登録日:2011/03/05 Sat 16:25:44
更新日:2025/02/24 Mon 22:17:07
所要時間:約 42 分で読めます
『ルドラ』という存在がある
4000年ごとに現れ
その度に一つの種族を滅ぼし
一つの種族を生み出して消える存在
たぐいなき知恵を持つ『ダナン神族』
海原を自在にわたる力を持つ『水棲族』
志高き精神を持つ『ハ虫類族』
あらゆる環境に耐えうる強靭な肉体を持つ『巨人族』
過去にこれらの種族が生まれ
また例外なく滅ぼされた
そして現在───
『人間族』が誕生から4000年を迎えるまで
あと16日となっていた───
BGM:The Quest for Rudra's mines
【概要】
『ルドラの秘宝』は1996年にスクウェアから発売されたRPGである。
同社のSFC用RPGとしては最終期の作品にあたる。
スクウェア(この当時はまだスクエニではない)お得意の
きめ細かいドット技術は本作でも健在。
それ以外の表現・演出もこれまでの集大成と言える素晴らしい出来になっている。
特に、敵も味方も気持ち悪いくらいヌルヌル動く戦闘シーンは圧巻の一言。
音楽も評価が高く、主人公ごとにフィールド・ボス戦の曲が違うといった粋な演出もあったり。
……まあそう書きながら、他の作品や時流に埋もれたせいで知名度はかなり低いのだが。
同年に発売されたスーファミソフトはスクウェアだけで見ても
……とそうそうたる顔ぶれ。
というか前年には
……が出ている。お財布を殺す気か。ワゴンセール? 聞こえんな。
また、そうした事情ゆえかサントラは激レアらしい。ソフト自体もレア物。
本作で最も特徴的な要素が『言霊システム』。
これは「プレイヤーが自分で魔法を作り出す」という画期的かつ斬新で独創的なものだった。
本作で紡がれるのは、間近に迫った終末に抗う三人の『人間族』の物語。
力を求め挑戦を続ける戦士シオン、ルドラの秘密を解き明かさんとするサーレント、星の浄化を使命とするリザ。
彼らは本来『ルドラ』が持つはずの宝玉『ジェイド』を身に宿したことから、数奇な運命に巻き込まれていくことになる。
このゲームでは、彼ら三人を主人公とした別々の章が一つのセーブデータ内でセットになっている。
誰の章から始めても良いし、最初から最後まで一人ずつ順にクリアするのも、それぞれの章を少しずつ進めて行くのも良し。
特徴的なのは、それら各章同士が終始互いにリンクし続けており、一つの章で行なった影響が他の章に直接波及していること。
そして人類最期の16日間を彼らを通じて体験するのである。
やがて、三章すべてを終えた先に待つものとは……?
【世界観】
4000年ごとに古い種族が滅び、新しい種族が栄えるという世界が舞台。
かつて人間族は約2000年間、北の大陸を中心に高度な機械文明を誇っていた。
しかし行き過ぎたそれは暴走し、世界中に汚染物質を拡散させてしまう。
それから2000年経った今も、北の大地は「汚染大陸」と呼ばれほどの汚濁にまみれていた。
青空は消え世界中の海は汚く濁り、大気は日の光がまともに差さないほどに淀んでいる。
どこかの機械生命体には願ったり叶ったりな環境だろう。
汚染大陸の者達はまともな天候も空気も知らず、現在は当時の技術もいくらか失われている。
破壊神ルドラの出現に怯え、ルドラを崇め生贄を奉げるなどの危険思想を持ったカルト宗教も蔓延している。
また、いわゆる魔法的な要素として、言葉に宿る力を用いた『言霊』の概念がある。
死者の国である「冥界」が存在するが、ワープゲートを使えば生きている者が普通に行き来できる。
古い種族の生き残りは正気を失い「魔物」となっているが、ごく少数だけ理性を保って細々と暮らしている。
【用語】
■ルドラ
4000年周期で異なる個体が現れ、先代のルドラが生んだ種族を滅ぼしていく超存在。
そして種族を滅ぼすと新たなる種族を創造し、それらが次の地上の繁栄者となる。
つまりは
破壊神にして
創造神ということになる。
滅ぼすべき種族の天敵として生を受けるため、完全体となったルドラは実質無敵。
実際、人間族以前の全ての種族はルドラによって滅亡の運命を辿っている。
こうして種族の滅亡を果たしたルドラは、自ら次なる種族を創造した後で『ラゴウ石』という石版の中で眠りにつく。
この状態でも死んでいるわけではなく、何かのきっかけで再び目覚めることもあるとか。
また、『ダナン神族』を生んだ最初のルドラに限り破壊衝動を持たない。これは元から滅ぼす対象がいなかったため。
ちなみに、過去の種族は完全に絶滅したわけではなく、ごく少数がルドラの破壊を免れて今も何処かに隠れ住んでいる。
■ジェイド
ルドラが完全体となるために纏う十の神宝、通称『ルドラ十神宝』。
その中でも特に重要な力を秘めた『ライフジェイド』『リバイブジェイド』『ホーリージェイド』『デスジェイド』の四つの宝玉を指す。
見た目は紋章が刻まれた綺麗な珠で、持つにふさわしくない者が触れた場合、我を失い暴走するか、石にされて身動きが取れなくなってしまう。
ジェイド以外の神宝は武器や防具だが現在は世界各地に散逸しており、物語中にそれと知らず手に入り、これらは普通に装備できる。
中には「なんでそんなとこに?」と言いたくなるような場所に隠れているものや、大した性能じゃないものも……。
と言うか「そもそも何で普通の人間でも装備できるんだ?」と疑問は尽きない。
リザは生まれつき、それ以外の主人公は後天的にジェイドをその身に宿すが、このような事はこれまでに一度も無かった。
そのため、次代のルドラは未だ完全体ではない。本来は人の手にあってはいけない秘宝とされている。
尚、ジェイドが無くてもルドラは活動する事が可能だが完全体にはなれず、4つ全てが揃わないと本来の力を発揮できない。
また、劇中には各ジェイドにのみ反応して開くジェイドの宝箱というものがあり、対応するジェイドを持つ者でしか開けられない。
■ラゴウ石
過去の時代に活動したルドラが役目を終えて眠る謎の巨大な石板というか岩。ラゴウ石研究所のミュンヒ博士が命名した。
形状は将棋の駒のような五角形。表面に石像と化したルドラが封じられており、そのルドラの持つ宝玉『ジェイド』も埋まっている。
また誰が記したのか不明だが古代文字が刻まれている。構成している石自体も不可思議な鉱石でもあり、莫大なエネルギーを秘めている。
種族の数と同じ五つの石板が世界各地に点在している。
【種族】
■ダナン神族
最初に生まれた種族。姿は人間族に近く、肉体の強さよりは言霊の能力に長ける。
そもそも『言霊』という技術もダナン神族によって生み出されたものとされる。
長い寿命と、生涯にただ一度、生物・無生物を問わず他者と融合する力を持つ。
