登録日:2021/02/23 (火) 20:37:11
更新日:2024/12/08 Sun 17:29:49
所要時間:約 23 分で読めます
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(Guardians of the Galaxy/略称GotG)とは、
マーベル・シネマティック・ユニバースに登場するチーム名。
銀河系の中の、
地球から遠く離れた宇宙にて活躍しているヒーローチームである。
主な活動は
銀河を旅しながらの治安維持。星に雇われての依頼を引き受けることもある。
結成まで
事の発端は、
宇宙海賊ラヴェジャーズの一員であったピーター・クイルが惑星モラグに眠っていた宝「オーブ」を盗んだことにある。
クイルはラヴェジャーズを裏切り、独断でオーブを高値で売り付けようとしていた。
だが、オーブを狙って、タイタン人の戦士サノスの娘でクリー人の過激派ロナン・ジ・アキューザーの部下でもあったガモーラが彼に接触。オーブの奪取を試みる。
さらに、ラヴェジャーズを裏切ったことで指名手配されたクイルを捕まえようとした賞金稼ぎロケット・ラクーンとその
用心棒グルートもまた、二人を捕まえようとして4人は乱闘に。
その騒動をノバ帝国軍に嗅ぎつかれ、全員揃って逮捕され、キルン刑務所に送られた。
そこで4人は、ロナンに妻子を殺され彼に恨みを抱いている囚人・ドラックスと出会う。
一触即発となった5人だが、クイルは、「全員で協力して刑務所から脱獄し、オーブを高値で売って金を山分けして、ドラックスにはガモーラにロナンを案内してもらって仇を取ろう」と提案。
利害の一致となった5人は協力して刑務所から脱獄。やがてオーブが銀河を滅ぼしかねない力を持つ「インフィニティ・ストーン」の一つであることが発覚。
しかもロナンにそれを奪われ、銀河の危機が訪れてしまう。
最初は見た目も個性もバラバラで反目しあっていた5人だが、銀河の危機を前にして一致団結し、銀河を救うことを決意。互いに仲間と認め合い、銀河の守護者「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を結成。
ラヴェジャーズやノバ帝国軍と協力してロナンの惑星ザンダー破壊を阻止し、ノバ帝国軍に認められて以降は、フリーの自警団として活動を開始した。
時に笑い、時に喧嘩し合うが、それぞれ孤独を抱え、「負け犬」と呼ばれる中で出会った、かけがえのない仲間であり、家族として繋がっている。
メンバー紹介
ピーター・クイル(Peter Quill)/スター・ロード
音楽をこよなく愛する地球人のリーダー。本名はピーター・ジェイソン・クイル(Peter Jason Quill)。
アメリカのミズーリ州出身で、母メレディスと祖父によって育てられ、父がいなかったため内心寂しい思いをしていたが、いじめや悪事を許さない
正義感の強い子供に育つ。
だが、1989年、9歳の頃にメレディスが脳腫瘍で
亡くなり、悲しみの淵にいた矢先に、宇宙船で拉致され、そのままヨンドゥ・ウドンタ率いる宇宙海賊ラヴェジャーズの一員として育てられる。
ヨンドゥ曰く「瘦せっぽちで狭いところに入れるから」という理由で窃盗や戦闘の訓練をさせられ、次第に身も心もアウトローに溶け込み、地球に対する思慕も薄れていった。
そして、モラグの秘宝オーブを強奪する際に、ヨンドゥから逃れるために組織を裏切り、独断でオーブを売って儲けようとする。
しかし、その際にガモーラやロケット達に出会い、また刑務所でドラックスとも出会い、利害の一致から組んだ5人で、次第に大切な仲間として自覚し、自然とガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとして組むこととなった。
