サクセスモード(パワプロ10)

登録日:2011/11/26 (土) 20:18:50
更新日:2025/05/09 Fri 23:30:08
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実況パワフルプロ野球10、10超決定版2003メモリアルに収録されたサクセスモード。

パワプロ7など、これまでにも何回か収録されたプロ野球編。
しかし、10のサクセスモードは架空の球団でプレイする。
実在の球団は対戦相手として登場し、その中には歴代のサクセスキャラが相手として出てくることがある。
ヤクルトの一ノ瀬、二宮とかダイエーのボムとか。

チームリーダーになると毎月7回から全員操作で試合をするためサクセス時間は非常に長い。
このせいか次回作の11からは全員操作をする場合8回からになった。
またチームリーダーになった時での自動操作時の自分キャラの成績も特殊能力の取得の条件の査定に入るため対左打者2(対左投手2)が非常につきやすい。
対策としてはチームリーダーにならない、自分操作が可能になるまでに試合に出ないようにスタメンから外す、サクセス終了時に対左打者2(対左投手2)を消すための経験点を残しておく等がある。

▼あらすじ

セ・リーグとパ・リーグ共に二球団増えて8チーム制度になった架空の日本プロ野球での話。
2000年にドラフト会議で指名された主人公は、なかなか成果を収められず二軍生活が3年ほど続いていた。

2003年、練習中に二軍監督から 「3年以内に成果を上げなければクビ」 と宣言される。
同じくクビを宣言された主人公の親友、矢部とともに一軍で活躍するため奮闘することに。


▼継承選手と友情タッグ

今回からは継承選手が一定の能力を越えていれば、その継承選手と友情タッグを行うことができる。

  • 野手
打撃…ミート6以上
筋力…パワー180以上
走塁…走力15
肩力…肩力15
守備…守備力15
メンタル…エラー回避15(今回まではマスクデータ扱いなので最も作るのが難しい)

  • 投手
球速…球速160以上
スタミナ…スタミナ160以上
コントロール…コントロール200以上
変化球…総変化13以上

と条件はなかなかハードなので、友情タッグ目当ての継承選手を作るなら必要な練習だけをしよう。
固定キャラクターとの友情タッグより効率は落ちるが無いよりマシ。


▼球団一覧

10超決定版は最初から全部選べる。


頑張(がんばり)パワフルズ
セントラルリーグ所属。
監督は橋森重矢。*1カイザース監督の神下はパワフルズ黄金時代のチームメイト。
昔は投打ともに素晴らしかったチームらしいが、今は打低投壊状態で横浜ベイスターズ以上のネタチーム(ただし、継承選手が最大4人登場するので、それ次第では強豪チームにもなれるのは内緒)。
頼りになるのはチームリーダーの福家だけで、古葉もマシなレベルだがそれ以外がどうにも不甲斐ない。
ストーリー重視のこの球団では3年目にならないと固有選手の友情タッグは組めないので効率よく育成するために一年目は二軍監督やコーチ陣の評価を上げてアメリカに行くべし。

一年目はどう頑張っても他チームとは違い一軍に上がれない。
二年目は一軍に上がり館西が入団する。
三年目は 親会社の経営不振で解散の危機に陥る
100%回避するには日本一かリーグ優勝、またはなるべく高い順位(Aクラス推奨)でペナントレースを終える必要がある。
猪狩カイザースと対戦した場合*2負けてもどこかで聞いたことがあるような名前の人物が借金を返済してくれるため球団は存続する。

つまり、クリアできるかどうかの境目が以下の様になる。トレードによる回避は出来ず、球団と一蓮托生になる。
  • 日本一
  • リーグ優勝
  • 猪狩カイザースに勝利 (ここまでは興行収入で借金を返済出来る)
  • 猪狩カイザースに負ける (借金は肩代わりされる)

----100%クリアの壁----

  • Aクラス
  • Bクラス

シナリオの都合上一年目と二年目はどう頑張っても毎回順位は変わらない。
また、6,99,9のパワフル系列のシナリオとは違いガチ育成向きなシナリオでもある。

三年目は毎回勝利しないといけない様な過酷な状況の為、
歴代パワフル系列の中ではトップレベルの難易度。能力は仕方なしでどうしてもクリアしたいなら「ルーキーのお守り」でパスするのもあり。ただし、試合で得られる経験点が半減するのと、アメリカには持ち込めないので注意。


○まったりキャットハンズ
パシフィックリーグ所属。
カントクは世渡好男。
唯一女子プロ野球選手が在籍するチーム。名前の由来は人材派遣会社の「キャットハンズ」と思われる。

