カービィのグルメフェス

登録日:2022/08/27 Sat 15:35:33
更新日:2024/04/10 Wed 21:02:26
所要時間:約 18 分で読めます







お菓子な世界で食いしんぼうグルメバトル!




カービィのグルメフェス』(Kirby's Dream Buffet)とは、2022年8月17日にNintendo Switchで配信されたダウンロード専用ソフトである。
ジャンル:アクションレース
価格:1500円(税込)


概要

星のカービィシリーズの1作。『カービィファイターズ2』から2年ぶりとなるダウンロード専用ソフトであり、その系統では珍しく 特定のサブゲームを原作としないオリジナル作品。
近いものでは『星のカービィ ディスカバリー』のサブゲームにして良くも悪くも話題作の「コロコロ!タマコロカービィ」が挙げられるものの、あちらと違ってジャイロ操作ではない。
強いて言うなら、かの伝説のモード「激突!グルメレース」が原作といえる。

珍しくこれといったストーリー(モード)が存在しない、カジュアルなボリューム・価格の純粋なパーティゲーム。
一応、カービィがケーキを食べようとフォークを握ったところ、フォークの不思議な力で小さくなってしまい……という簡単なあらすじはあるが、基本は深く考えずに楽しめる。当のカービィさんが全く気にしてないので


ゲームの大まかな内容は、美味しそうな数々の食べ物をフィールドに、カービィ達が転がりながらイチゴを食った数を競う……という単純明快なもの。
それも食って走るだけでなく、時にはライバルと戦うことも要求される。
世界観や雰囲気に見合わぬ熾烈な争い、互いに蹴落とし合う様はさながらカービィ版Fall Guysといった趣。実際、発表直後は一部で「Fall Guysっぽい」という声も見受けられた。
ただしあちらと違って最大4人対戦であり、対戦内容のコンセプトも異なる。

本作のカービィはイチゴを食べれば食べるほど体のサイズがアップしていく。
サイズアップはライバルに押し負けにくくなる、転がるスピードの上昇などメリットがあるため、何はなくともとりあえず食いまくるのが基本。
が、大きくなり過ぎると小さいアーチを潜れない、場外からのホバリング復帰が長く持たないのみならず、そもそもライバルの攻撃に当たりやすくなるという無視できないデメリットもついて回る。
太ってれば簡単に勝てるというほど甘くは無い、逆転ありの白熱バトルを楽しめるのが『カービィのグルメフェス』なのである。


食べ物の質感たるや凄まじく、デザートや肉の造形が細かく作り込まれている。
空腹の時にプレイしたら軽く飯テロ気分。
そしてそれらをパクパクと平らげてムクムクと大きくなっていき、目を輝かせるカービィがとても愛くるしい。

本作のBGMは新規曲だけでなく、過去の星のカービィシリーズから流用、またはアレンジしたものが非常に多い。
中にはこれまでアレンジor再登場に恵まれなかった『カービィのピンボール』『カービィのブロックボール』『コロコロカービィ』からも出典しており、古参ファンを大いに喜ばせた*1
特にブロックボールは今までどの媒体でもBGMのアレンジが無かったため、今作で始めてアレンジされる事となった。


ゲームが始まると、まず「ホームテーブル」というエントランス的な場所に降りる。
ここで各モードの前に移動・選択していく。詳しくは下記で説明。


メインメニュー

対戦モード

1~2人用のモード。CPUと戦う。
CPUの強さは「あまい」「ふつう」「カラい」「ゲキカラ」の4種類。
あまい〜カラいは一般的なゲームのCPUプレイヤーと同じくらいの強さ。

……一方、対照的に問題なのが「ゲキカラ」のCPU。
レースでわざわざ後ろのプレイヤーを攻撃することがあったという報告も聞かれるほどAIが凶悪で、友人相手ならリアルファイト必至のラフプレーを平然とかましてくる。
「ゲキカラ」で安定して勝てるようになったら、オンラインの猛者たちとも渡り合える……かもしれない。