性格は普段は能天気で、ガモーラに出会う以前は女癖も酷かったが、正義感は強く家族や友人を何よりも大切にする人物。特に母に対する思い入れは深く、彼女の遺品である音楽カセットテープ「最強ミックスVol.1」並びに「Vol.2」は宝物である。
反面、家族に手を出すような人間には誰であろうと手を出してしまうという短所もある。
他人との仲を取り持つことに長け、交渉術も上手く、個人としては敵を作らない。
ガーディアンズの他メンバーとは、普段はその甲斐性のなさをネタにいじられることが多いが、その人柄の良さによって人望も厚い。
ヨンドゥには昔から受けてきた酷い扱いから疎ましく思うこともあったが、時として見せる優しさに心を許すこともあった。
共に過ごすうちにガモーラには本気で愛情を抱くようになり、あれよあれよという間に公認の仲となった。
戦闘時はマスクが特徴的な宇宙装備を装着し、ブラスターの扱いに関しては達人級である。
『1』で父親が太古の種族であることが明らかになり、『リミックス』において父親のエゴが登場。
エゴの惑星にいる間だけ、天界人としての力を発揮し、星を自在に操れる超能力を得たが、エゴを倒したことにより能力は消失した。
ガモーラ(Gamora)
緑色の肌をした、惑星ゼンホベリ出身のクールな美女。
各地で虐殺を繰り返しているタイタン人の戦士・サノスの義理の娘であり、銀河で最も凶暴な女として恐れられていた。
しかし、実際は両親を殺したサノスを恨んでおり、そうした境遇に嫌気が差し、オーブの強奪命令を機にサノスを裏切ることを決意。
そのまま成り行きでクイルと共に逮捕され、刑務所からは彼らと一緒に同行。
音楽や地球のことを楽しそうに語るクイルに次第に心を惹かれていき、ガーディアンズのメンバーとも絆を育んでいく。
性格は敵に対して容赦ないが、味方には冷静で落ち着いた雰囲気で接する。
ガーディアンズの他のメンバーがだらしなくボケ属性ということもあって、バカをやらかす男達のストッパーとして叱るのが役割。すっかり「オカン」ポジションに落ち着いている。
共に過ごすうちにクイルには愛情を抱き、家族のことで孤独を感じる彼の心に寄り添うが、時としてスケベな行動に走るクイルに釘を刺すこともある。
ちなみに、クイルを「ピーター」とファーストネームで呼ぶガーディアンズのメンバーは彼女だけ。
義理の妹ネビュラには愛情を抱いていたが、自身も余裕がなかったため彼女に構いきれずにおり、彼女から恨みを抱かれていた。
暗殺術に長けており、主に得意な得物は
剣だが、銃を使うこともある。
『インフィニティ・ウォー』において、サノスと刺し違えてでも決着をつけ、あるいはクイルに殺してもらう覚悟だったが、逆にサノスに誘拐され、ネビュラを
人質に取られて隠していたソウル・ストーンの在り処を教えてしまう。
そして、ヴォーミアにてソウル・ストーンを手に入れるための「代償」としてサノスの「愛する者」に選ばれ、崖から突き落とされ死亡した。
ガモーラ(別次元)
ネビュラのメモリーを通じてアベンジャーズのタイム泥棒作戦に気付いたサノスの軍団と共に、2023年に
タイムスリップしてきたガモーラ。
本次元のガモーラとは違い、クイルやガーディアンズのメンバーとの出会いを経ていない。
未来から来たネビュラが訴えかける自分を待つ運命から、いずれネビュラと分かり合えることを知り、サノスを裏切ることを決意。
そのまま、未来のネビュラと一緒にアベンジャーズと共に戦った。
しかし、クイルに対しては「趣味悪い」と一蹴し、気安く触ってきた彼に金的をお見舞いした。
未公開シーンでは、トニーの死の直後に戦場を立ち去り、ガーディアンズの前から姿を消した。
ドラックス・ザ・デストロイヤー(Drax the destroyer)
