天候変化技(ポケモン)

登録日:2011/07/01(金) 23:29:44
更新日:2020/02/07 Fri 13:53:33
所要時間:約 7 分で読めます




ポケモンには第ニ世代から「天候」という要素が追加され戦術に大きな幅を持たせている。

この「天候」という要素は当時から現環境まで、様々なタイプ・技・そして特性や道具と組み合わせることで戦場を大きく左右させており、
それ専用に戦術を組んだパーティというものも多く使われている。

ここではポケモンの「天候」とそれを引き起こす天候変化技について紹介していく。


そもそも天候とは?

ポケモンにおける「天候」とは、要するにバトルフィールドの変化のこと。てんき(天気)とも呼ばれる。
現環境では主に4つの天候が存在する。
その4つが
●ひざしがつよい
●あめ
●あられ
●すなあらし
であり、それぞれフィールドに大きな特色を追加する効果がある。
ストーリー中は各地でしばしば雨の降り続けるフィールドに遭遇するほか、
ホウエン地方の砂漠エリアでは常時砂嵐、シンオウ地方リンクやカロス地方の豪雪地帯では常時霰状態になっている。
アローラ地方では特定の天候によって仲間呼びされるポケモンに変化が生じるなど、世界観を感じさせつつも侮れないギミックになっている。
なお、ヌメイルは雨が降っている環境でLv50以上にレベルアップするとヌメルゴンへと進化する*1

しかし対戦では基本的に天候が自然変化することはなく、通常の状態から始まる。
天候技は使用すると5ターンの間だけ天候を変化させるのだ。

天候を引き起こす技と天候の効果


にほんばれ

天候は『ひざしがつよい』。単純に『晴れ』と呼ばれることが多い。
晴れ状態では炎タイプの技を1.5倍にし技は半減される。その為弱点の多い炎タイプをカバーできる。
またそれ以外の一部の技が強化され、凍り状態にもならなくなる。一部の技の命中率をも上昇・低下させる。
ひざしが つよい


あまごい

天候は『あめ』。雨状態では水タイプの技が1.5倍され炎技が半減される。
また、一部の技の命中率を上昇・低下させる。
あめが ふりつづいている


あられ

天候は『あられ』。氷タイプと一部の特性のポケモン以外に毎ターン1/16のダメージを与える。
また、ふぶきが必中になる。
あられが ふりつづいている
あられが あいての ポケモンを おそう!


すなあらし

天候は『すなあらし』。地面鋼タイプと一部の特性のポケモン以外に毎ターン1/16のダメージを与える。
また、岩タイプのみ特防1.5倍のオマケ付き。
すなあらしが ふきあれる
すなあらしが あいての ポケモンを おそう!


これらが『天候技』であり、天候パーティには欠かせないと言っても過言では無いと思いたい技なのである。
これらの技は全て
  • 発動してから5ターンで終了する
  • 専用アイテム「あついいわ」「しめったいわ」「つめたいいわ」「さらさらいわ」でターン数を増加させる(持続時間は8ターン)
という共通点があり、基本的に

限られたターンで自軍を超強化し一気に敵を殲滅する

為の技である。
ポケモンには天候コンボというものがあり、タイプ・技・特性と組み合わせて超強化されるものが存在するのだ。

番外編


きり

対応技は存在しない。第五世代の一部地域、およびポケモンバトルレボリューションの一部ステージで見られる。
文字通りに霧が深く、命中率が下がる(0.6倍)。
きりばらい」で解除できるが、需要がなかったためかそれ以後は存在しない。
仮にこれを発生させられる特性か技があれば、対戦のバランスは大きく変わっていただろう。
第八世代では霧が深いフィールドで戦闘を行うとミストフィールドが発生するようになり、第四世代~第五世代の霧とは別の仕様になった。
きりが ふかい


ダークウェザー

XDのみ登場。ダークわざの一つで、使用すると五ターンの間「やみのオーラから閃光が降り注いでくる」。
この間はダークポケモン以外に毎ターン最大HPの1/16のダメージを与える。勘違いされがちだが、ほかの特性と違い技や防御力の強化はなし。
ウェザーボールはタイプなしで威力100となる。
おそらく、フェナスシティのワズル戦でダークルナトーンが使ってくるのが印象に残っている人が多いだろう。


