撒き技(ポケモン)

登録日: 2011/03/10(木) 01:03:52
更新日:2021/03/07 Sun 17:57:40
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ポケットモンスターシリーズに登場する技のカテゴリ。

共通の効果として、

分類 変化技
範囲 相手フィールド
PP 20

相手のポケモンが新たに場に出した瞬間に何らかの被害を相手に与える。
後述のステルスロックがメジャーになってからは「 設置技 」とも。
これらの技を使う事を「撒く」と呼ぶ事が多い。

あらかじめまきびしやステルスロックを撒いてから、ほえる・ふきとばしなどの相手を強制的に交代させる技を使いダメージを稼ぐ「昆布」と呼ばれる戦法が有名(使い手としてはエアームドラグラージ等)。
なんでも「コンボ」を「昆布」と打ち間違えたのがそのまま定着したとか。

解除するには自分で「こうそくスピン」を使うか、「きりばらい」を相手にしてもらう必要がある。
後者は絶望的なので実質解除手段は「こうそくスピン」のみ。
長期戦になればなるほど効果を発揮するので、6on6の時には技スペースを圧迫しても「こうそくスピン」を入れるべきとされる。

第6世代以降は自分が「きりばらい」を使っても解除できるようになった。

第8世代では、アーマーガア(キョダイマックスのすがた)が持つ、ひこうタイプの技が変化したキョダイマックスわざ「キョダイフウゲキ」でもお互いの場に撒かれた罠を解除できる。
一方で、攻撃しながら罠を設置できるキョダイマックスわざも登場した。

また、新登場した道具「あつぞこブーツ」を持っているとこれら罠の効果を受けないようになった。

  • まきびし
元祖罠。第2世代から登場。じめんタイプ
登場したポケモンに最大HPの1/8のダメージを与える。
第3世代以降から3回まで撒けるようになり、ダメージ量も増える(最大HPの1/8→1/6→1/4)。
ダメージ量は一定だが、じめんタイプであるが故にひこうタイプや特性ふゆう」のポケモン、持ち物が「ふうせん」のポケモンといった浮いているポケモンに無効なのが最大のネック*1。後述のステルスロックの方が優秀と言われる原因がこれ。
と言うか、まきびしを覚えられるポケモンの3分の1程がステルスロックを覚えられる。

ちなみに「昆布」の元祖もこれ。
但し、現在とは違い2匹のポケモンで行うコンボだった。
その第一人者がパルシェンライコウである。

  • どくびし
第4世代から登場。どくタイプ
登場したポケモンを状態にする。
2回まで撒く事ができ、1回だと「どく」、2回だと「もうどく」を登場したポケモンに浴びせる。
まきびしと同様「浮いているポケモン」には効かず、毒を受け付けないポケモン(はがねタイプや「めんえき」持ちなど)にも当然無効。
また相手の場にどくタイプのポケモンが出た場合、毒状態にならずにどくびし自体が消滅する
ただし、浮いているどくタイプが出た場合は消滅しない。

他の2つと違いダメージ適用タイミングが遅く、即効性に欠けるのが難点。
こちらの毒以外の状態異常技とも相性が悪く、「ラムのみ」「ねむる」など対策手段も多く、総じて扱いが難しい一面も。
しかし2回撒けば相手の再生回復型の耐久ポケを機能停止にできる点で非常に優秀。
上手くハマれば相当のアドバンテージとなる。
上述のように毒ポケモンを出すと勝手に消滅するため、浮いていない毒ポケモンはそれだけを目的に採用されることもある。
ちなみに特性「ミストメイカー」はどくびしの処理後に発動する。

「ベノムショック」や「たたりめ」など状態異常でダメージアップの技と絡めるのも有効。
XYでは「ベノムトラップ」と言う、コンボで使えとしか思えない新技も登場した。
ドラピオンロズレイドなど、撒きポケモンに一風変わったものが多いのも特徴。
しかしレートで使おうとすれば、相手の手持ちにどくびしが効かない毒・鋼・飛行やふゆう持ちが手持ちの半数もいるなんて事は珍しくない。
特に第7世代ではフェアリー環境が災いして はがねタイプがパーティにいない事なんてまずない 為どうも振るわない。