灰色の肌に全身に赤いタトゥーの入った、筋肉隆々の大男。
妻のオヴェットと娘のカマリアを、クリー人のロナンの大粛清により殺され、以来ロナンとその上司であるサノスに激しい復讐心を抱き、ロナンの仲間を大勢殺害し、「破壊王」として恐れられるようになった。
キルン刑務所で他の4人と知り合い、ロナンへの
復讐を果たすために同行したが、自分の心に寄り添う彼らに初めての仲間意識を抱く。
一見、復讐の鬼だが、素の性格はいたってマイペースで、冗談が通じず何事も真面目に受け取ってしまう。また、空気の読めない発言をやらかして場の
空気を微妙にすることがある。
また、周りが見えないために仇を取るために自分から敵を呼び寄せることもあった。
ガーディアンズと組んでからは素を見せるようになり、人当たりも柔らかくなったが、妻子のことに関すると悲しみに囚われることもあり、家族についての話題では的を射た発言もする。
ロケット・ラクーン(Rocket Raccoon)
声:ブラッドリー・クーパー/日本語吹き替え:加藤浩次
人語を喋る
アライグマ。
元々は人間だったが、非道な人体実験により改造され、アライグマの姿にさせられた。
そのため、「アライグマ」と言われると怒る。他にも「
ネズミ」「
ワンちゃん」「キツネ」「ゴミパンダ」「三角顔のサル」「
ウサギ」「毛むくじゃら」などと呼ばれている。
性格は口が悪く皮肉屋で、常に他人に憎まれ口を叩いて周囲から反感を買っている。
すぐに他人にちょっかいを出し、盗みなどを働いて慌てふためく相手の姿を楽しむなど、根性は悪い。
しかし、それらは孤独な人生を送ってきたために他人とのコミュニケーションに慣れていないためであり、構われたいがために悪さを働いて自分をアピールしている。
用心棒のグルート以外とは馴れ合わず、最初に出会ったクイル達とも利用しあうだけの関係だったが、次第に彼らと付き合って正義のために働くうちに大切な仲間、そして家族と思うようになった。
そうした波乱万丈な生き方をしたために、ヨンドゥやソーといった孤独に苛まれる人々の心を理解し、彼らを励ます場面もあった。
天才的メカニックの腕前を持ち、武器のプロとして戦闘では凄まじい腕前を発揮する。
シリーズの監督であるジェームズ・ガン曰く、「もう一人の自分」と語り、思い入れのあるキャラの様子。
グルート(Groot)
声:ヴィン・ディーゼル/日本語吹き替え:遠藤憲一
植物型ヒューマノイドで、ロケットの用心棒。
心優しく、純粋無垢な性格。
「I am Groot(私はグルート)」しか喋ることはできず、意味を理解できる者は数少ない。
ロケットに忠実だが、時として主人に逆らって欲を張ることもあり、危機に陥るクイルを無視しようとするロケットを窘めることもあった。
ガーディアンズに出会うまではロケットの唯一の家族であり、彼からは大切に思われていた。
腕を伸ばすことで敵を貫く攻撃も可能で、防御ともに戦闘力は高い。
ザンダー星の攻防で墜落するダーク・アスター号からガーディアンズを守るために、自ら伸ばした木の枝で仲間達を包み、衝撃から彼らを守り抜く。
だが、そのために体を粉々にされ、死亡してしまった。
グルート(二代目)
声:ヴィン・ディーゼル/日本語吹き替え:遠藤憲一
初代グルートの残った木の枝から新しく生まれた、彼の息子。
ロケットやガーディアンズから見守られながらすくすくと育ち、ガーディアンズのメンバーとして活躍。
『リミックス』では小さいため大人達から「下がってて」と言われ、不満に思うこともあったが、エゴの惑星での戦いでは爆弾の運搬という重要な役割を担った。
