魔界塔士Sa・Ga

登録日:2015/08/17 Mon 23:50:40
更新日:2025/03/23 Sun 16:46:48
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せかいの まんなかにたつ とうは
らくえんに つうじている という

はるかな らくえんを ゆめみて
おおくの ものたちが
このとうの ひみつに いどんでいった
だが かれらの うんめいを
しるものはない

そして いま またひとり‥‥





魔界塔士

Sa・Ga



BGM:プロローグ


魔界塔士(まかいとうし)Sa・Ga(サガ)』は、1989年12月15日ににスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたゲームボーイRPGソフト。


【概要】

GB初のRPG*1にして、スクウェア初のミリオンセールスを達成すると共に日本のRPG史に燦然と名前を刻み込んだ不朽の名作。
後々にまで続くサガシリーズの元祖となると共に、本作で示されたアイディアが後のRPGに与えた影響も大きい。プロデューサーは河津秋敏
2002年にフルカラーリメイクされ、背景が追加されたバージョンがワンダースワンカラー(WSC)にて発売された。
このWSC版は、後にガラケー向けアプリ版としても配信されており、DSにてGB三部作の中で本作のみリメイクされなかったのはこれが理由と考えられる。
一方、2020年に発売された『Sa・Ga COLLECTION』ではしっかりGB版が移植収録されている。

タイトル毎に基本となるシステムを入れ替える『FINAL FANTASY』シリーズの中でも、特に変わったシステムを採用した事で知られるFF2を手掛けた河津神のプロデュース作品。
それゆえGB初のRPG作品にして大ヒット作となったタイトルでありながら、一般的なRPGの“常識”とは全く異質なシステムが採用されているのが特徴。

  • レベル制を廃止し、種族毎に成長のさせ方を変える
  • アイテムだけではなく武器にも使用回数制限
  • ランダム要素と規則性を同時に採用
  • 蘇生回数も♡の数(LP)で制限
  • 冒険者ギルドの採用、死んだ仲間を捨てられる
……etc.等のリアルな視点からのシステムは、サガシリーズの“特徴”として、続編や別ハードでの後継シリーズにも引き継がれていった。
(※及び、同じ考え方から生まれたシステム)
※因みに、初代サガシリーズは『FF』シリーズの外伝という扱いであり、これは海外版タイトル“Final Fantasy Legend”からも窺える。

特徴的なタイトルは「ガ」が入ることは決まっていたというだけで深い意味はない*2*3が、ラスボスとの会話にてニヤリとさせられる言葉遊びがある。
また、基本的なストーリーは一本道ながら、上記の基本的なシステムの説明からも想像出来るようにプレイヤーによってプレイスタイルが大きく変わる。
その意味では正しく“伝説を創る”ゲームだと云える。