ただし生物との融合は基本的に禁忌であり、主に物質と同化してその仕組みの動力源となる。
イメージとしては仙人のような種族で、生まれながらに古代文字を解読したり、百年単位で生きていたりする。
その分、繁殖力は低く、子供は貴重とされている。また劇中では女性のダナン神族はダナン四神の一人(一柱?)、マユラのみ。
物質文明的にも最初とは思えないほど卓越し、上記の融合によりオーパーツ的な物も作り出している。
過去のダナン神族によって記された『ダナンの預言書』を保管しており、これが各主人公の行動の指針となっていく。
上記『ルドラ』の項目にもあるが、この種族のルドラ(名称不明)は全てのルドラの中で唯一破壊神としての本能を持たない。
これは最初の種族だったので滅ぼす前種族がいなかったためで、理知的な性格で『ラゴウ石』に封じられた今でも会話が可能。
■水棲族
水中での生活に適合した種族。ダナン神族を滅ぼしたルドラ『カダル』によって生み出された。
世界の殆んどが海となった時代を生き抜くため、海原を自在に行き来できるよう創られた。
ダナン神族が生み出した言霊をより発展・洗練させたが、逆に物質文明面は退化した。
姿はまんま人魚(ただし尻尾が長い)が一般的だが、ほぼ水生生物そのものな者もいる。
綺麗な水の中でしか生きていくことができない……のだが、地上でも普通に行動は可能。
こっちの種族と似たようなもんかも。
訛りなのか種族的な特徴なのか、語尾に「~ダシ。」をつけて喋る。当然ながら水属性を得意とする。
生き残りには人間族が汚染した環境に適応するため、体の構造を作り変えた者達もいる。
彼らもダナン神族同様に長命であるらしく、深海の町ライラに住む長老は300年以上生きている。
■ハ虫類族
志高き精神を持つ種族。見た目は二足歩行するトカゲ。水棲族を滅ぼしたルドラ『ラズム』によって生み出された。
武闘派の種族だったため血の気は多く、この種族の代では言霊が衰退していった。
とは言えある種の武士道精神のようなものを持ち合わせているようで、野蛮なわけではない。
特徴として語尾に「~ゴザル。」をつけて喋る。一人称は主に「アッシ」。
水棲族とは逆に物質文明を切磋琢磨し、数々の武器や防具を生み出している。また、火属性を得意とする。
酒が好きで、暗く湿った洞窟などに好んで住み着く。正気を失い魔物と化してしまった者も多い。
■巨人族
強靭な肉体を持つ種族。ハ虫類族を滅ぼしたルドラ『アビリジャ』によって生み出された。
過酷な環境となった時代を生き延びるため、あらゆる環境に耐えうる強靭な肉体を与えられた。
その巨体に見合った筋力を誇り、ハ虫類族から進められていた物質文明をさらに開拓したため、言霊はさらに衰退していった。
この種族に至り初めて同種族間での闘争が発生し、精神が狂った者は魔物と化してしまっている。
この闘争と人間族のルドラに銃火器で徹底的に滅ぼされたこともあって、ゲーム内で確認できる正気の巨人族はわずかに二名だけである。
■人間族
最も新しい種族。巨人族を滅ぼしたルドラ『ハウゼン』によって生み出された。
巨人族よりも物質文明を発展させた結果、約2000年前に世界的な環境汚染を引き起こしている。
そのため環境汚染の原因となった物質文明の優れた技術の殆んどが失われ、代わりに言霊の技術を発展させた。
2000年掛けて言霊文明を発展させたおかげで、精神的な能力も高めてきている。
結果的にどちらの文明にも適応・対応しているが、得意分野の種族には敵わない。
巨人族よりも同種族間の争いが頻発し、これまでの種族では最も闘争本能に勝るという。
一方でその負の歴史から、他種族からは疎まれ「愚か者」と称されたりもする。
ちなみに、全ての種族間では同一言語での意思疎通が可能。
突っ込むのも野暮だが、何語なんだろうか……。
言霊が共通なのだから基礎言語自体も共通なのだろう。多分。
また、人々は異種族に対して「珍しい」程度の反応で特に驚いたりしたりはしない。
……意外と色んな種族が旅しているのだろうか。
【各章紹介】
共通戦闘曲:Battle for the Fields
各章は時系列が同じである為、各々のパーティーの起こした行動や超常現象等が密接にリンクする。
宝箱等のフィールドアイテムや仕掛けはフラグが共有されている為、先にフラグの立てたパーティーが優先される。
また各パーティー同士が出会って取引をしたり、協力したりする事もある。とある取引ではボス戦やエンディングに影響する重要な物も。
パーティーメンバーは全てのシナリオに共通して
- 重装備が得意な「重戦士タイプ」
- 回避率に優れた「軽戦士タイプ」
- 攻撃の言霊が得意な「魔法戦士タイプ」
- 回復の言霊が得意な「僧侶タイプ」
……という、計4名で構成されている。
やや例外もあるが基本的には上記の構成の亜種なので、攻略はしやすい。
<シオンの章>
「師を追い、戦いの道をゆく戦士の物語」
武人の国である西の王国クリューヌ。王国の兵士長ターレスがカルト宗教「ルドラ教団」を追う任務に就くも謎の失踪を遂げてはや1年余。
ターレスの弟子であったシオンは後継者として、新たな兵士長を決めるべく10年ぶりに開催される武術大会「武人の塔」に、同僚のロスタム、ヒューイと共に挑戦する。
巷ではルドラ教団による人攫いが横行しており、犯人である教団員の1人をエレミア家の令嬢フォクシーが逮捕。
しかし取り調べ中に教団員に脱走され、南にあるラゴウ石を保管してある「巨人の塔」に逃げられてしまう。
教団員を追ったシオン達は塔の頂上で、滅んだはずの巨人族と遭遇するのであった。
戦いの道をゆくだけあり、戦士向けの戦術指南書を最初から読めるが、そのぶん戦闘テクニックは割と序盤から柔軟な立ち回りを必要とする。
優秀な盾を使うために両手剣をわざと外したり、剣自体効きにくい敵には素手で殴るなどの大胆な判断も、時には必要だろう。
メインテーマ曲:Sword of the Valiant
ボス曲:Strange Encounters
◇シオン
クリューヌ国の兵士として働く、少々がさつな青年。年齢は18歳。肩書きは「魔物ハンター」。
その肩書きや月給が100ラグであることがよくネタにされる。
直情的なのは間違いないが、何より「武人肌」という言葉がぴったりな益荒男。
武人の塔での決勝戦や仇敵スルトとの再戦時など、相手を侮ることなく見極め、フェアな戦いを是としている。
その気質はシオンの章のラスボスからも「素晴らしい闘争本能だ」と称賛されるほど。
ロスタムとヒューイと共に脱走した誘拐犯を追う最中に、ジェイドを奪取したことで正気を失った巨人族のスルトに遭遇。
