チヲハウハネ

登録日:2022/12/15 Thu 13:02:19
更新日:2023/12/02 Sat 02:49:06
所要時間:約 4 分で読めます





※『ポケモンSV』終盤のネタバレを含むため、未プレイの方は注意!※




























古い本でチヲハウハネと紹介されている
生物に似た点がある謎のポケモン。

怪しい雑誌が紹介した
ウルガモスの太古の姿と若干似ているポケモンだ。



チヲハウハネとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


■データ

全国図鑑No:0988
分類:パラドックスポケモン
英語名: Slither Wing
高さ:3.2m
重さ:92.0㎏
タマゴグループ:タマゴみはっけん
性別比率:ふめい

タイプ: むし/ かくとう

特性:こだいかっせい(ブーストエナジーを持たせるか天気が晴れのときのときいちばん高い能力が上がる。)

種族値
HP:85
攻撃:135
防御:79
特攻:85
特防:105
素早さ:81

合計:570

努力値:攻撃+3


■概要

タイムマシンにより古代からやってきたパラドックスポケモンの一種であり、ウルガモスの古代の姿と思われる。

名前の通りウルガモスとは異なり浮遊せずに発達した前後にかけての足を使って四足歩行をしており、巨大な翅は背びれのように垂直に伸びている。その姿はさながら繭から出てすぐ羽化が完了していない蛾のよう。
また頭部から胸部にかけては毛で覆われており、腹部は長くて棘の生えた爬虫類の尻尾のようになっている。

大きさは3.2mとウルガモスの倍を誇り、更に今まで登場したむしタイプのポケモンの中で最大の体躯を持っている。
大きなことで定評があるペンドラーマッシブーンより大きい。

普段は四足歩行で移動しているが、戦闘時にはなんと立ち上がって二足歩行になる。チヲハウハネ立つな
また異様に巨大化した腹部を尻尾のように地面につけることで安定させているようであり、かつてゴジラ背で復元されていた頃の肉食恐竜を思わせるものとなっている。

「月刊オーカルチャー:8月号」によると、かつて特集した原始時代のウルガモスと共通する特徴があり、化石から復元されたのではないかとしている。
ただ、過去にウルガモスの化石が見つかった記録は存在していないらしい。


■ゲームでのチヲハウハネ

スカーレット』限定でエリアゼロに生息している。
出現するようになるのはストーリークリア後。

スカーレットのラスボス戦でも先陣を切って初手で登場し、高い攻撃を活かした強烈な攻撃をしてくる。
…しかし何故か覚えているかくとうタイプの技が「ローキック」となっている。
素早さの微妙さをカバーするために敢えてそうしたのだろうか?
そもそもあの足でキックなんてできるのだろうか?


■対戦でのチヲハウハネ

タイプはほのおタイプからかくとうタイプへと変化。
現代種であるウルガモスとは打って変わって、その進化前のメラルバを想わせる中速物理アタッカー配分となっている。
特に攻撃種族値はむしタイプの中では2大ウルトラビーストに次ぐ数値。何の因果かこの二匹もむし/かくとうタイプであり、今後の解禁次第では競合する可能性がある。
因みにこれまた同タイプのヘラクロスとは非常に種族値が似通っており、あちらよりも僅かに素早さが低い代わりに攻撃と耐久を上げた形になっている。

物理格闘技はどちらもデメリットがあるが強力な「インファイト」と「ばかぢから」を覚えることが出来る。
一方物理虫技については、角がないためか「メガホーン」は覚えられないものの、確定で攻撃を下げる「とびかかる」とHPを回復しながら攻撃できる「きゅうけつ」と追加効果に優れた技を覚える。

更に出た最初のターン限定だが、威力が90の先制技の「であいがしら」と攻撃と共に離脱できる交代技の「とんぼがえり」を、タイプ一致で且つ高い攻撃力で発動することが出来る点が魅力。
このむし技2つを両立しているポケモンはチヲハウハネの他にはエクスレッグワナイダーしかいない、かなり稀有な個性となっている。攻撃力が貧弱すぎるワナイダーは置いておくとして、エクスレッグは特性の「いろめがね」で威力を半減されることなく攻撃できる強烈な個性を持っており、この運用ではライバルになりうる。

サブウェポンはウルガモス譲りの「フレアドライブ」・「ニトロチャージ」・「ワイルドボルト」・「しねんのずつき」。
更に「ダブルウィング」、そして格闘だからか「じしん」まで覚える。

補助技は積み技では「ビルドアップ」があり、他には「あさのひざし」・「ふきとばし」・「しびれごな」・ 未来の方はほのおタイプなのにも関わらず覚えられない「おにび」といった技を覚える。

欠点はひこうタイプを4倍弱点として持っている事。過去でも未来でも、ウルガモスの系統は4倍弱点からは逃れられないらしい。
かくとうタイプにしては珍しく「ストーンエッジ」などのいわ技を覚えないため、対面だととことん相性が悪い。
ただ、SVのひこうタイプはあまり元気がないのでその点では他のウルガモス系統よりはマシ。まあ剣盾があまりにおかしかっただけだが
また、「こだいかっせい」を発動させるために天気を晴れにすると弱点のほのおタイプの技の威力が上がってしまう点にも注意が必要で、特性を活かしたいなら「ブーストエナジー」を持たせる方が無難。
しかしこれらの欠点は今作の新要素テラスタルである程度解消できる。
一例としてほのおタイプにテラスタルし、「フレアドライブ」と「ニトロチャージ」を主力に据えることで晴れ始動での「こだいかっせい」を十全に活かすことが可能である。

ちなみに特殊技の方はタイプ一致の「きあいだま」どころかウルガモスの象徴ともいえる「ほのおのまい」すら覚えられず積み技もないため、特殊技での運用は実用的ではない。


■余談

  • 実は26年にもなるポケモンの歴史の中で初めて名前に「」が付いたポケモンである。
    仮称がそのまま図鑑に登録されるパラドックスポケモンだからこそ実現したといえる。
  • メラルバから残ったようなモフモフ感と、のそのそと歩くまさに「地を這う」様子を見て「可愛い」と感じたプレイヤーが多く、パラドックスポケモンの中で有数の癒し系として人気を博している。



追記・修正はウルガモスの化石を探しながらお願いします。

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最終更新:2023年12月02日 02:49