ナス

登録日:2025/03/19 Wed 12:13:29
更新日:2025/04/13 Sun 08:12:43
所要時間:約 5 分で読めナス(・・)






うわあああ!!キャベツがナスになった!!!


YES



(茄子)とは、野菜の一種である。

【科名】ナス科ナス属
【学名】Solamum melongena
【原産地】インド
【生態】一年草*1


生態

インドが原産であると古くから言われているが、原種がいまだ発見されていない。
日本には中国を経由して伝わり、奈良時代の「正倉院文書」や平安時代の「延喜式」にすでに記述が見られるという事実から、そのころにはすでに官僚向けに栽培されていたものとされる。草丈は60㎝~100㎝になり、葉は卵型で互生し、縁はやや波立つ。
葉や茎、がくには棘や毛が生え、茎や葉脈、蔕の部分のがくは黒紫色になる。なお、こうした特徴はわが国で多く栽培される「長卵なす」の系統にみられ、いわゆる「米なす」や「白なす」の系統は葉は鮮やかな黄緑色で、茎・葉脈・がくは薄い黄緑色である。
夏~秋に小さな淡い紫色の六芒星の形状の花を咲かせ、花を咲かせ終わった後には下向きに果実を実らせる。
果実の形状は、現在主流の縦長の卵形、「米茄子」のような楕円形、「加茂ナス」「長岡巾着ナス」のような真球形*2、「博多長ナス」のような長い棒状や「泉州水ナス」「埼玉青丸ナス」のようなしずく型など多彩である。果実の大きさも「加茂ナス」のように手のひらサイズになるものや、「小茄子」のように親指の第一関節くらいの大きさしかないものなど様々である。
果実の色は普通黒紫色である。この色は、わが国では「茄子紺色」という色名で知られる。これは、果皮に「ナスニン」という成分が含まれ、それが日光に当たって黒紫色に色づくためである。なお、このナスニンはナスの表皮の色素としてのみならず、癌の原因となる活性酸素を押さえたり、脳梗塞などを引き起こす血栓やコレステロールの除去、目の疲労改善といった様々な効果を発揮することでも知られる。
変わり種としては薄紫色地に白い模様が入るもの(イタリアで栽培される品種はこの系統が多い)、ウリのように黄緑色になるもの(鹿児島県で栽培されてきた「白丸茄子」など)、純白なもの、白地に濃い緑色の模様が入るもの(タイの丸ナス)などがある。

なお、花屋さんで「観賞用ナス」として販売されているものに、小さなカボチャかトマトのような見た目をしたものや、黄色い狐の顔のような見た目をしているものがある。これは前者は「ヒラナス」「アカナス」「ソラナム・パンプキン」と呼ばれ、後者は「フォックスフェイス」または「とげなしつのなす」「カナリヤナス」と呼ばれるものである。いずれも味も食感も悪いうえ、「ソラニン」という有毒成分が含まれることから食用にはしない。
余談だが、「ヒラナス」は植物としては強靭な性質なので、接ぎ木苗の土台にヒラナスが用いられることがある。但し、植えてから早いうちにこのヒラナスの葉をとってしまわないと、ナスではなく台木のヒラナスが育ってしまうことがあるので要注意。

日本での生産量は高知県熊本県群馬県がトップスリー。
ナス関連のゆるキャラも各地で作られているが、ナスアピール度の高いキャラはどちらかといえば関西の方が多い印象。
食用野菜として歴史は深く、人気も低いわけではないが、野菜なら大概やるような汎用調理に留まる時代が長かった。
昭和後半からは肉詰めやスパゲッティソースで幅を広げた感はあるが、ナスの地位が高い食文化圏の人から見るとレパートリーが少なくて哀しいらしい。
トルコなどでは米(ピラフ)やヨーグルトと合わせたりもしている。日本人はまだまだナスのポテンシャルを学ぶべきなのかもしれない。

ちなみに「ナスにはほとんど栄養がない」と言われることがあるが、そんなことはない。前述のナスニンの他、カリウムや食物繊維などが多く含まれている。
カロリーがほとんどないのでエネルギー源にならないというのは昔から言われていたが、そこからあらゆる栄養価が低いという誤解が生まれてしまったようである。*3
なお、低カロリーとはいっても油を吸いやすい性質を持つので、調理法によっては脂質の摂り過ぎに注意。その油を吸ったナスが抜群に美味しいんだけどね。


