株式会社テレビ東京(テレビとうきょう、英称:TV TOKYO Corporation、東証:9411)は、関東広域圏を放送対象地域とする
放送局である。通称はテレ東(テレとう)。コールサインのJOTX-TVからTXと略称することや、旧局名・アナログ放送のチャンネルから、12チャンネルなどと略する場合もある。
親局(アナログ放送波)の周波数帯がVHFの
放送局としては、テレビ東京が
日本国内で最後に開局した
放送局であり、これ以降に開局した国内の民放テレビ局はすべて親局がUHF帯で放送している。
概要
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9411 2004年8月5日上場
略称 TX
本社所在地 〒105-8012
東京都港区虎ノ門4-3-12
設立 1968年(昭和43年)7月1日
(株式会社東京十二チャンネルプロダクション)
業種 情報・通信業
事業内容 放送法に基づくテレビジョン放送
代表者 菅谷定彦(代表取締役会長)
島田昌幸(代表取締役社長)
資本金 89億10百万円
売上高 連結:1,216億45百万円
単独:1,101億84百万円
(2008年3月期)
総資産 連結:789億82百万円
単独:752億63百万円
(2008年3月31日現在)
従業員数 連結:1,304人 単独:681人
(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)日本経済新聞社 33.34%
糸山英太郎 14.39%
日本生命保険(相互) 5.02%
(2008年3月31日現在)
主要子会社 (株)テレビ東京制作 100%
(株)テレビ東京ミュージック 100%
エフエムインターウェーブ(株) 100%
略史
財団法人日本科学技術振興財団(以下「財団」)テレビ事業本部の番組制作を目的として設立された「株式会社東京12チャンネルプロダクション」(以下「東京12チャンネルプロダクション」)が、同財団から
放送事業を譲り受けて発足したものである。
テレビ東京の親局チャンネルである12ch(映像周波数217.25MHz、音声周波数221.75MHz)はかつて
在日米軍が使用していたチャンネルで、
在日米軍より返還してもらい、新規テレビ局チャンネルとして開局したと言われている。12chを親局チャンネルとする
民放テレビ局は他にもNNN/NNS系列の
広島テレビ放送(HTV)とFNN/FNS系列の
仙台放送(OX)があり、その他の地域では12chが
NHK教育テレビジョンに使われる地域が全国的に多い。
先に開局した教育番組専門局である
日本教育テレビ(NET。現:テレビ朝日〔EX〕)と異なり、旧東京12チャンネルは1964年に財団が母体となって設立された科学技術学園工業高等学校(現・科学技術学園高等学校)の授業放送をメインとして行う教育専門局(科学テレビ)として開局し、民放ながら
広告を流さない放送局として運営された。
しかし、それが故に
慢性的な
赤字を抱えたため、1966年4月から規模を大幅に縮小すると共に放送時間も午前10時 - 11時30分の1時間半とゴールデンタイムと呼ばれる夕方5時 - 夜9時の4時間の計5時間半(日曜日は後者の4時間)のみに短縮された。その後、「
科学テレビ協力会」を母体とした「東京12チャンネルプロダクション」が設立され、1967年に日中と深夜の放送を再開した。
この時、水面下では「財団のテレビ部門を
NHKに譲渡する」「
毎日放送(MBS)が東京12チャンネルプロダクションを買収する」といった話が進められていたと言われていたが、共に頓挫した。結局1969年12月、再三にわたる財界からの要請を受ける形で
日本経済新聞社(日経)が東京12チャンネルプロダクションの経営に乗り出した。当時、日経は
日本教育テレビにも出資していたが、この時にこの出資分を
朝日新聞社が買い取り、日経はその売却益を利用して東京12チャンネルプロダクションに出資するという形態を取った。なお、
テレビ東京とその系列局はその後も「
ホロニックパス」「
テクノピア」「
パソコンサンデー」などの科学技術番組を輩出している。
1973年10月1日に東京12チャンネルプロダクションの商号を変更した株式会社東京12チャンネルが
放送事業を譲り受け、翌11月1日に
総合放送局に移行した(移行前日の10月31日の放送終了時に告知テロップが表示された)。この後、他のキー局の様に地方系列局を持っていないハンディを克服するため、
近畿・中京圏の独立UHF放送局への番組販売を展開する様になる。主な対象局は
兵庫県の
サンテレビ(SUN)、
滋賀県の
びわ湖放送(BBC)、
京都府の
近畿放送(現:
京都放送〔KBS京都〕)、
岐阜県の
岐阜放送(GBS)などである。
なお、1969年10月から1975年3月までは大阪の
毎日放送と、
テレビ愛知(TVA)が開局する1983年8月までは
中京テレビ(CTV)とも提携関係にあった(日経が中京テレビに出資していたため)。また、
関西地区ではその後も
テレビ大阪(TVO)が開局する1982年3月まで在阪準キー各局が番販購入の形で東京12チャンネルの番組をネットしていたこともある。
東京12チャンネル時代は、他局が午前6時台から放送開始している中、番組ソフトが不足していたこともあり、開局当初から1974年頃までは午前10時前(その後1977年9月頃までは9時からに繰り上げ)からと比較的遅い時間から放送開始していた。そのため、一部の
新聞の
テレビ欄では午前中の部分を広告欄に差し替えていた。
『
TVチャンピオン』『
開運!なんでも鑑定団』『
出没!アド街ック天国』の様な長期人気番組の共通点として、今までに誰も注目しなかった、もしくは注目が集まったとしても価値があるかどうか不確かなものに対してスポットを当てて番組を成り立たせたことがある。これは、東京12チャンネルとしての総合編成を開始した時期からの伝統ともいえる。
番組制作予算やセットなど全体的に小ぶりなものが多くなるため、アイデア勝負にならざるを得ない同局の得意技といって良い。『
TVチャンピオン』での「大食い」や『
なんでも鑑定団』での「お宝」はどちらも全国的ブームを呼び起こした。とはいえ、「お宝企画」は元々
読売テレビ (ytv) が制作して日本テレビ系全国ネットで放送された深夜番組「
EXテレビ大阪」の単発企画が原型である。同番組の最終回に企画自体が
オークションに出され、
テレビ東京が落札して制作・放送する権利を獲得したものである。この点が
テレビ東京発祥の他の番組とは成り立ちが異なる。
しかし、ブームになった後で他局による豪華な仕様で後追いされてしまい、結局
コンセプトを奪われがちになることも多い。
1970年代後半から1980年代半ばにかけてはいくつかの意欲的な
バラエティ番組も制作された。以下に当時の主な番組名と簡単な内容を挙げる。
最終更新:2010年08月21日 14:24