ネフティスの鳳凰神(遊戯王)

登録日:2011/02/07 Mon 16:39:37
更新日:2025/03/17 Mon 21:34:14
所要時間:約 5 分で読めます




《ネフティスの鳳凰神》は遊戯王OCGに登場するカード。

英名:Sacred Phoenix of Nephthys

概要

効果モンスター
星8/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1600
(1):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した場合に発動する。
フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

第4期第3弾「FLAMING ETERNITY」にて初登場し、《魔のデッキ破壊ウイルス》と共に同パックのパッケージを飾ったモンスター。

最上級モンスターでありながら、ステータスはとようやく並べる程度の攻撃力に準アタッカーにも崩される守備力、と頼り無い。
しかし、その本質は強力な特殊召喚サポートの存在と自身の効果である。
まず、《ネフティスの導き手》によって素早く展開が可能。効果破壊されれば自己再生し、更には魔法・罠も全部焼き払ってくれる。
また、《ヴァンパイア・ロード》と違い、自分のカード効果で破壊しても発動する為、《激流葬》等で能動的に発動を狙える。
正に生ける《大嵐》だが、手軽に何回でも発動出来る点は、より強力であると言える。

が、バウンス・除外には耐性は無い。
《ネフティスの導き手》は手札からの特殊召喚も可能なので、バウンスされても立て直しは効くが、《D.D.クロウ》などで除外されてしまうと弱い。
それでも破壊によるサクリファイス・エスケープである程度は回避可能な為、その点は評価に値する。

また、炎王はこいつをリクルートしつつ効果を発動させられる《炎王の急襲》、効果が対をなす《炎王神獣 ガルドニクス》などが存在し、非常に相性のいいカテゴリーである。

余談だが、イラストをよく見ると胸がある。
こうなったのは、ネフティスがエジプト神話の女神だからである。
セトの双子の姉で、オシリスを誘惑してアヌビスを生んだらしい。

また、鳳凰はよく不死鳥と一緒くたにされるが、全くの別人なので注意。
更に、鳳凰はのイメージが強いが、実際はを司っている。


関連カード

  • 《ネフティスの導き手》
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 600/守 600
(1):自分フィールドのモンスター1体とこのカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「ネフティスの鳳凰神」1体を特殊召喚する。
同じく「FLAMING ETERNITY」で登場した、ネフティス展開の要。
ネフティス版の《正義の味方 カイバーマン》《黒竜の雛》で、リリースコストが多い分、デッキからの特殊召喚も可能。カード消費を減らすために、なるべくデッキから特殊召喚したい。
低レベル魔法使いなので、このカードをリクルートしつつリリースコストにもなれる《見習い魔術師》と相性が非常にいい。
DUEL TERMINALで鳳凰神共々スキャンすると、専用デッキが現れる。

  • 《ダーク・ネフティス》
効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスターが3体以上の場合、
その内2体をゲームから除外する事で、このカードを手札から墓地へ送る。
次の自分のスタンバイフェイズ時、
この効果で墓地へ送られたこのカードを墓地から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
第5期第7弾「PHANTOM DARKNESS」で登場した、ダークモンスター化した鳳凰神。
破壊の規模が小さくなったものの、自身の効果以外で特殊召喚した場合も効果が発動する。
が、強制である上、相手に限定していない為、注意が必要。

  • 《メタファイズ・ネフティス》
効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2400/守1600
(1):このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドにセットされた魔法・罠カードを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、
次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。
デッキから「メタファイズ・ネフティス」以外の「メタファイズ」カード1枚を手札に加える。
第10期第2弾「CIRCUIT BREAK」で登場した、メタファイズ化した鳳凰神。
破壊ではなく除外に進化したものの、セットカード限定かつメタファイズモンスターの効果で特殊召喚された場合限定となった。
除外された次のスタンバイフェイズに自身をデッキに戻し、同名以外の「メタファイズ」カードをサーチする効果も付いているので、完全にメタファイズ用のカードになっている。

  • 《カオス・ネフティス》
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、フィールドのカードが効果で破壊された場合、
自分の墓地から「カオス・ネフティス」以外の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドのカード1枚と相手の墓地のカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
第11期第7弾「BATTLE OF CHAOS」で登場した、カオス化した鳳凰神。
自身の効果でしか特殊召喚出来ないが、相手の場のカード1枚と相手の墓地のカード2枚を除外と、墓地メタ要素が強くなった。
特殊召喚のコストとして墓地の闇・光属性モンスターを1体ずつ除外する必要があり、【ネフティス】で使うのは厳しい。
登場時期と効果的に《D-HERO デストロイフェニックスガイ》のメタカードであると思われるが、皮肉な事に相性が良いので併用される事も

