東京フレンドパーク(テレビ番組)

登録日:2024/07/22 Mon 21:08:00
更新日:2025/04/19 Sat 16:41:07
所要時間:約 34 分で読めます





ようこそ!

東京フレンドパークへ!

支配人の関口です! 副支配人の渡辺です!
よろしくお願いしまーす!


東京フレンドパーク」とは、TBS系列のアトラクションゲームバラエティ番組である。


概要

関口宏が支配人を務めるテーマパーク「東京フレンドパーク」に来園した2人以上の有名人が、「アトラクション」である体や頭を使うゲームに挑戦していく、というもの。

番組は
  • ムーブ!・関口宏の東京フレンドパーク(1992年10月~1993年9月)
  • 関口宏の東京フレンドパークⅡTFP2)(1994年4月~2011年3月)
  • 関口宏の東京フレンドパーク ドラマ大集合SP!!(2017年~2021年)

に大別される。

体を使うゲーム系バラエティ番組としては、同じくTBS系列の「風雲!たけし城」や「SASUKE」に並ぶお化け番組で、特に90年代中盤~2000年代にかけては月曜19時における不動の人気番組だった。
そのため番組を見た事が無くても「豪華賞品を賭けたダーツ」「問題が出た後に走って!とコールが入る」などこの番組由来のネタを知っている人も少なくないはず。

出演ゲストはプライベートでの友人関係を持つ人やドラマ宣伝の俳優が中心だったが、後述するように従業員が挑戦した回や一度だけ公募で選ばれた一般人が参加した回もある。
毎年正月には前年の日本シリーズで優勝したプロ野球チーム*1の選手が出演するスペシャル版が放送されていた。



歴史

かなりの長寿番組だったフレンドパークだが、「2」と復活特番を見た事がある人は多くても、「1」を見た記憶がある人は少ないのではないだろうか?
それもそのはず、初代フレンドパークはそれまで好調だった番組を打ち切って始めた番組帯「ムーブ」の中で放送され、結果が出せず1年で打ち切られてしまったのである。ムーブ自体の説明は「打ち切り(テレビ番組)」を参照のほど。

初代フレンドパーク終了後、同じく関口宏司会の「PAPAパラダイス」*2を半年間挟み単独番組であるフレンドパークⅡとして新装開店。
開始から1年ほどはあまり視聴率が良くなかったものの、その後番組が定着すると安定して高視聴率を叩き出し月曜19時台の顔として人気を博し、暗黒時代のTBSを支える数少ない人気番組だった。

しかし、2009年に「総力報道!THE NEWS」という平日18時からの2時間帯ニュース番組の開始が決定した事で二度目の陰りが訪れる。
これによりフレンドパークは月曜19時を追い出され木曜20時へ移動。番組のマンネリ化が進んでいた上に強力な裏番組がひしめく枠だったことから視聴率が急落してしまう。
その裏番組には同時期に似たような改編を実施してこの枠に移ってきた『ぐるナイ』(日本テレビ)があったのも何とも言えない皮肉である。
「総力報道」自体はやはり打ち切り(テレビ番組)」に説明が載るレベルの不振で1年で打ち切られ、フレンドパークも2010年4月から月曜19時に復帰。
だが長年の視聴習慣が断たれたダメージは大きく、裏番組の「ネプリーグ」(フジテレビ)や「お試しかっ!」(テレビ朝日)には勝てず、結局1年後の2011年3月で閉園となった。

その後、やはり閉園を惜しむ声が多く2017年から夏・冬のドラマ改編期特番として復活。それなりに人気を博したものの2021年冬を最後に放送がなくなり、2度目の閉園となった。
終了の理由としては支配人・関口をはじめとする出演者の高齢化が著しく、視聴率調査のリニューアルに伴う若返り対象になった点や実況担当の小林豊の異動にともなうアナウンサー引退などが挙げられている。

その後、2024年に同局のバラエティ番組「それSnow Manにやらせて下さい」の特別企画として3年ぶり、名称もSore Snow FRIEND PARKとなって再度開園が決定。
出演者は一新され、支配人は深澤辰哉、副支配人は山里亮太、実況は辻よしなりが担当。番組内では関口から深澤に支配人ジャケットを譲受する様子も放送された。



従業員

長年出演していたのは以下のメンバー。
この他数年おきに入れ替わる女性従業員が出演しており、オープニングでのルール説明やアトラクションのデモンストレーションだったり支配人への金貨の受け渡しといったアシスタント業や、一時期は「クイズ!ボディ&ブレイン」の問題読み上げも行っていた。

従業員の衣装は基本的に黄土色のジャケットで統一されていたが、支配人・副支配人のみ青や赤、ピンクといった時期によって違うお揃いの色のジャケットを着用。
復活特番では従業員の衣装が白のジャケットで、支配人・副支配人は夏ならピンク、秋冬なら赤のジャケットを着用していた。

支配人 関口宏
「東京フレンドパーク」の支配人、番組的には司会者。
放送枠としての前作『クイズ100人に聞きました』から続投。
各アトラクションの最終的な審判も務めており、首元にかけたホイッスルを吹いて進行を司るとともに裁定役も担う。
軽やかな笑みを常に浮かべながら来園したゲストとやりとりを行うほか、成績に応じて泣きの1回やおまけの特別チャレンジ*3を認めるなど司会者の強権発動進行を変えてしまうことも。


副支配人 渡辺正行
「東京フレンドパーク」の副支配人、番組的にはサブ司会。
各アトラクションのルール説明・状況補足を行うほかCM前のフリを行ったり、ゲストを励ましたり煽ったりと盛り上げ役を担当する。


フランキー為谷(ためがい)

たーめちゃーーーん!