球団が貧乏なためよく親会社が変わるこのことはパワフルズプレイ時にも触れられている。このゲームが発売されて数年後にシャレで済まされない事態になったが*3
親会社が変わると練習機材や環境が変わっていく。親会社はアイテム(期間限定)をくれたり、練習に口を出したり敵の妨害をしたりと様々。親会社のランクが高いと球団の本拠地がドームになる。
親会社が決まらなかった場合、球団が消滅しそこでサクセス終了となる。
交渉リストに交渉の成功率が低い会社のみが出てきたり、オーナーの性格と相性の合わない交渉コマンドしか使えなくて交渉失敗してゲームオーバーなんて事も。
たまにポンコツ・オンボロ工業といった貧乏会社がなんとか救ってくれるが、練習レベルが全て1に下がるわ、急遽従業に回されるわ*4とロクな目に遭わない。
親会社との交渉は主人公が担当する。代理人すらいないのかこの球団は?畜ペンですらコネというか友情からとはいえ年俸交渉の時は用意したんだぞ?
なお、このイベントの関係もあって、キャットハンズのみ継承コンディションコーチが登場しない。

カントクの評価が高いと特殊な練習が始まったりするが、運要素が高い。
また、 カントクの気分(運)によっては活躍しているにもかかわらず突然二軍に落とされる事も。
選手は最初に早川あおいが在籍している。二年目から橘みずきが入団する。
野手は矢部以外オリジナルキャラがいないので投手を育てるしかないチーム…と思われがちだが、その分野手の通常練習で入るポイントが多め(特にレベル3以上)なので、継承選手や親会社次第では化ける。

余談だが、このチームの時カントクがいるときに練習すると主人公が時々練習をサボりカントクの評価が下がるイベントが起こることがある。

運要素が高くいろんな要素で運に振り回されるチーム。
以降の作品でも運要素の強いシナリオはなかばお約束ではあるのだが、ここまで運ゲーに寄った回は非常に珍しい。
マジでいきなり二軍落ち+ポンコツ・オンボロ企業逝きのデスコンボもあるが、諦めない!(泣いても良いが)

…と、ここまで愚痴をこぼしても仕方ないので
親会社の概要についておおまかに、低ランクの会社から順に説明しておくことにする。

+ 各企業のランクと特徴まとめ
ランクC
接客スピードと味を両立した選りすぐりのおばちゃんたちによる妥協ナシのラーメン屋さん。
スピード重視だけあって野手なら走力、投手なら球速と
とにかく速度に関わる練習がワンランク上がり、ついでに契約完了直後に敏捷が+30される。
韋駄天作成におススメ…と言いたいが、他に優先したい上位企業を差し置いてまで取るべきかと言うと微妙。
どちらかというと手札に恵まれないときに優先する消極的な理由で選ぶことが多いか。

  • でんでん電鉄
ぶっちゃけオンボロやポンコツよりはまだマシなくらいで、コイツもなかなか食わせ物な地雷物件である。
鉄道会社が親会社になる以上、電車での移動を強いられ*5無駄に疲れがたまる畜生企業。
同じのりものでも、まったりタクシーとは悪い意味でエライ違いである。

  • ラブジャパン
もはや右のニオイすら感じるレベル日本をこよなく愛する企業だけに
一応海外留学できないデメリットはあるが、だいたいまったりタクシーが撤退するのは
時期的に海外留学終了後であり、ぶっちゃけそのデメリットはあってないようなモノと考えていい。
それでも投手ならスタミナ練習ワンランクアップ程度、野手に至ってはノーリターンなので喜び勇む相手でもない。

  • ヨクミエール
ヨクアタールではないので通信科学高校のようにロックオンバット装備になるわけではない。ざんねん。
それでも打撃や制球と所謂命中率に関わる練習がワンランクアップする上、ミエールのメガネで落下点が表示されるので*6
どちらかというとキャプテン時に守備のマニュアル操作が下手な人向けか。

  • ボッタクリーン
自称クリーンな金融会社だが、それはウソだとわからせてくれる相手チームへの脅迫行為により
時々相手チームを問答無用で絶不調にしてくれる代わり*7
精神練習が強制的にレベル1になる、地味なようで決して軽くないデメリットものしかかる。
これもヨクミエールともども、パワフルズにおけるルーキーのお守りに代わり、どうしてもクリアできない人への救済策と言う一面が強い。

  • パワリンドリンク
あおいちゃんの親友もバイトしてた、もはやシリーズお馴染みのパワリンを作る会社。
お察しの通りパワリンが支給され、休むコマンドでの回復量が増えるだけでなく、まれにパワリンテクニックで技術ポイントがあがったり、
精神練習もワンランクアップと、予想通り回復に関する限り至れり尽くせりな、恐らくCとしては最優の企業。
「あまり効かなかった」も「ゲゲー、ドリンクを飲み過ぎたー」もないのでその点でも安心と、とことんスキがない。