  • 《鳳凰神の羽根》
通常魔法
手札を1枚捨て、自分の墓地のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードをデッキの一番上に戻す。
「FLAMING ETERNITY」で登場。
手札1枚をコストに、墓地のカードをデッキトップに戻す。素早く回収できる《死者転生》や《魔法石の採掘》も存在するので、デッキトップに戻す効果を生かしたい。
墓地に他のカードがあれば捨てたカードをデッキトップに置けるので、《RUM-七皇の剣》のような、通常のドローで手札に加えたいカードを素引きしてしまった時にも使える。
炎のような明るい赤色の羽根で、《ネフティスの導き手》を含む一部のネフティスモンスターのイラストにも、装飾品として描かれている。

新規カード


ネフティス伝説は、

新たな希望へと受け継がれる──。

上記の通り、数年置きに派生形はチラホラと出ていながらもサポートカードが少なく、【スタンダード】や【ネフユベル】【炎王】に出張する様な形での活躍が多かったが、
第10期に登場した「デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ」にて新規が登場し、遂にカテゴリ化を果たした。

このパックに収録されたテーマはいずれも「リンク召喚と別の召喚法」の2つの召喚法を駆使するテーマとなっている。
同期のプランキッズは融合、魔妖はシンクロ、そしてネフティスには「儀式召喚」が割り当てられ、リンクモンスターと儀式モンスターが2種類ずつ登場した。

また、「ネフティス」名称の魔法・罠に加え、
「手札を破壊して発動する起動効果」「効果破壊された場合、次の自分スタンバイフェイズに発動する誘発効果」の2つを持つ☆2モンスターも登場。
こうしてネフティスは「レベル2・風属性・魔法使い族」「レベル8・炎属性・鳥獣族」の2種のモンスターを活用し、破壊でアドバンテージを稼ぐ儀式・リンクテーマとなった。

遊戯王マスターデュエルで実装されたソロモードによると、《ネフティスの鳳凰神》はとある砂漠の地で信仰されている神とのこと。
魔法使い族モンスターはそれを信奉する神官たちで、時には願いや祈りを捧げてネフティスを顕現させ、奇跡を起こしているようだ。

  • 《ネフティスの悟り手》
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 600/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ネフティスの悟り手」以外の自分の墓地のレベル4以下の「ネフティス」モンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚選んで破壊し、対象のモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
起動効果は同名以外の下級「ネフティス」の蘇生、誘発効果は自己再生。
展開力の乏しい【ネフティス】における貴重な展開補助。蘇生から素早く後述の《守護神-ネフティス》のL召喚やランク2に繋げたい。
また、消費を抑える為にも他のネフティスの効果で積極的に破壊するのも推奨される。

末端が真っ白になった長髪をまとめている女性。
《ネフティスの導き手》とはステータスが同じで、あちらと同じ被り物を持っていることから、同一人物だと思われる。

  • 《ネフティスの祈り手》
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札を1枚選んで破壊し、デッキから「ネフティスの祈り手」以外の「ネフティス」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「ネフティス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
起動効果で同名以外の「ネフティス」モンスターを、誘発効果で「ネフティス」魔法・罠をサーチする。
【ネフティス】最重要カード。状況に応じて鳳凰神や儀式体、儀式魔法やそれ以外のサポートをサーチ出来るのでこの幼女が居ないとデッキが回らない。勿論、スーレア。

見た目は薄茶色の被り物と、白い羽根の首飾りをつけた幼女。後述の《ネフティスの繋ぎ手》とは同一人物。

  • 《ネフティスの語り手》
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 300/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ネフティスの語り手」以外の自分の墓地の「ネフティス」カード1枚を対象として発動できる。
手札を1枚選んで破壊し、対象のカードを手札に加える。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地から「ネフティスの語り手」以外の「ネフティス」カード1枚を選んで手札に加える。
起動効果・誘発効果ともに同名以外の「ネフティス」サルベージ。
魔法罠の回収や効果を使い終わったor各種素材にした「ネフティス」の使い回しに。