音楽担当は『FF』でもお馴染みの植松伸夫。
容量、音声パターンの少ない携帯機ながら、FCとも違うステレオ音声を利用した粒揃いの名曲を生み出している。

GB版には、初期ROM版とバグ修正された後期ROM版が存在し、初期版におけるステータス表記「ちから」は、後期版では「こうげき」に変更されている。


【キャラクター】

※主人公に設定したキャラクター以外は、死んだらアドベンチャーギルドで入れ替え可能である。

◆人間

  • にんげんおとこ/にんげんおんな
様々な武器や防具を装備する事で強くなる、最もオーソドックスな種族……ただし自力で成長できない。
次回作以降と違い、本作ではレベル制を廃止しているだけでなく、HPやパラメーターを上げるのもアイテムに頼る必要がある金食い虫。
能力は「ちからのもと」「すばやさのもと」「HP○○」などの人間成長専用ドーピングアイテムを使って強化していく。
性別の違いは初期の装備とパラメーターのみ。武器が使用回数限界で無くなれば手も足も出ないで嬲り殺されるため、常に次の武器を用意しておく必要がある。
このため資金の無い序盤では、安いHP増強アイテムを活かした壁役 兼 荷物持ち程度の役割しかない*4
しかし逆に言えば“資金さえ”あれば簡単に強化が可能で、上階に上がり資金を稼ぎつつ粘れば、中盤あたりでの全能力カンストできる。
なお、内部的には99を超えてもカウントしているのだが、ステータス上限は255でそれ以上使うとオーバーフローで0に戻ってしまうので注意。
ただしHP増強アイテムはHP600までしか存在せず、600以下なら5~20上昇するが、それ以上は使っても1しか上がらない。*5
HPだけでなく防御も上がるエスパーと比較して、最終的には装備の割り振り的な意味もあってかやや打たれ弱くなる。最強装備を揃えてもMAXは88。
尚、上げられるのは「HP」「ちから」「すばやさ」のみで、本作では一切魔力が上がらない仕様。
そのため魔法系アイテムを使ってもほとんど効果がなく、更に状態異常にもかかりやすいという欠点がある……ゾクのはちまきが手に入るまでは我慢だ。
なお、ROMによってはバグでほかの種族にもステータスアップアイテムが使えるのでその場合は…
こう見るとエスパーの劣化版のように見えるが、人間のメリットは特殊能力に圧迫されない装備欄にある。
拾ったアイテムをガンガン装備させられ、少ないアイテム欄を軽くしてくれるというのが独自のアドバンテージ。
更に戦局に応じた装備換えにより、博打性の高いエスパーや攻撃回数に限りがあるモンスターより安定した戦力になれるのが強み。
中盤位になると耐性付きの装備も増えてくるので、弱点であった状態異常も克服してくれる。
また中盤位までなら一番高い防具を着せるだけで敵からのダメージを受けなくなったりもする。

本作品のアイテム所持数制限は非常に厳しい為、人間が一人いるとアイテムの整理や管理がしやすいのもメリット。
何より消えるケアルより持てるハイポーションやエリクサーのが大事
武器を多く装備できるというアドバンテージは大きく、さらに回数無限の伝説の武器もあって継続戦闘能力は高め。
特に道中で入手できる最強装備を無駄にしたくないのならば、一人は入れた方がいい。初プレイ時は是非。
装備を集中させていって耐性も獲得させ、ステータスもアップさせた人間は矢張り強いので、そこは流石にパーティーの要になれる。
ただし戦闘中の回復については魔力がないせいで恩恵も受けられないため、長期戦はジリ貧になりやすい欠点もある。
一方で装備欄の余裕から盾装備を活かしやすく、素早さをカンストさせ先頭に置いたキャラに使わせる事でボス戦で活躍する*6

……このように一人はいると安定して進められるのでオススメなのだが、装備には限りがあるので最終的にはやや器用貧乏になる。
慣れてきて尖った遊び方を試したくなったプレイヤーにとっては最強装備も無用の長物となってしまうだろうから、そこはお好み次第。
そうやってシステムを理解してしまうと、二人以上連れてくメリットが低い種族である。

ちなみに主人公(一人目)として“にんげんおんな”と“エスパーギャル”を選んだ場合に持っている初期装備は「サーベル」。
これは本来は次の世界の店売りアイテムで高価なので、これを売って金策に走るプレイヤーもいる。
反面、おとこだと目の前で売られてるロングソードであり主人公に選んだ甲斐が無い。舐めとんのか。

◆エスパー

  • エスパーマン/エスパーギャル
人間よりひ弱な設定だが超能力を使える種族で、イラストでは亜人やミュータント風のイメージ。『ギャル』というのに時代を感じる。
唯一、戦闘により突然変異でパラメーターがアップする種族であり、装備だけでなく男女で成長しやすい能力が異なる。
人間と同じくアイテムや武器も装備出来るが、特殊能力に4枠を取られ、人間と違い成長アイテムでの強化はできない*7
能力の使用回数は宿屋で回復でき、攻撃系の特殊能力の他、○○の書を利用した魔法攻撃によりグループ攻撃にも優れる。
その代わりに初期パラメーターはかなり低い……が、戦闘さえ繰り返していれば案外と直ぐに強くなってくれる頼れる仲間。
能力の上がり方はランダムのため博打性は高いが、粘っていれば中盤でも全能力がカンストしてしまうことも。
“人間よりひ弱”と云う設定はどこへやらで*8、魔力が高いので状態異常にも強い*9
特にケアルの書や癒しの杖など魔力依存回復アイテムを装備させて使う事で、高い回復効果を得られる*10