グルメグランプリ

3種のゲームを連続で戦い抜く。
順番は「レース→ミニゲーム→レース→バトルロイヤル」。各コースは「コースメニュー」という形でレース開始前に確認できる。
また、それぞれのゲームは「シングル~」という形で単体のプレイも可能。ただし「シングルミニゲーム」のみ、収集要素である「キャラおかし」(後述)が1つしか貰えないので注意。

全ゲーム終了後の結果発表では、これまで獲得したイチゴに加えて特定の行動に対するボーナス加算も行われる。
(マリオパーティのボーナススターに近い)
主に3つの項目がランダム選出され、「イチゴor5コイチゴを一番多く食べた」「一番ホバリングをした回数が多い」「一番チェリー/ラズベリー/ブルーベリーを食べた」etc……の対象となったプレイヤーにイチゴが40個プラスされる。ただし「選出される=全項目で誰か対象がいる」わけではなく、まれに該当者なしの発生もありうる。
ここで思わぬ逆転劇が起きることは決して珍しくないので、立ち回りを意識しながら最後まで諦めないように。
もちろん逆も然りで、せっかく死守した1位がアッサリ抜かされると泣きたくなる。
そして1位になったプレイヤーは(同率1位含め)カタカタ震えながら体重計をぶっ壊す。

結果発表後はイチゴがポイントに還元され、一定値ごとに「グルメランク」が上昇する。この際、CPUの強さやオンラインか否か等に応じて倍率がかかる。
『カビファイ2』のファイターズランクと同様、ごほうび要素やスキンの獲得、対戦ステージやBGMの開放につながる。


  • レース(シングルレース)
沢山の食べ物が連なったコースを駆け抜ける。グランプリでは1・3ゲーム目を担当。
このレースのみ、NPCとしてワドルディ達も参加しており、イチゴを食うことは無いが、スタート時とかにひしめき合って激しく邪魔。
カービィより遅いので上位に食い込むことはなく、実質賑やかし要員である。
ワドルディの名前はカービィキャラの名前の捩りとなっている。

コースごとに地形はガラリと変わる他、転落やタイムロスのリスクはあるがショートカットやフルーツの入手に繋がるルート分岐も仕込まれている。

主なギミックは以下の通り。

  • ザコ敵
ブロントバート、カブーといったお馴染みの敵キャラもお菓子っぽくなって登場。
能力の発動時でもない限り、当たると大きく弾かれてロスになるが一応倒せる。この弾かれを逆に利用して空中のブロントバートを踏み台にコースアウトのリカバリーも可能。この撃破数がボーナスに問われることもあるので、出遅れて追いつけそうにない場合は倒していくのもあり。
だがシャッツォの弾、及びゴルドーに接触するとカービィが気絶してしまう。もちろん彼らは無敵。

  • フードボックス
コピーフードやイチゴが入っている箱。
必ず決まった場所に設置され、ライバルが取ってもすぐ復活する。
ここで獲得した能力は次のゲームに持ち越せるため、有利に戦うならそれを意識してあえて使わずゴールする手もあり。
上記の通り必ずしも能力が得られるわけではないので注意。

  • 壊せる壁
道中にはヒビの入った壁が行く手を阻んでおり、何度も体当たりしないと壊せない。
大抵はこれを壊すのに手間取るため、下位も自然に追いついてくる。
バーニングなど攻撃するタイプの能力なら大きなダメージを与えられ、ゼリーならすり抜けることが可能。
しかし、この壁に一番体当たりした者がボーナスで選ばれることもあるため、素通りしたばっかりに後々逆転され……なんてこともある。

  • 登れる壁
たっぷりのハチミツあるいはシロップらしきものが塗りたくられた壁。ゼリービーンズがボルダリングのホールドのようになっている。「パンケーキ」コースに登場。
登っている間は動きが遅くなり、攻撃を受けるとそのまま落とされてしまう。下位にとっては逆転するチャンスである。
上級者は手前でジャンプして高さを稼ぐのが常套手段。
コピーフード能力によっては減速なしで登ることも可能。

  • 目玉焼き
触れるとトランポリンのように跳ね、2回触れると大きく跳ね上げられる。「ハンバーガー」コースに登場。
手前でジャンプしてから乗れば1回で跳ね上げてくれる。