「語り手」らしく、古文書のようなものを手にしている。

  • 《ネフティスの護り手》
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻1400/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札を1枚選んで破壊し、手札から「ネフティスの護り手」以外のレベル4以下の「ネフティス」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「ネフティスの護り手」以外の「ネフティス」モンスター1体を選んで破壊する。
起動効果は手札から同名以外の下級「ネフティス」を手札から特殊召喚、
誘発効果はデッキの同名以外の「ネフティス」を破壊。
悟り手と同じくL召喚などに繋げられるが、手札消費が激しいのが玉に瑕。
地味に誘発効果の方でデッキの「ネフティス」に干渉出来るのでデッキの鳳凰神を破壊→次の自ターン蘇生による急襲も可能。

長剣を携えており、戦士のような出で立ちだが、《ネフティスの輪廻》では《守護神-ネフティス》のすぐ近くで祈りを捧げている姿が見られる。

  • ネフティスの祀り手
儀式・効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻1200/守1200
「ネフティスの輪廻」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ネフティス」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動したターンのエンドフェイズにこのカードは破壊される。
(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
手札の「ネフティス」カード1枚を選んで破壊し、このカードを墓地から特殊召喚する。
1体目の儀式ネフティスにして初のレベル2儀式モンスター
儀式召喚時にデッキから「ネフティス」をリクルートする。
この効果を使うとエンドフェイズに自壊するので各種素材に使って回避する必要がある。
墓地にある時に手札の「ネフティス」を破壊して自己再生も可能。実質バニラになるが各種素材には使えるので問題はない。
ちなみにリクルート効果は《ダーク・ネフティス》と《メタファイズ・ネフティス》も呼べる。

当代の神官のようで、他の魔法使い族「ネフティス」と異なり、《ネフティスの蒼凰神》をモチーフにした寒色の衣装に身を包んでいる。

  • ネフティスの蒼凰神
儀式・効果モンスター
星8/炎属性/鳥獣族/攻3000/守1000
「ネフティスの輪廻」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「ネフティス」カードを任意の数だけ選んで破壊する。
その後、破壊した数だけ相手フィールドのモンスターを選んで破壊する。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分スタンバイフェイズに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
2体目の儀式ネフティス。こちらは本家と同じ☆8。
メインフェイズに自分の手札・場の「ネフティス」を好きなだけ破壊して、同数の相手モンスターを破壊する豪快な3000打点アタッカー。
さらに戦闘・効果で破壊されると自己再生するオマケつき。
各種誘発効果で消費は抑えられるとはいえ、除外・バウンス・リリースには無力。
次ターンまで耐えるのは難しい物があるので、使う時は勝負を決めたいところ。

《守護神-ネフティス》に祈ることで顕現する、蒼き鳳凰神。
しかし、ある時里を襲った強大な存在には苦戦を強いられ……

  • ネフティスの繋ぎ手
儀式・効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻2000/守 0
「ネフティスの輪廻」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキから「ネフティスの繋ぎ手」以外の
「ネフティス」儀式モンスター1体を儀式召喚扱いで特殊召喚する。
(2):このカードが「ネフティス」カードの効果で、
リリースされた場合、または破壊された場合に発動できる。
次のスタンバイフェイズに、自分の手札・デッキ・フィールドからそれぞれ1枚まで、
儀式モンスター以外の「ネフティス」カードを選んで破壊する。
第11期第2弾「PHANTOM RAGE」で2年越しに登場した、3体目の儀式ネフティス。こちらは祀り手と同じ☆2。
儀式召喚時に同名以外の儀式ネフティスモンスター1体を、
なんと手札・デッキから儀式召喚扱いで特殊召喚する凄まじいモンスター。
ネフティス限定とは言えリリースコストや儀式魔法を使わず儀式召喚が出来るのは非常に画期的。
祀り手ならばリクルート効果も合わせて儀式2体を含めてモンスターが3体並び、すぐさま後述の《焔凰神-ネフティス》を破壊耐性付きの3600打点で呼べる。
更に、「ネフティス」カードの効果で破壊orリリースされたなら次のスタンバイフェイズに手札・場・デッキから儀式以外のネフティスを破壊する効果もあるので、儀式召喚後に各種ネフティスの効果で破壊orリリースする事で更なる展開に繋げられる。ただし、《ネフティスの導き手》のみ「コストでリリース」する為、起動しない事には注意したい。
儀式召喚効果で《ネフティスの蒼凰神》を呼べるのでそのまま破壊して相手の場を荒らして攻撃→相手スタンバイフェイズにネフティス破壊→次の自分のターンに破壊したネフティスの効果起動
と繋げたい。