はーーーーい!$%$%#@%!@%#@@#*%&*@$%$%#@%!@%#@@#*%&*@

オチはありませんから。

アトラクションのデモンストレーションを担当するハイテンション芸人で、愛称は「為ちゃん」。
番組開始時から2008年10月20日まで従業員を勤めた。
特に「ウォールクラッシュ」で渡辺副支配人から呼び込まれた後の暴れっぷりと、その後ユーモラスな動きも交えつつ軽々とクリアゾーンまでジャンプしてしまう身軽さは、降板するまでの間番組の名物であった。たまにジャンプに失敗する場合もある。
また、ハイパーホッケーでの観客のコールアンドレスポンスを先導する役割もあり、よく見ると観客席の前で大きく手を振っている従業員は彼。


ホンジャマカ
石塚英彦と恵俊彰の体形凸凹コンビで、こちらも番組開始時からの古株従業員。
90年代後半以降石塚がグルメレポーター、恵が司会業とそれぞれソロ活動で一定の地位を築いたせいか、この番組で二人がコンビであることを知った人も多いだろう。
為ちゃんと同じくアトラクションのデモンストレーションを担当するほか、商品獲得ゲーム「ビッグチャレンジ」での商品説明なども行う。
しかし最大の仕事にして見せ場は最終アトラクション「ハイパーホッケー」で来園ゲストの前に立ちはだかる最大の壁である(後述)。決して体格的な意味でない。


小林豊
一部の動きが激しいアトラクションで実況を行うTBSアナウンサー。
短髪に軽く焼けた褐色肌がトレードマークで、江戸川乱歩の小説からとって「小林少年」とよく呼ばれていた。
少年の由来が身長にあった、とか言わない
バナナの人とは言うまでもなく無関係
2019年でアナウンサー業を引退しTBSの海外事業部に転属したが、この番組には例外的に出演を続けていた。




来園の流れ

来園ゲストは2人1組のペア、またはそれ以上の団体客としてフレンドパークへと来園する。
ペアの場合はスタジオの外から中に繋がっている小型コースターに乗り込んでやってくるのがお約束。稀にコーヒーカップになることも。

来園客は協力して5個のアトラクション*4に挑戦。
各アトラクションに設定されたクリアポイント(ノルマ)を達成する事で時価10万円相当の金貨を獲得できる。
この金貨は全アトラクション終了後に待つ商品獲得ゲーム「ビッグチャレンジ」に参加する為に必要になるが、実は持って帰っても構わない。
また成績が良いと1つのアトラクション中に2枚以上の金貨が貰える場合もあるので、アトラクションの数を超えた金貨が手に入る事も。

また、1回の来園で参加する全てのアトラクションをクリアすると「グランドスラム」となり、海外のディズニー・テーマパーク*5を満喫できる豪華ツアー旅行を獲得できる。
ただしあくまで条件は「その回の全アトラクションのクリア」のため、1つクリアできなかったが別のアトラクションで2枚金貨を貰っているので実質グランドスラム……なんて事にはならない。当然あまりにクリアできずお情けで金貨を貰った場合も対象外。
ちなみに全部のアトラクションを失敗し金貨を1枚も取れなかった「逆グランドスラム」なる不名誉な称号もある。こちらは当然何ももらえないが、前述したように関口の判断で一回おまけでもらえるパターンも。*6




アトラクション

ここではアトラクションの一部をご紹介。この手のアトラクション番組の宿命でもあり、番組開始時から最後まで長きに渡り登場したアトラクションもあれば、莫大な予算とシミュレーションの時間を割いたにも関わらず数回(下手すると1回)で終わってしまったアトラクションもしばしば。

本項では一番有名な「関口宏の東京フレンドパークⅡ」を基準に解説し、以降2017年からの特番は「復活特番」、2024年以降の特番は「それスノ版」と記述する。


ウォール(WALL)クラッシュ(CRASH)

定番の第一アトラクション。直訳すると「壁ドン
全身マジックテープ(面ファスナー)でできたジャンプスーツと手袋を身に着け、支配人の吹くホイッスルを合図に助走を始めてから踏切板を兼ねたトランポリンでジャンプし、一面マジックテープが貼られている壁に張り付くゲーム。
1回のジャンプにつき右手と左手が張り付いた箇所に応じて点数が入る。例えば右手が10点ゾーン、左手が15点ゾーンに張り付いていた場合は25点ゲットということになる。

4回ジャンプして合計点がクリアポイント以上になればクリア。
クリアポイントは来園ゲストの男女比によって異なり、男2人だと200点、男女ペアなら170点、女2人だと140点。
スペシャルなどの多人数時は1人1回ジャンプする。1人あたり男50点、女35点として、これを人数分合計した点数がクリアポイントになる。

壁の得点ゾーンは高ければ高いほど高得点になっており、下から5、10、15、20、30、40点、50点。
ただし真ん中にはNG ZONEと書かれた細長い区域があり、ここに手が張り付いた場合は高さに関係なく0点*7。また、5点ゾーンの下にあるWALL CRASHと書かれたゾーンに手が行ってしまった場合も同じく0点。
そして50点の上、壁の最上段にはCLEARゾーンがあり、ここにどちらか片方の手が届けば獲得点に関係なくクリアとなる。

マジックテープの粘着力はゲストの体重を支えられるようかなり強力な物になっているが、
一部には強引に引き剥がしてNGゾーンから手をずらしたり、壁面をよじ登る形でCLEARゾーンへと手を伸ばしたゲストも存在する。
この場合も基本的に結果は無効とはならないが、逆に自力で剥がした後に落下するなどした場合は0点となる。

実は壁は完全に垂直ではなく、ちょっと湾曲した斜めの構造になっている。
よって壁を駆け上がるようにして飛びつくこともできるようになっており、為ちゃんはこの方法をよく使ってCLEARゾーンを掴んでいた。

一時期は壁の上にプロペラ飛行機を模したセットが吊るされており、たいそうのおにいさんでお馴染みの佐藤弘道がゲスト出演した際には、CLEARゾーン到達後に更に壁を登り切ってその飛行機にタッチして回転するプロペラを止めるという離れ業を披露したことがある。

フラッシュ(FLASH)ザウルス(SAURUS)

1人がポンプを使って恐竜型マシンのスイッチを入れ、もう1人は恐竜の口から流れてくる光をジャストタイミングで踏んで止めるゲーム。

まずは1人がポンプで空気を送り込み、細長い筒の中に入っているカプセルを押し上げ天井にあるスイッチを押す。
このスイッチを押すまでにかかった時間によってもう1人の難易度が変わり、時間が短い順に 超低速 → 低速 → 中速 → 高速 → 超高速 となる。30秒以上かかるとタイムオーバーで失敗扱い。
なお、女性がポンプを押す場合はハンデとして、最初からカプセルが3分の1上がった状態でスタートする。

スイッチが入るとスタジオが暗転し、恐竜型マシンの口に光が充填される。
そして3カウントの後に恐竜の口から光が一直線に流れてくるので、もう1人は足元にある踏みスイッチに光が来たタイミングを見計らい、ジャンプしてスイッチに飛び乗りピッタリ止めることができればOK。
光の流れる速さは1人目のポンプで決定したとおりで、ポンプを早くこなすほど流れが遅く止めるのが簡単。ただし超低速だと逆に光が遅すぎてタイミングを掴みかねてしまうなんてことも。
また無理に頑張って前回より低速を狙うよりも、同じ速度に留めておいた方がタイミングを掴みやすい、というコツもあったようだ。
ホンジャマカによるデモンストレーションではポンプ役の石塚が天井付近でわざとらしく疲れて休憩をはさみまくることで超高速になってしまうのがお約束。そしてさんざん文句を言っていたジャンプ役の恵が何だかんだ成功してしまうのもお約束。