『インフィニティ・ウォー』ではティーンエイジャーくらいに育ったが、性格は反抗期となりロケット達に逆らうようになった。だが、必死なソーの姿を見て自分の枝をストームブレイカーの柄として差し出し、サノスとの戦いに協力している。
マンティス(Mantis)
演:ポム・クレメンティエフ/日本語吹き替え:秋元才加
『リミックス』から加入した昆虫型の種族の女性。なぜかドラックスからは執拗に「醜い」と言われている。
人の感情を読み取ることができる「エンパシー」能力の持ち主であり、また他人に触れることで感情を変えたり、眠らせたりすることができる。
かつて、幼虫時代に宇宙を独りぼっちで彷徨っていたところをエゴに拾われ、以来彼に恩義を感じて侍女として従い、彼を眠らせる仕事についていた。
しかし、エゴがガーディアンズを救出してクイルを自分の星に連れて行った際に、ガーディアンズと仲良くなり、そしてドラックスの心にある悲しみに触れ、エゴの行いに加担することに罪悪感を抱くようになる。
そして、ドラックスやガモーラに全部白状して、エゴを止めるべくガーディアンズに協力。以来、ガーディアンズの一員となった。
ネビュラ(Nebula)
演:カレン・ギラン/日本語吹き替え:森夏姫
サノスの養女の一人で、ガモーラの義理の妹。全身に機械を移植されている
サイボーグである。
幼い頃からガモーラと比べられ、サノスから激しい
虐待と改造手術を受けており、寵愛を受けるガモーラと自分にこんな仕打ちをしたサノスを憎んでいた。
だが、本心ではガモーラの助けを懇願しており、彼女を姉として尊敬もしていた。
ぶっちゃけシスコン。
そして、ガモーラがサノスを
裏切ったことを機に、自分を捨てて逃げたと思い込んだ彼女に激しい憎しみを抱き、執拗に追跡を始める。
そんな折、ロナンがサノスに反旗を翻してパワー・ストーンを独占するや否や、自分もサノスを裏切ることを決意し、ロナンと共にザンダー星侵略を手伝い、阻止せんとするガーディアンズと敵対。
ロナンがガーディアンズに負けて以来、サノスの下にも帰れなくなり、彷徨していたところをソヴリンにてガーディアンズに捕まる。
だが、ソヴリン人の襲来やエゴの来訪でゴタゴタしている中で、クイル達の留守中にラヴェジャーズの襲撃を機に、ヨンドゥに反乱を起こしたテイザーフェイスの側についてその報酬として宇宙船をもらい、エゴの惑星のガモーラを襲撃。
ガモーラに思いの丈をぶつけた結果、彼女と和解し、エゴの惑星から生き延びるためにガーディアンズに協力した。
その後、ガモーラからは「一緒に来ないか」と誘われるが、サノスへの復讐を理由に拒絶。和解は果たしたが、姉とは素直に接することはできなかった。
それからサノスを探していたが、彼を殺すためにサノスのサンクチュアリⅡに潜り込んだところを捕まってしまう。
そして、ガモーラからソウル・ストーンの在り処を聞き出すために拷問をさせられ、結果的にガモーラを自白に追い込んでしまった。
その後は打倒サノスのためにガーディアンズに協力し、トニー・スタークと地球への帰り道で同行したことを機に、アベンジャーズの一員としても加わった。
宇宙を漂っていたところをガーディアンズに拾われ、以後何かとロケットを通じて縁があり、最終的にアスガーディアンズとして加わった。
なぜかメンバー全員が褒めちぎったため、一時期クイルは彼に対抗意識を燃やしていた。
その後、旅する中でなんやかんやで意気投合しており、特に元カノと別れた者同士シンパシーを感じるようになっていた。
詳しくは個別項目参照。
協力者
ラヴェジャーズの一員で、エクレクター号の船長。幼いクイルを攫って、
海賊に仕立て上げた張本人。
粗野で下品な性格で、クイルには幼い頃から非道な仕打ちを与えてきたが、時折優しさを見せることもあった。
小さなマスコットを集めるのが趣味。
オーブの横取りでクイルを敵とみなし、彼の捕獲に執念を燃やすが、なんだかんだで見逃そうとしていた。