  • 玩多堂
矢部くんとヤーベンが愛してやまないことでおなじみガンダーロボを作ったおもちゃ会社。
補佐として自分を人間だと思い込んでいるロボコーチが付いてきて、練習レベルを勝手に操作してくる。
主人公本人は「いいのかなあ?」と遠慮がちだが、ロボコーチの言葉通り、実はちゃんと「主人公にあった練習」を考えてくれており
それも主人公が積極的に行う練習レベルを高く、あまり行わない練習を低くする仕組みなので*8
プレイヤー視点では存分にありがたみを噛み締めることになるという意見がほとんどなハズなのは言うまでもない。

バランスを度外視して極端から極端に走った特化型選手を作るなら特にうってつけな隠れた優良企業であり
要するにパワリンドリンクをCランク最優とするなら、こちらはCランク最強…もとい最狂といったところ。

(多くの継承選手など下準備こそある程度いるが)DH専門家や剛速球先発などパワーバカを作るなら
契約直後に筋力or打撃、球速orスタミナが一気にレベル4まで急上昇することと
ここでの素の練習の基礎ポイントの多さもあって、Aランク企業を差し置いてでも真っ先に優先すべき選択肢となる。*9

ランクB
  • ワンマン物産
影山さんからとは別の意味で「人として欠けているものがある」と突っ込まれそうな、横紙破りの社長が経営するワンマン会社。
前述の玩多堂と似たような練習レベル操作系…と思いがちだが、実は似ているようで似ていなく
アイコンの左右で練習の位置をすり替えると、主人公の操作では狙いを付けづらくて
純粋に迷惑な印象しかない、基本的にはあまり選びたくない微妙な企業。

  • がっちりガード
恐らく(はるか?未来で語られた)SG高校のOBがたくさん就職しているであろう*10、国内トップクラスのセキュリティ会社。
文字通り守備練習がツーランクアップし、味方の守備のCPUレベルがパワフルになる。
言うまでもなくマニュアル操作になるキャプテンでその恩恵は受けられないので
どちらかというとキャプテンにならないプレイ向け。*11
一見野手向けに思えるけど、投手でも負けたくないなら、虎の子の一点を守る姿勢でプレイできる
そう考えるとなかなか軽視できないメリットになり得る。

  • どすこい酒造
シリーズお馴染みの酒造会社だが、社長が茂茶丸でなければ
契約時に田村が仲間になるわけでもないので、おそらく別の地方の支社か、アージュ・ソロのような子会社だと思われる。
野手なら筋力・打撃・肩力、投手ならスタミナ・球速・練習がワンランクずつ上昇と
上昇値のトータルで言えばなかなか優秀なモノの、確かにパワー系ではあるものの
会社の印象に反してどちらかというとパワー寄りのバランス型を作るのに向いてる感じ。
思いっきり豪快なパワータイプを作りたいなら玩多堂の出番。

というか固定選手の印象と裏腹にパワータイプを作りたいなら意外にキャットハンズこそが向いていたりする意外性を感じることになる。*12

  • イケテール
宇津や麗斗が絡んでいるかどうかは不明だが、選りすぐりのセンスあふれるイケてる人たちをスカウトし
かつ古今東西のスーツから化粧品まであまたの高級グッズをそろえた大手ファッション会社。
契約後主人公がセンス×を上書きしてまでセンス〇を取得するが、サボりぐせまでくっつくのが困りもの。
その為キャットハンズ育成において特に運要素が、あとは人脈次第*13で選ぶかどうか変わってくる会社である。
ただし、撤退時にセンス〇を失ってもセンス×に逆戻りはしないので
センス×だけど初期能力は高かったなど、あきらめたくない事情があるなら一転優先すべき企業となる。

  • スケスケランジェリー
CERO仕事しろ案件、実際あおいちゃんとみずきちゃんでヤラシー妄想して弾道上がるだけでなく
スケスケ下着なるヘンタイ丸出しのアイテムを押し付けられる、なんともコメントに困る企業だが
効果は決して侮れるものでなく、驚くなかれ相手の投げる球種が筒抜けになる最早ズル同然の
すけすけゴーグル互換の超高性能アイテムだったりする。

ただ ゲッペルドンガー でも現れたか、球団名が「スケスケキャットハンズ」になることに気付き、気恥ずかしさからやる気が下がるし
これまたランダムに練習レベルを操作される(玩多堂やワンマンと違って本当に法則性を持たない)
これまたコメントに困るデメリットも抱えてるので多重の意味で優先したいか否か
使いこなせば強力無比でこそあれ、総評としてはかなり人を選ぶ玄人好みな企業。