これを8回トライして3回光を止めることができればクリア、金貨1枚獲得となる。

格闘家のボブ・サップが挑戦した際には、彼の体重に機械が耐えきれず誤作動を起こすというハプニングが発生したことも。

デリソバ(DELISOBA)

来園ゲストがそば屋「関口庵」の店員となり、オートバイにニケツで乗り込んでそばの長距離宅配に挑戦する体感型ドライブビデオゲーム。

一人は座席に乗って画面に映るバイクの運転を担当し、もう一人は荷台に乗り片手にそばのせいろを6段積み上げバランスをとる。
せいろを崩して落としてしまうと一時停止して拾い集め、もう一度積み直さないと再スタートできない。またコースの端や障害物に激突しクラッシュしてしまうと最下段のせいろに仕込まれた仕掛けが作動して上に載ったせいろが派手に吹き飛んでしまう為、大幅なタイムロスに繋がる。「もーこのおそばは食べられません!!」

制限時間以内に長野から東京にあるフレンドパークのスタジオまで、そばを運ぶことができればクリア。リアルで考えると大変な瞬間移動である
なお制限時間半分を区切りとして前半・後半に分かれており、前半が終了すると一旦そこでストップして運転役とせいろ持ち役を交代する。


パニック(PANIC)リンゴスキー(RINGOSUKII)

モニターに映る大きな木に生えたリンゴを矢で撃ち落とし、それをカゴを背負った男「リンゴスキー」にキャッチさせる体感型アクションビデオゲーム。
来園ゲストは弓矢担当とリンゴスキー担当に分かれて挑戦する。

弓矢担当はスタンドに設置された弓矢型のライトガンを使って、モニターに映る1本の大きな木にランダムで生えてくるリンゴを打ち落とす。
矢の照準は画面上へ常に表示されているものの、弓を引いて放つという動作が結構ブレを生むため正確な射撃が難しい。
リンゴスキーに矢を当ててしまうとタイムロスとなる。

リンゴスキー担当はモニターの前に敷かれたセンサーマットを踏んでリンゴスキーの位置を操作し、撃ち落としたリンゴをリンゴスキーにキャッチさせる。リンゴは地面に落ちると割れて消えるほか、リンゴ同士がぶつかって跳ね返ってしまうこともあるので素早い動きが求められる。

たまに気球が金のリンゴをぶら下げてやってくる事があり、リンゴ部分を打ってキャッチできれば通常のリンゴ3個分になる。ただし気球部分を撃つとどこかに吹き飛んでいってしまうほか、撃ち落とした金のリンゴ自体もひらひらと木の葉落とし状に落ちてくるので取るのが難しい。

また、飛行機に乗った妨害キャラ「ジャマー」は登場すると地面に向けて雷を落としてくる。
時間経過か弓を3発当てれば退散するものの、雷に当たってしまうとリンゴスキーがダウンしてしまい、弓矢担当とリンゴスキー担当がマットの上で向かい合って40回地団駄を踏んで復活させなければならず、大きくタイムロスを喰らってしまう。

制限時間180秒以内にリンゴを20個収穫できればクリア。
デリソバ同様に制限時間半分を区切りとして前半・後半に分かれており、前半が終了すると一旦そこでストップして弓矢担当とリンゴスキー担当を交代して再開となる。

なお一度リニューアルが行われ「パニックリンゴスキー2」となった*8
1からの変更点としては金リンゴの効果が変更され、取ると木に大量のリンゴが生えるボーナスタイムが8秒間発生し大量ゲットのチャンスが増えた。
またジャマーがUFOに変更されたほか、ときおりタルが転がってくるようになり、画面端に用意された木の枝にぶらさがって回避しなければならなくなった。もちろんタルに当たれば雷に当たった時と同様に地団駄で復活させないといけない。

余談だが、ゲームキューブ用ソフト『マリオパーティ5』にはこのアトラクションを元にしたと思しきミニゲーム「ショットでキャッチ」が存在する。金リンゴに相当するボーナスまであるという言い逃れできないほどの模倣だが、任天堂の元社長の言葉を借りるなら「遊びにパテントはない」と言ったところか。
こちらは2vs2のミニゲームとなっており、元ネタと同じ要領で沢山の果実を集めたチームが勝利となる。移動は3Dのためキャッチは難しい。
あのアトラクションをどうにか体験したいという人は、手に取ってみてはいかがだろうか。

ミミック(MIMIC)パラダイス(PARADISE)

ルーレットでモニターに表示されたお題を見て、1人がものまねをして、もう1人がそれが何なのかを当てるゲーム。
解答者はモニターの後ろにいてルーレットでお題を止める。
お題となるものはタレントなどの著名人や動物が多いが、漫画キャラ等の架空の物、特定の職業や自然現象がお題となる場合もある。
お題がわからなかった場合、どちらかがパスしてお題をチェンジする。1問ずつ解答・パスする事に解答する側とものまねする側を入れ替える。
ものまねする側が答えを言ってしまったり、解答する側が後ろを振り向いてモニターを見てしまった場合はルール違反となり、そのお題は無効となりチェンジとなる。

制限時間2分で10問正解できればクリア。ただし、10問正解した時点でクリアとなるわけではなく、時間いっぱいになるまで解答を続けなければならない。これは時々正解とされても、審議で何か怪しいと判断された場合、その分の正解が無効になる場合があるため(例としてお題の説明をしたりする等)。これにより正解が9問以下とされてクリアとはならなくなる場合もある為、それも考えてなるべく多く正解する必要がある。
シンプルながらも、お題の有名人の持ちネタをよく知らない等のジェネレーションギャップ的な観点から、ゲストによって得意不得意が分かれるアトラクションと言える。

ネヴァー(NEVER)ワイプアウト(WIPE OUT)

海の波に見立てたレーン上を転がるボールをシーソーに乗って操作し、最下部のゴールクルーザーまで運ぶ。
レーンはつづら折り状の段々になる形で7段配置されており、手前に置かれたシーソーの傾きに連動して全てのレーンがシーソーと同じ角度に傾く。
シーソーの上には2人同時に乗り*9、息を合わせて左右に動いてボールを下の段に落としていく。
ボールをレーンの端から地面に落としてしまうとワイプアウト*10で失敗となる。