  • 大砲
入るとコースのかなり先まで飛ばしてくれる。
是非とも入りたいところだが、大砲は全て険しい地形の先に用意されており、到着に手間取るとかえってロスにしかならず失敗時のリスクが大きい。
一発で辿り着ける自信がない限り、無理に執着しない方が楽。

  • バター、チョコレート
触れている間、カービィの移動速度が遅くなってしまう。
一部のコースでは液状のチョコレートが池のように大きく広がっている区間があり、地味に難所。

  • 山もりイチゴ
ゴールに50コ、20コ、10コのイチゴ山盛りケーキが置かれており、スティックグリグリで食べていく。
食べる最中にイチゴが散らばり(獲得数に影響はしない)、完食後もイチゴが点々と落ちて転がるので、食えなかったプレイヤーもおこぼれにあずかれる。
ゴール手前で接戦の場合、先を越せないとわかったら大人しく他の山もりイチゴで妥協することも時には必要。
先着三人が食べきる、もしくは1人目のゴール後制限時間以内に残り2人が間に合わなかった場合レースは終了となり、グランプリではすぐに次のゲームへ移動する。


  • ミニゲーム(シングルミニゲーム)
20秒程度で終わるシンプルなゲーム。フィールドが非常に狭い。
「落ちてくるイチゴを食う」「敵を倒してイチゴを奪う」「現れたカップに落ちるイチゴを食う」「箱を壊してイチゴを食う」のうち、いずれかのルールで勝負する。
敵を倒すパターンの場合のみ、ここでもフードボックスが出現するほか、素の状態でザコに当たっても弾かれない。


  • メインディッシュ・グルメバトルロイヤル(シングルバトロワ)
その名通り、ライバル達と戦う。
グルメグランプリにおいてはトリを務める最終ゲーム。

フィールド上にイチゴが大量に現れ、定期的にフードボックスも出現。イチゴは残り時間が少なくなるほど数が増える。
ここではライバルを場外に落とすと、そのライバルが持っているイチゴを幾らか奪うことが出来る。
1位はその座を死守し、それ以外はライバルを蹴落とし順位を上げていくのが最大の目的となる。
ボーナスイチゴの存在を加味しても大抵ここで勝負が決まるため、特にオンラインではみんな必死になりがち。

また、吹っ飛ばされた後にはルーレットが行われ、何かしら獲得してから復帰する。
下位になるほど能力が出やすい、かつ発動できる数が多い傾向にあり(これはレースにも同様のことが言える)、更に運が良ければ無敵キャンディが出ることもあるなど、下位の反撃のお膳立ては結構手厚い。

制限時間は1分10秒で、残り20秒になると「やきいもシューティング」のアレンジが流れる。
……が、タイムアップしても稀に「えんちょうタイム」と称して更に15秒延びることがある。下位には最後の逆転チャンスだが1位にとっては最も警戒すべき時間と言える。
延長する際はBGMがアウトロに遷移せず、『星のカービィ ロボボプラネット』で追加されたサビパートに移行する。


バトルロイヤルでは以下のギミックも登場する。

  • イチゴ入りのカゴ
下位プレイヤーの頭上にカゴが現れ、イチゴをばら撒いてくれる。
ありがたい事はありがたいが、勿論ライバルに尚のこと狙われやすくなるのが悩みの種。能力を手に入れて返り討ちにしてやりたいところである。

  • トング
1位のプレイヤーにロックオンし、カチカチと威嚇しながら追いかけて掴もうとしてくる。
掴まれると強制的に場外へ落とされた扱いとなってしまう。
ロックオンされた状態で場外に飛び出すと他のプレイヤーに狙いを切り替えるため、わざと落ちかけてライバルになすりつけるのも手。

ちなみにトングが狙ってくるのは大きいカービィに魅力を感じているかららしい……

  • フォーク
突然フィールドを構成する食べ物に突き刺さり、その部分を抜き取ってしまう。オフラインではカラい以上の難易度で出現。
カービィではなく地形に働きかけるギミックであり、段差を上る坂道が消えたり地形が狭まったりする。
また、抜き取られる部分にずっと居座ると食べ物と共に持っていかれて強制的に場外へ落とされた扱いとなってしまう。

  • ウィスピーウッズ
ウィスピーステージケーキにて登場し、ぶつかるとイチゴを落とす。
案の定というべきか、定期的にジャンプで移動もする。
フリーロールにも出現。何度もしつこく体当たりすると……?


