登録日:2022/01/28 (金) 03:05:25
更新日:2025/01/26 Sun 20:55:40
所要時間:約 5 分で読めます
出典:ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス、1話『サトシとゴウ!シンオウフェスにゴー!!』、
2022年1月21日から配信開始。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
■概要
脚本は
DP編でシリーズ構成を担当した冨岡淳広。
監督も同じくDP時代に監督をしていた浅田裕二を起用している(総監督は本編同様に冨安大貴が担当)。
本作のタイトルと3・4話の配信日から分かる様に、本作は『
Pokémon LEGENDS アルセウス』の販売促進作品であるが、当該作品をアニメ化したもの……
ではなく、
DPにプラチナとLEGENDSの要素を加えた実質的な
DPの完全新作アニメである。
LEGENDS要素は第1話と第4話ラストぐらいしかなく、ストーリー上でヒスイ地方と関わる事も無いため、それらを期待して見ると大幅に肩透かしを食らう事になる。
新無印は全世界が舞台な関係で過去作キャラが頻繁に登場するのではあるが、あくまでメインターゲットは新無印から見始めた子供達。
なので、過去作要素はそこそこに抑え、その回だけ見ても問題ないような作りをしている。
しかし本作は違う。 DPと『超克の時空へ』を見ている事が大前提となっている。
(DPは主にギンガ団に関するエピソードだけでも十分。ただ細かいネタが多いので出来れば映画含め全て見た方が良い)
一応最低限の説明がされているが、新無印しか見ていない視聴者は完全に置いて行かれる構成になっている。
これは『Amazon Prime Video』にてアニポケが全シリーズ(映画は不定期)配信されているからこそできる強気なシナリオといえるだろう。
なおTVでは過去キャラが登場しても、権利がややこしいからか過去作の
BGMは一部を除き使われていないのだが、本作ではバンバン過去作の
BGMが使われている。
総じて『Amazon Prime Video』での独占配信だからこそ出来るアニポケ特別編である。
■あらすじ
サトシとゴウはリサーチフェローの仕事として、ミオ図書館で行われるシンオウフェスにやって来た。
このシンオウフェスは昔のシンオウの生活や風習を再現し、体験する事が出来るというモノだ。
さらにサトシたちはヒカリとシロナと再会し、彼女らと共にフェスを満喫する。
一方でかつて解散したはずの
ギンガ団は
ヒードランをゲット。ヒードランと
火の玉プレートの力で時空に穴を空けようとする。
しかしこの実験によってテンガン山のポケモンは暴走を始めてしまい、ヒードランもまた体が炎に包まれた暴走形態になってしまう。
■主な登場人物
お馴染み主人公。シンオウフェスに調査に来た。
シンオウ地方で起きる異変を知り、アルセウスからのメッセージを受け取った事で調査を開始する。
ピカチュウは
ポッチャマと再会するとすぐにハイタッチをしていたが……?
登場ポケモンはピカチュウ、
ウオノラゴン。
ピカチュウは久しぶりに形態模写を披露。絵を見ただけで再現するとんでもない技術を発揮。
もう一人の主人公。
タケシの事はサトシから聞いていたらしく、積極的に話しかけた。
本話は「新無印にDPキャラが出た」というより「DPにゴウが紛れ込んだ」という構成なので、アウェー感が強い。
シンオウ伝説が突然接触を図って来たため、すぐ事情を把握するサトヒカと困惑するゴウとの対比が印象的。
そりゃ伝説ポケモンなんてそう関われないので、驚くのは普通の反応であろう。
登場ポケモンは
サルノリ、
エースバーン、
インテレオン。途中で珍しくサルノリをボールに戻している場面がある。
またこのストーリーは
ゴウの手持ちのエースバーンとインテレオンの絡みがある初のストーリーであり、そういった意味では貴重といえる
DP編のヒロイン。21年12月放映の前後編から間を空けずの登場である。
シンオウフェスでは昔の衣装(『LEGENDS』のAmazon特典の『
ガブリアス着物セット』)をレンタルしており、髪型も『LEGENDS』の女の子主人公と同じスタイルにしている。
登場ポケモンはポッチャマと
マンムー。
ポッチャマはゴウのインテレオンがかっこいいと思ったのか、輝きの目で見ていた。
そしてそのポーズを真似るポッチャマに困惑するインテレオンェ…
かつての愛すべき旅仲間。服装もDP時代。登場はSM編以来。
正式にポケモンドクターとなったのか研修中なのかは不明だが、白衣姿でクロガネシティの
ポケモンセンターに勤めている。
(
シンジが
マリルリを子供に譲った場所といえばDP視聴者は思い出すはず)
それに伴って、連れていたラッキーが
ハピナスに進化している。
サトシたちから事情を聴き、力を貸す。
登場ポケモンはハピナス、
グレッグル、
ハガネール。
ハピナスとグレッグルはアシスタントとして活躍しているそうで、ハガネールは相棒としてずっと手持ちに入れているということなのだろう。
お馴染みシンオウ地方のチャンピオン。
考古学者としてシンオウフェスに多くの協力をしたらしく、サトシたちの案内をノリノリでしてくれた。
彼女もまたサトシたちと同じく
ガブリアスセットの衣装を披露。髪型はマジコスを彷彿させるモノ。
登場ポケモンはガブリアスと
ロズレイド。
ロズレイドは原作の手持ちでもあるが、何気に今回が初登場である。
ギンガ団の幹部たち。勿論部下のステキファッションの皆さんも健在。
彼らの目的は『新世界を作り、行方不明のアカギの元へ行く事』である。