頭についているフィンを介して、念じるだけで動かせる「ヤカの矢」を駆使して敵を倒す。
元々はケンタウリ星人で、親に売られてクリー帝国の
奴隷兵士にされていたが、ラヴェジャーズのスタカー・オゴルドに拾われ初めての仲間を得た。
だが、子供の誘拐というラヴェジャーズの禁忌に触れ、正式メンバーから除籍されている。
実は、天界人エゴから拡張計画のための自分の子供を銀河中から誘拐してくるよう
金欲しさで依頼を受けており、ラヴェジャーズの掟に反してしまった。
そして、エゴの思惑と子供達の運命を知り、クイルを最後に誘拐を止め、贖罪のためにクイルを育てようとしていた。
アイーシャらソヴリン人にガーディアンズの抹殺を受けた際に殺すのをやめようとしたところ、クイルに対する甘さをクラグリン達から指摘され、テイザーフェイスの反逆により船長の座を追い落とされてしまう。
その後は、一緒に捕まったロケットとグルート、そしてクラグリンの協力で反逆者達を皆殺しにし、エゴの魔の手からクイルを助けるために急行。
全宇宙の自分自身との融合を果たそうとするエゴを止めるためにガーディアンズと協力し、不利な戦いに赴く。
神の如き力を有する天界人の攻撃を、ヤカの矢一本でいなし善戦する。しかしエゴとの力の差は歴然であり、ヤカの矢を破壊され窮地に陥るも、天界人の能力を覚醒させたクイルに救われた。
エゴと一騎打ちするクイルを助けるために、最後の贖罪をするべくロケットに頼んで宇宙服を一個だけ用意し、エゴを倒したクイルに宇宙服を着せ、自分は宇宙空間に剥き出しになり、凍死してしまう。
泣きじゃくるクイルを慈愛に満ちた目で見つめる彼の目は、まさしく父親のそれだった。
「He may have been your father, boy. But he wasn’t your daddy.(奴は父親かもしれんが、オヤジじゃなかった。)
I’m sorry I didn’t do none of it right. I’m damn lucky you’re my boy.(大したことをしてやれなかったが、お前は自慢の息子だ。)」
そして、ガーディアンズは涙ながらに彼を葬る。ロケットの知らせに応じて、銀河の各地からスタカー達本隊を含むラヴェジャーズ全隊が参列。
一度はラヴェジャーズから追放されたヨンドゥであったが、その葬列は彼らの流儀に則ってオゴルドの
光に包まれた。
演:ショーン・ガン/日本語吹き替え:土田大
ヨンドゥの側近を務めるラヴェジャーズのメンバー。
クイルとはそれなりに仲が良かったが、何かとヨンドゥから気に入られるクイルに嫉妬することもあった。
『リミックス』においてはヨンドゥのクイルに対する甘さを糾弾し、結果彼に反逆される隙を作ってしまい、多くのヨンドゥ派のメンバーの処刑を招いてしまった。
それもあって、投獄されたヨンドゥを助け、ロケットらと共にエクレクター号を捨ててクイルを助けに向かった。
ヨンドゥの死後は彼のフィンを継承し、『エンドゲーム』ではカットされたがそれをつけてアベンジャーズの救援にも来ている。
演:シルヴェスター・スタローン/日本語吹き替え:ささきいさお
ラヴェジャーズの創設者の伝説的海賊。
若い頃のヨンドゥを拾って仲間にしたが、掟に反して子供攫いを行ったヨンドゥを除籍処分していた。
だが、ヨンドゥの
自己犠牲をロケットから聞きつけ、彼の献身を称え、昔の仲間達と共に彼を弔った。
旗艦
初代旗艦。元々はクイルの愛機。
ソヴリンとの戦いで惑星ベア
ハートに不時着し、大破した。
2代目旗艦。
アベンジャーズのメンバーもこれに搭乗している。
周囲の人物との関係
クイルの母。息子を何よりも愛し、彼に音楽を教えて9年間大切に育て上げた。
