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登録日:2022/11/27 Sun 00:07:32
更新日:2024/03/01 Fri 12:41:05
所要時間:約 3 分で読めます



2022年11月5日。Pokémon GOに謎のポケモンが登場した。

その日、Pokémon GOではミニリュウのコミュニティデイが行われていたのだが、
終了した直後、突如としてポケストップが一斉に金色に輝きだし、そこからは「??????コイン」なるものが獲得できた。
そしてそれに合わせてダウジングロッドを思わせる触覚を持った小さなポケモンも出現するようになった。

過去に同じような形で出現したメルタンとよく似た形の出来事であったが、
そちらとは異なりこちらはタップしてもコインの表示されたふきだしを出すのみで捕獲することはできなかった。

更に同日の22時には公式によって謎のホームページが公開。時間が経つにつれて暗闇の中に置かれた宝箱の中にはコインが溜まっていった。









そして……












「いやあ驚きました、博士の所にコレクレーが出てくるとは……」

「なるほど!あのポケモンは、コレクレーって名前なんだね?」






登録日:2022/11/27 Sun 00:07:32
更新日:2024/03/01 Fri 12:41:05
所要時間:約 3 分で読めます




同日の23時に箱のページが更新され謎のポケモンの正体が「コレクレー」というポケモンであることが明かされた。
なお、メルタンと異なりこちらは一般ポケモンとなる。
ゲームでの初登場は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。

データ


はこフォルム

およそ1500年前宝箱の中で生まれた。宝を盗む不埒者の生気を 吸い取る。

古びた宝箱の中に棲む。ポケモンと気づかれず道具屋の片隅に置かれていることがある。

全国図鑑No.999
分類:たからばこポケモン
英語名:Gimminghoul
高さ:0.3m
重さ:5.0kg

タイプ:ゴースト
特性:びびり(むしあくゴーストの技を受けるか特性「いかく」を受けると素早さが1段階上昇)

HP:45
攻撃:30
防御:70
特攻:75
特防:70
素早さ:10
合計:300

とほフォルム

全国図鑑No.999
分類:たからさがしポケモン
英語名:Gimminghoul
高さ:0.1m
重さ:0.1kg

タイプ:ゴースト
特性:にげあし(野生ポケモンとの戦闘で必ず逃げられる)

  • 種族値
HP:45
攻撃:30
防御:25
特攻:75
特防:45
素早さ:80


進化:コレクレー→サーフゴー(コレクレーのコイン999枚集めてレベルアップ)

概要


はこフォルム

上述した小さな個体が大量のコインが収められた宝箱に入った姿をしている。勝ちまくりモテまくりではない
宝箱の中で待ち伏せし、近づいた人を操ってコインを集めさせる性質を持つ。主に人やポケモンの少ない場所に潜むことが多いため、
一度近づいた人はコインを集めさせるためにしつこく操る模様。

入っている宝箱は非常に頑丈な反面重くて動きが鈍く、骨董品と勘違いした人から逃げられずに持ち帰られたり店に売られたりすることもある。
ゴーストタイプ単体の理由は、パルデアで昔使われていたコインに染みついていた人々のお金に対する執着心から生まれたからである。
宝物に人の欲望が宿ってポケモンになったという点から同世代のとの関連性を指摘されることもある。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレットSVで戦闘・捕獲可能な個体はすべて「はこフォルム」となっている。

本来はレイドバトルに出現しないが、2023年6月22日~7月3日に開催されたイベントレイドにおいてピックアップされ同時に色違いが解禁された。
なお色違いの出現率は1/4103と言われており入手は現実的ではなかったが……。

とほフォルム

宝箱の中にいたコレクレーがそのまま飛び出してきており、(本体の)見た目自体は特に変化していない。

元々コレクレーはコインに染みついた情念から生まれたポケモンである。
元の宝箱に戻る為に、古びたコインを背中に背負って彷徨い続けている。
コインを拾おうとした人間の生気を吸い取って生きているなど、箱が無くともゴーストタイプらしさは健在。

SVではパルデア各地で登場するものの、話しかけるとコインを落としてどこかに行ってしまう。そのため、正式な個体が入手できるのはPokémon GO。
Pokémon GOとSVを連携する事で、だいじなたからばこが使用できるようになり、使用すると一定時間とほフォルムのコレクレーが出現するようになる。
要はメルタンと同じである。SV内でとほフォルムを使用するにはPokémon GOで捕獲したものを輸送する必要がある。

何気に高さ・重さ共に最低値であり、フラベベと同等。
実際にPokémon GOで捕まえてみるともんのすごく小さい

名前の由来は「collect+霊+コレ(コイン)をくれ」と思われる。
おそらくモデルは某RPGにででくるあのクソウザいモンスターだと思われる。ついにゲーフリパクったな
なお、コイン(お金)に執着する点では「ウルトラQ」に出てきたカネゴンを、貨幣にまつわる呪いじみた出自は『ジョジョリオン』のミラグロマンを彷彿とさせる。