後述の《ネフティスの覚醒》から幾ばくかの月日が流れ、少し大人びた面持ちになった《ネフティスの祈り手》。
被り物と首飾りには、金色に輝く羽根があしらわれている。

  • 守護神-ネフティス
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク2/炎属性/鳥獣族/攻1200
「ネフティス」モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚している場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから鳥獣族・レベル8モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
●このカードのリンク先の「ネフティス」モンスター1体を選んで破壊し、
そのモンスターと元々のカード名が異なる「ネフティス」モンスター1体を自分の墓地から選んで効果を無効にして特殊召喚する。
1体目のリンクネフティス。
召喚条件は「ネフティス」モンスター2体。悟り手、祀り手、繋ぎ手などの効果を使えば出しやすい。
リンク召喚すれば1ターンに1度、
  • ☆8鳥獣族サーチ&儀式魔法サルベージ
  • リンク先の「ネフティス」を破壊して別の「ネフティス」を効果無効にして蘇生
のどちらかを使える。
特にサーチ効果は強力で、《ネフティスの蒼凰神》の儀式セットを揃えたり、鳳凰神や【ネフティス】と相性の良い《炎王神獣 ガルドニクス》を持ってきたりと言った動きが可能。
後半のネフティス入れ替え効果も強力であり、儀式体を蘇生させれば後述の《焔凰神-ネフティス》にも繋げられる。
しかし【ネフティス】にそこまでの展開力がないので《守護神-ネフティス》出した後にネフティスが余る事が少なく、使う機会に恵まれないのが玉に瑕。

神官を中心とした、鳳凰神を厚く信仰する人々が砂漠の地に建てた巨大な神像。
人々は聖地となったそこを見守る神に感謝しながら、里を築き暮らしている。

  • 焔凰神-ネフティス
祈りに応えて現れた紅き「ネフティス」
目覚めた力が希望をつなぎ、未来へと導いてゆく。
リンク・効果モンスター
◤ ▲ ◥
◀   ▶
リンク3/炎属性/鳥獣族/攻2400
儀式モンスターを含むモンスター2体以上
(1):このカードは、このカードのリンク素材とした儀式モンスターの数によって以下の効果を得る。
●1体以上:このカードは戦闘では破壊されない。
●2体以上:このカードの攻撃力は1200アップし、効果では破壊されない。
●3体:このカードの攻撃力は1200アップし、効果の対象にならない。
(2):このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、
相手はメインモンスターゾーンの「ネフティス」モンスターを攻撃対象に選択できない。
2体目のリンクネフティス。
召喚条件は儀式モンスターを含むモンスター2体以上でマーカーの向きは左下/下/右下のリンク3。
リンク素材に儀式モンスターを要求する初のリンクモンスターで、素材にした儀式モンスターの数に応じて効果が増える。
1体以上なら戦闘破壊耐性、2体以上なら攻撃力1200アップ&効果破壊耐性、3体なら攻撃力1200アップ&効果の対象に取られなくなる。
儀式モンスターを並べるのは手間がかかるが、
2体素材にすれば破壊耐性持ちの攻撃力3600のモンスターに、
3体使えば破壊耐性&効果対象耐性持ちの攻撃力4800と言う凄まじいモンスターが誕生する。対象取らない除外バウンスリリースはヤメテ
また、EXゾーンにいる限りメインゾーンの「ネフティス」を相手の攻撃から守れる。
流石に儀式モンスター3体素材は辛いが、攻撃誘導の効果との兼ね合いからせめて2体は素材にして出したい所である。

  • ネフティスの輪廻
儀式魔法
「ネフティス」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
手札から「ネフティス」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
「ネフティスの祀り手」または「ネフティスの蒼凰神」をリリースして儀式召喚した場合には、
さらにフィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
「ネフティス」用の儀式魔法。
儀式召喚のリリースに儀式体を使えば場のカードを1枚破壊出来る追加効果持ち。
この追加効果の方で名指ししているのでちゃっかり《儀式の下準備》に対応している。

  • ネフティスの希望
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「ネフティス」カード1枚と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
自分の「ネフティス」1枚と相手のカード1枚をそれぞれ破壊。
「ネフティス」の破壊時効果と上手く組み合わせたいのだが、ほぼ同じ効果の超獸の咆哮(デカネローグ)がライバルとなる。
あちらは破壊する自分のカードはモンスターであれば何でもよく、速攻魔法なので相手ターンにも使える。
こちらを使う場合は、通常魔法であること、「ネフティス」であること、魔法・罠ゾーンの「ネフティス」も破壊可能であることを活かして差別化を図りたい。
ちなみに儀式モンスターを2体だけ素材にした《焔凰神-ネフティス》を選べば相手だけ破壊可能。*1