調理する際の注意

切り口から灰汁がまわって酸化が始まり、放置すると次第に茶色くなってくる。これはポリフェノール系化合物によるもので、すぐに調理しない場合は食塩水につけておくと変色を防ぐことができる。
但し、あまり長時間食塩水につけ込んでいると栄養分が流出するので、調理する直前に切ってすぐに加熱調理すれば褐変は防げる。


主な食べ方

漬物

紫蘇の葉とで漬けた柴漬け、ぬか漬け、福神漬け、みそ漬け等々、漬物と言ったら真っ先に連想される野菜である。
「小茄子」などは蔕を切り落としてそのまま漬け込める。
鉄分等と反応させることで断面が鮮やかな青色になるように漬けた物は見た目も麗しい。
美味な茄子漬けはバクバク食べたくなるが塩分には要注意。

天ぷら

斜めに薄切りしてから衣をつけ、油で揚げる。果肉が油を吸ってこってりするのに瑞々しく美味しい。

麻婆茄子

麻婆豆腐の調味料のベースに、豆腐の代わりに軽く炒めた茄子を絡めたもの。
だが、本場の中国では「魚香茄子」という麻婆豆腐とは別の料理である。
よって、本場の中華料理屋で「麻婆茄子」と頼んでも「うちにはないよ」といわれてしまうので要注意!

焼きナス

グリルで焼き目をつけて皮をむき、醤油鰹節をかけて食すとうまい。
醤油や鰹節だけでなく、ショウガやミョウガを添えてもよい。
但し、ナスを丸のままグリルで焼く際に皮が破裂することがあるので、多少切り込みを入れたり、ところどころに穴をあけておくのがよい。

揚げナス

ナスを食べやすい大きさに切り、衣などをつけずに素揚げしたもの。
薬味やめんつゆをたっぷりかけて揚げ出し風にしてもよい。
市販の冷凍ナスやフリーズドライ味噌汁のナスはだいたいこれ。
スペインのアンダルシア地方では棒状や輪切りにして揚げたナスにハチミツをかけたりサルモレホ(冷製トマトスープ)を添えるのが定番。

煮浸し、焼き浸し、揚げ浸し

ナスのスポンジ状の果肉がお出汁をよく吸ってくれるので、味をしみこませるのにぴったりの食材である。
油との相性もよいので焼き浸しや揚げ浸しもよく合う。

パスタ

焼いたナスとスパゲッティをトマトベースのミートソースなどに絡めて食べると美味!

カレーライス

焼いたり揚げたりしたナスをカレールーに煮込んでも、煮込まずにルーに絡めて食べてもよい。

ラタトウィユ

フランスの夏野菜の煮込み料理で、トマトピーマン、ナス、ズッキーニなどを炒め煮にしたもの。
イタリアのカポナータ*4やトルコ・アラブ料理のムサカなども調理法は近い。

詰め物

ナスにそのまま切り込みを入れたり、縦半分にして切り口側に切り込みを入れたり、ヘタ側を切って中をくりぬいたり、厚い輪切りにして中をくりいたりして、ひき肉や米、野菜、スパイス等を詰めて煮たり焼いたりする。
トマトソース、ベシャメルソース、味噌など色んな味付けが合う。
トルコのパトゥルジャン・ドルマスやイマーム・バユルデュ、ギリシャのパブツァキ、スペインのレジェノ・デ・ベレンヘナなど詰め物料理が盛んな地中海周辺によくみられる。
中東にはマクドゥースというナスの保存食もあり、茹でた小ナスの切れ込みにみじん切りにしたクルミ、ニンニク、パプリカを詰めてオリーブオイルに漬けて作る。

ペースト

焼いたナスを塩、オリーブオイル、ニンニク、レモン汁と共にペースト状にした前菜。そのまま食べたりパンや野菜につけて食べる。いわゆるナス版フムス。
レバノンのババガヌーシュが代表格でタヒーナ(ゴマのペースト)を入れるのが特徴*5
中東各地に類似の料理があり、刻んだタマネギや刻んだトマト、ヨーグルト、クミンなどを入れる。
イスラム圏の料理なのに酒によく合う(ルーマニアやブルガリアなどイスラム圏以外にもあるが)。