スルトと戦い善戦するも敗北。ロスタムとヒューイは塔から突き飛ばされ、自身はスルトから飛び出たジェイドが右目を直撃し潰されてしまう。
だがこの時、『ライフジェイド』は彼を主として認めたのだった。
そのままジェイドの持ち主として導かれ、やがて次代のルドラの誕生と人間族の滅びが近いことを知るのだが……。
ダナンの預言書に記された『魔を撃ち滅ぼし者』とは彼のことで、ルドラ並びにそれを生みだす存在を打倒すべく奔走する章。
戦闘面は見たまんまの重戦士タイプ。
盾が併用できる片手剣、威力に優れる両手剣を振るうメインアタッカー
もとい脳筋。
ちなみに重戦士タイプは防御した次のターン、攻撃力が2倍になる攻防一体が特長。さらに防御した時のダメージ軽減率が最も高い。
シオンの場合、
某脳筋王子の如く物理攻撃一辺倒で、殴り合う以外の戦い方はほぼできない。
ちょっと言霊を使った程度でカラになるくらいのMPしかないので、言霊は他の仲間に任せよう。
余談だが、彼の戦闘スタイルは"肉を切らせて骨を断つ"タイプとのこと。
そのため敵の攻撃を多少受けたぐらいでは斃れない高いHPも持ち味となる。
ちなみに強さがカンストした状態でとある両手剣を装備すると攻撃力もカンストする。
◆フォクシー
大富豪エレミア家のご令嬢。年齢は18歳。肩書きは「スナッチャー」。
某SF作品とは関係ない。
美人でいいとこのお嬢様なのだが、性格は「言い出したら聞かない子」と父親からも言われるほどおてんば。
それでも育ちは良いため、他人を思いやる心は持ち合わせている。シオンの弟分のダグは完全に惚れている。
人攫いをしていたルドラ教団の団員を連行していたところをシオンに目撃され、その後巨人の塔で右目に重傷を負ったシオンを助けた。
シオンが目覚めて以降は行動を共にすることとなる。彼女も卑怯を嫌う性格なのでシオンとはウマが合う様子。
しかし10日目にとある事件に巻き込まれ……。
戦闘面ではある意味イメージそのままな軽戦士タイプ。高い素早さで先手を取ってサポートも可能。
軽戦士タイプは防御した際のダメージ軽減率がそこそこ良く、さらに回避率がアップする。
専用武器である鞭の特殊効果や属性から、シオンやテュールに負けず劣らずなアタッカーとしても活躍してくれる。
更に優しさも賢さもまあまああるので回復も言霊もイケる、まさに万能タイプ。
ただしMPはLv99でも50以下なので、マジックリーフ底上げしてあげよう。
ちなみに肩書きのスナッチャーだが、これはそのまま訳すと「ひったくり」「誘拐犯」という意味になる。
ゲーム内における彼女は上記の通り、誘拐犯を捕まえた側なのに……。ヴィジランテ(自警団員の意)とかの方が良かったんじゃなかろうか。
◆テュール
巨人族の生き残りの一人。年齢は18歳。
肩書きは「巨人の魔術師」。強靭な肉体を持つ巨人族でありながら魔術師……巨人族は特に言霊が不得意なのに、である。
同じ巨人族のスルトによって巨人の塔内に監禁されていたが、偶然シオンに発見され、「スルトを追う」という意見が一致したため行動を共にすることとなる。
血気盛んなシオンからはカタブツ扱いされることもある程落ち着いた物腰とストイックさから「人は見かけによらない」という言葉が似あう人物。
ゲーム内ではまともな巨人族は彼だけということもあって色々と希少な人物でもある。
ちなみに元々は天空大陸のダナン宮殿付近を住処にしている呪術師であり、スルトを止める為に祈りを捧げに来ただけだった。
そのためラミレスとは顔見知り。シオンにはスルトを探す手がかりとして、まず彼を探す事を提案した。
戦闘面では素早さが低いだけで他はどれも高水準という傑物。
巨人族だけあって前衛も難なくこなせるし、潤沢なMPと高い賢さから言霊もバンバン使える。優しさも高めなので回復もイケる。
唯一の弱点である素早さも、逆手に取ることもできれば自分で補うこともできると来てる。
一方で使用武器はメイスのみ……というか、サイズの関係上か彼の装備品は武器も防具も専用品である。
一応分類は言霊師タイプであり、防御した際にあまりダメージ軽減率が高くないという弱みがある。
◆ラミレス
ダナン神族の王。年齢は200歳。肩書きは「ダナンの王様」。
シオンパーティーの中では断トツに年長者かつ年功者だが、長命なダナン神族の中ではまだ初老レベル。
肩書きこそ王様なのだが見てくれは小柄な道化師のようで、威厳は感じない。むしろ茶目っ気のある親しみやすい好々爺である。
とある事情からジェイドを手にしてしまったため、トゥーラの遺跡の中で石化してしまう。
だがお宝を求めてやってきたブラジャーハンター……じゃなくてトレジャーハンターの手にジェイドが移ったことで解放された。
戦闘面ではいわゆる僧侶的なポジション。
隠しパラメータである優しさが高く、回復役に向いている。賢さもやはり高い。ザコ戦では全体攻撃可能なボウガンで一掃しよう。
シオンの章では唯一の後列で攻撃力の落ちない賢さ依存武器なので、彼しか出来ない役割は多い。
その一方で素早さやMPは中途半端。ダナン神族らしく肉体の強さよりは言霊の能力に長けてはいるのだが……。
最終盤で意外な行動に出る。
◆ロスタム&ヒューイ
シオンの同僚にして友人。ロスタムは赤き剣を用いる戦士。ヒューイは全身に白いローブを纏った言霊師。
二人ともシオンに負けず劣らずの実力を持っている。
巷で頻発する誘拐事件の犯人に脱獄され、近くにある巨人の塔へ逃げ込んだ為、追いかける事に。
後に合流したシオンと共に、暴れている巨人族スルトに遭遇し善戦するも、ロスタムとヒューイは塔から突き飛ばされ死亡してしまう。
その後国の兵士達が全力を挙げて遺体を捜索するのだが、どういう訳か遺体は見つからなかった。
シオンを含めた三人で武人の塔に挑む予定だったが、ロスタムとヒューイの行方不明により急遽代役を二人立てなければならなくなる。
シオンの章のオープニングイベントで退場してしまうサブキャラではあるが、しっかりとキャラクターデータが設定されている。
ロスタムはシオン同様重戦士タイプであり装備に優れ、HPと素早さが伸びる。反面MPの成長は全く期待できない。
ヒューイは魔法戦士と僧侶を兼ねた純粋な賢者タイプでありHPの伸びは悪いが、MPや賢さは非常に伸びる。
このキャラクターデータは2人にとっては全く関係性の無いはずのサーレントの章で意味を持つことになる。
<サーレントの章>
「過酷な運命に翻弄される言霊師の物語」
予言師ソロンの元で修業をしている言霊師サーレント。
彼は師ソロンの命により、ラゴウ石を研究しているミュンヒ博士の元に出向、ラゴウ石の調査をする事になる。
調査に必要となる秘宝の数々を盗賊に奪われたり、町で子供の誘拐事件が起こるというアクシデントのせいで、研究が思うように進まない日々が続く。
