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ちょうはつ(ポケモン)

登録日:2026/04/16 Thu 17:52:30
更新日:2026/07/04 Sat 13:28:23
所要時間:約 3 分で読めます




ギャラドス「来いよエルフーン、やどみがまもなんか捨ててかかってこい」


エルフーン は 挑発に 乗ってしまった!


概要

『ちょうはつ』はポケットモンスターシリーズに出る変化技。
初登場は第三世代「ルビー・サファイア」から。
文字通り相手を挑発することで怒らせて「ちょうはつ状態」という状態にする。
「ちょうはつ状態」のポケモンは一定ターン経過による解除を待つ間はあらゆる”変化技”の使用を封じる。
ちょうはつ状態だと技欄で変化技を押しても「〇〇は挑発されて××がだせない!」と使用不可になる。
後攻で出すと不発に終わり、技欄が全部変化技だと「わるあがき」しか発動できなくなる。
もちろんフルアタ型だと事実上全くの無意味に1ターン猶予を献上するだけに終わるので受け型と思ってたらまさかのフルアタだったとかで目も当てられない悲惨な目に遭うこともまた対戦あるあるかもしれない。
細かいところで言うと「カウンター」「ミラーコート」「メタルバースト」「がまん」といった反撃技や、いちげき ひっさつ!もれっきとした攻撃技なので封じれないことも地味に忘れがちなので注意。(ちょうはつとは話題は逸れるが、これらはとつげきチョッキ装備中も問題なく使用可能なことも覚えて損はないだろう。)

刺さりさえすれば強力ではあるが、読み違いには気を付けよう。

英語名は“Taunt”。この単語の日本語での意味は「あざける」や「愚弄する」なので直訳である。

余談ながら、他のRPG系作品で「挑発」の名称が使われている技の効果としてよく見られる「使った者に攻撃が集中しやすくなる」はまったく別の名前の技として実装されている(「このゆびとまれ」、特性の「ひらいしん」など)。


データ

タイプ あく
分類 変化
威力 -
命中 100
PP 20
範囲 一体選択
効果・備考 相手をちょうはつ状態にさせる。みがわりを貫通する。

ゲームでの特徴

レベルアップで習得するポケモンもいるが、わざマシン(剣盾ではわざレコード)で習得できるポケモンがかなり多い。
初登場時は2ターンしか持続しなかったため使い勝手は良くなかったが、『ダイヤモンド・パール』では効果が3~5ターンに延びて利用価値が向上。
ブラック・ホワイト』以降では、効果の持続ターンは3ターンに固定になったが依然として汎用性は高い。
変化技が重要な戦術となっているポケモンは、この技1つで機能停止に追い込まれるようなことも珍しくなく、主に対戦では要警戒

ソード・シールド』のマックスレイドバトルでは敵のポケモンが厄介な変化技を使用するので封じる手段として有用だが、ふしぎなバリアを貼られると防がれるので使用タイミングには気を付けたい。
味方に撃つ事も可能で味方CPUの中には変化技ばっかり使ってバリアを壊してくれないのがいるので、破壊効率を上げる為に使用されることも。
スカーレット・バイオレット』のテラレイドバトルでも厄介な変化技を封じる手段と「シールドか張られている間は無効」の仕様は前作と同じだが、CPUの思考ルーチン改善と使用ポケモンは最終進化と利便性が向上したので味方に撃つという手間がなくなった。
……バフ消し連打系相手だろうと6段階上がっていようといつまでも積み続けたり、バリアにいやなおとやきんぞくおんを連打したり、必ず失敗するほろびのうたやみちづれしたり、果ては天候やフィールド・ちょうはつ自体で利敵する野良プレイヤーに業を煮やしたプレイヤーがぶっ放すこともあるようだが。いらんちょうはつやバリアに補助技するブラッキーに限ってちょうはつしたらわるあがき始めるまでがセット