ランクA
  • デフレーションなにわ
日本の経済に未来はあるのかと不安になる社名が特徴の100円ショップチェーン。
しかしここはランクA、バランス崩壊一歩手前の割引カードをもらえ
それは必要経験点が5%引きに加えセンス〇と重複する、プログラマーは悪魔と言いたくなるステキ企業。
また、イケテール同様センス×が治る上、サボりぐせが付くデメリットもないので
ランクが上だけに基本的にイケテールの上位互換と言っていい。

  • ギガメガコンピューター
リンカーンのメガギガとは関係ない
文字通りパソコンから計算機までコンピューター絡みを扱う電化製品会社。*14
総評としては特徴がないのが特徴…と言いたいが、ここはAランク企業。
後述のミゾットの下位互換なのは否定できないが、相手が悪かっただけで決して劣った企業なわけではない。
全ての練習レベルを2ランク上げる十二分に強力な効果であり、運良く候補に挙がったら普通に喜び勇んで交渉に馳せ参じてよい。

  • ミゾットスポーツ
これまたシリーズお馴染みの企業にしてスポーツに関わる者なら知らぬ者はいないとされる言わずと知れた最大手だが
これまたどすこい同様地方が違う支社のようで、社長は飯田疾平ではないし、山口主任も爽田一輝も仲間には加わらない。
それでもここはミゾットスポーツ、なんとすべての練習レベルが一気に3ランク上昇させる強力無比なバフがかかり
時期を問わず候補に挙がったら、特別な事情がない限り最優先で交渉したいところ。

それよりも撤退時、「またブロンコの仕業か…」ともやもやした気分になるのも恐らくパワプラーあるあるであろうか?


○猪狩カイザース
セントラルリーグ所属。
監督は神下怜斗。パワフルズ監督の橋森はパワフルズ黄金時代のチームメイト。神下はパワフルズプレイ時も登場するが、橋森はこちらには登場しない。たんぽぽカイザースの時の一軍監督は二軍監督の若手育生監督。
元たんぽぽカイザース、猪狩コンツェルンがたんぽぽカイザースを買収したので改名。
この球団では、コーチ陣は一新される。

猪狩、期待の大型ルーキー友沢亮、そして助っ人外国人のオリバー・ドリトンを獲得。
本拠地も猪狩ドームに改築して、チームの大幅な成長を狙うために様々な手段を取った。
歴代のあかつき(実力主義)チーム中でも、難易度は高め。 *15
二軍にいる時はやる気が下がることが多いので、早いとこ一軍に上ろう。
他チームとは違い一軍二軍入れ替え試験があるが歴代のあかつき(実力主義)チームの中では少ない方。
試合での成績が悪いとすぐ二軍に落とされてしまう。しかもこのチームのみ公式戦のCOMの守備が強いため、野手作成時は苦労する。厳しいようだが、現実のプロ野球は案外このモードに近いかもしれない。

契約更改の時、オーナーから来年は何を目標にするか聞かれる。
とにかく頑張る・一度も二軍落ちしない・優勝・日本一など。

オーナーは非常に厳しいので、達成できなければすぐ戦力外通告。
しかし、頑張っている者に限って一回だけ見逃してくれるあたり彼も鬼ではない。

練習で入る経験点が低いので、友情タッグや試合でポイントを稼ぐ為一軍に在籍し続けないと辛い…が
ここはやはり実力系シナリオ。

総合的に見れば腕と友情さえあれば最も最強に近づく事ができる。
したがって継承選手抜きで強い選手を作りたいときや、 バランスの取れた 安定感抜群の
極論というか究極の結論を言うならばオールAひいてはオールカンストを目指したいなら基本的にここ一択となる。


極亜久(ごくあく)やんきーズ
パシフィックリーグ所属。
番長こと番堂長児を主力とする。魔球マニアの阿畑やすし、理論派の鷹野、ダイエットで能力が大幅に変わる半田など、個性的な選手が多い。特に野手の場合、半田が太っているか痩せているかで友情タッグが変わるので育成の肝になると思われる*16
カイザースほどではないが友情タッグに恵まれている。だが、半田と阿畑は特定の条件を満たさないと友情が成立しない(半田は焼肉を完食する、阿畑はツボ押しを成功させる)ため、一緒に練習する前に体力を回復させておく必要がある。阿畑の場合失敗すると経験的が下がるため成功率(体力が高い方が成功しやすい)が低い時は機会を改めた方が良い。また番堂と友情を成立させておくとエンディングでサヨナラ安打男を習得できる。