フリーロール

練習用である広い遊び場で自由にプレイ。
ホームテーブルからも移動できるが、対戦モードから選んだ場合のみ60分の制限時間がつく。
コピーフードも全部置かれているので、使い方を試したり、ただひたすらイチゴを食べまくったりしてもいい。
壊した・動かしたギミック等の状態は、ポーズ画面からリセットで元に戻る。

オンラインモード/ローカルモード

オンラインで遠く離れたプレイヤー達と、あるいはSwitchを持ち寄ったプレイヤー達とで対戦。
ゲームルールは「グルメグランプリ」のみ。
ランダムでマッチングする「だれかとマッチ」か、あいことばを定めて特定の人を招待する「あいことばマッチ」を選べる。
『カビファイ2』と同様、獲得スコアのボーナス倍率がソロプレイ時と比べて大きく増える。「だれかと」と「あいことば」で倍率の差は無い。


コピーフード能力

本作のコピー能力。コピーフードと呼ばれる食べ物の形をしたアイテムを取ることで発動できる。
レースからバトルロイヤル、フリーロールまで全てのモードに出てくるが、ミニゲームは出ないメニューもある。
変身時間があるタイプの能力の共通仕様として、上位にいるほど時間が短くなっていく。
そのため、例えば1位の時にホイールで下位を大きく突き放すなんてことはできない。

コマンド操作が無いシンプルな性能だが、発動中にRボタンを押すと更に何かしらが発動する。
とりあえずRを押せばいいと覚えておいて損はない。

炎をまとったトウガラシ。
燃えながら高速で移動する。
発動中にRを押すと「バーニングターボ」が発生し、少しだけ加速する。しかも連続発動できる。
何気にバーニング能力そのものの登場は『タッチ!カービィ』以来17年ぶり。

  • ゼリー
今作で初登場した新コピー能力。皿に乗った緑色のゼリー。
ゼリー状の体と化し、高速で移動して壊せる壁や一部の障害物をすり抜けられる。
Rを押すと体の一部を撒いて設置し、他のプレイヤーが触れると遅くなるが、撒くほど変身時間が短くなる上にゼリーだけ攻撃力が皆無のため、普通にプレイしてるとばら撒くメリットが薄い。
性質上、バトルロイヤルではライバルの攻撃をやり過ごすのが中心となる。

板チョコ。レースには出ない。
カービィが板チョコのようなブロックに変形し、空中で回転してから落ちると同時に大きな赤い衝撃波を拡散させる。歴代ストーンでも随一の攻撃力である。
Rを押すと更に回転し、やや遅いがより広範囲の青い衝撃波が出せる。
発動前後が隙だらけなのでタイミングに工夫が要り、特に下記のニードルに待ち伏せ発動されると詰む。

黄色の金平糖。レースには出ない。
トゲトゲになり、全身に攻撃判定をまとう。
発動すると著しくスピードが落ちるが、Rを押すとタメて突進が可能。ボタン長押しでタメ時間を延ばせる。
コピーフード能力の中でもぶっちぎりで殺傷能力が高く、プレイヤーには割と嫌われている。

カップのソフトクリーム。
竜巻をまとって移動し、近くのイチゴやフルーツを吸い寄せる。
Rを押すと範囲が広がる「しゅんかんさいだいふうそく」を出せるが、移動速度が落ちる。

  • ドリル
早くも『ディスカバリー』から登場。
渦を巻いたニンジン。レースには出ない。
やはり地面に潜って移動し、飛び出すまでの間に円を作ると「グラウンドーン」で爆発を起こす。
Rを押すとキャンセルしてすぐに飛び出す。