こうして書くと人間の上位互換のように見えるが……実際のところは中級者向けキャラ。
強みであるはずの肝心の特殊能力が強制入れ替え制なので、安定性が極めて低い。
更に戦闘終了時に変化したかどうかの表示が一切されない為に、一々ステータスを開いて確認しなければない。
しかも続編のサガ2のように「一番下の能力だけ変わる」という仕様もまだなかった。
この為、折角覚えていた強力な特殊能力が、戦闘後には問答無用で消えてしまっている事も(※WSCからは改善)。
さらにサガ2なら後半は強力な特殊能力が手に入りやすいが、本作はその辺が完全にランダム。
フレアやサイコブラストなど能力が良い時はアホみたいに強くなるが、どう足掻いてもそれを保持し続けられないので頼ってられない。
トドメに何を思ってか「×ほのお」のようなデメリット以外の何でもない弱点も特殊能力として選ばれる事も…。
ラスボス手前で「テレパシー×2、ボディアーマー×2」などという泣きたくなるような酷い構成になる事もザラにある*11
特にサイコブラストといった強力な攻撃能力ほどに嫌がらせのように一回の戦闘で消えてしまうことも……絶対に狙ってるだろ!
よってエスパーも武器を一つは装備しておかないと、場合によっては攻撃さえ出来なくなる。継続戦闘能力は全種族中ぶっちぎりで低い。
しかも4つしか装備欄がなく、防御力が上がっても耐性がない為、耐性防具を入手するまでは防御に不安が残る*12
一方、素の防御力が上がっているのなら割り切って、中盤で購入出来る高い属性防御効果を持つドラゴンメイルのみでもいいかも*13
複数の武器や回復アイテムを装備させたいなら、全裸にゾクのはちまき(全属性&状態異常に耐性)もあり。無装備で防御99とか意味わからんが
もちろんパラメーターさえ上がっていれば、エクスカリバーやマサムネといった伝説の武器を使わせても活かせる。
特に空中世界で買える「フレアの書」はぶっ放してるだけで、ザコ戦はサクサク戦闘を進められるだろう*14
更にボス戦も同じ町で買える「ブラッドソード」によるHP吸収攻撃で回復と攻撃を同時に行う事ができる。

なお特殊能力欄と装備欄はそれぞれ4つで独立しているので、装備品で能力欄を埋めるといったことはできない。
ちなみに「スーパーパワー」「よちのうりょく」「ライフリーチ」はクソの役にも立たないエスパー専用の特殊能力*15

◆モンスター

  • おおハサミむし/レッドブル/ネズミおやじ/ゾンビ *一人目のみ選択できる種族
  • さんしょううお/がいこつ/アルバトロス/ゴブリン *最初の町で仲間にできる種族
敵として登場するモンスターと同じ種族……要は敵モンスターを仲間として使えるというサガ独自の画期的なシステム。
パラメーターアップや装備の概念すら無いが、敵の落とした肉を食べる事により、別種のモンスターに変身(強化)していく。
もっとも変身には規則性がある為、闇雲に変身しているだけでは有効な活用が出来ないので注意。能力の使用回数も少なめ。
ただし肉を食べて変身するとステータスが全回復するので、回復方法や能力や武器に使用回数の制限の多い本作では最も継続戦闘能力が高い。
一方で能力の使用回数の少なさが足を引っ張り、連戦やボス戦のような長期戦に対してはすこぶる相性が悪いと一長一短。
初見プレイでも一匹入れておくと何かと助かるが、一部モンスターは攻撃手段がない者もいるので闇雲な捕食は危険。最悪詰む。
パラメーターが高くてもそれを活かせる能力が設定されてなかったり、すごい能力なのに基準のパラメーターだけ低かったりとまちまち。
基本的には敵として出てくるモンスターと同種に変身するが、一部のモンスターや最強クラスのモンスターは変身専用となっている。
その特性上、安定した戦力とするにはプレイヤー自身に変身法則知識が必須になるという玄人向けな仕様。
ちなみにゲームが進行していけば冒険者ギルドで仲間に出来るモンスターも格上になる*16
知ってさえいれば育成に手間もかからず、有用なモンスターで固めたパーティーで比類なき強さを発揮できる。そのためタイムアタックに最も適した種族。
金策も必要ないので稼いだ金は回復アイテムやエリクサーに使える為、知識さえあればゴリ押しプレイが可能。
エリクサーなら消費された攻撃や特殊能力も回復してくれるので、強力なモンスターに変身していた時の維持にも有用。




