
『異聞録』『2』ではフィレモンの認めた人間全員、つまりパーティ全員の入室が可能だった。
世界観が刷新されフィレモンの存在が無くなった『3』以降は、イゴールがフィレモンの役割を全て引き継いでおり、
ベルベットルームに入れるのも基本的には特殊能力「ワイルド」の使い手=主人公のみとなっている。
なお、『真・女神転生if…』ではこれの原型とされる
ガーディアンが存在しており
(こちらは戦闘不能になると悪魔が憑依
合体しパワーアップして復活するというもの)、
この関連からか『異聞録』及び『2』では『if...』の女主人公が「
たまきちゃん」としてカメオ出演していたりする。
『メガテン』の代名詞とも言えるシステム。
一定の法則に基づき任意の仲魔数体を「合体」させて、全く別の新しい仲魔を作り出す。
基本的に合体で生まれる仲魔は合体元の仲魔よりも強化される他、
一部合体でしか生まれない強力な仲魔も存在する。
作品によっては、仲魔だけに限らず武器やアイテムと合体させることができる事もある。
ただし、稀に「合体事故」と呼ばれるアクシデントが発生する事があり、
これが起きると本来生み出される予定だった悪魔とは異なる悪魔が生み出される。
『ペルソナ』シリーズでも「ペルソナ合体」として受け継がれている。
ただしこちらも作品によってシステムは異なり、『異聞録』では悪魔から取得した「スペルカード」でペルソナを作り出す合体、
『3』以降の作品では所有するペルソナそのものを合体の素材として用いる、従来の悪魔合体に近いものとなっている。
また、『2』にはペルソナ合体というシステムそのものが存在しない。
主に『ペルソナ』シリーズに登場する、悪魔とは似て非なる存在。
作品によって細かい違いはあるが、基本的にシャドウとペルソナは鏡合わせの存在とされており、
精神の一部が本体から離れて独り歩きしている存在で、いわば人の制御下に置かれていないペルソナとも言える。
通常兵器は通じず、『3』でとある団体が通常兵器での討伐を試みた際も無理だったことが語られている。
一方、ペルソナ能力だけでなく、「ペルソナ使いが所持して振るう武器」はペルソナと同じ力が纏われているのか通用するようになる。
『3』の影時間、『4』のテレビの世界、『5』の認知世界など、ペルソナシリーズにおける異次元空間。
シャドウは原則としてこの空間にしか出現せず、そしてペルソナ使いしか認識・侵入できない。
各作品によって起源や設定は異なるが、人間やシャドウなどの集合的無意識の集積によって発生することは共通している。
『真III』から実装されたメガテンのバトルシステム。
敵の弱点を突いたり、クリティカルヒットを出すと行動回数が増え、逆に無効化、吸収、反射されると行動回数が減る。
以降の関連作品においても、ペルソナシリーズの1More・総攻撃、デビルサバイバーのEXTRAターンのように、
これを基礎にした「属性相性などによる行動回数の変化」の駆け引きが戦闘システムの軸にされており、
上手く相手の弱点を突けば条件を満たす限り一方的に攻撃を続けられる反面、逆にちょっとしたミスから相手が行動し続け全滅に繋がる可能性もあり、
緊張感の高さと爽快感の高さを両立させた戦闘を実現している。
格ゲーにおける女神転生
関連作品の中でも頭一つ抜けて高い人気を誇る『ペルソナ4』の派生作品として、
『
GUILTY GEAR』などで有名なアークシステムワークスと共同開発の2D対戦型格闘ゲームが発売されている。
- 『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』(略称:『P4U』)
- 『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』(略称:『P4U2』)
2012年3月1日からNESiCA×Liveにより稼働。
舞台は『ペルソナ4』のトゥルーエンディングから2か月後のゴールデンウィーク。
主人公(名前は「鳴上悠」で固定)が八十神町を去って2か月後、元凶を倒しもう映るはずのないマヨナカテレビが再び噂に上がる。
なんでも
「P-1 Grand Prix」という高校生の友達同士が決死の戦いを繰り広げる格闘ショウが繰り広げられてるのだとか。
番組を覗くと、なんと仲間である
クマらしき人物が現れ、ショウの開催を宣言する。
「男の中の男たち、出て来いクマ!」そうして紹介された人物の中には、色々と曲がった方向にでっちあげられた自分の姿が!