虹色のバネのグミ。バトルロイヤルには出ず、レースで最下位の時にのみ出現。
大砲みたいに現在地より先を目指して大ジャンプする。
Rを押しながらで着地点を少しずらすことも可能。

  • ホイール
ドーナツ。
タイヤ、もといドーナツの形に変身して爆走。バーニングと被ってるのはきっと気のせい
Rを押し続けるとエアライドよろしくチャージし始め、離すと加速する。

  • むてきキャンディ
シリーズおなじみの棒付きキャンディ。最下位の時にのみ出現。
問答無用でぶつかったライバルを吹っ飛ばすが、持続時間は短い。


きせかえスキン

カービィのカラーとスキンを自由に組み合わせられる帽子など。
スキンはホイップクリームやハンバーガーを乗せたものから、バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイトら特定のキャラになりきるものまで多種多様。それらはカラーと組み合わせることで更になりきり度が高まる。
しかしこれがとんでもない珍事を招くことに……(詳しくは余談で)

更にはグーイ、リボン、エフィリンといった仲間もセットでついてくるスキンもある。
しかも、彼らはちゃんと動くことから本人らしく、それがカービィにしがみついている形なのでレースに出ると容赦なくクリームやチョコ、バターに埋もれる図となってしまう。


ごほうびメニュー

グルメランクごとに開放される要素をリストで見れる。
現在ランクから少し先のごほうびも確認できる他、開放済みのBGMを選択するとその曲が流れる。
実質サウンドテストでもあるが、ミニゲームとバトルロイヤルで流れるBGMは含まれていない。
ここでBGMを選択したまま、オンライン以外でYボタンを押しながらグランプリもしくはシングルレースを開始するとそのBGMを流すことができる。

Switch本体に『スーパーカービィハンターズ』『星のカービィ ディスカバリー』など、本作までにSwitchで発売されたカービィ作品のデータがあれば
特典としてそれらのBGMが3曲ずつ解禁される。

例によって、BGMの選択時は作曲者に応じた色の音符が表示される。
赤色は石川淳氏、青色は安藤浩和氏、黄色は小笠原雄太氏、緑色は下岡優希氏なのは『ディスカバリー』から変わらない。
今回は新しく橙色、藍色、紫色の3色が追加。
2022年8月現在はどの色が誰かは判明していないが、「メモリアル楽曲」系の楽曲や新規アレンジに出てくる音符からある程度推察は可能。
橙色は『タッチ!カービィ スーパーレインボー』を代表する名曲「天かける虹」を手がけた大原萌氏、藍色は『ピンボール』の曲や『グリーンツリーメモリーズ from 星のカービィ』の作曲をした池上正氏、紫色は『エアライド』のプランデス等を作曲した酒井省吾氏と思われる。既存の4名と合わせて虹の7色になる。
また、ハル研サウンドチーム以外の人物が作曲した音楽は白色の音符で統一。トーセ開発の『ブロックボール』、任天堂開発第二部の『コロコロ』、フラグシップの『鏡の大迷宮』など、外注作品から出展された曲は白色の音符となっているようだ。
また、30周年ミュージックフェスから出展された熊崎Dのデデデボイスが無加工だったことでも話題になった『ハル研ドリームバンド楽曲』ではサウンドチーム(+熊崎D)が演奏をしているため7色の音符が全て登場する。*2


キャラおかしコレクション

本作の収集要素。
シングルミニゲーム以外のゲームを遊ぶたびに貰える、キャラクターが描かれたお菓子のこと。従来のキーホルダーやステッカーにあたる。
ケーキに飾りつけて楽しむもよし、純粋に集めるだけでもよし。
ケーキの一番上に飾りつけたキャラおかしはホームテーブルやレースなどのスタート地点の足場に反映される。
出典はかなり幅広く、ゲーム作品*3はもちろんのこと果てはカービィカフェ、30周年音楽フェスなどのアートワークもキャラおかしとして含まれている。