次のレーン(特にレーン5)に落ちる際にボールの勢いが弱過ぎると、波と波の間でボールが止まる事があり、この時はBGMも止まる(それスノ版では緊迫感を出すためか、JAWSのイントロが流れる)。
こうなったら「後ろ側に一旦傾けて勢いを付けてから、もう一度前に戻して波を超える」必要があるが、戻しすぎたり、波を越えた後に勢いが付きすぎたりすると当然ワイプアウトになるため、このアトラクションでも特に盛り上がる所。
さらに最後のゴールクルーザーはボール1個がほぼピッタリ入るサイズの小さな箱で、その上ボール2個分の距離を左右に移動している。バランスを取ってボールを止めつつ、レーンに近付くタイミングを見計らわないと入れることができない。

6回中1回でもゴールするとクリア*11と言う、クリア率とは別の意味で難易度の高いアトラクション。

大野智・生田斗真ペアが挑戦した際、ボールがゴールクルーザーとシーソーの角の間に引っかかってしまい、ボールが真っ二つに割れてしまうというハプニングがあった。なお、この場合はノーカウント扱いとなり やり直し となる。この迷場面は最終回でも放送されていた。

フィジカル(PHISICAL)ワープロ(WORD PRSR.)フィジカル(PHISICAL)メール(MAIL)

ひらがなが書かれた巨大なキーボードを使って、穴埋め問題を解くもの。
入力は「かな入力」限定であり、巨大キーボードの中から正解となる文字のキーを探し、濁点や半濁点をつける時はその文字を入力した後、濁点・半濁点キーを押す。「っ」「ゃ」など文字を小さくする場合、1人がシフトキーを押しながら、もう1人がその文字キーを探して押さなければならない。
キーボードの目の前には確定キー・削除キー・変換キーがあり、ひらがな入力を終えた後変換キーを押して漢字に変換して正しい漢字表記を出し*12、正解だと思ったら確定キーを押して解答する。また、文字を間違えた場合は削除キーを押して消すこともできる。

問題は比較的簡単なものが多く、知識量よりかは「かな入力のキー配置を覚えている・慣れているか」「素早く文字を探し出せるか」「正しい表記を判断できるか」がポイント。ゲストだけでなく観客も答えを教えても良く、1問に時間がかかっている時は支配人たちも場所を教えることがある。

制限時間は3分で9問正解できればクリア。

時代に合わせ2003年頃にフィジカルメールと改題。ルールはワープロ時代と同じだか、確定キーが送信キーとなり、さらに送信キーを押した後、メール送信を意味する為の1秒間の正誤判定が行われるようになった。これにより、あと1問でクリアの所で、時間ギリギリで送信キーを押した際、その1秒間のタイムラグの間に時間切れとなってしまいクリアを逃したゲストもいた。
レギュラー放送時は物理キーボードだったが、復活特番からはこれまた時代に合わせ全面タッチパネル仕様になっている。

ニュー(NEW)ブロードウェイ(BROADWAY)ジョー(JOE)

アメフトをテーマにしたゲーム。登場初期は「ニュー」のつかない「ブロードウェイジョー」だったが、1年ほどでリニューアルされ「ニュー」がついた。
1人が後ろに控えるもう1人に小さいアメフトボールをスナップ後、目の前のアメフト選手の人形にタックルすると、そのパワーに応じてゴールを守る人形が1体から3体下がり、その間にもう1人がゴールに投げ入れる。人形に当たらずストレートで入ればゴール。前後半でそれぞれタックルと投げ手を交代し、時間内に一定数ゴールできればクリア。

1セットの制限時間は1分なのだが、タックルする方は「1分間に全速力タックルを十数回」という相当ヘビーなことに挑まされるわけで、特に元横綱の武蔵丸(現:武蔵川親方)が挑戦した後に「もうやりたくない!」と愚痴をこぼした事はネタにされ、その後も「このアトラクションの過酷さ」を表すために副支配人がモノマネすることが多かった。

チュ(CHU)チュ(CHU)バスターズ(BUSTERS)

ボクシンググローブをつけて廃工場のような見た目の小部屋の中に入り、四方八方至る所から出てくるネズミをぶっ叩いて退治していく。
ラウンド制になっており、まず来園ゲストが1人で1ラウンドずつ挑戦した後に2人で1ラウンド挑戦する。なおラウンド間にインターバルなどは無く、ぶっ続けで走り回りネズミをぶっ叩き続ける。

ネズミの種類は3種類。ノーマルな子ネズミは1発叩けばOKで1匹10点。炭ガスが噴き出すと出現する中ネズミは逃げる前に10発叩けば200点。
そして2人で挑戦するラウンドでのみ、スタジオが暗転すると大きなボスネズミが2匹登場。部屋の前をゆっくり横切っていくので、退場する前に50発ブチこんで倒せば1匹500点。

タイムオーバーになるまでに合計点がクリアポイント以上になればクリア。
通常のペアで挑戦する場合、1ラウンド50秒の全3ラウンド制で、第1・第2ラウンドは1人、第3ラウンドは2人で挑戦。クリアポイントは男性ペアなら3000点、男女ペアで2800点、女性ペアで2700点。
多人数の場合はまず1人20〜30秒程度のラウンドを行い、全員が終わったらフリーペア(途中交代も可)で最終ラウンドを行う。クリアポイントは人数構成などにより変化する。

クリアポイントに到達する為には相当数のネズミをぶっ叩かなければならないため、360度全方向に神経を張り巡らせながら常に部屋中を駆けずり回らなければならない。このため上記のニュー・ブロードウェイ・ジョーに並ぶ過酷なアトラクションである。終了後に酸素ボンベを吸いながらへたり込む姿を映されるゲストも多い。

また、力が入りすぎて子ネズミを壊してしまう事もあり、その際は副支配人から「弁償です」と言われることもあれば、子ネズミが作動しなかったり、ボスネズミが起き上がってこないというトラブルもあり、その場合は「アトラクションの不具合」としてクリア扱いになることもあった。

ムーブ時代には前身となる「巨大もぐらたたき」というアトラクションが存在し、関口支配人の顔をしたボスモグラが登場していた。

フール(FOOL)オン(ON)(THE)ヒル(HILL)


音ゲーをやっている所を見て何の曲を演奏しているのかを当てる、言わば伝言ゲームの音楽版
ビートルズの同名の曲が由来とされ、それスノ版では『メロディープッシュDEミュージック』の名称に変更された。

来園ゲストは演奏役1人と、それ以外の解答役に分かれる。

演奏役は副支配人から渡された課題曲の曲名を確認したら、メロディ*13と押すべきパッド(ボタン)のパターンを確認して覚える。
パッドは目の前に横並びで6個、頭の高さに左右それぞれ縦並びで2個ずつ、足で踏むパッドが3個の計13個。
なおパターンの確認中は演奏役の着用するヘッドホンにのみメロディが流れ、会場にはベース音(とドラム音)のみが流れる。