オーナーの金沢さんはどこからどう見てもヤクザだが意外と気さくでいい人。NPBあるあるネタ…のつもりなんだろうか*17
他球団から機材や選手(猪狩などオリジナル選手含む)を借りに行かせるというとんでもないコマンドが存在する(使用できるのは番格(レギュラー)に昇格してから)。借りパクとかいってはいけはい。
借りてきた選手の能力によってはプロ選手と友情タッグを組むことも可能。
しかし、元の球団に帰ることがあるので過信は禁物であり、チームメイトの不満が溜まることがあるので乱用はしない方がいい。

この球団でプレイ時のみオールスターに出られない(開幕版のみ)。


主人公の年俸額が唯一ハッキリでる球団。
そしてユニフォームのデフォルトがビジターカラーと、とことんまでに異例尽くしの球団でもある。

…と言った具合に、イロモノめいたチームだが、友情は勿論師弟愛・引退する者への花向け…など意外と無難かつ王道なイベントとシステムしかなく難易度は楽なほう。安定した育成がしやすい。
要するに狂人のフリをした常識人ポジションであり、ココこそ最初にプレイできないのが非常に悔やまれる。



○サクセスオールスターズ
10超決定版で追加されたサクセス。親から会社を継いだがプロ野球選手への未練を捨てきれない主人公が営業の矢部に唆されてプロ野球球団を立ち上げて、実在プロ野球球団との試合を勝ち抜くストーリー。最大7試合まであり、1試合目で負けるとゲームオーバー。それ以降は負けた時点か全試合勝つと選手登録が行われる。6試合目まで勝つと7試合目の勝敗に関わらずEDが見られる。*18
主人公はオーナー兼選手なので、軍資金を元手にサクセスキャラと契約する他、自分の練習設備にも投資して経験値を得る。
チーム発足時のチームメイトは低能力かつ試合に勝っても成長しない*19ので、サクセスキャラと契約してチーム補強を行う。基本的に優秀な選手ほど契約金は高い。ただし中には比較的安価かつ優秀なボーナス選手もいる。


+ オススメ選手・コスパ良好な選手まとめ
投手
まず前提として、 強い投手は軒並み高い という法則がある。主人公(投手)以外は必ずぶつかる問題であり、 2億円より高い選手は一人除いて全員投手 になる。Aランク戦(5回戦)以降は一気に敵のCOMレベルが上がる為、高い能力の投手は必須。一人+中継ぎ何人か、出来れば二人は欲しい。
見ての通り高い契約金だが、大神と同じくらい強力な投手は3〜4億円帯は当たり前と考えると安い方。パワーB→C・コントロールA→Bと一回り低い以外は概ね猪狩守(3億円)に近い…と言えば 高い能力にして一回り安い値段で破格としか言えない 。パワーはCだがPH持ちな為本塁打も狙える。リーグ優勝決定戦・日本シリーズ戦は難易度が一気に上がる為、このくらいの投手は必須になる。
投手威圧感持ちも素晴らしく、中継ぎ連投も悪くない。

  • 部長 (1億円)
152km/h+LV7フォーク+他変化球二つ とかなり強力で、大神を除くと 他の1〜2億円帯の他投手に比べたら、頭三つくらい上を行く性能
流石は冥球島五回戦投手の一角なだけはある。部長だけ異様に格安であるともいえるが…。*20
代わりに打者能力が劣悪でパワー低い・スタコンともに高くない・寸前×ありと 目立った短所が結構ある 。冥球島での対策が多投によるスタミナ切れの降板…つまり味方としてもこの弱点がこのまま当て嵌まる。中継ぎなど要所で使う他に 捕手による能力補強 も重要。特に先発起用の際キャッチャー◯(◎)有無で性能がだいぶ変わる。

  • 中コスト投手三人衆
具体的に言うと、 坂崎 (8000万)・ 凡田大介 (7500万)・ 久方怜 (6500万)の三人。中コスト投手は一部かなり低い能力があったりマイナス能力があったりと使いづらい投手が多数だが、 この三人は例外的になかなか優秀 。坂崎はコントロールはDだがスタミナBが便利で、他は変化球三種かつマイナス能力なし。凡田はスタミナCだが、全体に広くムラがない投手能力+打者能力も秀でたメガネ兄弟の最優秀賞実力者。久方は変化球二つしかないが他は価格を考えると悪くない性能。ランクAまでの戦いなら彼ら一人でも充分で、それ以降は炎上回避の中継ぎで。

捕手
ぶっちゃけ 肩・守がC以上+キャッチャー◯(◎)は必須 。それを満たさない捕手は価格以前の問題。逆に満たすとなるとかなり絞り込める為、あまり悩まずに済むはず。後は捕手特化かパワーも必要かどうかで考えよう。
  • 一文字大悟 (8000万円)
肩・守・エラー回避全てB+キャッチャー◯と捕手として良好。更にパワーBかつムードメーカーと、 攻守のバランスが取れた良選手 。価格も高すぎず安すぎずで戦力として換算するなら一番オススメ。但しミートと走力は低い為、強振必須な点だけは注意。