イラストは、《ネフティスの蒼凰神》の力でも脅威を退けられない未曽有の危機の中、未来の神官となりうる素質を持った《ネフティスの祈り手》に最後の望みが託される場面。
燃え落ちる里の中で、祈り手は一心不乱に神に願うこととなる。

  • ネフティスの覚醒
永続罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ネフティス」モンスターの攻撃力は300アップする。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ネフティス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
自分の「ネフティス」の攻撃力を300上げ、表側表示の自身が破壊されたら手札・デッキ・墓地から「ネフティス」を呼び出す効果を持つ永続罠。
相手が破壊してくる事はまずないので、《ネフティスの鳳凰神》や《ネフティスの蒼凰神》の効果などで自分から割りたい。

祈り手の魂の力と純粋無垢な願いにより、《焔凰神-ネフティス》が呼び覚まされた。
金色の炎を纏った赤い鳳凰神は、里への災いを瞬く間に退け、神像に戻るのだった。

相性の良いカード

能動的にネフティスを破壊しつつ相手のカードを破壊できるため、非常に優秀。後述の《レベル・スティーラー》とも相性抜群。

自分の場の☆5以上のモンスターの☆を1つ下げ、墓地から特殊召喚できる。
ネフティスの☆は8なので基本的に4回蘇生できる。
しかしネフティスが効果で墓地から復活すると☆はまた8に戻るので戦線維持が非常にしやすくなる。
また1体目のネフティスを出せればこのカードを使って手札から新たなネフティスを生贄召喚も可能。
現在は禁止カード。

  • 《黄泉ガエル》
自分フィールド上に魔法罠が無ければスタンバイに蘇生可能。
《ネフティスの導き手》を召喚すれば即ネフティスを特殊召喚でき、ネフティスの効果は自分の魔法罠も破壊するので、ネフティスを出した後も壁になってくれる。
《レベル・スティーラー》の様に1ターンに何度も蘇生出来ないが、ネフティスがいなくても蘇生出来るため安定して機能する。
ただし後述の《スキルドレイン》とは相性が悪いので注意。

相手ターンに相手モンスターの効果を無効にできる。
後述のスキルドレインにもあるが苦手とするモンスター効果を封殺できる。
更に魔法使いのチューナーであり、《ネフティスの導き手》と共に《見習い魔術師》を共有でき、腐ることはまずない。
《レベル・スティーラー》とネフティスで《フォーミュラ・シンクロン》のドローを絡めつつ《氷結界の龍 トリシューラ》になれた。ウマー^ ^

  • 《デストラクト・ポーション》
自モンスターを破壊し、その攻撃力分回復するライフゲインカード。
ライフゲインはあまり重要視されない環境であるが、一番大事なのは能動的に「破壊」出来る点。
バウンスや除外効果にチェーンして発動すれば、それを回避しつつ次のターンで蘇生、破壊効果からの反撃が可能となる。

自分フィールド上の表側表示モンスターが破壊された時に手札から特殊召喚が可能。
機皇帝は破壊カードが豊富なネフティスのデッキとのシナジーが良い。
先述の《デストラクト・ポーション》は《機皇帝グランエル∞》の火力を高めるのにも使える。

場のモンスターの効果を無効にする永続罠カード。
ネフティスの蘇生効果は墓地で発動するので問題なく復活できるのである。
復活時の魔法、罠破壊効果は無効になるが、天敵である異次元女や鬼畜モグラ、バウンス龍等の対策に必須クラスのカードである。
ただしパワー負けする可能性もありえるので慢心しないこと、《機皇帝グランエル∞》との相性も悪い。

お馴染みヤンデレっ子。
第二形態の《ユベル-Das Abscheulich Ritter》とのシナジーにより、毎ターン《ブラック・ホール》と《大嵐》を発動出来る。
ユベルの打点不足とネフティスの戦闘の弱さをそれぞれ補えるのも強み。

打点不足のカバーはもちろん、フィールド魔法でありながらも破壊耐性がある。
さらに、発動時に自フィールドの特殊召喚されたモンスターを破壊というデメリットを逆手に取るコンボも可能。
ちなみに上記の炎王とも相性がいい。


追記・編集は自己再生してからお願いします。

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  • セルフ破壊
最終更新:2025年03月17日 21:34
添付ファイル

*1 儀式モンスター3体素材にするとそもそも効果対象に選べなくなる。更に、その《焔凰神-ネフティス》しか場にいない時は発動不可になってしまう。