各天候と組み合わせの良い技や特性


晴れ

特性

  • ようりょくそ:素早さが2倍。
  • サンパワー:特攻が1.5倍になるが、毎ターン1/8のダメージ。
  • フラワーギフト:自分(チェリム)と味方の攻撃・特防が1.5倍。チェリムすがたが「ポジフォルム」に変わる。
  • しゅうかく:必ず使用した木の実を収穫する。
  • リーフガード:状態異常にならない。
  • かんそうはだ:毎ターン1/8のダメージ。

  • かみなり/ぼうふう:命中率が『必中』に変化する。(命中率が変化していても必ず当たる。)
  • あさのひざし/つきのひかり/こうごうせい:回復量が1/4に減少。
  • ソーラービーム/ソーラーブレード:威力が半減する。

特性

  • すいすい:素早さが2倍になる。
  • あめうけざら:HPが毎ターン16分の1ずつ回復する。
  • かんそうはだ:HPが毎ターン8分の1ずつ回復する。
  • うるおいボディ:毎ターン状態異常が回復する。

  • ふぶき:命中率が『必中』に変化する。(命中率が変化していても必ず当たる。)
  • あさのひざし/つきのひかり/こうごうせい:回復量が1/4に減少。
  • ソーラービーム/ソーラーブレード:威力が半減する。
  • オーロラベール:成功する。(天候が霰でないと失敗する。)

特性

  • ゆきがくれ:相手の技の命中率を0.8倍にする。
  • アイスボディ:HPが毎ターン16分の1ずつ回復する。
  • ゆきかき:素早さが2倍になる。
  • アイスフェイス:霰が降り始めたとき、この特性を持つ「ナイスフェイス」のコオリッポが「アイスフェイス」へと姿を変える。また、霰の状態でナイスフェイスのコオリッポを出してもアイスフェイスになる。

砂嵐

  • あさのひざし/つきのひかり/こうごうせい:回復量が1/4に減少。
  • ソーラービーム/ソーラーブレード:威力が半減する。
  • すなあつめ:回復量が2/3に増加。

特性

  • すながくれ:相手の技の命中率を0.8倍にする。
  • すなかき:素早さが2倍になる。
  • すなのちから:岩・地面・鋼タイプの技の威力が1.3倍になる。

その他

技「ウェザーボール」はそれぞれの天候により威力が50→100となり、技タイプも天候に応じて変わる。
晴れ:炎タイプ
雨:水タイプ
霰:氷タイプ
砂嵐:岩タイプ
(ダークウェザー:タイプなし)
特に雨、晴れのときはさらに天候補正で1.5倍され威力150という高威力で優秀なサブウエポンになる。

元祖ウェザーボール使いであるポワルンは、砂嵐以外の天候において、特性「てんきや」の効果により姿とタイプまで変わる(この場合タイプ一致補正も得られるので、ウェザーボールはメインウェポンである)。


総評

これらが各天候と組み合わさった時の爆発力は正直異常であり、もしこれらのコンボが決まれば



と言わずにはいられなくなってしまう。
具体例を挙げるとサンパワーリザードンが炎タイプの技の威力を1.5倍させる「ほのおのジュエル」(第五世代限定)を持った状態で、
炎タイプの威力150を誇る「ブラストバーン」を放ったとする。

そうなると
150(威力)×1.5(タイプ補正)×1.5(晴れ)×1.5(ジュエル)×1.5(サンパワー)=759.395
となり、例え半減されても威力350以上の技が相手を襲うのだ。

正直消し炭である。
このように『天候』とは強力なモノである為、多くのユーザーが『天候パーティ』を組み上げ大会やオンライン戦で猛威を奮った。

これら「天候技」はそれだけ重要な技であり、同時に様々な利点と欠点を孕んでいた。

天候を変える手段の歴史

第三世代

「場に出ただけで天候を変える」という特性を持つポケモンが登場し、さらにその場合の天候変化は伝説ポケモンのセールスポイントだったこともあり、当時はターン制限がなかった。
この「天候特性(それぞれ『ひでり』『あめふらし』『ゆきふらし』
『すなおこし』)」はメンバーの固定と引き換えに大きな戦果を期待できる為「天候技」よりも重宝されやすいのだ。