  • 日下部卓也 (8000万円)
肩・守がなんとAで、キャッチャー◎・ブロックと 捕手としては右に出る者がいない 。ただし他能力が犠牲になっている、完全に捕手特化な能力。しかし彼を加える事で飛躍的に性能が上がる投手もいる為、パワー高い二刀流投手で賄う点も強み。
ちなみに他にキャッチャー◎持ちは猪狩進しかいないが、1億7000万円と日下部よりも倍かかるのが悩みの種。

  • 鬼頭 (6000万円)
肩C+キャッチャー◯、更にミートCパワーB+広角打法。打撃能力が優れてる割に価格も安いが、 守とエラー回避がEという捕手としての難があり 。三振狙いやパスボールを恐れず打撃特化なプレイヤーなら選んでもあり。

  • 香本 (5000万円)
肩・守C+キャッチャー◯かつ、パワーB・チャンス◯・走塁×。ミートと走はGと最低で数値だけ見ると一文字の下位互換だが、妥協点となる捕手性能かつ契約金の安さが魅力。流石にこれ以上捕手能力を下げるのはオススメしない。近い価格と性能に8の 森里 (6000万)もいる。
残念ながら冥球島の時みたいな最強クラスの捕手に成長することは出来ない。というか冥球島の初期能力より下がってしまった…。

二塁手・遊撃手
流石に二塁・遊撃手は守備の要であり、あまり無茶な設定は出来ない。能力の高い選手がいるのは救いだが、当然ながら高額となるかなりの悩み箇所。メイン遊サブ二が多い為、彼らで賄う事が多い。
当時は二塁手の救世主蛇島がいない為、深刻な人材不足だったのだ…!
  • 四条賢二 (4000万円)
サクセスオールスターズで契約できる二塁手は全員、能力が団栗の背比べといった状態だがその中で一番守備能力が高い選手。盗塁4や粘り打ちといった地味だが嬉しい特殊能力を持っているのも大きい。

10サクセス本編でお馴染み、初登場した期待の超新人。B以下の能力がない器用万能というべき優秀さだが、加えてなんと 投手能力あり。 流石に猪狩守や大神とかの超一流には及ばないが、コントロールDをどうにかすれば数千万の契約投手以上の性能がある。 数人分の活躍が出来る(文字通り) 為値は張るが価格以上の活躍が出来る。

  • 駒坂瞬 (1億円)
廉価版友沢と言うべき意外な実力者 。パワーEだが他はオールBに近い水準に送球◯と、負担の高い遊撃手を勤めるに足る能力。パワーは低い代わりにAH持ちで、単打狙いなら充分な性能。
高すぎて友沢は無理!な人は彼か立花で決まり。


かなり高額だが遊撃手は友沢か駒坂(かなり妥協して尾崎)になりがち。他は守備固めな立花ボボ・ムード◯ありのチェリーくらいしかいない。

その他コスパ良好な方々
レギュラーキャラに比べたら目立たないが、比較的安めな割りに強いきらりと光る名脇役達もいる。
メンツ見る限り、製作陣の身内贔屓の可能性も無きにしも非ず。
  • 松倉
低価格の投手としてよく使われる。球速が低い為序盤専用と割り切るのが吉。

  • あかつきナインのみなさん (一ノ瀬と二宮除く)
一ノ瀬は猪狩以上の超高額。二宮はキャッチャー◯もない為攻め特化なら。四条(二)・五十嵐(三)・七井(外)・八嶋(外)あたりが人気。

  • ドラフ島の人々
そこそこの能力の割に7000万円以下の格安選手が多く、穴埋めとしてはかなり優秀。
ミッキー以外全員プロテストに落ちた自虐ネタかも?
該当者は工藤(外)・森里(捕三)・古谷(外)・永瀬(二)・太田(一)・ミッキー(外遊)。太田はパワーA+PHの中では8000万円と格安だが、他能力が壊滅的で一塁がザルと化してしまうがパ・リーグの指名打者として起用すれば良質な存在になる。
パピヨンは最高峰の内野手かつ投手もできるチートスレスレな性能だが、2億とかなり高い上にスタミナがかなり低い。
アダムは能力自体はかなり高いが、かなり歪な性能で契約金もばか高いので除外。
契約金僅か数百万な高木・小手崎も勿論除外。

  • パワポケ勢
大神の優秀さが話題だが、それ以外にも優秀というか 拘り無いなら積極的に加入すべき な連中がいっぱい。
該当者は凡田(投)・たかゆき(外三)・立花ボボ(遊二)・ドミオ(外一三)あたり。中コスト投手三人衆の凡田・パワーBと走Bにプラス能力多数のたかゆき・守備性能充分なボボ・パワーと肩高いドミオ…と粒より。人外やらイロモノだらけな点は目を瞑るしかない。

