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がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~ - (2018/08/04 (土) 06:32:04) のソース

*がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~
【がんばれごえもん ゆきひめきゅうしゅつえまき】
|ジャンル|アクション|&image(d_image01.gif,width=170)|&ref(title.png)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|~|
|メディア|8MbitROMカートリッジ |~|~|
|発売・開発元|コナミ|~|~|
|発売日|1991年7月19日 |~|~|
|定価|8,800円 (税込)|~|~|
|プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~|~|
|配信|バーチャルコンソール&br【Wii】2007年3月13日/800Wiiポイント&br【WiiU】2013年9月4日/800円&br【New3DS】2016年6月7日/823円(税8%込)|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|>|>|CENTER:''[[がんばれゴエモンシリーズ・関連作品リンク>がんばれゴエモンシリーズ]]''|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
コナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』のSFC版シリーズ第一作目。シリーズ生誕5周年記念作品として制作された。~
ゲームシステムはこれまでのシリーズを踏襲しつつ、ハードの移行に伴って正統進化を遂げている。~
システム面での大きな特徴は、従来の見下ろし型マップステージの他に、横スクロールの2Dアクションステージが追加された点で、「場面によって見下ろし型視点と真横視点が切り替わる」というこの作風は以降のシリーズにも受け継がれていく。~

また、江戸情緒溢れる和風世界に近代文明的要素とコミカルテイストをプラスした独特な世界観が確立され、後に続くSFCシリーズの作風の礎となった。

前作に当たる『がんばれゴエモン2』同様、2人同時プレイが可能。~

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**ものがたり
>いつも平和な江戸のはずれのはぐれ町、ここにはゴエモン達の住み家がある。~
いつの間にやら近所に住みついた、自称「忍者」のエビス丸も、今ではすっかりはぐれ町の住人である。~
この所、北のはずれのほろほろ寺に、美人の幽霊が出るという噂があった。~
ある日のこと。~
「ゴエモンはん、知ってはりまっか!」とエビス丸が駆け込んで来た。~
「なんでぃ!やぶからぼうに!」~
「噂のべっぴんはんのことなんでっけど。」~
「ああ、ほろほろでらの女幽霊さんね…。」~
「そーでんがな! そのべっぴんはんにちょっかいを出そうとしたもんが、イタイ目におうたっちゅうて…。」~
「てやんでぃ! 幽霊の分際で人間様をイタイ目に逢わせるたぁふてえ野郎だ!」~
「ここはひとつ、わてのこのプレイボーイぶりで…。」~
「ごちゃごちゃ言ってる暇はねぇ!いくぜエビス丸。」やにわにキセルを手にして飛び出すゴエモン。~
「あっ、わてまだ頭のセットが…。」後を追うエビス丸。~
こうしてまた、三度めの旅が始まろうとは、二人には思いもよらないことであった。~

(説明書より)
//引用元はちゃんと明記しましょう
//行間が無駄に空いてると読みづらくなるので削除。
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**ゲーム内容
''旧作からの変更点''
-旧作同様、予め指定されたステージをクリアしていく面クリア型ゲーム。全9面構成。
--本作では横スクロールによるアクションステージが追加されており、各ステージ毎に敵を倒してお金や装備を整える旧作同様の見下ろし型マップの「町エリア」、ボスの拠点を突き進む横スクロールの「拠点エリア」、ボスと戦う「ボスエリア」から構成されている。
---町エリアでは旧作と同じく民家の住民と会話できるが、単なる雑談やネタ話しだけでなく、拠点ステージやボスの攻略ヒントなど、ゲーム進行に関わる情報が多くなっている。
--本作でのステージクリア条件は一律「ステージボスを倒す事」となっており、クリアのために手形を集める必要が無くなった。~
これに伴い、過去作では手形を入手するためにほぼ必須であった3D迷路ゲームがミニゲームのひとつに変更され、クリアする必要が無くなった。
---手形そのものは特定ステージの町エリアを通過するために必要になるのみとなっている。
--拠点エリアから町エリアの方へ任意で引き返すことが可能で、プレイ途中でアイテムを失った場合などに立て直しを図ることが可能になっている。