エゴを「天使みたいな人」と称したが、まさかその愛した人に殺されたとは夢にも思わなかっただろう。
クイルの父で天界人。
口では息子やメレディスを愛していたと言っているが、その気になれば計画遂行のために平気で犠牲にできる究極の「自分本位」な存在。
母の死の真相を知ったクイルと激しい親子喧嘩を繰り広げ、最後は息子に殺された。
ノバ帝国軍の司令官。
当初は都合よくザンダー星を助けようとするガーディアンズに胡散臭さを感じていたが、彼らの本気を知り、軍を出撃させてガーディアンズの援護をした。
事件が終わると、彼らの行いを称賛した。
ノバ帝国軍人。
盗みの常習犯であるクイルとは顔馴染みで、ザンダー星の襲撃の一報をすぐさま信じた。
ドラックスの妻子。ロナンにより殺される。
最初の敵で、ガモーラとネビュラの元上司。ドラックスの仇でもある。
サノスと手を組んでいたが、パワー・ストーンを手に入れサノスを裏切り、銀河の頂点に立つことを決め、手始めにザンダー星を滅ぼそうとした。
ヨンドゥを排除し、エクレクター号の船長になろうとしたラヴェジャーズ隊員。
その容姿まんまの名前をロケットに嘲笑われた。
初めて出会った地球のヒーロー。
アホなガーディアンズの面々に当初は呆れていたが、クイルの対サノス作戦の周到さには感心していた。
ネビュラが地球までの道筋で同行し、怪我をした彼の面倒を見ていた。
同じく、地球のヒーロー。
1400万605回も自分の死を経験した根性に素直にドン引きする。
同じく地(ry
人懐っこい性格からか、映画のことでクイルと盛り上がりかけていた。
ネビュラとロケットが地球で知り合ったアベンジャーズのメンバー。5年の間で顔馴染みになり、仲良くなった。
タイム泥棒作戦で初の顔合わせだが、そのことが災いし、過去のネビュラが入れ替わっていることに気付けなかった。
タイム泥棒作戦でネビュラと同行し、『シビル・ウォー』で足を損傷して機械のサポートなしでは歩けなくなったため、同じく機械を体に入れたネビュラに同情していた。
出会い頭にネビュラにバカ呼ばわりされ、宇宙のことについていけない様子の彼にロケットからガキ扱いされた。
ロケットが彼の
義手を見て「よこせ」と軽口交じりに言っていたが、適当にあしらい、ロケットを振り回して銃代わりにした。
ガモーラとネビュラ、ドラックスの人生を歪めた元凶であり、インフィニティ・ストーン絡みの事件の黒幕。
当初、ガモーラはサノスには近づかないようにしていたが、インフィニティ・ストーンを集め始めた段階にあたり、サノスとの直接対決を覚悟する。
クイルと対面した際は、ガモーラの懇願もあって彼女を殺そうとした彼の態度を見て「気に入った」と呟いている。
それぞれの事情でチームがバラバラの状態でサノスと戦っているが、どのチームも惨敗で終わっている。
各作品の活躍
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの結成、そしてロナンとの対決を描く。
初々しいクイルとガモーラ、復讐に燃えていたドラックス、そして徐々に態度を軟化させるロケットや、グルートの献身が見どころ。
パワー・ストーンを手にしたクイルが母と繋げなかった手をガモーラに伸ばし、チーム全員でパワーを分け与えてロナンを倒す姿は圧巻である。
英題はクイルのカセットからとって「~Vol.2」。
ソヴリンのアニュラックス電池警護の任務を全うするが、ロケットが勝手に電池を盗み、一転してソヴリンのお尋ね者になってしまった。
そこで突然現れた宇宙船に助けられ、ベアハートで宇宙船の持ち主であるエゴと出会い、クイルの父親だと告白。
真意を確かめるためにクイル、ガモーラ、ドラックスはエゴとマンティスに同行してエゴの惑星へ行き、歓待を受ける。