契約できる二塁手の人数が少なかったり、 野手最高額の3億円 の癖に赤能力驚愕の17個持ちのアルベルトというネタキャラやら、逆にダイエーのボムことアレックス・ボンバーなど一転の能力が特化しすぎて高額な割りに使いにくいといったハズレな選手もいたりするので要注意。まあ、あらかじめ能力は見ることはできるし、そもそもボムはパワーA・パワーヒッター・満塁男なので、パ・リーグでは指名打者として起用すれば十二分に実用範囲内なのだが。


+ 契約金6000万以下のオススメ選手
あまり金をかけずに主人公を鍛えたい!けど、流石に初期キャラや矢部を使うのはキツすぎる…という方向けの内容。
F・G→C能力になると守備の安定さと、パワーC〜Bによる打点のありがたさを実感する筈。
一切契約無しで主人公のみで闘うのは球八高校以上な苦行になるので、素人にはオススメしない。
但し使いこなすには以下の要件が必須。
  • 秘書は加藤京子一択。 体調による能力減衰が余計響く。
  • 基本強振一択。 ミートが弱い選手がかなり多い為。

投手 :該当者無し
流石に低価格帯でまともな投手はいない為、 上記の中コスト投手三人衆か部長を使う方がマシ 。変化球が1〜2種しかない場合終盤での活躍が困難で、一番マシな 有馬 (6000万)でも致命的なキレ2を持つとなると大体察しがつくはず。

捕手 :香本 (5000万円)
上のオススメ捕手にも書いてるがこちらでも。肩・守C+キャッチャー◯かつ捕手の最低水準を満たし、かつパワーBと低価格帯としては実はこの 低価格帯としては中々破格の捕手 。ミートと走がGの為強振一択だが、どうしても無理ならパワーB→Cだがミート・走G→Dの 森里 (6000万)か、守を犠牲にしても良いなら 鬼頭 (6000万)でも良い。他は肩や守に何ありだったりキャッチャー◯もないから選ばない方が良い。

一塁手 :ファニーニョ (5500万円)
まず8000万以下の野手にはパワーA+パワーヒッターが殆どないが、数少ない該当者が 太田 (8000万)と彼。 PH以外にチャンス4や粘り打ち と優秀な青能力もあるのが◯。但し三振まであり更に肩D他F〜G。パワーの数値としても150とギリギリAなところで値段を削るなら…と言ったところ。ちなみに他は辛うじてパワーCだが赤能力持ちの 古葉 (2000万)や 外藤 (2500万)と意外に人材不足になりがち。

ニ塁手 :四条賢二 (4000万円)
上のオススメ選手にもいるが、走肩守がCと二塁手としても及第点かつ優秀な青能力がある為こちらにも該当。そもそも 二塁手自体が少ない という致命的な問題もあるが。 永瀬 (3000万)にケチると青能力が大量の赤能力に化ける為オススメ出来ない。

三塁手 :五十嵐権三 (6000万円)
当時三塁手が野球の花形扱いなのか、一億円あたりで強選手がたくさんいるが、反面 低価格三塁手はかなり厳しい。
パワー狙いに向いてる彼の性能はパワーB+肩A。 マイナス能力多数+歪な能力 となかなか扱いのキツいキャラだが、強振で変化球を捉える腕前なら彼を使いこなせるだろう。何故か三塁手の架空選手にて詳しく書かれている為、あちらも参照しよう。

遊撃手 :尾崎竜介 (3000万円)
格安遊撃手で大丈夫?と思われるが、走・守・エラー回避がCと遊撃手の最低水準を一応満たしている。(他はD) 何故か3000万にしては妙に高めな能力 で、格安遊撃手となると柴田(2500万)がオールDだがまだマシ……と他はどれもこれも地雷な中、例外的に(コスパ的に)優秀と侮れない選手。 低価格帯の遊撃手は彼一択。

外野手 :工藤晶 (5000万)・ 古谷正美 (4500万)・ 猿山 (5000万)・ 反町 (5000万)
工藤はほぼオールC(肩はD)+流し打ちのバランス派。 低価格の中C多数は貴重 で、なかなか優秀な性能。
古谷はパワーB+三振の一発狙いタイプ。但し守備面はあまり良くない。
猿山と反町はパワーCかつ他少し改善と古谷よりほんの少しバランス寄り。二人とも工藤の下位互換だが…