確認が終わったら4カウントの後に演奏。リズムよくパターン通りにパッドを叩くと対応するメロディの1音が鳴る。
判定はかなり厳しく取られており、ちゃんとジャストタイミングで叩かないと音が鳴ってくれない。叩く場所と順番は合っているのに、リズムがズレて途中から鳴らなくなってしまう、一部しかメロディが鳴らなかった、なんて事がザラにある。

演奏1回終わるごとに解答役が課題曲が何かを解答する。
こちらに関しては曲名だけでなく該当部分を歌詞付きで歌う等でも正解になるほか、正確な曲名でなくてもニュアンスで分かれば正解になることも。
要はちゃんと曲が伝わっていればOKという事だが、メロディが分かっても曲名も歌詞も分からない場合は流石に正解にはならない。
なお念のため、演奏役は曲名を見せられた時に解答役が知っていそうかを確認している*14

ちなみに解答者がミュージシャンなど音楽的センスのある人だったりすると、会場に流れるベース音と光るパッドのタイミングから逆算して演奏前に分かってしまう事がある
この時は答えを知らない支配人に演奏前の段階で耳打ちして伝える封じ手をしておき、演奏後改めて解答して合っていることを確認する事になる。

1曲につき1回の演奏と解答で正解すれば40点、以降演奏・解答回数が増える度に30点 → 20点 → 10点と減り、4回目で正解できないと得点無し。
また、演奏と解答のチャンスを1回放棄する事でメロディとパターンの覚え直しをすることも可能。
4曲でトータル80点獲得できればクリアとなり金貨1枚が貰える。

ンゴボコ(NGOBOCO)

障害物をジャンプやしゃがみで避けながら進んでいく完全2人用体感型アクションビデオゲーム。
大きな石のお金を棒に吊り下げて持つ2人の原始人を操作し、「まんもすや」で肉を買うため進んでいく。
タイトルの意味は副支配人曰く、原始人たちの言葉で「重い石のお金を持って遠くまでお買い物に行くのは大変ね」ということ。圧縮言語が過ぎる
ゲーム紹介時に流れているBGMは原始人繋がりで『戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC』のタイトルBGM。なお、原作はSFCNSOにも配信されているので、最近は聞いたことがある人も多いであろう。

来園ゲストは横並びに並んで腰に骨型のセンサーバーを装着。画面を前にして右側の人が前を進む原始人の、左側の人が後ろを進む原始人の操作を担当する。ちなみに原始人のデザインは男女の2種類があり、操作するゲストの性別が反映される。
原始人は基本的に自動で前へ進んでいくので、実際にゲスト自身がジャンプやしゃがみを行う事で画面の中の原始人へ同じ動きをさせる。
障害物に当たってしまうと、当たらなかった方の原始人が怒ってしまい3秒のタイムロス。

制限時間5分以内に5ステージ+αを攻略しまんもすやにたどり着けばクリア。
各ステージ間でのインターバルや中断は無く、ぶっ続けて5分間ゲームに挑戦する。


スーパー(SUPER)ホイール(WHEEL)アドベンチャー(ADVENTURE)

2つの車輪を1つの軸でつないだ よく分からないもの パンジャンドラム 自機を操作してゴール地点を目指す体感型アクションビデオゲーム。

画面を映すモニターの前にはエアロバイクのような、ハンドルとペダルのついた装置が2台横並びで設置されており、来園ゲストはこれに乗り込み漕ぐことで自機を操作する。
左側のゲストがペダルを漕ぐと物体の左車輪が前進し、右側ゲストが漕げば右車輪が前進する。前進する速度は漕ぐスピードによって変わり速いほど車輪が大きくなるほか、逆漕ぎによるバックにも対応している。
つまり、まっすぐ進みたい場合は2人で同じくらいの速さで漕ぎ、右にカーブしたい場合は左が速く、右がゆっくり漕げばよい。またテクニカルな操作としては片方が順漕ぎ、もう片方が逆漕ぎをすることでその場で方向転換も可能。

5分30秒以内に3つのステージを突破すればクリア。金貨獲得となる。


ストッパー(STOPPER)キューブリッジ(CUBE BRIDGE)

巨大パネルの上を縦に流れる光を止めて橋を作るタイミング命のゲーム

パネルは縦12マス×横16マスに区分けされており、その内の縦のラインに沿う形で光のバーが上下に移動している。
パネルの前には縦に長いサンドバッグが立っているので、これを棍棒ことストップ棒でぶっ叩くことによりバーの動きがストップする。

来園ゲストは交代で、一番左のラインから順に1本ずつバーを止めて繋げることで光の橋を作っていき、パネルの右端まで到達して橋が完成すればクリア。
ただしバーを止めたとき、横方向に光が繋がらなかったマスは崩れ落ちて無くなってしまうため、それまでに止めてきた橋からはみ出す形でバーを止めてしまうと、どんどん橋が狭くなっていってしまう。そして1か所も繋がらない所でバーを止めてしまうと橋が爆発、ゲームオーバーとなる。


3ゲーム中1ゲームでも成功すれば金貨が貰えるのだが、基本パターンでもかなり難易度が高い。
よくあるミスの例としては、ストップ棒を振る瞬間と台を叩くまでの僅かな遅延があり、人によっては観客やゲストが出す声のタイミングと叩くタイミングがズレる場合も多々ある。*17
初登場から初クリアまでに4か月もかかっているほか、残りチャンスを残した上でクリアすると行われる、2枚目の金貨を賭けたスペシャルチャレンジでは、止める回数が増え全体的に高速になっており、難易度がさらに上昇している。そのためこのアトラクションで複数枚獲得は至難の業。


ちなみにこのアトラクション中にかかっている、口笛が印象的なマーチ風のBGMはアニメケロロ軍曹のサウンドトラックからの引用で、曲名は『Let's 5』。
ただしすぐに止めずタイミングを見計らっているとBGMが止まり、緊張感がさらに高まるような演出になっている。
回によってはストップ棒叩いても画面が反応しない場合がある。例として、いとうあさこがストップ棒を腹で叩いた挙句、台が思いっきりズレた勢いで配線が抜けてしまったことがある。まあ幸運にもタイミング的にはアウトであった為、何とか難を逃れた。そもそもこれは手で止めるゲームだし。

ナンバー(NUMBER)ガール(GIRL)スージー(SUSIE)