刺身

アクの少ない水ナスや白ナスは生食でも美味しい。
普通のナスも茹でたりレンチンすれば刺身として食べられる。
鰹節、ショウガ、ミョウガ、大葉を添えて醤油やポン酢でいただこう。
オリーブオイルに塩で味わってもまた違う味わい。

だし

山形県の郷土料理。出汁と区別するためか「山形だし」とも。
ナス、キュウリをはじめとした野菜とミョウガや青ジソなどの香味野菜を刻んで醤油や出汁で味を調えて漬けたもの。オクラやがごめ昆布などネバネバ系食材を合わせることもあり、家庭ごとに材料は異なる。
ナスは灰汁抜きするのを忘れずに。水ナスを使えば灰汁抜きは不要だが、あまり長く漬けておくと水ナスの瑞々しさが損なわれるので注意。
ご飯、冷奴、そうめん、納豆など好きな物にかけて食べる。食欲のない夏でもするする箸が進むごはんのお供

なすそうめん

石川県香川県の郷土料理。
甘辛いつゆでナスを煮た鍋にそうめんを入れてひと煮たち。温かくしても冷たくしても食べられる。
香川県版はあらかじめナスを油で焼き、油揚げも入れるのが特徴。
郷土料理に括らずとも夏の食べ物同士であり、めんつゆと合うナスとそうめんの組み合わせは無限大。
ナスの揚げ浸しを添えたり、ナスの味噌汁に入れてにゅうめんにしたり。
また、そうめんに足りない栄養素を補ってくれる豚肉とナスの相性も良いのでそうめんにナスと豚バラ炒めを添えたり、ナスと豚バラをつゆで煮込んでつけ汁にしたり、豚の冷しゃぶと山形だしをのせたり、ナスとひき肉の肉味噌をのせたりすれば夏バテ予防になる。
細切りにしたナスを湯がいて冷水で締めて麺の代わりにしたベジヌードルタイプのなすそうめんもある。

ナスのしそ巻き

青森県津軽の郷土料理。
砂糖などを混ぜた合わせ味噌を赤ジソに塗って、縦4等分したナスを巻いて焼いたもの。
しそ巻きの中にナスが入っていると考えればわかりやすいか。



ナスにまつわる文化・ことわざ・慣用句

  • 精霊馬
お盆に飾るお供え物。「しょうりょううま」と読む。
キュウリとナスに割り箸等を4本刺してそれぞれに見立て*6
迎え盆の時はご先祖様に馬で駆けてこちらに来てもらい、送り盆の時は牛でのんびりと帰ってもらうという説が主流だが、
逆にこの世に来るときは牛でゆっくり景色を楽しんでもらい、あの世へは疲れているから馬で早めに送ってもらうという説、
行きも帰りもご先祖様は馬に乗り、牛には荷物を乗せるという説もある。
近年では細かく切ってパーツを造形することで、やたらリアルな馬・牛だったりレーシングカーやら戦闘機やらを作る猛者もいる。ご先祖様もあの世への土産話に事欠かないだろう。ご先祖様次第では「食べ物で遊ぶな!」「我が家の宗派にそんな習慣はない!」と雷を落とすかもしれないので故人のことを思い出しながら牛馬を用意しよう

  • 秋茄子は嫁に食わすな
秋茄子は特に味が良く、そんな美味いものを嫁に食わせるな、といういびり文句。
異説もあり、「秋ナスは食べすぎると健康を害しかねないからあまり食べさせないようにしよう」や「秋ナスは種子が少ないから嫁に食べさせて子宝に恵まれなかったら大変だ」などの意味もある。
これをネタにした落語「秋茄子」もある。

  • 一富士二鷹三茄子
縁起の良いものをご利益が高い順に並べていったもの。徳川家康が大好きだったものを並べたという説もあったり。
初夢でこの順(富士山→鷹→茄子)に見るととても縁起が良いと古くから言い伝えられてきた。
ここでの茄子は「初物」の方を指しているとされる。
ちなみに茄子は「なすび」と読む。七五調で語感がいい。

  • 親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない
親の意見は必ずためになるし、ナスも花を咲かせればたいていはちゃんと実がつき、「無駄花」というものが少ない。
そこから、親の意見を聞かない子供を窘める際にこのことわざが用いられる。
こちらも読みは「なすび」なので、7・7・7・5の都都逸としても仕上がっている。
なお、栽培の環境次第だが、ナスも「無駄花」を咲かせることがある