ロケットとグルートはラヴェジャーズの内乱に巻き込まれてヨンドゥと共に捕まり、ヨンドゥと協力してエクレクター号を脱走する。
一方、クイルはエゴと仲良くなったが、エゴの目的と母の死の真相を知り関係は破綻。ロケット達と合流し、エゴの野望を止めるため惑星の地下へ潜る。
だが、ソヴリンの邪魔が入り、エゴのあまりに強大な力に苦戦するが、クイルが天界人としての力を覚醒させ互角の戦いに。
その隙にグルートがエゴのコアに爆弾を仕掛けて爆発させたためエゴは消滅。だが、クイルが取り残され、それを助けるためにヨンドゥは自らを犠牲にして宇宙服を与え、宇宙空間にむき出しになって死亡。
全員でヨンドゥの葬儀を行った。
アスガルドの難民船・ステイツマン号の救難信号を受けて駆け付けるが、すでにサノスによって船は破壊された後だった。
だが、宇宙空間を漂っていたソーを拾い、彼の証言でサノスが動き出したことを知る。
ロケットとグルートはニダベリアに向かうソーと同行し、クイル達はノーウェアへリアリティ・ストーンの確保に向かう。
だが、そこですでにサノスに襲われた後であり、彼を殺そうとしたガモーラは捕まり、誘拐されてしまう。
ガモーラはサノスからネビュラを人質にソウル・ストーンの在り処を問い質され、ヴォーミアに連れて行かれて殺される。
クイル達はネビュラからのメッセージでタイタンへ向かい、そこでトニー・スタークらアベンジャーズと邂逅。
共同でサノスからガントレットを奪う作戦をクイルから提唱し、遅れて来たネビュラと共に実行することであと一歩のところまで成功する。
だが、サノスの態度からガモーラの死が発覚し、激昂したクイルがサノスに殴り掛かったためマンティスの催眠が解け、計画は失敗。
さらにはストレンジがトニーを庇ってタイム・ストーンを差し出し完全に敗北。クイルは作戦失敗を招いた責任とガモーラの死で意気消沈してしまう。
一方、ロケットとグルートはソーの武器鋳造を手伝い、ソーと共に地球のワカンダへ応援に向かう。
そこで降り立ったサノスに立ち向かうがやはり敗北。
そのまま「
指パッチン」をしたサノスによって、タイタンではクイル、ドラックス、マンティスが、ワカンダではグルートが消滅した。
キャロル・ダンヴァースによってネビュラはベネター号と共に救助され地球に運ばれる。
そして、ロケットによる分析とネビュラの証言によって、サノスが遥か彼方の惑星で隠居暮らしをしていたと発覚。
アベンジャーズと共にサノスの強襲に向かうが、石は既に破壊された後だった。最後の最後でサノスからネビュラに謝罪の言葉がかけられるが、どこまでが真意だったのかは定かではない。
その後の5年間は、ロケットとネビュラの二人で活動を続け、地球のヒーロー達とも連絡を取り合う間柄に。
タイム泥棒作戦ではロケットはソーと共に2013年のアスガルドへ向かい、ソーを叱咤しつつも、結局自分でジェーン・フォスターの体からエーテル(リアリティ・ストーン)を奪う。
ネビュラはローディと共に2014年のモラグへと向かったが、2014年の自分とメモリーのネットワークが混線し一人取り残され、過去のサノスに存在を知られてしまい、捕まってしまった。
そこでピム粒子を奪われ、過去のサノスの未来への侵略を許してしまうことになるが、過去のガモーラが未来のネビュラに味方し、解放される。
クリントからガントレットを奪おうとした過去のネビュラも説得しようとしたが、失敗し彼女を殺す羽目になってしまった。
その後、バナーの「指パッチン」によって復活したクイル達4人が駆けつけてヒーロー達と合流。クイルは過去のガモーラと再開するが彼女に蹴り飛ばされて終わってしまった。
全てが終わった後は、ソーをメンバーに加え、新たな旅へと出発するが、船長の座をかけてソーとクイルが対決をする……?