数字・記憶に関する問題に答える脳トレ系ゲーム

2基のテンキーパッドを一人ずつ個別で操作し、時間内に数字を入力して入力ボタンを押す。
2人の答えが一致した場合はそれがそのまま解答として受理されるが、答えが分かれた場合は相談し正解だと思った方の来園ゲストが「私/僕」ボタンを押して最終解答を決定する。
これを3ステージ分繰り返し、1ステージクリアごとにファイナルステージでの制限時間を30秒獲得できる。


ブン(BOON)ブン(BOON)ボウリング(BOWRING)

天井から吊り下げられたボールを投げ、振り子のように振れるボールで的を倒していくゲーム

円形の投球ゾーンから扇形に広がるエリアの中に大小さまざまなサイズのピンが10個あるので、投球ゾーンの真上からぶら下がったボールを来園ゲストが交互に投げ、ボールにぶつけて倒していく。
ボールは投げた後振り子のように動くので、直線的に投げるよりも弧を描くように若干横向きに投げると、なぎ払うようにして複数のピンが倒せる。
ただしボールは1つしか存在しない為、次に投げる人はボールが戻ってくるところをキャッチしなければならない。上手く取れなければ当然タイムロス。

的は左端に1番ピンが設置され、右に行くにつれ数字が大きくなっていく配置。
3番ピンは倒せないよう裏向きの初期配置になっており、2番ピンを倒す事で縦回転を始めてボールが当てられるようになる。
右端に置かれた8、9、10番ピンはターンテーブルの上に置かれており、タイミングよく投球しないと倒すことができない。
なおアトラクションの登場初期はこれ以外にも上下移動するピンや回転移動するピンがあったが、難しすぎて全て固定になった。

1ゲームの制限時間は90秒。3回トライして1回でも時間内に全部のピンを倒せばクリア。
フレンドパーク全アトラクション中最難関と言っても良いゲームで、初クリアが出るまでにかかった時間はなんと約1年。しかもある意味本職であるプロ野球選手のさらに最高峰、2006年WBC日本代表が特別来園した時での陥落である。筋肉番付とか体育会TVでやれレベル。

アーケード(ARCADE)

ゲストの人数が多いスペシャル版で恒例の特別アトラクション。上記の◯の部分にはその回のゲーム数が入る(例えば、ゲーム数が8ならアーケード8)。

いくつものアーケードゲームが用意されており、1人ずつがそれらの中の1つを選んで挑戦していく。用意されたゲームの過半数に成功すればクリア。一度クリアしたゲームは再挑戦できないが、他の人が失敗したゲームにリトライする事も可能。
アーケードゲームはほとんどが1人用で、他の人はアイテムの受け渡しや回収など自由にサポート役に回ってよい。一部を除き1ゲームの制限時間は30秒。


アーケードゲーム中に流れるBGMはアルバム「Circus Doop」に収録された「Dodo」という曲。

クイズ!(QUIZ) ボディ&ブレイン(BODY & BRAIN)

ボディ役とブレイン役に分かれて行うクイズコーナー。通常のレギュラー放送では必ず4番手のコーナーであり、拡大スペシャルでも後述のハイパーホッケーの前に設けられる定番コーナーの一つ。

ボディ役はルームランナーを走る事で横にある解答席に電力を送る。設定速度以上のペースで走っている間だけもう1人の席にある解答マイクが有効になり、クイズに答えることができるようになる。
設定速度は基本的に男性が12km/h、女性が10km/h、シニア(60歳以上)男性が8km/h、シニア女性が6km/h。
ただしスポーツ選手の場合はこの基準よりも速い速度設定になることがあるほか、団体戦の場合はブレイン役1人以外が全員走って合計速度が規定以上になったらマイクが有効になる設定の時がある。

ブレイン役は有効になった解答マイクへ向けて口頭でクイズに答える。不正解を言ってもペナルティは無く、制限時間以内ならいくつ答えを言っても良い。
問題はほぼ全て一問多答クイズで*20「〇〇なものを×個答えてください」という形式。制限時間は一律15秒で、時間内に規定個数正解が言えればYou Win!となり勝ち。時間切れでTimeOverとなり負け。
「ムーブ」時代はこの他に規定速度を下回るとSpeedDownで負けになるルールもあり、第44回(ランナー:松村邦洋/回答者:伊集院光)で一度だけ実際に発動したことがある。
クイズの内容はブレイン役の来園ゲストが好きな物やよく知っている物、最近ハマっている物などいわゆる趣味嗜好に関するものがほとんどで、深い知識もしくは冷静さが求められる。

出題前、問読みを行う支配人とアシスタントの副支配人が問題の前振りを兼ねてブレイン役と軽くトークを行うのだが、うっかりこの後出題されるクイズの答えを言ってしまうと正解から除外されてしまうという罠がある

出題の様子を再現するとこんな感じ
「テレビアニメが好きだというWiki籠りさん。ここ最近は我がTBSで放送された『星のカービィ』のボックスセットを買ったとか……」

「そうですねー、子供の頃に見てたんですけど、また見返したくなって」

「カービィってあの、ぬいぐるみとかにもある、まん丸いピンク色のですよね? どういうキャラなんですか」

「すごい食いしん坊なんですけど、実は呑み込んだもので色んな姿に変身するんです」

「なるほどなるほど」

「例えばあのー、たいまつとか、炎を吸い込むことでファイアカービィになるっていう」

「ファイアカービィ」

「あっ…」

「問題!」

「アニメ『星のカービィ』に登場した、アニメ以外のはダメよ? アニメに登場したカービィのコピー能力、姿。ファイアカービィを除いて5つお答えください、スタート!」

「走って!」

この「会話のやりとりの中で出たワードを凄みながらオウム返しし、関連するワードを複数挙げさせる+走らせる」という展開はお約束になっており、Twitter(現X)でもフレンドパーク構文としてファンが度々再現して楽しまれている。
またほかにもゲスト自身が正解の一つになっている*21場合も同様に正解から除外される。
ブレイン役がこの罠にハマらぬよう、トークを振られても黙ったりはぐらかしたりすることもあり、支配人・副支配人からツッコまれる光景もよく見られた。

放送時期や参加人数によってまちまちだが6~12問出題され、出題数の過半数分だけ勝つ(6問出題なら4問勝利、12問なら7問勝利)ことができればクリアとなる。

ハイパー(HYPER)ホッケー(HOCKEY)

It's Final of
"Tokyo Friend Park"!!

Come On
HONJAMACA!!