【塔が繋ぐ世界】

※詳細は当該項目を参照。

塔の各階層にはそれぞれ別世界が広がっており、
特に第1、第5、第10、第16階はしてんのう(四天王)と呼ばれるあくま(悪魔)が守る特別な世界になっている。
彼ら四天王は魔王アシュラの命令により支配する世界をも越えて、塔により繋がれた世界全般に戦乱を齎しているらしいが……。

■第1階

スタート地点でげんぶ(玄武)が支配する大陸世界。
楽園の扉を開く力を持つ、鎧、を英雄の像から奪った3人の王様がいがみ合っている。
玄武という魔物が楽園への扉を封じたというが……?

■第3階 らくえん

の恵みだ!みんな何もせずダラダラしている村がポツンとある。
ヤシの木が生えてるだけで何もなく狭い。当然だがここがゴールではない。

■第4階 じごく

神の罰だ!みんな悪魔に強制労働させられている。
トゲだらけの黒い地面しかなく狭い。

■第5階

せいりゅう(青竜)が支配する海洋世界。
世界の大半がになっており、洞窟や浮島を利用しなければ陸地を行き来出来ない。
元は平和だったが、青竜が竜宮城から竜王様を追い出してしまい荒廃したらしい。

■第7階 せきぞう

石像というかしゃちほこが一列に並んでいる謎の世界。塔の内部が多次元世界だと教えてくれる。

■第9階 びょういん

ベッドの山と死屍累々。四匹の悪魔を支配する大悪魔が居るとか……。

■第10階

びゃっこ(白虎)が支配する空中世界。
雲の上に世界があり、陸地(?)はグライダーを利用しなければ移動出来ない。
他の世界とは違い白虎が直接的に攻撃を仕掛けており、それに対抗するレジスタンスが組織されている。
名曲「涙を拭いて」が初登場した。

■第13階 タコ

元々は水が豊富な世界だったらしいが、今はタコが干魃に喘いでいる。
14階であることをすると、タコが住むのにふさわしい世界になる

■第14階 こうずい

一面水没という洪水被害を受けている世界。
「たかしくん」なる人物がゴミを詰まらせたせいらしい。*18

■第16階

すざく(朱雀)が支配する荒廃した都市世界。雰囲気はまるっきり○KIRA。
いきなりボスである朱雀が通常出現する事にトラウマを抱えたプレイヤー多数。
しかも攻撃がまともに通じない上に、倒しても延々と出てくる。ラスボスと同じ弱点を抱えているのはナイショだ
……原発都市東京アキバシンジュク等の地名が……。
上の朱雀の追っ手や攻略手順、広大で目印がない迷いやすいマップと、割と面倒くさい屈指の難所である。

■第18階 会社

魔王アシュラの破壊した世界で商売繁盛!

■第19階 核シェルター

……本作屈指のトラウマイベント。核爆弾が手に入る。

■第20階 資料室

何者かが収集している、過去の冒険者達の失敗の記録。

■第21階 老人

広い世界にたった一人で住む老人が、“神”より託された聖剣エクスカリバーを守っている。

■第23階 楽園の扉

“何者か”により呼び寄せられた、大魔王アシュラが待ち構えている。
果たして、扉の先に待つとは……?