ゲームでのコレクレー


SVでは、はこフォルムの個体は主に各地に点在する物見塔や廃墟に出現し、話しかけると戦闘になる。
とほフォルムは上記に加えて看板や岩の上にも出現するが、こちらは話しかけると戦闘にならず逃げてしまうため捕獲できない。

いずれも落とし物として「コレクレーのコイン」をドロップするため、進化のためにも見かけたら積極的に集めておきたいところ。
とほフォルムは非常に小さいので見つけにくいが、近くにいると鳴き声を発するのでそれを頼りに探すと良い。

ドロップ数ははこフォルムが50枚前後・とほフォルムはほとんどの場合1~5枚(稀に30枚以上手に入ることもある)なので手っ取り早く進化させたいならばはこフォルムを多く見つけたい。運がいいと最大777枚ものコインが獲得できることも。

対戦でのコレクレー


はこフォルムに関して、進化前なので仕方ないのだが、種族値はかなり低め。
特攻は進化前にしては高めの75、宝箱が強固なのか防御・特防も悪くない。しかし素早さはたったの10と全ポケモンの中でも最下位クラス。
一応300と言う低い合計種族値を攻撃・素早さを限界まで切って配分している為無駄は少なめ。

一方でとほフォルムは、はこフォルムに対してHP・攻撃・特攻は据え置き。防御・特防が下がった代わりに素早さが上昇している。

ただし、自力で覚える技は「たいあたり」と「おどろかす」のみでコレクレー単体で戦うことは非常に難しい。
低いステータス・時間のかかる進化条件も含めてストーリーで使うには愛が必要となるだろう。

同じPokémon GO出身のメルタンがわざマシンでロクな攻撃技を覚えなかったことに対し、
コレクレーは一応「シャドーボール」「パワージェム」など実用性のある技を習得可能。
ただしどちらも進化後にレベル技で習得するため、今作で有限に戻ったわざマシンをわざわざ使うのも勿体なさが否めない。

やはり、サーフゴーになってからが本番だろう。

アニメでのコレクレー


ゲーム『スカーレット・バイオレット』のストーリーの前日譚を描いたWEBアニメ『放課後のブレス』で初登場を果たし、第1話の冒頭ではとほフォルムの個体の目線が舞台となっており、コインを拾おうとするもアーマーガアに横取りされてしまう。

サーフゴー

データ


1000枚のコインで体ができているらしい。人懐こくだれとでもすぐに仲良くなれる。

コインが積みあがって作られた体は頑丈。コインを連射して敵を圧倒する。

全国図鑑No.1000
分類:たからものポケモン
英語名:Gholdengo
高さ:1.2m
重さ:30.0kg

タイプ:はがねゴースト
特性:おうごんのからだ(変化技を受けない)

  • 種族値
HP:87
攻撃:60
防御:95
特攻:133
特防:91
素早さ:84
合計:550

概要


1000枚のコインに宿る人々の欲望という思念により進化した姿。小柄だったコレクレーから一転してノッポ体型になり、全身が金色に変化。
触覚はドレッドヘアーのような形状になり、腰には宝箱に似た見た目のポーチをかけている。身体を形作るコインを操って活動し、バトルでもコインを武器とする。
コインが密集してるためはがねらしくとても頑丈で、敵の攻撃を受けた箇所のコインが飛び散ることで衝撃を吸収し、ダメージを軽減でき、身体のどこからでもコインを飛ばして攻撃できるらしい。なんだこの謎の無敵設定

コレクレーはゴーストらしい何処か不気味な生態だったが、進化すると誰とでも仲良くなれる性格にコインを連射して攻撃するという明るくゴージャスな雰囲気に一転。結果ついたあだ名は「陽キャ」とか「チャラ男」
移動時には名前の通り金のサーフボードに乗るのだが、移動速度が速く水上でも行動できるのでレッツゴー使用時のアイテム収集効率はピカイチ。「なみのり」を覚えられないのが惜しまれるところである。

1000枚のコインを取り込んで進化したが、コイン1枚1枚が非常に軽いためかメルメタルと異なり重さはそこまで増えていない。
由来は「サーフ+GO」と「サー(Sir)+富豪」といったところか。英語名からしてゴールドもかかっていると思われる。
おそらくモデルは設定上、「成金」だと思われる。どうだ明るくなったろうとか言ってはいけない。

前述した通り進化条件はコレクレーのコインを999枚集めた状態でレベルアップというもの。そのためストーリー攻略中の進化は非常に難しい。
特殊アタッカーであり、使い手は少ないが「イカサマ」が抜群なので攻撃個体値が低めの物を狙う必要がある。
(参考程度に攻撃が下がる性格のサーフゴーであれば攻撃個体値が最低の0と最大の31でイカサマの威力が1.2倍程度変わってくる)

おまけに一般ポケモンのくせに何故かタマゴ未発見かつ通常レイドにも出ないので基本的にコレクレーの固定シンボルで厳選しなければならない

捕獲率もやや低め、おまけにゴーストタイプで「みねうち」が無効と削りにくい。その手間のかかる進化条件もあり、育成がめちゃくちゃめんどくさいポケモンである。
ミントやぎんのおうかんが金で買えるようになったのがせめてもの幸い。