ちなみにサノス戦の決着からトニーの葬儀までの各メンバーの動向は作中では触れられていないため、思わぬ形で地球に帰還したクイルが祖父と再会できたのかなども不明である。
本編冒頭でソーと共にド派手な銃撃戦を繰り広げるが、加減を知らないソーに手を妬くこともあった。
特にネビュラとドラックスはソーのノープランかつマイウェイぶりに頭が来るほどで、手切れ金代わりの二頭の巨大ヤギを連れてきた時はその頭を吹っ飛ばそうとしていた。
そんな中、『神殺し』の異名を持つゴア・ザ・ブッチャーが全宇宙を襲撃。ソーの仲間であるシフも襲撃に見舞われる通信を聞き、ソーとクイルらは手分けしてゴアの探索に向かうことになった。
ちなみに、ワイティティ監督によるとクイルらはラストで救援に駆け付ける予定だったが、ソーとジェーンの物語にこだわったスタッフの意見を尊重し見送ったとのこと。
余談
- 映画に登場しているガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーは、2000年代でメインとなったキャラクターばかり。なので、映画化が発表された2012年頃には「スター・ロード」と聞いても、劇中のコラスのように「誰?」という反応しか返ってこなかった。それをあっという間に一躍有名にしたのは1作目の力あってのことだろう。
- 本シリーズはジェームズ・ガン監督の私小説のような部分があり、ガーディアンズのキャラクターはガン監督の感性あっての部分が大きい。そのため、2018年にガン監督の3作目の監督降板騒動があった際は多くの反対署名が寄せられ、無事続行が決定した。
それで、これから何をする?追記か?修正か?どっちも少しずつ?
あなたについて行くわ、スター・ロード。
じゃあどっちもだ!
- 愛すべきおバカなヒーロー達。日本のヒーローチームで言えばカーレンジャーやアバレンジャーみたいな奴ら -- 名無しさん (2021-02-23 20:59:40)
- 最近MCUの項目が増えつつあって嬉しい限りよ -- 名無しさん (2021-02-23 21:14:18)
- 木とアライグマに泣かされる。いや、こんだけいてシリアス要素の八割は木とアライグマ -- 名無しさん (2021-02-23 22:22:08)
- 実の父親より育ての父親のが『父親』だったってが泣ける、ヨンドゥよ安らかに。 -- 名無しさん (2021-02-23 23:17:29)
- 「私はグルート」の言葉がちょっと変わるだけで泣けるとは -- 名無しさん (2021-02-24 00:27:15)
- ヨンドゥはガーディアンズのメンバーとしてカウントしてもいいと思ってた -- 名無しさん (2021-02-24 06:13:41)
- ドラックスの紹介文、さんざんアスペルガーの特徴挙げておきながら「平たく言えばバカ」って失礼じゃない?アスペルガーはバカじゃないぞ。訂正しなさい。 -- 名無しさん (2021-02-24 12:28:24)
- ↑配慮が足りませんでした。申し訳ありません。 -- 名無しさん (2021-02-24 12:48:28)
- 訂正しました。今後はこういうことのないように気を付けてまいります。 -- 名無しさん (2021-02-24 13:08:42)
- 以前、映画秘宝のアメコミ映画ムックで、第一作の公開後にドラックス役の俳優さんが自閉症の子から勇気を貰えた的な手紙が送られてきた、という話を読んだ事がある。スクリーンの外の人も助けるとは、ヒーローの鑑だな -- 名無しさん (2021-02-24 13:19:27)
- ガモーラの「わたしたちケヴィン・ベーコンみたいね」とかヨンドゥの「俺はメリー・ポピンズだァ!」がめちゃくちゃ好き -- 名無しさん (2021-02-24 16:15:19)
- へえ、ドラックスってアスペルガーがモチーフのキャラだったんだ。てっきり「種族単位でそういうメンタリティのオモシロ宇宙人」ってだけかと思ってた -- 名無しさん (2021-02-24 16:41:53)
- ラブ&サンダーではクラグリンもガーディアンズにカウントされてるけどホリデースペシャルとVol.3ではどうなるんだろう -- 名無しさん (2022-11-23 06:18:52)
- 新作、 -- 名無しさん (2023-05-04 21:16:49)
- ネビュラの頼もしさが半端なかった 1作目から2、IW、EG、ソー、ホリデーを経て一番いいキャラになったと個人的に思う -- 名無しさん (2023-05-04 21:22:49)
- Vol.3、ガーディアンズのメンバー全員の物語の着地がこれ以上ないほど素晴らしかった。 -- 名無しさん (2023-05-06 20:51:00)
- ソーも一時的でもメンバーだったことが忘れられて無くてよかった。たまたまあの写真がチョイスされたのかも知れないけど -- 名無しさん (2023-05-07 12:14:31)
最終更新:2024年12月08日 17:29