-その他
--敵を倒した際のお金の入手経路が「敵を倒した時点で加算」から「敵が落とす小判の取得による加算」に変更された。
--武器パワーアップの一形態であった飛び道具が独立した武器となり、お金を消費して放つようになった(後のサブウェポン)。

''アクション''
-基本アクション
--A(Y)ボタンで攻撃、Bボタンでジャンプ、Xボタンで術の発動。Rボタンで武器を飛び道具に切り替えられる。飛び道具での攻撃時はお金を消費する。
---1P・2P共通の飛び道具として「爆弾」を使用可能。使用の際はお金は消費せず手持ちの爆弾の個数が減少する。所持可能数は30個まで。~
よろず屋や迷路屋の3D迷路内で補給可能。
--拠点エリアでは十字キーの上を押しながら攻撃ボタンを押すと画面上方向に向かって攻撃する。また、段の上にいる時に十字キーの下を入れながらジャンプボタンを押すと、下の段に飛び降りる。

''2人同時プレイ''~
-「ふたりで遊ぶ」で始めるもしくは1プレイ時の途中参加により、2人同時プレイが可能。
--片方がゲームオーバーになってももう片方の残機が残っていれば、それをもらって復活することができる。

-おんぶシステム
--2P同時プレイ時にのみ可能な新アクション。地面に伏せた相手にもう片方の相手が飛び乗る事により、移動と攻撃を分担する「おんぶ状態」となる。
--上に乗っている方がジャンプボタンを押すと相手から降りる。

''術''
-各地にある道場にて様々な術を覚え、アクションステージで使う事が出来る
--習得には所定料金の他、ライフを一定値消費するため、お金があってもライフが足りないと門前払いされてしまう。
--ゴエモン・エビス丸双方でそれぞれ術の名前や発動中の演出が異なるが、術の内容自体は同一。
--術の使用には術ポイントが必要で、敵を倒したりすると出現する巻物を10本取るごとに1増え最大10まで貯められる。
--術を使えるのは拠点エリア及びボスエリアのみ。また、おんぶ状態中は術は使えない。
--スタートボタンを押したたのち、画面下の術一覧から十字キーで選んで選択すると、ライフゲージ横に選択した術名のアイコンが表示される。この状態でXボタンを押すと術が発動する。~
発動中はアイテム欄に表示されている赤いゲージが時間経過と共に徐々に減っていき、0になると効果が切れる。また、発動中にもう1度Xボタンを押すと任意で解除可能。
--術を使えるのは習得したステージのみで次面へは持ち越せない。
#region(術一覧)
|一撃必殺の術|ゴエモン|怒りの一撃の術|怒りの気を空中に解き放って攻撃する。|
|~|エビス丸|さくらの舞の術|エビちゃん分身で舞を舞って攻撃する|
|おたすけキャラの術|ゴエモン|とら丸の術|お助けキャラに乗り込み、ジャンプして前方や下方の敵を倒せる。&br()しゃがみ移動で敵を倒したり障害物の破壊できる他、ダメージ地形も耐えられる。&br()この術のみダメージ制で、敵やダメージ地形との接触の度にゲージが消費されていく。|
|~|エビス丸|べこ丸の術|~|
|空中飛行の術|ゴエモン|シーパーマントの術|一定時間、空を飛べる。ダメージを受けると強制解除される|
|~|エビス丸|パタパタの術|~|
|無敵変化の術|ゴエモン|しし丸の術|しし丸に変身して無敵状態になる|
|~|エビス丸|ヒロインの術|バレリーナに変身して無敵状態となる|
#endregion

''ライフゲージ''
-初期値は8メモリで、アイテム「黄金のまねき猫」の取得により最大で16メモリまで増やせる。(ライフの最大値が上昇すると共にそれまで受けたダメージも全回復する)。ただし、次ステージへの持ち越しは不可能。
--1ダメージにつき2メモリ、一部のボスの攻撃では4メモリ減少する。