  • ステルスロック
第4世代から登場。いわタイプ
まきびしと同様に登場したポケモンにダメージを与えるが、このダメージはタイプ相性の影響を受けるのが特徴。
基本は最大HPの1/8で、そこから相性補正により倍率が異なる。つまり岩2倍は1/4、4倍はなんと1/2も削られる。
逆に岩1/2なら1/16、岩1/4なら1/32にまで落ちる。
ポケモンバトルレボリューションでのエフェクトを見ればわかる通り、尖った岩を相手の場に浮かばせるというもの。
その設定のお陰で、他の2つと違い浮いているポケモンにも効果があり、「マジックガード」持ち以外のあらゆるポケモンに無効化されない安定感が最大の魅力。どんなに小さなダメージでも襷潰しにはなるのだ。
また岩弱点のポケモンにはメジャー級も多い為、単純なダメ量もまきびしを凌ぐ事もあり、まさに万能。
このわざは複数回重複して撒く事はできない。できたら恐ろしいが……。

第6世代ではファイアロー狩り、受けループによる定数ダメージ用に搭載されている事が多い。
覚えるポケモンも岩・地面・鋼などに限らず、かなりメジャーな技。
第7世代ではファイアローが減ってしまい、需要は往年よりは下がっているが、リザードンウルガモスの対策としてまだまだ使える。
逆に岩が4倍弱点であるポケモンを使う際は、この技を意識して必ずHPを奇数に調整しておこう。
第8世代では、カジリガメ(キョダイマックスのすがた)が持つ、みずタイプの技が変化したキョダイマックスわざ「キョダイガンジン」を使用すると相手の場にステルスロックが設置される。


  • ねばねばネット
第6世代から登場。むしタイプ
登場したポケモンにダメージを与えるのではなく、素早さを1段階下げる。
まきびしと同様「浮いているポケモン」には効かない。
また複数回重複して撒く事はできない。

中速ポケモンの多くが高速ポケモンを抜かせるようになるのが魅力。
覚えられるポケモンはツボツボアメモースデンチュラなど強いものの、一線級のメジャーポケモンではないものが目立つ。
更にステロやファイアローに弱いなど、かなりクセのある性能。
特性「あまのじゃく」には逆に1段階速くなってしまうため注意が必要。

  • キョダイコウジン
第8世代から登場。キョダイマックスわざによってのみ発生する。
はがねタイプ版ステルスロックで、登場したポケモンに「最大HPの1/8×はがねタイプを受けるときの相性補正」だけダメージを与える。
ダイオウドウ(キョダイマックスのすがた)が持つ、はがねタイプの技が変化したキョダイマックスわざ「キョダイコウジン」を使用すると、相手の場に設置される。


・メリット
まず何といってもきあいのタスキがんじょう潰しができる点が一番大きい。

ウルガモス「蝶舞6積みしたぜヒャホーイ!!」

相手の ギガイアス
がんじょうで もちこたえた!

ウルガモス「なん…だと……?」

とならないので、安心して相手を潰しに行けるのだ。
最近流行りのマルチスケイルカイリューにも有効である。

他にも交換誘発による間接的消耗、又は交換自体の牽制など、数多くの利点がある。

・デメリット
強いて言うなら、相手に隙を与える事である。しかし6vs6なら、1ターン費やしてでもステルスロックを撒く価値は十分にあるだろう。
また、変化技なので「ちょうはつ」でしっかり防がれる。


ヌケニン「あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!

『おれはモンスターボールから出てきたと
思ったらいつのまにかHPが0になっていた』

な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…
瞬殺とか出落ちだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」






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最終更新:2021年03月07日 17:57

*1 ここに挙げられたポケモンが「くろいてっきゅう」を持っている場合、「じゅうりょく」が発生している場合は有効