【主な登場人物】


■よろいのおう/たてのおう/つるぎのおう
町人曰く、最初の世界のキングを目指して英雄の像から鎧、盾、剣を奪って覇権を争っている王様達。
しかし鎧の王以外はちょっとアレすぎる人格を抱えている。
最初の世界を出るためには彼等からそれぞれの武具(アイテム)を回収する必要がある。
だが何れも強力な装備な上に回数制限が無いので、稼ぐ気があるならそれらの武具を利用して無双しつつ資金集めも可能。
特に人間はここで稼ぐ必要がある。

■むらいちばんのびじん
鎧の王に求婚されているが、盗賊の脅しに悩んでいる。
姿はまさかのモンスター(スライム)。スライム娘の先駆者とも言える?
「あ、あなたがむらいちばんのびじん!?」

■だいじん
盾の王に仕えているが……怪しい。

■ろうじん
海洋世界の離れ小島に住む事情通の老人。

■ジャンヌ
白虎と対立するレジスタンスのリーダー。
最愛の妹を探している。

■ミレイユ
ジャンヌの妹(双子)。
白虎に捕らえられているらしいが……。
元祖スクウェア三大悪女の一人だが、終盤では反省し、それまでの行動を悔いている分ただの数合わせマシな方とも。

■さやか
主人公達が助けた総長の妹。

■そうちょう
ゾク(暴走族)の頭。
朱雀と対立する、ゲームでも屈指の漢。
彼から手渡される“ゾクのはちまき”は、全属性に◯が付くチート装備。有り難く使わせていただこう。
なおバグの宝庫として知られる初期ROM版では原発に行くたびに増殖可能。

謎の男
主人公達の行く先々に現れては、助言を与えて行く紳士。
果たして、その正体とは……。
カラー版にて、黒いシルクハットに白いタキシード姿と判明。
「これも いきもののサガか…」


【余談】

  • ゲーム中の台詞が未だにネタにされる位に荒く、魅力的である。
    これは少ない容量の中で苦しんだ結果との事だが、その独特の言い回しこそがゲームの独特のテンポになっているのも確かである。

  • 基本はシンプルながらプレイヤーによりスタイルが変わるのが必至で、何度も遊べる仕様になっている事が人気の秘密であろう。
    また、ラスボス“かみ”のインパクトも凄まじく、システム、シナリオ両面が後代のゲームに与えた影響も大きい(※因みに“神殺し”はあの『女神転生』シリーズよりも早い)。

  • 多くのバグが見つかっているが、大半がクリアーの助けになる有用な物である為、寧ろプレイヤーからは愛されている。
    特に有名なチェーンソーのバグは本作の代名詞となっており、リメイク版では他のバグは直されても正式に“仕様”として取り入れられた。

  • 当時は「携帯機であるゲームボーイ初のRPG」という事で「本当に成功するのか?」と懐疑的な見方をされることが多かった本作。
    だが、先述した通り発売後の売り上げはミリオンヒットを達成し、ゲームボーイのポテンシャルを見せつけた作品として高い評価を得た。
    その結果に「携帯機でもRPGをやれるんだ」と感銘を受けたゲームフリークの田尻智は、後の時代にポケモン赤・緑を世に送り出す事となる。


でもさ この こうもくも よくなったんじゃない?

いえてる みんなで ついきしゅうせい したもんな!

いこう!

どこへ?

おれたちの こうもくへ!!