''買い物システム''~
旧作同様、お店での買い物によりアイテムを入手しゲームを有利に進める事が出来る。その他、進行上購入必須のアイテムも存在する。

-食べ物
--ライフゲージが0になった時に自動で回復するおにぎり類・ハンバーガー((ハンバーガーのみ、店内で食べることも可能。また、ハンバーガーは1箇所でしか買えない。))と、その場でライフを回復する飯屋の料理が存在する。
---おにぎりとハンバーガーは、それぞれ3つまで所持可能。飯屋の食べ物は値段が高いものほど回復量が多い。

-装備
--落下物から身を守る「かぶと」類、敵の攻撃から身を守る「よろい」類の2種類で、各種3種類ずつ所持可能かつ各種3つずつまで買い溜め可能。
---それぞれに防御回数が設定されているが、後続シリーズと異なり防御回数は表示されない。
--ジャンプ力と移動速度をあげる強化アイテム「わらじ」は入手手段がよろず屋での購入のみとなった。
---移動速度は『からくり道中』と同じく初期状態含めて3段階まで1ダメージにつき1つ減少する。最大で10個まで買い溜め可能。~
わらじの効果は町エリアでの移動速度・ジャンプ力双方にのみ影響する。拠点エリアでは移動スピード・ジャンプ力共に一定でわらじの影響は受けない。~
また、拠点エリア内ではダメージを受けてもわらじは減少しない。
--同系統のアイテムを複数持っている場合、効果の高いアイテムが優先してプレイ画面のアイテム欄に表示される。~
また、消費されていく順番も回復効果および防御効果が高いアイテム順となっている。
---プレイ中にセレクトボタンを押すとアイテム欄が表示され、手持ちのアイテムの個数を確認できる。防具の防御回数はこちらでも確認は不可。

''招き猫''
-「招き猫」
--敵を倒すもしくは隠し通路で獲得可能。取得すると武器が1段階パワーアップする。最大2段階まで変化し、ダメージを受けると1段階パワーダウンする。最大までパワーアップした状態で手に入れると10両加算される。

-「黄金の招き猫」
--隠し通路と拠点エリアにのみ落ちており、ライフゲージの最大値がアップする。
---ただし、効果は取得したステージ限定で、次のエリアに移るとライフは初期化される。

''ミス条件''
-ライフゲージが0になる・穴に落下・制限時間切れのいずれかにより1ミス。残機が0になるとゲームオーバー。
--町エリアでのミス時にはその場復活で再開する。拠点エリアとボスエリアでのミス時にはスタート地点に存在する「たぬきくん」から、もしくはアイテム「これぞうくん」を取得した地点からの再開となる(2人プレイの場合はその場で復活する)。
---これぞうくんは黄色と赤と青の3種類があり、長丁場のステージほど多く置かれている。再開の際には、どのこれぞうくんから始めるかを任意で選ぶ事が出来る。
--2人プレイ時に拠点エリア及びボスエリアに入る際は、「1人で進む」「2人で進む」のどちらかを選ぶことになる。~
参加しなかった方は待機状態となり、改めて途中参加することにより復帰できる。

-''ゲームオーバー''
--ゲームオーバー後は「前の旅の終わりから」となり、所持金・アイテム・術が全て初期化された上でゲームオーバーになったステージの冒頭から再開となる。
--旅日記をつけていた場合に限り、コンテニュー項目に「旅日記をつけたところから」が追加され、旅日記をつけた場所から再開できる。
--コンテニューせずにゲームを終了した場合は6文字の簡易パスワードが表示され、これを使用すると「前の旅の終わりから」となる。

-残機数は迷路屋の3D迷路内に落ちている大入り袋の入手か、よろず屋での「1あっぷ」の購入により増やせるが、迷路屋は残機数が一定上あると準備中となり入れなくなる。
--残機の上限は表示上は4までだがそれ以上増やせる。
//最大残機数をご存知の方、追記願います。