そんなある日、保管してあったラゴウ石からハ虫類のルドラが目覚めてしまう。
真実を知る物語であり、本作の探求要素の象徴たる言霊の知識を比較的得やすいシナリオ。
とはいえ、敵の言霊を忘れず会得したり、「ことだまぶくろ」なるランダムに何かが発動するアイテムなどの各種資料を、
あくまで自発的にサーレント本人の如く探求する姿勢が無いと、コントローラーを握るあなたが知識を増やすのは難しいだろう。
メインテーマ曲:Between Two Worlds
ボス曲:The Spirit Chaser
◇サーレント
ルドラの研究者であるミュンヒ博士を手伝う「言霊師」。年齢は20歳で一応主人公では最年長。
理知的、冷静ながら誠実で思慮深い青年。ちょっと騙されやすいけど。
ハ虫類族のルドラ『ラズム』に殺された際に体内にジェイドが宿り、幽霊となってさ迷うわ自分の身体は他人に奪われるわという散々な目にあう。
ダナンの預言書「賢者の書」に記された『真実を解き明かし者』とは彼のこと。
『リバイブジェイド』の力と死人の身体を借りて蘇り、現世と冥界を行き来しながら自身の身体を取り戻すべく奔走し、その中でルドラの謎に迫る。
最終的に、ジェイドを持つ者として自らがルドラになることで人間族の滅びを避けようとするが……。
戦闘面ではMPと賢さが高く、言霊をバンバン使っていける魔法戦士タイプ……に見せかけた万能戦士タイプ。
装備可能な武器はバードカッター・ナイフ・杖。
普通はバードカッターが活躍するが、極まるとナイフも強かったりする。
言霊戦のメイン火力として活躍するが、耐性が強い相手や忙しい時はサポートに徹することもできる。
余談だが、ステータスの成長は晩成型で、レベルを上げると(隠しパラメータを除く)全能力が99とカンストする。
言霊師とは何だったのか、というほどの究極戦士と化す。シオンの立場がない。
ただし、終盤は本業の言霊師として忙しくなるため、役割という意味ではさほど影響はなかったりする。良かったねシオン。
また、分類が言霊師タイプなので防御した時のダメージ軽減率はイマイチ。ピンチになる前に立て直そう。
◆レギン
サーレントの同僚である研究者。年齢は19歳。肩書きは「ナビゲーター」。
ミュンヒ博士の助手を務める遺跡探索ナビゲーターで、オリアブの研究者カスタギア博士の息子。尚、ミュンヒ博士とは甥と叔父の関係。
冒険が好きで趣味で各地を放浪していたという。その割に初期装備が帽子だけというのはちょっと謎。
明るく気の良い兄ちゃんで人脈も広く、口上手の商売上手だが慌て者でお調子者なムードメーカー。
ぶっちゃけサーレントパーティーの中では一番常識人なのだが、そのせいか貧乏くじを引きがち。あと日記を見ると幼少期は結構悲惨。
ナイフ・ライフル・マシンガンを装備可能な軽戦士タイプで、サポート面に特化。序盤はロロより素早いが、後半になると逆転される。
主に後列からライフルやマシンガンをぶっ放しての後方支援を得意としている。
銃は言霊に影響する賢さで威力が上がり、攻撃・補助言霊と併用できる優秀な武器。
実は結構優しさも高めなのだが、肝心のMPが少ない。マジックリーフで補ってあげよう。
◆ソーク
予言者ソロンの弟子。年齢は30歳で肩書きは「用心棒」。鋭い目つきに顔下半分を布で隠している。
どこぞのコミュ障兄弟子剣士の如く、口数少なく且つ口を開けば誤解されそうな物騒な物言いをし、感情も表に出さない。
何かあるとすぐ剣で斬り捨てて解決しようとする癖があるヤバい人。しかし正義感は強い。
サーレントの身体を奪った悪党を追い詰めた場面では「見逃してくれたらあんたらの望みを叶えてやる」と悪足掻きする相手に
「なら俺の望みを叶えてもらおう。
お前を斬ることだ」と返した。
……なんて言うか、この人とかこの人とかこの人めいたアトモスフィアを感じる。
サーレントとは兄弟弟子関係にあり、預言者ソロンに師事しているが言霊は全く得意ではない。
尤も、ソロンの教えを受ける以前は人を斬る為に生きているような殺戮狂の剣士だったらしい。
やっぱり辻斬りなんじゃね……?
かつてはクリューヌ王国の兵士であり、兵士団隊長のターレスの友人で、彼から「最も剣技に長けた戦士」とさえ称された。
シオンと同じく片手剣・両手剣を装備可能な重戦士タイプ。
重戦士としてはかなり素早いが、その分HPが低くMPは雀の涙ほどしかない。
それでもパーティー内では一番打たれ強いが、何せサーレントの伸びしろが良すぎるので……。
本人の科白からも想像できるように、誰かを護りながら戦うより攻め中心のタイプ。
重い重装備よりむしろスピードを活かせる軽装備にし、狂戦士化させるのも良い。ソロンの教えは忘れろ。
そのスピードを見て、彼にマジックリーフを食べさせたくなったプレイヤーはたぶんかなりの熟練者。
◆ロロ
ルドラ教団員による子供の誘拐事件によって捕らわれてしまっていた少年。
肩書きは「さらわれた子供」。年齢も不明だったが後に10歳と判明。
誘拐による心理的ショックからなのか記憶喪失になっており、行く当てもないのでサーレント達が保護した。
自身の記憶はないのに、サーレントでも知らないような古代語の知識や古代文明の事を知っている。
また、サーレントが別人の肉体に乗り移って蘇った時には、ただ一人サーレントである事を見抜いた。
実はダナン神族の末裔の子供であり、世界でも珍しい存在。(劇中ではロロのみ)
悪友のピピンに唆されて隠れ里を抜け出したものの、事件に巻き込まれて捕まってしまったというのが真相。
古代語の知識や別人の肉体のサーレントを見抜いたのも、ダナン神族の持つ能力によるもの。おかげでサーレントはソークに斬られずに済んだ。
その後、旅の途中で隠れ里に戻れたのだが結局記憶は戻らず、サーレントたちと旅を続けることを改めて決意する。
それとピピンと再会した時も「喋るトカゲ」としか思わなかった。
子供だからかダナン神族にしては珍しく髪の毛があり、金髪のおかっぱ頭。
同じダナン神族のラミレスとよく似た僧侶タイプで、杖・ボウガン・弓を扱う。
ただし非常に打たれ弱く、MPも微妙。まだ10歳の子供なのでそこは仕方がない。
後方に置いて普段はボウガンや弓で援護し、回復や補助の言霊を使うのが良いだろう。幸い、素早さは高くなっていく。
<リザの章>
「生まれ持った使命に負けず、世界を浄化してゆく物語」
生まれた時からジェイドをその身(額)に宿していた少女リザ。
ジェイドのおかげか動物と会話ができ、また自然の痛みを知る彼女は、世界の終わりが近い事を感じていた。
そしてある日、心の痛みに耐えかねて世界の汚染を浄化する旅に出る。