この項目が面白かったなら……\シー ユー アゲイン!!/

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最終更新:2025年03月23日 16:46

*1 尚、GBで二本目となるRPGはケムコの『セレクション 選ばれし者』で、僅か13日後の12月28日に発売とタッチの差でGB初のRPGの座を逃している。

*2 “伝説”を意味する語として扱われるサガ(古ノルド語の散文詩に由来するアイスランド語で、転じて創作に於けるタイトルとして流用される様になった。)ではないことを示すため中黒が入っている。

*3 https://dengekionline.com/elem/000/000/988/988659/

*4 特に人間男4人パーティーなどは換金できる装備もなくあまりに非力でグループ攻撃もないため、大陸世界を乗り越えるまではちょっとした縛りプレイの域。当時の小学生男児の心を折りまくった。さらに終盤も最強装備の取り合いになり、どうがんばっても2人は実質二軍と化す。

*5 しかし、逆を言えばHPが600を越えた後はHP200を利用しても着実に1ずつ上げられるということ。資金を稼いでからHP200を買いまくり、根気良く使い続ければHP999にする事も可能。ただし所持制限(共有アイテムは8個で埋まる)の厳しい本作で、一人あたり約400回の作業はなかなかの苦行なので、パラメーターを上げるという確固たる意志が無いと実行するのは(気力的な意味で)難しい面も。

*6 強力な盾は味方全体にバリアを貼ってくれる。特にラスボスとガチンコをする場合、「イージスの盾」の付与効果は馬鹿にならない。

*7 初期ROM版では、成長アイテムを使う際にAボタンではなくBボタンを押す事で、エスパーにも成長アイテムを使用できる

*8 次回作では魔力と防御力以外の数値の成長が遅めで、力が上がりにくい調整がされた。ただし同時に人間も戦闘成長性に変わったこと、エスパーの特殊能力の仕様にテコ入れがされたため、結局長い目で見るとエスパーの方が強くなりがち。

*9 グループ・全体が対象の状態異常は命中率が魔力に依存する他、状態異常からの自然回復も魔力に依存している。

*10 特に戦闘中に使える回復アイテムはハイポーション(HPを90~150回復)止まりなので、ボス戦などでの回復は魔力の高いエスパーにこれらを使わせた方が良い。またポーション系は使用回数3回と少ない為、使用回数の多いこれらの方がアイテム欄を逼迫しない利点がある。

*11 テレパシーはそのターンの自分への武器属性ダメージを半減させるが、回避率や耐性も上がる盾の劣化版でしかない。ボディアーマーは一時的に自分の防御を99にするが、こちらもステータスがカンストできると無用の長物でしかない。

*12 人間であれば兜・鎧・手甲・靴・盾が装備可能だが、上記のように武器で一枠取られるので実質3点しか装備できない。さらにケアルが使えないと回復方法も乏しくなるので、回復役は武器枠に割ける余裕がない。

*13 逆に唯一の全身防具である「パワードスーツ」は一つで防御70&力・速+10とエスパーに最適そうに見えるが、実は耐性がないのでおすすめできない。最適解は下記のゾクのはちまきだが一つしかないので、足りないエスパーには「ドラゴンメイル+サークレット」で◯すべてにすると良い。

*14 売っているのは雲4マスに隠された隠れ里の町のみ。空中世界をクリアするとグライダーが神殿に置きっぱなしになるので、再度訪れる事は出来ない……と思われがちだが、実は最初の町で酒場にいる傭兵(隊長)に話しかけると、再度町の外にグライダーが出現する(恐らくクリア前テレポート対策)

*15 スーパーパワーは一時的に自分の力(攻撃)を99にするが、やはりカンストすると無意味。よちのうりょくは先制攻撃を受ける確率が低下するが、能力枠を潰すほどの価値はない。ライフリーチは敵味方全員からHPを10ずつ吸収するが、威力がショボすぎて使いようがない。

*16 これはどの種族にも共通しており、人間やエスパーも強化される。ただしどの種族もその階層で通用するワンランク下の種族や性能なので、入れ替えは余程の理由がない限りはデメリットでしかない。

*17 初期ROM版なら戦闘から逃げたり肉を落とさない相手からも、変化させたい仲間の能力欄の一番下にカーソルを合わせて指マークが二重になった状態からキャンセルを繰り返してフィールドまで戻ることで変身可能。

*18 このエピソードは当時のスクエアで後に『FF4』や『LIVE・A・LIVE』を作る時田隆司氏が、流しにゴミを詰まらせたことに由来しているとのこと。