そのためにアルセウスの一部である『火の玉プレート』にヒードランの力を合わせる事で時空に穴を空ける作戦を決行する。
なおDPではプルート以外はシンオウ警察に逮捕されており、タケシもその事に言及しているが、なぜ活動できているかは不明。
放送から12年も経っているため、普通に刑期満了で出所したんじゃないかとか言われている。
ジュンサーさんの反応から、普通に脱獄した模様。その割には大胆に行動しているが……。
なお声優も当時の人たちが担当している。
■伝説のポケモン
出典:ポケットモンスター 神とよばれし アルセウス、1話『サトシとゴウ!シンオウフェスにゴー!!』、
2022年1月21日から配信開始。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon
全てを創ったという
幻のポケモン。
映画で人間を滅ぼそうとしたが、今は人とポケモンを見守っているとされる。
時空の歪みとヒードランの暴走を予感し、サトシたちに助けを求めた。
今回は喋る訳ではないが、TVシリーズで特に面識のないサトシたちに助けを求めた事から映画と同個体だろう。
仮に映画とは別個体であった場合でも下記の湖の三体から、DPでのギンガ団事件に対するサトシたちの活躍を伝えられたことがあったため、今回接触を図ったとも考えられる。
CV:真堂圭(アグノム)、千本木彩花(ユクシー)
湖ではなくアルセウスが住む時空に呼び出されており、アルセウスの命令でサトシたちに接触を図る。
ヒードランの暴走を抑えるためにサトシたちに協力する。
CV:
三宅健太
DPで出て来た3匹のヒードランではなく、描写的に『ハードマウンテン』に生息している個体。
DPでは普通のポケモンとして扱われていた不遇の子だったが、本作にて伝説の威厳を見せつける。
……まぁ登場早々にサターンにゲットされるけども。
機械とか使われず普通に実力負けでゲットされたため、素直にサターンのいう事を聞いている。
『火の玉プレート』に自分の炎の力を放射してプレートの限界以上にまで力を高める事で時空に穴を空けていたが、
限界を超えすぎてしまい、そのエネルギーがヒードランに直撃!
『超電磁ハイパークラスバトル!』でも書かれていたが、いくら特性『貰い火』で炎を無効にできるといっても容量限界と言うものがあり、
ヒードランでもコントロール出来ないほどのエネルギーが体内に蓄えられてしまう。
これによってヒードランは我を忘れ自分のボールを溶かしてしまうほど暴走したうえに、
火の玉プレートを取り込んで数十mはあるアニメオリジナル形態になってしまった。
■余談
1・2話配信日に放映されたテレビ本編は94話『ヘラクロスロス、恋するカイロス』であり、3・4話の配信日は95話『サラバ!さすらいのロケット団!』であった。
これらもDPキャラが再登場する本作と同じく、94話ではTVに25年ぶりに
エリカが、95話では14年ぶり
ヤマトとコサブロウが再登場する事で大きな話題になっていた。
こうして22年1月は
怒涛の過去作キャラ祭りとなったのである。そして2月以降も...!!
本作のロゴが何気に劇場版のような形になっているが、これに関しては「2021年は劇場版ポケットモンスターの新作が無かった為、その代わりではないか」という声が少なくない。
追記・修正はアルセウスに協力を求められた方がお願いします。
- というか、これって2021年に劇場版ポケットモンスターが公開されなかった代わりだと思うんだけど違うかな? -- 名無しさん (2022-01-28 19:26:38)
- ↑言われてみれば確かに上映無かった…尺的にもちょうど良いし穴埋め説はありそうかも -- 名無しさん (2022-01-29 01:53:13)
- 見つけてもアカギ本人は帰りたがらない気が… -- 名無しさん (2022-01-29 10:55:33)
- 神々の三部作ほぼ関係なくない?どっちかって言うとアカギが消えた回の視聴が前提だと思う -- 名無しさん (2022-01-29 13:19:34)
- 面白かったわ。懐かしい気持ちにさせてくれた。有難い。 -- 名無しさん (2022-01-29 16:11:03)
- 1週間経ってないネタバレは書いちゃダメだよ -- 名無しさん (2022-02-01 12:39:38)
- ↑2神回と言っても過言ではない完成度だったと思います。 -- 名無しさん (2022-05-17 13:23:47)
- 違反コメントとそれに触れるコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-06-02 19:14:19)
- あのポケモンのポーズのポーズの真似をするポッチャマ、ちょ~かわいい♡ -- 名無しさん (2022-06-11 15:53:41)
- ↑間違えました。あのポケモンのポーズの真似をするポッチャマ、ちょ~かわいい♡(「ポーズの」が1個多かった) -- 名無しさん (2022-06-11 15:57:18)
- エピソード項目のルールにて「元エピソード項目」のタグ付けのルールが提示されたため、修正を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-19 19:16:41)
- ポケモン映画も4年連続で作られてないし、またこういうの制作されないのだろうか。来年にはZ-Aが発売されるし、それ関連のスペシャルアニメを配信という形もありそうなんだけどな -- 名無しさん (2024-06-30 14:45:00)
- XYやSMの時と比べると相変わらず世界の大危機なのに大人がまともに動かない -- 名無しさん (2024-12-23 18:41:35)
最終更新:2025年01月26日 20:55