よほどこだわりが無い限り、秘書は加藤(選手が不調絶不調にならず、投手はお疲れ状態*21にならず、高額な投手が一人で済むため、実質四路の一割引以上に節約効果が強い)一択。
ただ、せっかく歴代キャラが出演するのだからいろいろな投手もたくさん使ってみたい、とにかく多くのキャラを揃えたい(例えばあかつきナインコンプリート)などなら四路も充分選択肢に入る。
また、カレンさんなら一定確率でタダで選手を引き抜いてくれるというある意味史上最悪にして史上最高なサービスがあるので運に自信のある人なら選択肢としてアリ。
なぎさちゃんは……モウダメダーOTL。とりあえず特殊能力が入るなど特典がないわけではないが、それでも正直地雷、存在価値など皆無だと言わざるを得ない。

なお、サダメナインのひとりである乙女は今作のサクセスオールスターズで顔グラフィックが判明している。
乙女、田中、鮫島以外のサダメナインの選手達は超決定戦のホームラン競争のごほうび選手*22として登場しているが、顔グラフィックはない。

サクセスオールスターズ以外のチームはパワプロ14ではレボリューション・リーグ(通称レ・リーグ)にリーグを変えている。


万年二軍の補欠選手をミスター○○○○ズにまで成長させた皆さん、
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最終更新:2025年05月09日 23:30

*1 現役時代は福家に近い、パワーA+PHの三塁手。『熱血スイング』の異名を持っていたとか。

*2 但しカイザースはほぼ確実に首位独走している

*3 再編騒動や横浜身売り以前に、そもそも『10』時点でも現在でも設定が非常に特殊なのもあり、パワフェスモードやアレンジチームとしての収録だと「キャットハンズ」のみのチーム名で親会社うんぬんはボカされることが大半。こちらの世界観だとどういう状態になっているのかは不詳

*4 一応社会人野球ではなくはないようだが(例えば古田敦也宮本慎也のヤクルトコンビなどはアマ時代は従業経験があるのを明言している。特に真面目にホテルマンしていたらしい宮本さん)、プロ球団ではありえない事態なのは言うまでもない

*5 当たり前だが現実で鉄道業の会社がオーナー企業のところは自動車通勤を認めており、業務命令として使用が求められるのは基本的にそういうファンイベントの時だけ

*6 当時は全モード一律での落下点表示はまだなかった。

*7 それにしてもマイライフでも自軍が全員絶不調になるイベントがあったが、まさかこのボッタクリーンの毒牙に…?!

*8 13でもゲームの難易度に直接影響こそないが、卒業アルバムのたくさんした練習ランキングとして、そのギミックは転用されることになる。

*9 極端な玩多堂と安定のギガメガとは、もしかするとロボット工学でもホンダとトヨタないし日産のように、生産する商品の性質が対極の関係に位置する、ロボット工学におけるライバル同士なのかもしれない。

*10 というかそもそもSGのみの固有キャラで明確にNPB志望のメンバー自体が皆無。かの冴木ネキがここに就職したかまでは不明。

*11 そこをいくとパワ13に登場した見返りグラブがあれば相性抜群だっただろうにと悔やまれると同時に、これまた“グラブ”と守備に関わる装備品なのがまたおもしろい。

*12 そのあたりのネタを踏まえたのかは不明だが、後のキャットハンズには能力友沢・名前ランダムな半固定選手が登場している。

*13 具体的には除去に当たり精神得意の継承選手と共に精神練習するのが一番確実だが、前述の仕様上狙って作っておくのはハードルがいささか高い

*14 なおやんきーズシナリオで、キャットハンズに借りに行く時、このギガメガから高機能計算機を手に入れることもある…が、豚に真珠なのか、役に立たないと判断し、いたずらに突き上げを喰らうリスクを高めるバッドイベント扱いである。

*15 但し後に歴代最難関と言われる「神楽坂グループ」(パワ15)が来た為、そちらよりはマシだが…。

*16 パワフェスとかでは基本的に太ってるverのみで登場する。

*17 当時すでに「80年代のカープナイン」などがどうみても暴力団とネタにされることがあった。近年だと平野佳(Bs)あたりが言われることがある

*18 その他にプレイ中に契約したサクセスキャラが登録される特典もある。また猪狩守、猪狩進、半田を契約してED迎えると次回のサクセスからそれぞれの別バージョンが解禁されて契約できるようになる。

*19 チームメイトの基礎能力はGとFしかない。また矢部もサクセス1年目と同等の低い基礎能力である。

*20 ゴメス3億円・野球マスク5億円・アフロ猪狩5億5000万円と彼らが破格すぎるのもあるが……しかも隠しキャラが二人もいるし。

*21 先発投手が、次の試合では登板不可になる。サクセスでは10が初導入

*22 そのうちのひとりであるザンスは、攻略本では何故か「超決定戦で初登場の謎の選手」扱いになっている。