ストーリー攻略においては、フルアタの敵が多いので「対戦用の技」というイメージがあったが、近年では積み技での抜き性能向上や後続サポートに壁貼りしてくるジムリーダーなどの強敵トレーナーが変化技を用いるようになった点と野生ポケモン捕獲でも厄介な変化技を使われるのを阻止とシナリオでも有用性が上がった。
変わった用法では、タタッコ→オトスパスの進化条件の「ちょうはつを覚えた状態でレベルアップ」というものもある。

ゲームでのエフェクトは『ブラック&ホワイト』までは人差し指を立てて「かかってこいよ」と招くのが、『「X・Y』からは逆さ手招きに変更されている。
なお『ルビー・サファイア』では左手だったが、それ以降は右手になっている。

わざマシン・わざレコード

作品別 対応マシン(レコード) 入手場所など
RSE わざマシン12 カラクリやしき5回目クリア時の景品
コロシアム ボトムコロシアム第1セット初回クリア時の景品
FRLG ロケットだんアジト
XD パイラコロシアム第2セット初回クリア時の景品
DP・Pt 211番道路
バトレボ 9600ポケクーポンと交換
HGSS ウバメのもり、焼けた塔。タマムシデパートで購入
BW チャンピオンロード
BW2 23ばんどうろ
XY フラダリラボ
ORAS カラクリやしき1回目のクリア時の景品
SM・USUM 13ばんどうろ
SwSh わざレコード37 ワットショップでの購入、レイドバトル報酬、ウッウロボでの生成
BDSP わざマシン12 211番道路他、本作では地下大洞窟でアイテム交換で複数入手可
SV わざマシン87 南1番エリアなど一部エリア。わざマシンマシンでニャース、ニューラ、ヤミラミの落とす素材から生成可
ZA わざマシン95 ミアレ地下水道


対戦では

変化技にも色々あるが、

など、バトルの流れを変えるほど強力な効果を持つものも多い。
このためガチ対戦の場ではなんらかの変化技(攻撃しない技)を採用することが(一部のフルアタ構成*1を除けば)一般的であり、それらを封じることで相手のプランを大きく狂わせることができる。
基本的に変化技をシャットアウトする「みがわり」に無効化されないので「みがまも」などの戦法を破綻させる事ができる。また現時点で「ちょうはつ」はタイプでの無効化が不可能であり、回復や予防手段は後述のように限られている。
ポケモンによっては、この技一つで機能停止に追い込まれることも珍しくなく、対戦においては何らかの対策は必須だろう。

特性いたずらごころの登場、天候変化特性、フィールド変化特性の増加によって変化技の有用性が上昇すると共に「ちょうはつ」もそれらの対策として重要度を上げ、また一定層いる受けループの対処に有用など対戦ではかなり重要な技になっている。
ただし相手が変化技を使ってくるかどうかの読みがあるので「耐久やサポート型と思ってかけたら普通に殴ってきた」と展開があり、とつげきチョッキの登場でフルアタ型もいるのでそういう相手には腐ってしまうことも。
そのため仮想敵を意識した立ち回りや構築が求められ、逆に耐久やサポート型のポケモンを入れてる場合はこの技に警戒しないといけない。
「ほっぺすりすり」「アシッドボム」などの低威力ながら確実に追加効果発動させられる攻撃技は「ちょうはつ」による妨害を受けないという点から採用されている。
近年ではワザ選択画面などで効果ターンが表記されるようになったので、使う際も使われた際も確認しておくと戦いやすくなる。


ちょうはつの対策や予防

  • 先制して挑発する
そもそも「ちょうはつ」自体が変化技なので、先に出せば相手の挑発を不発にできる。
特性がいたずらごころなら確実に先手で出せるが、この場合はあくタイプに通らなくなるので注意。

  • フルアタ構成
覚えさせる技を全て攻撃技にすることで、実質的に「ちょうはつ」を無効化できてしまう。
少なくとも「各種こだわり系アイテム」か「とつげきチョッキ」を持っているポケモンは十中八九フルアタ構成なので「ちょうはつ」は効かない。
現在ではフルアタ型の研究も十二分に進んでおり、メンバー選び次第では(「ちょうはつ」対策関係なく)ガチ対戦の場でも実用的なパーティを組めるのも大きい。