番組が始まると共に他の仲間が失踪、クマとも連絡が取れなくなる。この異常事態に自称特別捜査隊が挑むというのが大まかなストーリー。
家庭用ではストーリーの詳細が大きく追加されており、そのボリュームは半端ではない。
ゲームの特徴として、CとDボタンがペルソナ用に割り当てられており、ペルソナと本体で同時にラッシュをかけるような連携が可能。
レバー入れの特殊技がほとんど無く、昇竜コマンドを持つキャラが皆無なためコマンド入力がやりやすい。
さらに
Aボタンを連打すればそれなりに強力なコンボを自動で行うため、かなり2D格闘ゲーム未経験者を意識した作りになっている。
ゲージを消費して技の動作をキャンセルする「ワンモアキャンセル」やコンボ抜けの「バースト」などアークお馴染みの自由な動きができる他、
HPを少し消費して反撃専用の無敵技を繰り出す「逆ギレアクション」やガードポイント付きの攻撃を放ち簡単に追撃可能な「ボコスカアタック」などなど、
できる事は数多い。多すぎてバーストだけで3種類あるうえに「覚醒」「スキルブースト」「フェイタルカウンター」などなど、
システム面で覚える事が多すぎて、逆に初心者がとっつきづらくなっている一面も(
ペルソナは学問なんて声もあるほど)。
ちなみに
アークゲー恒例の一撃必殺技もある。コンボに組み込めるなんて事はないが、どれもこれも強烈な
わからん殺しの性能である。
ゲームとしてはかなり作り込まれており、アップデートによる調整も行われるため現在では致命的すぎるほどのバランス崩壊はない。
ネタとしては、もうとことんまで突き抜けた酷い紹介文や、実況である久慈川りせの高い煽り能力(通称
「煽りせちー」)等がよく話題になる。
前者については上述の
「可愛い菜々子は誰にも渡さん! 鋼のシスコン番長」などは序の口で、
中には
「薔薇と肉体の狂い咲き! 戦慄のガチムチ皇帝」なんてのも。由来は『ペルソナ4』本編をプレイすればよく分かる。
後者はバーストを使用した際の実況ボイス「ナイスバースト!」がバーストを外した際も台詞が変わらないので、煽りに聞こえてしまう事から。
こんな
アナウンスなのも一応理由はある。
現在は続編である『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』(通称『P4U2』)が稼働中。
『P4U』の地点で未登場であったキャラもほぼすべて参戦し、新たにシャドウモードという
EXキャラクターを選択できるようになった。
システム面も若干調整されるなど様々な変更が加えられている。
ところでペルソナ3主人公はいつになったら参戦できるんですか…
シャドウラビリス以外の『P4U』キャラクターと『P4U2』の足立透は、
『BLAZBLUE』の
クロスオーバー作品『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にも参戦している。
MUGENにおける女神転生
主に国内の製作者により多数のキャラが作られている。
一部を除き、基本的に手描きキャラが多い。
また、ジュブナイル系の『ペルソナ』シリーズのキャラはストーリー動画でも使いやすいらしく、
いくつかの作品でレギュラーとして登場している。
*1
実はこの時アトラスは、ナムコだけではなくジャレコにも本作のプレゼンを持ち込んでいた。
現在、ジャレコ版権の全てを保有するシティコネクション代表取締役の吉川延宏氏は、
「ジャレコはアトラスから持ち込まれた『デジタル・デビル物語 女神転生』と、
『バイオ戦士DAN』という2本の企画の中から、迷うことなく『バイオ戦士DAN』を選んだ」
という旨を証言している。
最終更新:2026年06月09日 01:39