サンリオ

登録日:2020/10/29 Ttu 22:13:00
更新日:2020/11/02 Mon 10:06:02
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【概要】

株式会社サンリオ(以下「サンリオ」という)とは、自社で開発されたキャラクター事業を展開する日本の大企業の一つである。
ハローキティやポムポムプリン、シナモロールなど数え切れないほどの誰もが知るキュートなキャラクターを世に送り出しており、
日本のみならず海外でもその人気と知名度は高い。
アニヲタ民も、自分の姉妹やクラスの気になるあの子がサンリオグッズを使っていた記憶はないだろうか。
あるいは子供のころに大好きなサンリオキャラクターがいたという人もいるかもしれない。
また、サンリオキャラを元にした映像事業、飲食事業、出版事業などにも幅広く手掛けている。
特にテーマパーク事業であるサンリオピューロランドは、サンリオの全てが詰まったテーマパークとなっており、サンリオ好きにはたまらないだろう。
なお、あまり知られていないが自社キャラのみならずスヌーピーといった他社コンテンツの関連グッズも販売している。

2020年10月現在の本社及び本店の所在地は東京都品川区大崎一丁目。


【沿革】

辻信太郎が山梨県で山梨シルクセンターを株式会社化したのが全ての始まりである。
当初は絹製品を販売する会社で、ファンシーなキャラクターを展開する今の事業と比べたらまさに180度も違う。
しかしその事業は早々と失敗したため、すぐさま小物雑貨の販売事業に方向転換した。
その後、花柄のゴム草履のヒットにより「きれいでかわいいイラストを付けることで売れ行きが大きく伸びる」ことに気付いた辻は、キャラクター商品の開発に乗り出すこととなった。

当初は水森亜土、やなせたかしなどの様々なイラストレーターにイラストを提供してもらうことでキャラクター商品の販売を行っていた。
だが、やがて自社の社員がキャラクターの開発を手掛けて、そこからキャラクター商品の販売を行っていく方針を取るようになった。
そして1973年に現在のサンリオへと名称変更し、本社も山梨県から東京の五反田へと移した。
社名はスペイン語で「聖なる川」を意味する「san rio」に由来し、文明とはいつも川辺から発祥するものなので文明を興す会社になるよう名付けたという。
なお当初は山梨を音読みしたサンリに語呂合わせでオを付けたものとしていたこともある。
しかし後に「山梨の王を目指しサンリオと名づけた」とする説はガセとされ、サンリオ社からは否定されている。

そして、自社社員がキャラクターの開発を行うようになってたったの1年で、サンリオの顔であり今や「カワイイ」の象徴的存在といっても過言ではないキャラクター、ハローキティを誕生させる。
しかも、ハローキティを誕生させた翌年の1975年にはマイメロディ、リトルツインスターズという現在でも根強い人気を持つキャラクターが次々と産声を上げた。
その後も以下の通り、後述のサンリオ大賞でも今なお高順位を獲得しているほどの人気を持つキャラクターを続々と生み出してきた。


1970年代

ハローキティ
マイメロディ
リトルツインスターズ
タキシードサム

1980年代

ハンギョドン
けろけろけろっぴ
あひるのペックル
ポチャッコ

1990年代

バッドばつ丸
ポムポムプリン
ディアダニエル 

2000年代

シナモロール
クロミ
チャーミーキティ
マイスイートピアノ
ジュエルペット

2010年代

SHOW BY ROCK!!
KIRIMIちゃん
ぐでたま
リルリルフェアリル
アグレッシブ烈子
ミュークルドリーミー



そしてもちろん現在でも毎年のように新たなキャラクターを生み出している。
近年はぐでたま(生卵)やKIRIMIちゃん(焼き鮭)のように、身近なものだけどモチーフにされにくいものをあえてモチーフにしたキャラクターや、
SHOW BY ROCK!!のキャラクターやデビルミント鬼龍などサンリオらしくないキャラクターも誕生しており、
これについてはサンリオファンもそうでない人も驚かされただろう。
今後どのようなキャラクターが誕生するのか楽しみなところ。