「ホーリージェイド」に導かれ、汚染を浄化しながら生き別れた母の足跡をたどる。
環境汚染をどうにかしたい彼女だけあり、汚染区域に立ち入る機会が尋常ではなく多い。
各地に潜む汚染された魔物から汚染状態を受けるリスクも他のシナリオに比べ跳ね上がる。
初見では対策がかなり難しいだろう。
メインテーマ曲:Crime of the Heart
ボス曲:The Flame and Arrow
◇リザ
ダナンの預言書に記された『清める者』。年齢は17歳。肩書きは「プリースト」。
心優しい少女だが、ガーライルを襲っていたバベル兵を返り討ちにして「軽い運動のつもりだった」と言うほどの実力者。
母との再会と死別、人間族の業、汚染された地でしか生きられなくなった者の悲哀に直面しつつも、自らの役目を果たしていく。
汚染の原因となった存在と根源を止め、そうしてついに大気・大地・海の浄化が達成され、世界は救われた……かに見えた。
しかしメイファ神が現れ、彼女から「ルドラとは異なる種族滅亡の危機」を知らされる。
──そして『生物を消す光を放つ存在』を知らされたリザは、それを止めるため月へと向かうことになる。
ちなみにだが、町を出る前にはしっかりお地蔵さまに町の人たちの幸せをお願いしておこう。
戦闘面ではレイピア・弓・杖が装備可能なオールラウンダーな賢者タイプ。僧侶(プリースト)なのに。
サーレントと似た印象だが特に優しさが高く、回復役としての適性はこちらのほうが高い。
武器攻撃は賢さ依存の弓を使う方が高い火力が出る。強さはあまり上昇しないので腕力依存武器は微妙。
ただどちらかといえば言霊でのサポート要員なので、レイピアを装備して盾を構えることになる。
◆ガーライル
悪政蔓延るバベルという都市を拠点としている18歳の青年。肩書きは「レジスタンスリーダー」。
スラムの子供たちを集めて反乱軍を結成して、綺麗な空気を盾に市民から高い税金を貪る悪徳市長と対立している。
ただし所詮子供の集まりであり、リザと出会った時も兵士に捕まって袋叩きに遭っていた。
それでも市民たちからは慕われている辺り、彼の人柄の良さがうかがえる。
森で出会ったリザに一目惚れし、彼女の目的が自身の目的とも合致した事で協力・同行する。
リザの事を「リザちゃん」と呼び、照れながらもカッコつける姿は正しく愛すべきバカ。正義感は強いが押しは弱い。
また、男がリザに近づくだけで割って入り、男の目線がリザに向いているだけで喧嘩を売ろうとする。落ち着け。
鎧を着込んでいない外見からはちょっと想像しにくいが重戦士に分類されている。
ただし装備品にはかなりの特例があり、片手剣・ライフル・マシンガンを装備可能な代わりに両手剣は装備できない。
防具は重戦士らしく重い防具が装備可能で、それでいて素早さに優れるので軽い防具を装備させるのも手の一つ。
ザコ戦ではマシンガンを、ボス戦では剣+盾やライフルを使おう。属性付きも多いので、火力も申し分なし。
戦士系だが銃に関わるため賢さも伸びるバランスタイプなのだが、言霊役としてはMPが少ないのがネックとなる。
◆ピピン
ハ虫類族の末裔の少年。年齢は12歳で肩書きは「ハ虫類のプリンス」。
こっちの彼とは関係無い。
性格は偉そうで上から目線、悪戯好きで狡賢く、いざとなると臆病で嘘吐きという
典型的なスネちゃま。
まあ12歳の子供らしいと言えばらしいが。リザにキスをねだるなどマセガキなところもある。
お調子者で煽てられるとすぐその気になるタイプ。ガーライルをからかう事もしょっちゅう。
滅ぼされた種族の生き残りが住む町『前世の隠れ里』では、ロロ共々悪ガキで有名だったらしい。
二人で共謀し隠れ里を脱走したが、ロロとはぐれて魔の樹海に迷い込んでしまい、魔物に捕まっていた。
脱走した目的はハ虫類族のルドラ『ラズム』を復活させ、ハ虫類族が再び主導権を握るため。
しかしその目的は同じハ虫類族に襲われたことであっさり失敗し、意気消沈してしまう。
彼としては人間族は「世界を汚染させた、信用できない奴ら」という認識。
ルドラ復活を目論んだのもそういった思いが根底にあったからだった。
しかしリザたちと旅を続ける中で「人間族も苦しんでいるんだ」と思い知り、精神的に成長を遂げる。
なお、彼の肩書きだが実際のところは王子様らしい要素や裏付けが何もなく、自称の可能性が高い。
あとキャラデザは本当に二足歩行するトカゲといった趣が強く、結構コワイ。
素早さが売りの軽戦士タイプのキャラで、ナイフ・爪を装備可能。前衛向きだが攻撃力は控えめで比較的打たれ弱い。
言霊に関しては苦手の一言。MPも非常に少ない。賢さも仲間と比較すると低く優しさも皆無。
ただし一方で敵も含め他の誰も追いつけないレベルの素早さが特色なので、そこは使い方次第。
少ないMPの使い道を見出せるほど言霊の作成技術を磨くにつれて、格段にパーティ内での重要性を増していくタイプ。
プレイヤーの知識が豊富ならマジックリーフを与えてみると意外なほど的確に動いてくれる。
また残念なことに彼の専用武器である爪の内、上位二つは設定ミスで入手できなくなっている。
これらはどちらもリザの章のラスボスに有効な火属性なので、なおさら残念で仕方ない。
如何にして攻撃役以外の使い道を見出せるかどうかで評価が一変するキャラクター。
◆マリーナ
人魚の姿をした水棲族の少女。年齢は15歳で肩書きは「水棲族の神官」。
海の守り神『ヘグ』の卵を孵化させる使命を担って、綺麗な水のある場所を求め、何故か冥界の川で倒れていた。
シオンも「べっぴんさん」と褒める程の美少女だが性格はやや猜疑心が強くて疑り深く、特にハ虫類族に対しては(滅ぼされた側なので)非常に敏感。
寝起きに「ギャー!!」、ハ虫類族のピピンを見て「ギャー!!」、リザのジェイドを見て「ギャー!!」とリアクション芸には事欠かない。
「ギャー トカゲだー さよなら」って言うのはこっち。
普段は標準語で喋るが、興奮すると水棲族方言の「ダシ訛り」が飛び出す。そんな残念な美少女が彼女である。
ついでに一人称は「アタイ」で、通称『美味しそうな人魚ちゃん』。何だかんだで使命感は強いしっかり者。
最初こそリザやピピンにビビりっぱなしだったが、卵がリザを認めたため心を開き仲間になる。
ストーリーの展開上、仲間に加わるのが少し遅めで、且つ使命のためにパーティーから一時離脱してしまう。
幸い、離脱自体はプレイヤーの進め方次第で先延ばしすることができるので、なるべく彼女を連れまわそう。
……単純にザコ戦・ボス戦が楽になるというのもあるが、それだけでなく彼女用のイベントも楽しめるので。
装備可能な武器は槍・杖で、水棲族だけあって言霊は大得意。
魔法戦士タイプでもあり、専用武器の槍も強いため物理アタッカー性能も高い。