余談

  • 同じ番外編の『スーパーカービィハンターズ』『カービィファイターズ2』では突発的なゲリラ配信で話題を呼んだが、本作はそんなことはなく、普通に情報公開からしばらくして発売日が発表される形となった。
    • なお発売日やコピーフード能力の詳細が発表されたのはなんと『星のカービィ 30周年記念ミュージックフェス』夜の部の真っ最中で、会場のモニターで紹介映像を流した。
      しかもそれだけならまだしも、間髪入れずアニメ版『星のカービィ』のBlu-ray box発売決定まで発表され、グルメフェスの発売日が頭に入らなくなるファンが続出した。

  • 前述したように、本作にはメタナイトのスキン(仮面と翼)と、メタナイトの体色と黄色の目になる「メタネイビー」なるカラーが存在する。*4メタナイト自身がカービィと同じ体型なのもあって、再現度は非常に高い。
    ……が、なまじ再現度が高すぎた結果、本作の仕様もありまん丸に太ったメタナイトというあられもない姿が爆誕してしまうこととなった。社会的ハンデを背負ってしまったメタナイト
    • そのビジュアルの破壊力たるや凄まじく、あまりにも普段のメタナイトとかけ離れた姿が話題を呼び、発売直後からTwitterのサジェストに「メタナイト デブ」だの「メタナイト 尊厳破壊」だの「メタナイト 名誉棄損」だのといった胡乱なワードが並ぶ始末。メタボの6年越しの実現である。
      本人は全く登場していないのに不名誉な風評被害を受けてしまうのだった。カフェで甘党であることが明かされたのも余計に風評被害を加速させる一因となっている。
      メタナイトのインパクトに隠れがちだがワドルドゥも同様の被害を受けている。
      • 挙句の果てには他のナイトのコスプレをアプデで追加してほしい」という意見も飛び出す始末であり、如何に尊厳破壊メタナイトのインパクトが強かったかが窺える。
      • ちなみにこのナイトのスキンは存在する。

  • オンラインではロビーで待機中に人数が集まらないと、代理のCPU(弱め)が参加する。
    そのCPUの名前は非常に個性豊かで、「にるににる」「ニャオン、オォン」などの思わずクスリとするものから「たつまきみたいさ(夢デラCMネタ)」「どろちゅー(参ドロ没タイトル)」などのマニアックな出典、「ガブリストーン(ガブリエルをストーンでハメられること)」「おなかのめだま(ご存知デデデ)」などのネタに走ったものまでとても数が多い。
    しかし一方でタランザ&ジョロニア」という意味深すぎる名前の存在も発覚し、パーティゲームの筈なのになぜか考察方面でファンが騒然とする事態になった。
    • なお「タランザ&ジョロニア」の他に、デデデソウルというファンからすれば物騒すぎる名前も確認されている。

  • 昨今のシリーズでは珍しくストーリーらしいストーリーがないが、ホームテーブルで画面下に流れるひとくちメモで一部の設定が語られている。それによると、カービィを小さくさせたフォークは「ドリームフォーク」という名前で、夢を叶える力があるという。カービィが小さくなってしまったのは、「山のようなケーキが食べたい」という夢を叶えた結果だとか。
    このフォークの出自に例の文明が絡んでいるのかは不明。

  • レース開始のカウントダウンやバトルロイヤルでトングを持っている白い手袋の名前は「ウェイターハンド」。シリーズでゲームオーバー時にカービィを起こす時に登場する手や某大乱闘に登場した創造神と破壊神と似ているが関連性は不明。

  • 本作発売に当たって公開されたショート動画は2本あるが、その片方「ころがる編」のカービィは海外の有志の解析によると歴代作品で最もまるいカービィらしい。


追記・修正は一番ビッグになってからお願いします。

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最終更新:2024年04月10日 21:02

*1 特に後者二つはそれぞれ開発がトーセと任天堂であり、版権上の都合も絡んでいる可能性が高いと見られていた。

*2 緑の下岡氏だけ演奏には関わっていないが、一応当メドレーに下岡氏の「BAD MASKED WILD:D.D.D.」の要素は含まれている。

*3 初代からディスカバリーまでの派生作品も含めた全作品から最低ひとつ以上収録している。

*4 ちなみにこのカラーの元ネタはスマブラの8Pカラーの逆輸入。