更に一口にフルアタ型と言ってもポケモンによっては「ほっぺすりすり」「ニトロチャージ」「こうそくスピン」など"威力自体は低いが付随する効果が事実上のメインとなる攻撃技"を組み込むことも可能であるため、変化技が使えない全てのポケモンに妨害や自己強化の手段がなくなるわけではない。

  • 交代
交代すれば「ちょうはつ状態」は解除される。
ただし、相手からすれば交代させてその隙を狙うのが作戦でもあるので、状況次第では居座って攻撃するのも手。

  • メンタルハーブ
『ブラック・ホワイト』から追加で「ちょうはつ」を防げるようになった。
同様に「アンコール」「かなしばり」など行動縛りを解除でき、近年の行動縛りの強力さから持ち物の候補として挙げられている。
ただし、1度使うとなくなる。
きあいのタスキ」や「ひかりのねんど」、「オボンのみ」など競合も多く、現時点ではそれほどメジャーな持ち物ではない。

  • 特性による無効
防げる特性は、XYから新たに付与された「どんかん」と「アロマベール」の他、変化技自体を無効化できる「おうごんのからだ」の対象でもある。
「おうごんのからだ」はサーフゴーの専用特性で、残り2種は他の特性の方が利便性の方が上だったりとして採用されるのが稀。
なお特性「かたやぶり」には貫通され、「かがくへんかガス」持ちが場にいれば効果がなくなってしまう。

相手の「ちょうはつ」を跳ね返すことが出来る。
現時点では持っているポケモンが少ないが、強力な特性なので選べるポケモンを起用する場合は基本的にこれを持っていることが多い。
また当該メンバーは変化技をも多く覚えるので、迂闊に使うと無駄撃ちに終わって逆に相手に起点などにされてしまうことも。
こちらもかたやぶり、かがくへんかガスなどには無力化される。


世代限定の仕様

  • Zワザ
変化技によるZワザは「ちょうはつ」状態でも発動可能なので、何も考えずに使うと発動されてしまう。

  • ダイマックス
ダイマックス技は強力な追加効果があるものばかりで、仮に素早さバフが目的で放たれたダイジェットなどであっても、当然攻撃技として扱われるので封じることはできない。
一応ダイウォールの使用を封じることはできる。

  • テラスタル
「いたずらごころによる変化技はあくタイプのポケモン相手には無効」という仕様から、ちょうはつを使用するポケモンの特性がいたずらごころである場合、あくタイプへのテラスタルで無効化することができる。


外伝作品では

ポケモン不思議のダンジョン

「わるいじょうたい」のひとつ。表記は「ちょうはつじょうたい」。こんらんと同様の「心」カテゴリに分類されている。
ダメージを与える以外のわざやふしぎだまが使えなくなる。
攻撃の手段が問題なく使えるため他の「心」カテゴリのわるいじょうたいに比べるとマシで、ちょうはつによって追い詰められたという報告もあまりない。
こちら側が使う場合、補助わざに依存している敵に使うという使用法はアリだが、範囲がしょうめんの敵と狭く、これを放った後に敵のターンが来るためリターンよりリスクのほうが大きいというのもネック。

アニメでは

エフェクトで再現しづらいのか長らくアニメでは使われることがなかったが、「アニメポケットモンスター”リコとロイの旅”」のコルサのウソッキーが使用。
ウソッキーがものすごく軽快な動きをしつつバカにしたかの様な表情をみせて相手を怒らせ、トレーナーの指示を無視させて勝手に技を使わせる効果。

なお、感情表現としての挑発に類する行為は、技として導入される時期の前後やゲーム内での習得の可否にかかわらず散見される。

追記・修正は相手のちょうはつで戦術をまんまと崩された人がお願いします



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最終更新:2026年07月04日 13:28

*1 全員フルアタ構成が前提の例として役割論理構成(ヤーティ構成)などがある。当然こういった構成の相手では「ちょうはつ」の意味は後述するように無い。