【主なサンリオキャラクター】

・ハローキティ
フルネームはキティ・ホワイト。1974年11月1日、ロンドン郊外の生まれで体重はリンゴ3個分…そんなプロフィールを持つ、あまりにも有名なサンリオの顔。
夢の国の王様があのネズミなら、我らがハローキティはサンリオの女王様といったところか。
誰がどう見ても猫だと思うだろう。だが実は彼女は猫ではない。あくまで女の子のデフォルメなのだ。
その証拠に、チャーミーキティという猫のペットを飼っている。両親や妹のミミィや彼氏のダニエルくんもいるよ。
日本国外での人気度はサンリオキャラクターでは1番といっていいほどで、アメリカの歌手レディー・ガガをはじめ著名人にもファンが多数おり、他のサンリオキャラを差し置いてちゃっかりとユニバーサルスタジオジャパンのキャラクターとして添えられている。
特に熱烈なキティ好きは「キティラー」と呼ばれることも。覇王鬼帝?なんのことかね?
数え切れないほど様々な外部コンテンツとコラボをしており、お土産屋さんでよく見かけるご当地キティなどなど枚挙に暇がない。
最近ではユーチューバーデビューも果たした。この世の全てとコラボする気なのか。
実は発表当初は色味が強めのやや無機質な絵柄もあって不人気になりかけたことがあり、
後に主線をなくしたり柔らかい色使いを中心としたビジュアルを扱うようになってから人気がうなぎ登りになった経緯を持つ。
2020年現在は復刻版需要もあってか、かつてのようなデザインのグッズも割と存在する。
なおネットでは「キティちゃん」より「キティさん」と、何故かさん付けで呼ばれることが多い。
また、あらゆる物事とコラボを展開しているからか「キティさんは仕事を選ばない」などとよくネタにされているが、本人は自身のチャンネルで「全ての仕事を選んでいる」と反論してそのことを否定している。
ちなみにもちろんキティ以外のキャラクターがコラボする事も多く、サンリオ社長は株主総会で
『大好きなのに中々売れず無くなってしまいそうなものがあったら、うちに言いなさい。
キャラとコラボさせたら売れるから。私は世界中皆が仲良くするためにこの会社を作った。』と語っている。



・マイメロディ
ハローキティの翌年に誕生した、ピンクの頭巾を被ったウサギ。
元は赤ずきんをウサギにモチーフとしたキャラクターとして作られており名称も決まっていなかったが、1976年にマイメロディと命名された。
2000年代以降には対となるクロミが誕生し、テレ東で放送されたアニメおねがいマイメロディシリーズでも登場した。
…のだが、同作はサンリオとして、子供向け番組としてこれでいいのかと言いたくなるほどあまりのカオスっぷりを見せつけた。
そして高確率でクロミが被害にあってしまう羽目に。


・リトルツインスターズ
「キキララ」といったほうがピンとくるかもしれない、青髪の男の子キキとピンク髪の女の子ララの双子の姉弟。
双子星を擬人化しており、サンリオとしては初めて人をイメージしたキャラクターである。ちなみに初期は髪色が茶色と大人しめなものだった。
直訳したら「小さな双子星」ということで小柄なキャラクターというイメージが長らく強かった。
だが近年になって、公表されている身長が「ふたり合わせてお月様と同じくらい」で、月の直径が3474㎞であるため計算上二人の身長は1737㎞と、まさに天文的サイズだと話題になった。
太陽系外縁天体のセドナと同じくらいなので、天体の擬人化キャラクターなら納得のサイズ…
…と思いきや、サンリオ広報によってこのお月様は現実の月ではなく、あくまで「リトルツインスターズの世界におけるお月様」であることが明らかになった。
実際にイラストではナイトキャップを被った顔のある三日月が登場しており、こいつのことを言っているらしい。
キキララが二人で乗れる程度の大きさなので実際に「お月様と同じくらい」ということなのだろう。

・けろけろけろっぴ
くりくりお目目がキュートなカエル。カエルつながりでド根性なカエルや『僕のヒーローアカデミア』の梅雨ちゃんとコラボしたことも。
ちなみにピューロランドでの着ぐるみが怖い。なんでカエルなのに前足の方が長いんだよ

・バッドばつ丸
頭が尖った男の子のペンギンをモチーフとしたキャラクター。
当時のサンリオには珍しく、パステルカラーでも「良い子」でもないキャラクターだったが、そこがかえって新鮮だったのだ。
サンリオ内での悪役をイメージしたキャラクターで、その名前と天邪鬼な性格はまさに悪役由来。
サンリオ内ユニットの「はぴだんぶい」(メンバーはけろっぴ等サンリオ古参男マスコットズ)のリーダーに抜擢された。

・シナモン
キャラクターコンテンツ『シナモロール』のメインキャラクターな男の子。
犬をモチーフとしてるが元々はウサギをモチーフとしており、耳としっぽを犬っぽく変えて今のようになった。
モカやカプチーノなど様々な仲間達がいる。
2017年には、品川区の観光大使に任命された。

・ポムポムプリン
ゴールデンレトリバーとプリンをモチーフにしたキャラクター。
手下お友達にはハムスターのマフィンや鼠のベーグルなど、チャーミングなおチビちゃんたちが勢ぞろい。
社内で行われた犬キャラクターデザインコンペで最も支持を集めたことにより誕生した。
おしりにある×印の穴はチャームポイントで、様々なグッズなどでも後ろ姿のイラストには必ずついている。
しかし可愛い顔をして趣味の一つに「靴を片方だけ隠す」というなかなかに邪悪なものがある。あと、そうめんの独り占め。ながすでちゅう!