第五世代

これらの「天候特性」が新システム「隠れ特性」によって安売りされた為、さらに天候技自体が減った。
それでも、天候技には特性には無い利点も当然存在する。それが『奇襲性』である。
そもそもこれら天候技は技マシンで全て覚えさせることが出来る為思わぬ奴が天気を変えてくることがあるのだ。
これを利用し、フェイクとして天候関係なさそうなポケモンで発動し、相手の攻撃を半減したり後続の本命で相手を抹殺するという戦法が取れるのだ。
奇襲し相手の戦術を崩す、決まればかなり気持ちがいいものである。正直タマランものである。
興味を持った方は天候奇襲型を是非つくってみては如何だろうか?

第六世代

特性での天候発動→無双という戦術が流行りすぎたため、天候特性も天候技と同じく5ターン制限がかかることとなった。
これにより天候特性でも天候技でも変わらない効果となったため、天候技にも需要が増えた。
ちなみに天候特性でも各種「いわ」を持たせれば8ターン持続でスタートさせられる。

第八世代

新システムのダイマックス技の中には天候を変えられるモノもあるため、「攻撃しながら天候を変える」という芸当が様々なポケモンで簡単に出来るようになり、天候書き換え合戦が起こりやすくなった。
また、攻撃を受けると砂嵐を発生させる特性「すなはき」が登場。

余談

  • 全ての天候は特性「ノーてんき」「エアロック」で無効化されるためそこは注意が必要である。

  • 天候特性が新たに追加された事でそのポケモンを使ったパーティが増えたが、
    旧来から特性関係ナシにそのポケモンを愛し続けてきた方には不満があったり複雑な心境だったりするらしい。

  • カイオーガグラードンの特性は天変地異を起こすほどの強力な天候変化を引き起こすものであり、第六世代の天候特性ターン制限は似つかわしくないという意見もあった。そしてカイオーガとグラードンを仲裁する立場にあるレックウザは、前述の「エアロック」であり、自身を強化できるものではなかった。が……?



















天候から天変地異へ

ORASにてそれぞれゲンシカイキで真の力を取り戻し「おわりのだいち」「はじまりのうみ」というほぼ上位互換の新特性を得た。その効果は場に出ている限り永続で、まさしく天変地異。
一般ポケモンと共通する特性は一般ポケモンと同じ性能で、真の力を発揮したときの専用特性は一般ポケモンを凌駕すると言う設定は後付けながら良い棲み分けになっている。
また、レックウザも新特性「デルタストリーム」を獲得。
これも天変地異と呼んでいいほどぶっ飛んだ効果なのだが、こちらは通常の天候に該当する技がないため廉価版が配られることが期待されているとか。
それでは、最後にこれらの強力な天候特性を見ていこう。

上位天候を発生させる特性

これらの天候は通常の天候で上書きすることができず、他の上位天候でのみ上書きできる。しかし「ノーてんき」「エアロック」の対象である。

おわりのだいち

天候は『おおひでり』。晴れと同じ効果に加えて、水タイプの攻撃技は不発になる。
その為ゲンシグラードン(じめん・ほのおタイプ)は本来4倍弱点の水を無効にできる。
ひざしが とてもつよい


はじまりのうみ

天候は『おおあめ』。雨と同じ効果に加えて、炎タイプの攻撃技は不発になる。
ゲンシカイオーガ自身より見方の強化向き。
つよいあめが ふりつづいている


デルタストリーム

天候は『らんきりゅう』。飛行タイプの弱点が消える。
つまり、飛行が氷、岩、電気の技を受けても等倍となる。複合タイプの相性はそのままで、
メガレックウザ(ドラゴン・ひこうタイプ)は氷2倍、岩等倍、電気半減。
なぞの らんきりゅうが ひこうポケモンを まもる




追記・修正はてんきやな人がお願いします。











雨ふらしニョロトノ「ワターシは!仲間の雨パの為に、90日間祈り続け、見事!雨を降らせることに成功しました!!」


おみとおしオオタチ「そんだけ祈ってりゃいつか降るだろ!?」


ニョロトノ「その間!仲間の雨パのポケモン達は一心不乱に踊り続けました!!」


オオタチ「そっちの方がスゴイ!!?」


ジジーロン「呼んだかの?」

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