  • 瓜の蔓に茄子は生らぬ
子は親に似る、ということ。
同義語は「カエルの子はカエル」、対義語は「トンビが鷹を産む」。

  • ぼけなす、おたんこなす
どちらもぼんやりした人や間抜けな人を罵って言う言葉。
前者は皮のツヤがなくてぼやけた見た目のナスが語源。
後者は遊女の使っていた言葉が由来であるが、ここに書くのは憚られる下品な内容なので知りたい方は各自で。
良い子も悪い子もこんな言葉を人に吐かないようにしよう。


創作に登場する茄子

アイドルマスター シンデレラガールズの登場アイドル。
上記の一富士二鷹三茄子が名前の元で正月生まれなこともあり普段から幸運が付きまとっている。
が、名前の読み方は「ナス」ではなく「カコ」。本人も持ちネタにしている感がある。

魔導物語・ぷよぷよシリーズに登場するキャラ。
手足が生えた丸っこいナスがメガネをかけたような姿をしている。どう見てもナスなのにナスは嫌いという謎設定。
モデルはシリーズの企画担当だった米光一成氏。同氏は実際にナスが嫌いらしい。

  • ナスビナーラ
DQⅦから登場するナスの魔物。
デカいナスビに細っちい手足と目玉をつけたような姿で、見た目からして非常にナス感が強い。
序盤に出てくる雑魚なので戦闘力はお察し。
巨大種として大ナスビナーラ、巨大ナスビナーラなどが登場する。
また、派生種にはメランザーナ、オベルジーヌ、ブルベリーノ等が存在する。
なお、“melanzana(メランザーナ)”、“aubergine(オベルジーヌ)”はそれぞれイタリア語とフランス語でナスの意味。
ブルベリーノだけなぜかナスではなくなった…。

  • ナスビ使い
光神話パルテナの鏡、続編の新・光神話パルテナの鏡に登場する敵。
紫色の一つ目呪術師。
呪いのナスビを投げつけることで、当たったピットの上半身をナスビに変えて行動を抑制する。1作目ではナスにかけてナースに直してもらう必要があったが、2作目では時間経過でナスから治るように。
新では上位種のテンプラ使いも登場。テンプラを投げ、当たると上半身が海老天に変化。さらに襲い掛かってくる。海老天状態でテンプラ使いに捕まると天丼にされて即死する。

  • ダンディ・ナスオ
デュエル・マスターズのクリーチャー。ナスのワイルド・べジーズ
これ1枚でマナブースト、墓地肥やし、シールドの中身の確認が可能な万能クリーチャー。
その強さ故に現在ではプレミアム殿堂*7となった。

  • 謝謝茄子(シェシェチェーズゥ)
中国語で感謝の意を伝える際に用いられるスラング。
どういうわけかアズールレーン公式がLIVEスタンプとして採用したことで話題になった。
発祥は日本らしいが内容が内容なので調べたり他人相手に使う際は注意。正直知らない方がいい

  • 悪魔ナスビ
「高橋名人の冒険島」に登場するアイテム。取得すると体力を2まで減らされてしまう罠アイテム。
高橋名人がナス嫌いである事に由来するとされてきたが、実際には食べ物としてのナスは全く嫌いではなく、新鮮なナスが擦れ合う時の音が苦手だったとの事。

  • ナスビ仮面
レッキングクルーに登場する敵。見た目はどちらかというとアメフト選手っぽい。マリオを追いかけずに、走る→梯子があれは数段昇降→走るの規則的な動きを繰り返す。速度が速いことと、足止めの手段がほぼないことに注意。

  • ゆうゆ(岩井由紀子)
おニャン子クラブを経て平成初頭に活躍した女性タレント。
アニヲタ的には「モデルグラフィックス」創刊初期のカバーガールとしてもおなじみだが、バラエティタレントとしてブレイク後、クイズ番組などでナスのロゴをサイン代わりに書くのが恒例となっていた。
このネタ分かる奴がどれくらいいるのだろうか!