第1回の放送から登場した定番の最終アトラクション。
「プロハイパーホッケープレイヤー」であるホンジャマカと、ゲームセンターなどでよく見かけるエアホッケーで対決を行う。

番組特製の2人用エアホッケーテーブルで行うダブルス戦。
男性ペアおよび男女ペア*22の場合はホンジャマカと2vs2の対戦だが、女性ペアの場合はゲスト2人vsホンジャマカ1人(途中交代可)のハンディキャップ戦となる。

試合開始時、あるいは再開時のパックは支配人が中央から必ずゲスト側に滑らせる*23
素手でパックを触るのはルール違反だが、ディスクで上から抑えてパックの動きを止める事は許されており、止まって打ちやすくなった状態のパックを「チャンスパック」という。

7点先取勝負でデュースは無し。ゲスト側が勝利すればクリアとなり金貨獲得となる。
スペシャルでは勝てば無条件で金貨2枚獲得となることがほとんど。

ゲストたちと対戦するホンジャマカはコスプレをして勝負に臨むのが定番となっている。
番組開始当初は顔面に透明なプロテクターを配したユニフォーム(スポーツウェア)で対戦していたのだが、放送10回目からスタッフ考案または視聴者からの公募で送られてきた案のコスプレで登場するようになった。ちなみに初めて登場したコスチュームはウサギの着ぐるみであった。
また登場時に下に表示されるテロップも必見。テロップの色や編集は毎回異なっている。勿論、通算成績もちゃんとカウントされている。*24ちなみにホンジャマカの二人のコスプレはこの後のビッグチャレンジの賞品紹介でも引き続き着用する。

コスチュームの内容は「サンタとトナカイ」や「節分の鬼」といった季節ものから、来園ゲストに縁のある人のモノマネ、果ては「肉まん」「金閣寺と銀閣寺」という意味不明な着ぐるみまで様々。
特に着ぐるみ系の衣装の場合は動きが鈍りがちな上、首元に庭園のジオラマがある為手元のパックが見えない前述の「金閣寺と銀閣寺」、電飾の関係で満足に動けない「金貨」など明確なハズレ衣装も多く、この場合ゲストにとっては絶好のチャンスと言える。

たかがエアホッケーと侮るなかれ、そんな動きにくい衣装の回も含め、ホンジャマカは最終的な勝率6割(892戦中544勝348敗)をキープしている猛者である。
基本的に石塚がディフェンス担当、恵がアタック担当。石塚もある程度のスピードのパックなら軽々止めて恵にパスを回してしまうなど高い反射神経を誇るが、恵に至っては止めもせずに打ち返す驚異的な動体視力と反応速度を持ち、クリアへの大きな関門となる*25
女性ペア(主に女優やアイドルなど)や成績の良くないチームには(この後のビッグチャレンジの事もあるので)手加減してそれなりに盛り上げつつ戦ってくれるが、
男性ペア(特にお笑いコンビやスポーツ選手)やグランドスラムがかかった戦いとなると完全に本気モードとなり、最後の壁として文字通り海外旅行を潰しにかかってくる。
このためハイパーホッケーまでパーフェクトを維持しながらここで涙を呑んだゲストも多い。特にオードリーは芸人コンビ初のグランドスラムがかかった状態で挑戦し、7-0で完封負けとなる屈辱を味わった。
他にも、余りの悔しさにザウルスくん(後述)に八つ当たりしてしまったゲストもいた。

ちなみに特徴的な得点時の効果音は、ナムコのアーケードゲーム『タンクフォース』のクレジット投入音を使用している。

それスノ版ではジャギ様を思わせる覆面姿の「ホッケーマン」が登場。
敗戦後に正体を披露するというのが流れで、これまでに見取り図、マヂカルラブリー、アルコ&ピースがホッケーマンに扮している。

ちなみに、第一期休園期間中の2015年にはフジテレビの特番「TEPPEN」内で、エアホッケー芸能界最強ペアを決める選手権が実施され、「最強王者」としてホンジャマカが出演。
本番組の映像も借り受けて放送され、テーブルもハイパーホッケーを再現したものが用意された。
「TBS以外でこれを見ることがあるんですねえ」
対戦相手は武井壮&ふなっしーペア。ホンジャマカの代わりにゲストが着ぐるみというフレンドパークでは見た事のない光景である。デュースなしの11点先取勝負で行われ、11-9でホンジャマカが勝利。プロハイパーホッケープレイヤーとしてのメンツを守った。
「次は(着ぐるみのない)本当のふなっしーとやりたいね」「やめるなっしー!!!」

ビッグ(BIG)チャレンジ(CHALLANGE)

パージェーロ!
パージェーロ!
パージェーロ!
パージェーロ!

その回の全アトラクションが終了した後に行われる豪華賞品獲得コーナー。
ドラムロールとスタジオ観覧者のコールの鳴り響く中、高速回転する円形のダーツ盤に向かって矢を投げ、当たった箇所に書かれた商品を獲得できる。

ダーツの矢は金貨1枚につき1本と交換(購入)する形となっているため、アトラクションでいい成績を残せば残すほど商品獲得の可能性がグッと上がるようになっている。
またゲストの分とは別に、番組へハガキを送ってくれた視聴者の中から抽選で1名へのプレゼントを決めるための1本分を必ず投げるので、逆グランドスラムの場合でも視聴者プレゼントのために1本だけ投げることになる。

ダーツ盤は円形になっており、外周が20分割されてそれぞれのコマに商品名が書かれている。
文字が読み取れないほど高速回転しているので、狙って正確に当てるのはハッキリ言って無理ゲー。

それスノ版では新たに金貨5枚で買うことができる黄金の「プレミアムダーツ」が用意。これを使うと盤面の各マスの幅が大きくなり、たわしは盤面外周の1/4弱だけ。さらにど真ん中は「全部」とかなり確率がアップする。






余談

ザウルスくん

フレンドパークにもテーマパークらしくマスコットキャラクターが存在する。その名も「ザウルスくん」。
ずんぐりむっくりな緑色の怪獣で、登場したばかりの頃はオープニングでのディズニーランドツアーの紹介映像くらいしか出番がなく、やがて1999年に番組終了後の19時54分からのミニ番組枠を利用して「後のまつり」というコーナー(放送は関東地区のみ)が始まるとそこのタイトルCGや番組内で出番が増え始める。10年近くはこれらや各アトラクションに貼られたキーワードパネルが主な出番だった。
その後2005年9月26日にテーマ曲や園内(スタジオセット)のリニューアルを行ったのに合わせて、オープニングCGでジェットコースターに乗る後ろ姿とタイトルロゴが消える部分でザウルスくんが登場するようになった他、スタジオで活躍するためようやく実際の着ぐるみも作成された(それまでのCGキャラクターとしても活躍)。さらにフラッシュザウルスがリニューアルされた時に恐竜型マシンがザウルスくん型になるなど、随所で存在感を発揮していた。