武器無しの状態で放つ「しっぽアタック」も地味に強く、武器なしで攻撃してもそこそこ戦える。
それでいて優しさもあり回復もいけるというガーライルに負けず劣らずな万能キャラ。
反面、素早さは標準クラス。耐久力も低めで槍を使うと盾も装備できない。また足がないので靴も装備不可。
このため扱い方には少しクセがある。
【その他】
■言霊四天王
4つ存在する冥界と繋がるワープルートを守護している4人の賢者。
言霊山の導師ゾラ、トール火山の予言者ソロン、カーンの町の僧侶ゼクウ、古代遺跡ルーネの言霊師カーラ。
尚、ゼクウはリザの祖父。ソロンはサーレントとソークの師匠。
■ダナン四神
ダナンの聖地を守り、ダナンの予言書に記された『選ばれし者』を待つ4人のダナン神族。
聖剣を守る者『ディヤウス』は聖剣と共に「魔を打ち滅ぼし者」を待つ。
破滅の時計を守る者『念者モンジュ』は破滅の鐘を管理しながら「清める者」を待つ。
選ばれし者に予言をつたえる者『予言者オプシス』は遺跡で「真実を解き明かす者」を待つ。
ダナンの運命をつかさどる者『星魔導師マユラ』は「秘宝を手に入れし者」を待つ。
「世紀末の魔物」のうち最も凶悪であった4体をそれぞれが封印している。
尚、元々はダナン神族だがそれぞれ何らかの物質と融合したのか、異形と化している者もいる。
- ディヤウス:雲のようなものの集合体の魔神
- モンジュ:大きな時計仕掛けの椅子に座るローブ姿の男性
- オプシス:浮遊する巨大な顔面
「で・か・ミ・ミ」
- マユラ:巨大な天球儀と一体化した
全裸の女性
■四勇者
ダナン神族が口伝で伝えている存在で、ダナン神族よりも前の時代にいた者達。
剣士「サイゾウ」、聖女「メイファ」、魔導士「ハウゼン」、賢者「ミトラ」。
かつて戦士ビルシャナに導かれ、「虚空」と呼ばれる場所から現れた謎の脅威と戦って退けた。
その戦いで星の大地は二つの世界に分かれ、勇者達も傷つき倒れてしまう。
そして新たなる脅威が再び訪れた時の為、勇者達は対抗手段を生み出した。
ダナン神族より以前の生物だが、見た目は人間族とよく似ていたという。
尚、各地にある女神像はメイファを象ったもの。
メイファは赤い衣をまとい、翠玉色の髪をしていると伝承されている。
【戦闘】
サイドビュー形式で、ターン毎にコマンドを決定するタイプ。味方内で行動の順番を制御できる。
素早さの低いサポートキャラに能力アップの言霊を使わせた後でアタッカーが攻撃……なんて戦術も立てられる。
一番の特徴として、先述した「言霊」の存在が挙げられる。
これは1~6文字の範囲でカタカナを組み合わせてプレイヤー好みの魔法を作り出し、それを戦闘で使用できるというもの。
ぶっちゃけ、文字列さえ知っていれば終盤のボスが使う言霊も序盤に使用できる。
ただし効果が高い・威力が大きい言霊は比例して消費が激しいのが難点。
大体、文字数が多いほど消費も威力も高くなる傾向にある。(傾向にあるだけで省エネ化もできるのがポイント)
本作の攻撃や回復の「範囲」は、独特の言い回しになっており、ちょっと一般的なRPGの用語とは区別する必要がある。
- 敵あるいは味方のうち1人:「単数」
- 敵あるいは味方の片側全員:「複数」
- 敵味方まとめて全員:「全体」
2つ目と3つ目を混同するとどえらい目に遭うので注意したい。
作成には一定の法則性があり、象徴となる文字を入れることで様々な属性の攻撃、回復、補助の言霊となる。
1文字違うだけで対象が単数⇔複数と替わったり、全く違う効果になったりなど、試しては消しを繰り返すだけで結構遊べる。
全ての言霊に対応した演出があり、中には放った言霊の文字が敵に飛んでいくシュールなものも。
気取ったネーミングを試し、しょぼい効果の言霊と共に黒歴史が生まれるのはお約束。
あとは
エロいワードで遊んだりとか。
もちろん敵の使った言霊をそのままパクる事も可能。イベントで出てきた言霊も入力すれば使える。
言霊構築のヒントはゲーム中の様々な場所・人から情報を得ることができる。
必要最低限のものであれば、手っ取り早く言霊伝道師のお姉さんから教えてもらう事もできる。
「ホイミ」や「ケアル」などで試すと回復の言霊が出来る、といったオマージュ要素も隠れているため、有名どころの魔法を一通り試すのも楽しいかも。
そんなワードでも決定的な戦術を左右するものさえあるので侮れない。
また、特定のキーワードは経過した日数やイベントの進行の度合いにより効果が変わるものもある。
~言霊の作成例~
レフ(単体回復)
+
ナ(効果を複数にする)
↓
レフナ(初級全体回復の言霊)
イグ(火属性の象徴)
+
ナ
+
リーム(単体魔防UP)
↓
イグナリーム(全員の火属性魔法防御UPの言霊)
たとえば、言霊はそのほとんどが「かしこさ」を重要とするのだが、そのかしこさ自体にバフを入れてしまえば、それらの言霊全部が強力になる。
それでいて、安易なHP全回復とかの言霊が無いため、後半になればなるほど
バフ/デバフが戦闘で大きなウェイトを占めるようになる。
MPが低く性能が弱くても、上乗せしたかしこさで補えてしまえるのだ。
HPの回復が頼りないなら、回復しなくても良いぐらいに防御を硬くするなんてのもありだろう。
本当によくできたシステムである。
どんな言霊を入れればよいか判らない時は、先ほどの解説をもう一度よく見てみよう。
言霊は
である。
1文字でも言霊にはなるので、全部の文字を総当りで入れてみるなんて試みができたりするのだ。
気に入った効果があったらメモして戦術に取り入れていくなどして、プレイヤースキルを上達させるのが近道の設計である。
理想の戦い方ができるよう、どんどん能動的に食い下がってみよう。
発売当時は特許も取っており(現在は期間切れ)、特許文書にはその仕組みがかなり細かく書かれていたりする。
一番後ろ(右)のワードを土台として、左にワードを継ぎ足して性能を決めていくのが基本的な内容になる。
文字入力が左から順なので、左のワードが基準と思わせておいて、実は逆からカウントしているのがポイント。
本当によくできたシステムである。
大事なこと(ry
「言霊」という言い方が象徴するように、その仕組みはかなり日本語的。
たとえば普段の日常会話で使う単語も、「空」を例に挙げると、
「青い+空」
「青い+きれいな+空」
「青い+きれいな+夏の+空」
といったように、修飾語を前にくっつけて表現するであろう。
本作の言霊システムはそれと一緒なのである。
なかには我が強くて効果を上書きしちゃう単語もあるけれど。
なお、旅立ちから0日目に言霊欄最後に『ウラルドラ』という言霊を作成しておくと良い事が……?