ちなみに、進化用のコインを999枚を超えて集めた場合は、溢れた分をチャンプルタウンにいる清掃員の格好をしたNPCが預かってくれている。
過剰に集めても無駄にはならない。

そして、初代から四半世紀……26年かけて遂に登場した全国図鑑No.1000のポケモン。
そんなサーフゴーの進化条件が999枚のコインというのは、なんとも感慨深い話である。

対戦でのサーフゴー


合計種族値550とかなり高く、全体的にバランス良く上昇。
特攻以外の能力に尖った部分は無いが、逆に言えば攻撃以外は全て平均以上であるため努力値の調整次第で物理アタッカー以外はなんでもこなせるハイスペックとも言える。
タイプ相性については同タイプのギルガルドと同じく耐性面で恵まれており、耐久無振りでもサイクルに楽々参加できる。

何と言っても特徴的なのが新特性の「おうごんのからだ」。

相手が「かたやぶり」「きんしのちから」のような特性を無視できる特性を持ってさえなければ自分が受ける相手の変化技を完全にシャットアウトしてしまうのである。
同作で追加された「おんみつマント*1」があれば相手の搦め手はほぼ完全に封じることができるだろう。

これに鋼/霊の耐性も加わり、受けループの大半や第7世代テンプレ構成のキノガッサ、その他害悪と呼ばれる搦め手がメインとなるポケモンに対して非常に強い。
(なおキノガッサはキノガッサで、テクニシャン補正の乗る「じならし」を習得しているため、第7世代までの構成と油断していると手痛い反撃を受ける恐れもある。)。

ちなみに味方からの変化技も全て受けなくなるので要注意。てだすけも弾きます。下々の施しは受けないとでも……?
また、「ステルスロック」を始めとした撒き技や「くろいきり」「リフレクター」「ひかりのかべ」など、サーフゴー本体ではなくフィールドに影響を及ぼす技は弾けない。

はがねタイプの専用技としてぜになげ「ゴールドラッシュ」を持つ。
威力120・命中100と、はがね特殊技では「てっていこうせん」や「はめつのねがい」に次ぐ高威力の優れた性能で、おまけに相手への全体攻撃技なのでダブルバトルにも適している。
使用する度に特攻が1段階下がるゆるいデメリットこそあれど、一般ポケモンの相手全体技としてはかなりの威力を誇り、おまけに「ネコにこばん」同様に戦闘後にお金を獲得できる。
1段階特攻が下がった状態でも「ラスターカノン」くらいの威力はあるため、主力技として申し分ない。

その他にもタイプ一致技で「シャドーボール」を覚えるうえにサブウェポンも豊富。
有力なものだけに絞っても「きあいだま」「パワージェム」「サイコショック」「10まんボルト」「マジカルシャイン」と痒いところに手が届くほどの幅広さがある。
「なみのり」を覚えないのが惜しいが、これはほのおタイプじめんタイプに一貫する対抗策を持たせないためのバランス調整の結果なのだろう。

これだけでも十分なのに習得変化技もまさに富豪の如くバリエーションに富んでおり、積み技の「わるだくみ」、高速再生技の「じこさいせい」、壁技の「リフレクター」「ひかりのかべ」、
相手を妨害する「トリック」「でんじは」「おきみやげ」等等々、できる戦術がとにかく多い

持ち物についても取れる戦術の多さに比して非常に選択肢が多く、火力を上げる「こだわりメガネ」「いのちのたま」、
微妙な素早さを補う「こだわりスカーフ」、耐久に役立つ「たべのこし」、追加効果を無効にし状態異常等への耐性を更に盤石にする「おんみつマント」…等々選り取り見取り。

総評すると特性とタイプによる封殺力と習得技の豊富さを利用して、なんでもそつなくこなす器用万能な性能となっている。
まさしく入手難易度の高さに見合った強さだと言えるだろう。
実際に環境最初期から評価は非常に高く、対策されてなお高い使用率を維持し続けている。
シリーズCで四災が解禁されさすがに減るのでは……と思われていたが、そんな事など知った事かと言わんばかりにトップメタの位置に居座っている。あくタイプが増えても元気ってなんなのコイツ……。

ただし耐性が優秀ではあるが耐久や素早さは並程度なので実は直接の殴り合いは苦手であり搦手を使わないとすぐ押されるので要注意

余談だがコレクレーのタイプは「ゴースト」で、サーフゴーに進化すると「はがね・ゴースト」となる。
この手の「進化してタイプが増える」ポケモンは、基本的に1番目が進化前から持っているタイプ、2番目が進化して獲得したタイプとなるので、かなり珍しい事例となっている。



追記・修正はコインをカンストさせてお願いします。

コイン総数↓

最終更新:2024年03月01日 12:41

*1 相手の技の追加効果を無効化する