ゲーム版

一般流通したものでは、体感ゲーム版とDS版、そしてWii版が存在する。

体感ゲーム版は専用機をそのままテレビにつないで遊ぶタイプのもので、エポック社から発売されていた。
体を動かす番組内容と相性がよく、また番組の人気が盤石なものとなっていた頃の販売とあって好評だったようで、3バージョンも発売されている。
バージョン3の「コンプリート」では全盛期と後期合わせて20個もアトラクションが収録されているほか、バージョン2の「スペシャル」では短命に終わった幻のアトラクション「クワトロカプリッチョ」が収録されているなどマニアックな面でも中々評価が高い。

DS版はアトラクションをモチーフとしたミニゲーム集で、当時の脳トレブームに乗っかって発売された物。
Wii版は体感ゲーム版と同じく体を動かした番組再現系のゲームになっており、当時のスタジオが3DCGでよく再現されている。多少リモコン操作の感度が悪いのが難点か。

この他にも懸賞限定の非売品として、セガサターン用ソフトとしてデリソバデラックスをゲーム化したものが配布されたことがある。
もちろん今では入手困難のプレミアソフトとなっており、現在買おうとするとゲスト希望商品の予算にも収まらない規模になっている。

その他

従業員で来園者になったことがあるのは支配人の関口、副支配人の渡辺、そしてホンジャマカの4人。
その中でも渡辺は「支配人・副支配人ペア」(ムーブ最終回)と「コント赤信号チーム」として2回もゲスト側に周っている。
またホンジャマカは「チーム・ホンジャマカ」として同じワタナベエンターテインメント所属の後輩芸人を引き連れての参戦だった*31が、ホンジャマカと同レベルの選手が居なかったからかハイパーホッケーなし、最終ゲームがストッパーキューブリッジという構成だった。ちなみにこの回ではホンジャマカはゲスト扱いとして従業員の役割からは外れた*32。さらにビッグチャレンジではなんとパジェロを2台獲得している(前述のルール改正後)。

「ウォールクラッシュ」に挑戦したある俳優のカツラが外れてしまうという都市伝説が流れたことがある。詳細はサブカルチャーに関する都市伝説を参照。




項目の追記修正は、グランドスラムを達成し、
且つ、パジェロを当てたことのある方がお願いします。


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最終更新:2025年04月19日 16:41

*1 2004年の西武ライオンズと2007年の中日ドラゴンズは除く。前者は親会社が大変なことになっており、後者は当時の監督である落合博満の意向が反映されたもの。一方で日本一を逃しても話題性から出演した2003年の阪神タイガースの例もある。

*2 父子をテーマにしたドキュメンタリー要素のあるバラエティ番組だったのだが、これもゴールデン帯にしては数字が良くなかった。ちなみにフレンドパークの父親をテーマにした団体ゲストの回で小林少年がしれっと番組名をネタにしている。

*3 主に逆グランドスラム達成者に授与される。

*4 団体客の場合や特別営業(長時間特番)の場合は6個以上のアトラクションが用意されることもある。

*5 主にディズニーランド・パリやカリフォルニアの元祖ディズニーランドなど。

*6 「最後のビッグチャレンジで視聴者に車を当てた」「逆グランドスラムになったうえ、ダーツは大ハズレとなった」というゲストも存在する。

*7 手をまっすぐ上にあげて高さを稼いだり、横に逸れたジャンプをしたりすることを防ぎ、ド真ん中に手を広げてジャンプさせるためのレイアウトだと思われる。ちなみに手につられて足まで広げてしまうゲストがたまにおり、その際は副支配人からツッコミを受けていた。

*8 最後に登場した2011年3月21日放送分は、東日本大震災の影響により「パニック」の冠を自粛して表示。

*9 スペシャル版などではそれ以上乗る事もあった。

*10 由来はサーフィン用語で、「意図せずボードから落ちる」事を指す。

*11 末期やスペシャルではたまにノルマが違った。

*12 普通のパソコンなら真っ先に変換できるような漢字でも、わざと何回か変換しないと出ないようになっている。

*13 課題曲のイントロもしくはサビといった有名な部分の2~4フレーズ分。

*14 知らなさそうな曲の場合は別の曲で仕切り直している模様。ただしあくまで相方による判断の為、本人が知らない場合も当然ある。

*15 このような言い方をするのは、前作『クイズ100人に聞きました』で関口宏がパネル枚数を提示する時の「答えは◯つ!」(◯には3~9までの数字が入る)をオマージュしたものと思われる。

*16 ナゾパーを倒した時点でクリアしたと早とちりして喜んでいるうちにタイムアップになる悲しいゲストもいた。

*17 このせいで多くのゲストがNot Clearになる事が多かった。

*18 現役の野球選手が失敗することも珍しくなかった。

*19 ちなみに初登場時はホンジャマカ恵・ゲスト(柴田英嗣)が両者ともあっけなくクリアした為、まだ難易度は伝わっていなかった。

*20 「ムーブ」時代や復活特番では一問一答もあり。前者では「指定された歌を歌う(第17回など)」「触った感触で麻雀牌の種類を当てる(第19回)」などの実技系が出題されたこともある。

*21 長寿シリーズの映画やドラマに出たことがある人、などの問題が該当する。

*22 男女ペアの場合は、ホンジャマカ側のゴールがパック1個分(左右に半個分ずつ)だけ広がる。

*23 たまにこれがそのままゲスト側ゴールに入ってしまう事がある。通称「支配人ゲット」。ゲスト側の失点なので得点はホンジャマカ側に入る

*24 負けたにもかかわらず、間違えて1勝カウントされてるミスも多々あった。勿論このミスは次回ではちゃんと修正されている。

*25 このためハンデ適用の女性ペアが相手を選ぶ際はまず石塚が選ばれる。

*26 末期はトヨタ車が使用されたほか、三菱のライバル社と関係の深いスポーツ選手が出演した場合も景品が変わることもあった。

*27 その他、コーナー冒頭のパジェロの紹介で収録日のテロップまで出された。

*28 試算された合計金額がパジェロを超えてしまったため。

*29 ダーツを的に当てた場合でも回転が終わる前に落下したらハズレ扱いとなる。

*30 なお、バレーボール全日本女子チーム元監督・柳本晶一のみ「様」ではなく「監督」と貼られていた。

*31 実はホンジャマカは当初総勢11人のコント集団として結成されており、メンバー脱退を経て残った2人で改めてコンビとして活動を始めた経歴があった為、コンビ結成20周年記念に原点回帰として改めて集団コントライブをやる為に一時的に後輩芸人を臨時加入させており、本番組にもその時のメンバーで挑戦している。

*32 ビッグチャレンジでの視聴者プレゼントの説明だけは通常通り行った。