ただし本編とはプレイ感覚が異なるので、初めてプレイする人は入れないで挑んだほうが良いだろう。
裏モードはプレイヤーの知識とスキルを蓄えてから挑戦するのが無難である。
【装備品と属性】
一番の目玉はもちろん言霊システムなのだが、装備品の種類が豊富な点も特徴。
主人公はもちろん、どの章のどのキャラも装備可能な武器種が2つ以上ある。
テュールは別。
武器は主に「つよさ」タイプと「かしこさ」タイプに大別され、さらに種族特効や単数/複数の違いなどもある。
また、属性つきの武器・防具が多く、武器は攻撃属性として、防具は防御属性として帯びることになる。
属性は、
火⇔
水、
風⇔
雷、
陽⇔
陰の6属性があり、それぞれが対立関係になっている。
防御属性は、その属性の攻撃によるダメージを軽減するかわりに、対立する属性の攻撃がいわば弱点となり受けるダメージが増加する。
それから、属性に対応するステータス異常を無効化する特性も付与される。
対立する属性の防具を異なる部位で同じ数だけ装備すると、属性同士が打ち消し合って
無属性(等倍ダメージ)になる仕様。
属性(や特効)の影響が比較的強く、敵の傾向に合わせて装備品および言霊を使い分けていくと攻略がラクになるというレベルデザインになっている。
特にボス戦で防具の組み合わせを間違えると、回復が難しいゲームバランスなのもあって、かなりしんどい。
……余談だが、武器名には
シェイクスピアからの引用がやけに多い。
ネタバレ
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最後の章 |
<デューンの章>
「若人達の、未来を拓く物語」
メインテーマ曲:Take the Gold and Run
ボス曲:Blazing Impact
◇デューン
全ての章をクリアすると最終章の主人公に抜擢されるキャラクター。
トレジャーハンターを自称する飄々とした青年で、年齢は19歳。肩書きは「おおどろぼう」。 ってやっぱりドロボウじゃねーか。
相棒のキッドを従え、各主人公が行く先々で遭遇する。時に他の主人公を邪魔したり、出し抜いたり、協力したりする トリックスター。
ダナンの預言書に記された『秘宝を手に入れし者』とは彼のこと。
ふとしたことから『デスジェイド』に選ばれた彼は、他のジェイド所有者と共に最後のお宝を求めて月へ向かう。
ちなみに製作スタッフが同じだからか こっちの作品の主人公と名前が一緒。
分類としては軽戦士タイプ。だが防具は重装備が可能なため、実質万能戦士。軽戦士なので防御しても力ためはできない。
ある雑魚敵から手に入る専用ナイフ『フリーダム』が高威力で、アタッカーとして活躍できる。
フリーダムがなくてもボウガン・ライフル・マシンガンと扱えるものが多く、性能の良いものは見つかる。
作中の身のこなし通り素早いが、MPと優しさは若干低め。
他の三人の章が全て終了した後に全員と合流、彼の16日目からの行動として、この章がセーブデータの空いていたスペースに追加される。
この章だけは16日目からのスタート。
彼を中心に各章主人公を集めたパーティーが編成され、種族の滅びと再生を繰り返す大元である『ミトラ』に挑むことになる。
なお、パーティの所持品と作成した言霊は最後にクリアした章のものを引き継ぐ。
各章の主人公らは章末のボス戦で身につけていた装備品を持ったまま加入する。
言霊は何度でも作り直せるので、メモを取り忘れていなければ取り返しは利く。
問題は所持品のほうで、例によって章限定のアイテムが少なくないため、誰の章を最後に残すかが悩ましいところ。
なるべく一点モノの強力な武器・防具を持たせておきたいが、各章のラスボスとの相性(主に属性)も考慮する必要がある。
また、必要に応じて他の章の主人公およびデューン用の装備品をあらかじめ収集しておくのも手。
何周もしているような慣れたプレイヤーともなると、誰でどの宝箱を開けるかまで気にするケースも。
少々割高にはなるが、ヌークの店を利用すれば章間でのアイテムの受け渡しが可能なので、これも適宜活用すると良い。
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+
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四勇者と関係者たち |
◆ミトラ
四勇者の一人にして 全ての元凶。
メイファ曰く、「彼はこの星域では最強の生物。」
「『ジェイド』を持たぬ者が、ミトラを前にすればその目は光を失い、体は焼き尽くされ、魂は二度と宿ることはないでしょう。」
───と言うほどの存在。というか最早神そのものとさえ言える。 元ネタを考えればさもありなん。
彼ら四勇者は2万年前にビルシャナに導かれ、『虚空より来たる者』と戦った。この戦いでビルシャナは死に、世界は「水と緑の大地(=地球)」と「静寂と暗黒の大地(=月)」に分かれたという。
そして、『虚空より来たる者』の再来を恐れた彼は、対抗手段としてより強い種族を生み出すことを決める。
そのために自分の代わりに進化を見守る存在『ゴモラ』(ひいては破壊と再生をもたらす『ルドラ』)、破滅の光を放つ『ソドム』を創造した。
その間、自身は月にて強い種族が現れることを待ちつつ、『虚空より来たる者』の抑止力として構えていた。
2万年という年月に対しては「意外と早かったな」と感慨深げに語っている辺り、もっと長い目で見ていたようである。なかなかスケールがデカい。
結果的に見れば、彼の「強い種族を生み出す」という望みは概ね叶っており、実質勝ち逃げである。さらに自分の知識も後任に(無理やり)引き継いでいるのだから抜かりがない。
ラストバトルでは 第一、第二、第三形態と変化しながらの戦いとなる。特に第三形態は「サイゾウたちも知らぬ真の姿」と言っているのだが、となると昔の戦いでは本気出してなかったか、出す前にビルシャナが命懸けで何とかしてくれたってことなんだろうか?
◆サイゾウ
四勇者の一人だが割と気ままに過ごしている人物。事実、サーレント相手に「俺は敵でも味方でもない」と返答している。ミトラの計画に反対こそしていないが関りはとても薄い。
気性はシオンとよく似ていて強者との戦いを望んでいるのだが、かといって積極的にちょっかいをかけに行くわけでもなく、ダンジョンの奥深くで望みの相手を待っているだけである。 七英雄の暴れん坊じゃないんだから……。おまけに来たのはサーレントだったけど。
そして負けても(本体が月にあるというのも理由なのだろうが)「油断しちまったぜ」と結構あっけらかん。その本体との戦いで負けても全く悔しがるでもなく、むしろ「いい戦いだったぜ」と健闘を称えてくれる。
と言うか バトル好きな性格なだけでこれでも友好的なお方である。また、最強の存在であるミトラの強さは認めており、それを超えようとはしてない。そこは割り切ってるのかもしれない。
◆ハウゼン
四勇者の中では一番行動的なんじゃないかと思える人物。サーレントの章におけるラスボス。
そのサーレントの章で色々暗躍するじー様だが、とりあえずやろうとしていることは「もう一度『ルドラ』になる」というもの。
サイゾウ曰く、「完全主義者」。ゴモラからは(上司の同僚だというのに)「狂っておる」とまで言われる始末。
4000年前に『ルドラ』となって人間族を生み出し、役目を終えて『ラゴウ石』に封じられていた。その状態でも人間族の様子を知ることはできていたらしい。
……ゲーム内で主に見られる姿は仮の姿で、本体は月にあるのだから別のアカウント身体を用意すればよかったんじゃ……とも思うが……。
残り10数日で都合よく利用できそうな悪党と、ジェイドを持ったお人よしが現れたのは幸運だったのかもしれない。
計画的かと言われると首を傾げたくなる行動もそこそこあり、「ジェイドを持つ者は邪魔」と一度はサーレントを妖刀に封じていた割に、もう一度ルドラになるためにジェイドを集めようとしている。
現在の人間族に関しては「まあまあ強いがまだ未熟」ぐらいの認識で、「ダメな失敗作」とまでは思っていない。