ジュエルペット
目が宝石でできた動物と宝石を掛け合わせたような不思議な生き物たちの総称。
なんと総勢42種類も存在しており、モチーフ元の動物は犬猫ウサギなどの哺乳類が圧倒的に多い。
おねがいマイメロディシリーズの後釜として長年に渡りテレ東で放送され続けてきたが、シリーズによってはマイメロに劣らない程のカオスな物も存在する。

SHOW BY ROCK!!
音楽とバンドをテーマとしたキャラクター郡で、数多くのキャラクターが存在する。
ここのキャラクターはミューモンと呼ばれており獣人形態と人間形態と2つの姿が存在しているが、
人間形態が普通に深夜アニメに紛れても違和感ないようなサンリオらしくない見た目となっている。
しかし今までサンリオにあまり興味がなかった層にも支持を拡げており、後述のサンリオ大賞では早くもトップ10入りをしている。


【サンリオキャラクター大賞】

1986年から毎年1回開催されている、全サンリオキャラの人気度を競う投票企画。サンリオの月刊機関誌『いちご新聞』(略称『いち新』)上で実施されている。
以前は『いち新』紙上のみで投票が実施されていたが、2010年以降は同紙を持っていなくても携帯電話・パソコン・サンリオショップ店頭から投票できるようになった。
海外からの投票も受け付けており、総合順位とは別に海外順位も発表されるので、どの国や地域でどのような順位になっているか、
つまりお国それぞれでの人気ぶりも確認することができる。
ランクインするキャラクターの顔ぶれは、日本とはまるで違うことも珍しくない。
例えば日本では近年トップ10入りすら逃してるアヒルのペックルが、香港では1位を獲得し続けているという面白いデータがある。日本と各国の結果を見比べるのも楽しい。

これまでもサンリオファンが推しキャラのために全力を尽くす一大イベントであったが、
近年のSNSの発達やキャラクターそれぞれの公式アカウントでの投票の呼びかけ、
サンリオキャラのファンの母数が増えたことやネットニュースなどでも大体的に取り上げられるようになるなど、
様々な要因でその盛り上がりは以前と比べると明らかに大きくなった。
また、サンリオと別企業のキャラとがコラボしたキャラを投票するコラボ部門も誕生した。

なおサンリオのキャラのファンだと公言している有名人も多く、その有名人がサンリオキャラをSNSなどで応援することがよくある。
代表的なところだとポムポムプリンにおける元AKB48の渡辺麻友だろう。
この活動の縁によるものなのか、渡辺麻友とポムポムプリンの共演が実現したことも。

なお、サンリオがスヌーピーのグッズを販売していた関係からかごく初期にはスヌーピーが高順位で毎年のようにランクインしていた時があった。
現在は自社版権キャラのみでやっていくことになっているためかノミネート自体は除外されている。

【テーマパーク】

1990年にサンリオをテーマとした屋内型テーマパークであるサンリオピューロランド東京都多摩市内に創設。
ショー型アトラクション、ライド型アトラクション、パレード、レストランのメニューなどなどサンリオをテーマとした様々な物が存在しておりまさにサンリオ尽くし。
特にパレード曲のKAWAII FESTIVALはヒャダインが手掛けているせいかかなり中毒性の高い1曲となっている。
姉妹型施設としてピューロランドの翌年に屋外型テーマパークのハーモニーランド大分県日出町に誕生した。
もちろんこちらでも様々なアトラクションやパレードを楽しめる。

【ゲーム】

かつてGBCでサンリオタイムネットという迷ゲームが発売された。開発はイマジニア。ポケモン全盛期に世に出た所謂便乗作品である。
微妙にトチったゲームバランス、キャラ崩壊したサンリオキャラたち、アクの強いキャラデザ、ポケスペにも劣らぬハードな作風の漫画版等色々と話題に事欠かず、今なお語り継がれる作品である。
一応登場するモンスターもまたサンリオ扱いキャラではあるものの、当然の如くサンリオ大賞への出場権はない。まあうんことかいるしね……

他にも、一時期富士通のPCではサンリオのアプリゲーム『TINY PARK』が無料で遊べた。
今の20代、30代のお兄さんお姉さん方なら「キティちゃんの塗り絵」「ポムポムプリンがスケボーする奴」と言えば伝わるかもしれない。



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最終更新:2020年11月02日 10:06