  • 小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。
作者の原田剛氏が10歳のときに経験したことをもとに描かれた実話絵本。
氏の両親はナスビ農家を営んでおり、生活は決して裕福とは言えなかったが、それでも笑いの絶えない家族であった。
氏が10歳の時、突然母親が売り物にならないやや形の悪いナスビを袋詰めにすると「これを団地を回って売ってきなさい!」と鬼の形相で氏に言いつける。
氏は当初はなかなかナスビを買ってもらえず、そのたびに叱られていたが、試行錯誤を繰り返してようやく買ってもらうと、やっと母親は氏に笑顔を向けたのであった。
ある日、母親は白血病で倒れ、その4年後、帰らぬ人となった。母の死後、氏は父親から、母が突然厳しくなり、自身に毎日ナスビを売りに行かせた理由を聞かされる…

デジタルモンスターの一種で、七大魔王にも数えられる究極体の魔王型デジモン。
二連装ショットガンを武装としているが、なぜか名前は「ベレンヘーナ」(“berenjena(ベレンヘーナ)”はスペイン語でナスの意味)である。
でも、カッコいいのでOKです。
また、「ベルゼブモンレディ」の異名を持つベルスターモンもX抗体を得ると、小銃「ペピーノ」を操るようになる。
pepino(ペピーノ)”もスペイン語で小型のナスの一種を指す語である。

  • ビスナのみ
ポケットモンスター ルビー・サファイア』に登場するきのみ
見た目はヘタがやけに大きいこと以外はほぼナスビそのまま。
とてつもなく渋いらしく、ポケモンに使ったり持たせたりするとメロメロ状態を回復する効果がある(「メンタルハーブ」と同じ)。
『RS』限定のきのみの一種だが、その中で唯一後の作品に名前だけは出ており、『サン・ムーン』において「マーボービスナ」という料理が確認できる。

  • ナス(アイスクライマー)
アイスクライマー』に登場する野菜の一つ。目が付いている。他の野菜と同様、ボーナスステージに配置されており、獲得するとスコアがアップする。
スマブラ』では、ステージ「頂上」で野菜が回復アイテムとして登場し、このナスもその内の一つとして登場する。
SP』では、スピリットとして何故か単体で登場する。
ちなみに、スマブラでのアイスクライマーのシンボルはナスである。ナスがシンボルに選ばれたのは、原作で最初のボーナスステージの野菜がナスだからかもしれない。ボーナスだからナスなのでは、という意見もある。

  • ナスコンヌ
ネプテューヌシリーズに登場するギャグ要員敵役のマジェコンヌが、茄子嫌いの主人公ネプテューヌを倒すために変身した姿。
同じ目的で茄子畑を経営していたりもする。

  • オーバナスB
アイス『スーパーオバキッド』に登場するオーバ星の植物。
ナスの上部からナスの生る木が生えて根で走りながらナスを落としていく。
このナスから生まれたナスビーヌの系譜からはナースベーダとナッドのスーパーオバキッドを輩出し、
『オバキッド』時代からの主役級ペロッパ一族と並んで看板役を務めていた。

ナスレンジャー
SUPER EIGHT(旧・関ジャニ∞)によるコント『SUPERエイトレンジャー(旧関ジャニ戦隊∞レンジャー)』における村上信五の役柄。
他のメンバーは普通に色名+レンジャーであり、彼も元はパープルレンジャーだったが色がナスに似ていることからその名になった。

茄子娘
ナスを題材にした落語。
ナスが大好きな和尚が畑のナスに「早く大きくなって私の菜(さい)になあれ」と話しかけながら育てていると、「私の妻(さい)になあれ」と勘違いしたナスの精が年頃の美女になって現れる話。
美少女擬人化からの異類婚姻譚と日本人は昔から変わっていなかった。


追記・修正はおいしいナスの食べ方を見つけてからお願いします。

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最終更新:2025年04月13日 08:12

*1 原産地では多年草

*2 鎌倉殿の13人を手掛けた三谷幸喜氏によれば、中世の日本ではこのタイプが主流であったらしい

*3 これはキュウリも同様で、あちらに至っては「最も低カロリーな果実」としてギネス記録にまでなっている。

*4 こちらは野菜を素揚げする、調味料にビネガーを使うなどの点でやや異なる

*5 エジプトにもババガヌーシュはあるがこちらはタヒーナの代わりにザクロシロップを使う

*6 このためナスの方は「精霊牛」と呼ぶ場合もある。

*7 他のTCGにおける禁止カードに相当し、通常の公式大会で使用できなくする措置。