というか人間族が弱いとするならその原型となった自分も弱い……ということになるので、それはプライド的にも認められないところだろう。どの道滅ぼす気でいるけど。
そうまでして『ルドラ』に拘るということはつまり、さらに強い種族を生み出したかったのだろうから、彼も『虚空より来たる者』の再来を危惧していたのだろう。
また、他種族は自分たちのルドラの存在を周知の事実としている一方、人間族は彼(及びルドラ)のことについて全く分かっていない。これに関しては2000年前に失われたテクノロジーと同様に文献なども失われたのかもしれない。
設定的には巨人族を銃火器で滅ぼした彼だが、実際の戦いではそれらを用いることは全くなく、言霊による攻撃ばかりである。
◆メイファ
四勇者の紅一点。
星の環境が破壊される度に地上に姿を現し、お告げを残していたらしい。そのため『メイファ神』と呼ばれ広く信仰されており、彼女を象った石像がいくつか存在している。
なので人としての姿もあるはずだが、リザの章で見られる姿は『鳥か蝶の様に羽を広げた女性の胸像っぽい何か』と完全に人の姿から逸脱している。この姿が本体なのかはわからないが。
物腰は柔らかく協力的ではあるのだが、少々強引。その見た目も合わさってどこか機械的に感じる。少なくとも信仰されるほどの人格者なのかと言うとちょっと疑問……。
お告げを残していたのはいずれ現れる推しの子救世主のための布石だったようだが……なんかちょっとズレてるような気がしないでもない。
なお、月自体は最終的に消滅するので、彼女も運命を共にしたのかもしれない。
◆ゴモラ
進化を見守る者にして『ラゴウ石』や『ルドラ』の生みの親。四勇者をも超える存在を産み出すために、ミトラによって創造された。シオンの章におけるラスボス。
直接の上司はミトラなのだがしかし、忠誠心というよりは義務感でやっているようにも見える。
そして職務には忠実なのだろうが、それ以外では結構ウカツというかテキトーというか……な点が多く、発言の数々は正確性に欠けるものが多い。
例として……
「すべてのルドラは封印してある。」
実際はダナン神族のルドラ以外はホイホイ復活しちゃってる。ってかハウゼンがサーレントの手で封印を解かれた以外はどれも偶発的・自発的に復活しているのでザル過ぎもいいとこである。
「次期『ルドラ』が再び人間になることだけだ。私は、そのため何人かの人間に『ジェイド』を与えた。」
サーレントの「人間を滅ぼさせない様にする方法は?」という質問に対しての返答。つまり主人公四人にジェイドが渡ったのは彼が原因。
この発言自体も、“結果的に人間の手に渡った”だけで、直接渡したのはおそらく輪廻転生する前のリザの魂だけである。
つまり17年以上前からハウゼンの復活とは無関係にジェイドを手放す一方、次期ルドラはそれはそれとして創造している。人間族に肩入れしたいのか滅ぼしたいのか本当によくわからない。
彼としては進化を促すためにやったのだろうが、その結果、次期ルドラはジェイドはおろか十神宝が一つもない、完全に素体の強さのみの(それはそれで脅威だが、無敵ではない)存在となってしまっている。
そもそも十神宝が散逸してるのは彼がばら撒いた/管理を放棄したからとしか考えられない。
サーレントに用意した肉体に陽の光の対策をし忘れたりもしたし、やっぱりウカツ。
「ハウゼンは人間の『ルドラ』だが、再び、次期『ルドラ』になろうとしているのだ。」
「人間の『ルドラ』は私が創ったが、ハウゼンは私が創ったものではない。」
サーレントじゃなくても「つまりどういうことなのです?」と言いたい。
ハウゼンの本体は月にあるのは間違いない。なのでハウゼンの仮の姿(人間族のルドラとしての姿?)を創ったのはゴモラ、ということなのだろうか?多分。ラゴウ石に封じられていたわけだし。
そのハウゼンに対しては「狂っておる」とさえ言っているので丸で敬意がない。しかも何をもってして狂人扱いしているのかもわかっていない。
ってかハウゼンを危険視しているのならラゴウ石ごと手元に置くなり監視しておくなりしとけばいいだけなのにそれをしていない。彼の頓着するポイントは本当によくわからない……。
◆ソドム
月基地から『浄化の光』を放ち、(実際に稼働したのは水棲族のルドラが誕生したタイミングなんだろうが)地上の生物を消滅させる機械。2万年前にゴモラ共々ミトラによって創造された。リザの章におけるラスボス。
人格らしきものは一切持ち合わせておらず、ただただプログラムに従って『浄化の光』を放っている。
歴史的にはルドラとソドムの二段構えにより各種族を滅亡させているわけだが、なんだかんだ最初の種族であるダナン神族も(細々とだが)現在まで生き延びている。
ただし性質そのものは光と同じなので、浴びたら最期「跡形もなく消滅する」という初見殺しな恐ろしいものである。
ところでゲーム内では『汚染都市ゴモラ』と『ソドムの廃墟』という地名があるが、名称の一致に関しては特に触れられていない。
◆ビルシャナ
四勇者を導いた人物。『虚空より来たる者』との戦いで命を落としたため、その人となりを知ることはできない。
とはいえミトラたちを導いた人物なのだからよほどの実力者だったのだろう。
地上には彼の名を冠した『ビルシャナ遺跡』があるが、ビルシャナ本人を知る者がそう名付けたのだろうか。
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追記・修正は滅亡を超える気概のある方がお願いします。
- このゲームで使ってたペペパコメタっていう呪文が、言葉の響き的な意味で頭に染み付いて離れないんだ…。どんな呪文だったかなぁ。忘れちった。 -- 名無しさん (2014-02-09 01:25:42)
- 呪文が実体化・・・まるでギャートルズの様だった。 -- 名無しさん (2014-03-19 12:45:55)
- 世界観とかビジュアルとか凄く好きだけど、2周目をやる気が起きないゲームって感じ。1本道だしある意味今のスクウェアの映画的作品構成の先駆けだったのかも -- 名無しさん (2014-10-03 09:13:10)
- 雰囲気やBGMがとてもいいからたまにやりたくなるけど。 -- 名無しさん (2014-11-18 09:36:07)
- 同時期に出た「トレジャーハンターG」のほうが面白かった。 -- 名無しさん (2014-11-18 11:41:20)
- 一度売ってまた買い直したはいいが放置中。データ消えやすいんだ... -- 名無しさん (2014-11-18 18:54:01)
- ビジュアルが雨宮慶太なので敵が完全に魔獣ホラー -- 名無しさん (2018-05-19 04:00:36)
- ↑ 言われればボスのビジュアルは確かに…こちらの方が先だが -- 名無しさん (2018-05-19 07:49:55)
- 続編作れそうなラストだったんだがなあ -- 名無しさん (2023-07-29 10:58:43)
- キクイマイシとかバコベペアミとかオキタゴッドとかは未だに覚えてる。 -- 名無しさん (2023-08-01 05:22:37)
- 最近になっても新しい言霊が発見されてるんだよね。デスプチゲマなんていう敵全員を6割の確率で即死させるのにMPを1しか消費しないやつとか -- 名無しさん (2023-08-01 13:23:58)
- 履歴を見ると、少数の特定のユーザーによる更新頻度があまりに多すぎるように思います。できるだけまとめての編集を行い、履歴を流さないような形での更新をお願いします。 -- 名無しさん (2023-08-03 15:48:15)
- ↑4 確か更なる脅威の存在がミトラ撃破後に発覚したけど、結局「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方だっけ。何で続編は出ないんだろ? -- 名無しさん (2024-05-28 19:53:28)
- 古代の光の戦士対現代の光の4戦士の叙事詩 -- 名無しさん (2024-08-09 21:05:32)
最終更新:2025年02月24日 22:17