''旅日記''
-本作のセーブ手段。バッテリーバックアップではなく、パスワードによるセーブ方式。文字数は31文字((2人プレイの場合、文字数は増加する。))
--各町ステージに存在する旅日記屋(大江戸ツーリスト)に入ることでパスワードを聞ける。
--パスワードを表示させた時点でそれまでの進行状況が一時的に保存されるようになっており、ゲームオーバー後もしくはリセットボタンを押してタイトル画面に戻った後に「つづきから」の項目より「旅日記をつけたところから」を選らぶと保存済みのパスワードから再開するかどうかをたずねられる。「はい」を選べばパスワード入力を省略して直前につけた旅日記から再開することが可能。~
1度保存したバックアップデータは、電源を切るか新しく旅日記を付け直すまで有効。
--今作では残機も保存される。
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**キャラクター
-''ゴエモン''
--はぐれ町に住む天下の義賊。エビス丸の誘いに乗ってほろほろ寺の女幽霊退治に出かけたところ、江戸を揺るがす一大事に巻き込まれていく。
--武器:「キセル」。招き猫を取る毎に「長キセル」→「ヨーヨー」の順にパワーアップする。
--サブウェポン:「小判」。投げる度に4両消費する。

-''エビス丸''
--正義の忍者を自称するゴエモンの相棒。「ほろほろ寺」の幽霊退治の話を持ちかけ、ゴエモンと行動を共にする。
--武器:「笛」。招き猫を取る毎に「長笛」→「ピロピロ笛」の順にパワーアップする。~
ピロピロ笛はゴエモンのヨーヨーよりも攻撃判定が広めで、かつ攻撃を出してから次の攻撃を出すまでの間隔が短く隙が小さい。
--サブウェポン:「手裏剣」。直線状にまっすぐに飛んでいく。投げる度に4両消費する。
--2Pコントローラーで1人プレイを始めると操作キャラになる。

この他、上述の通り「爆弾」が共通サブウェポンとして存在する。

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**評価点
-やり応えのあるボリュームと難易度
--全9面で、面毎に町エリア、拠点エリアのマップ構成は様々な様相を見せ、バラエティ豊かな仕掛けが待ち受けていて歯ごたえある難易度になっている。

-ゲーム構成の改善
--面数のボリュームと周回制の食い合わせが悪かった『からくり道中』や、『2』のラストステージの無限回廊での足止めのような理不尽な要素がなくなったので、ゲーム構成のバランスも大きく改善し万人向けになった。
--また、過去作ではベルトスクロール風の見下ろし型画面によるアクションという構成に馴染めないという意見も少なからずあり、町と拠点エリアの2部構成となり、アクションのメインステージが横スクロール基調となったことで、横スクロールアクションに慣れている人にもある程度馴染み易くなった。

-2人同時プレイの改善
--前作ではキャラパワーアップや所持アイテムが共有だったため、お互いに腕前の差があると遊び難くなるという欠点があったが、本作ではキャラ毎に独立するようになったので各自のペースで動き易くなった。
--拠点エリアでは1人で行くか2人で行くかを選べるため、自信のない人はうまい人に任せておくことで足を引っ張らないよう配慮できる。
--2人同時プレイならではの「おんぶシステム」による未知の楽しさも本作の醍醐味である。
---息の合った操作が要求されるが、噛み合わずにダメージを受けてしまうのもそれはそれで笑えたりする。~
また、息を合わせて動く必要がある場所でも得意な人に移動を任せれば安心できる。

-セーブ機能の実装。
--パスワード形式なので若干面倒だが、『[[からくり道中>がんばれゴエモン! からくり道中]]』や『[[2>がんばれゴエモン2]]』ではセーブ機能が存在しなかったことを考えれば大きな進歩である。

-ハード機能を活かしたギミック
--4面のおたふく隊基地の回転するマップに回転機能が取り入れられている他、縮小拡大機能を活かし、攻撃する度に画面奥に後退してから戻ってきたり攻撃する度に膨張して巨大化していくステージボスのおたふく仮面には度肝を抜かれた人も多いだろう。

-独特で味のある作風と世界観。
--ファミコン版アクションシリーズの頃のリアルな時代劇の雰囲気を残した和風の世界観だが、ゲームセンターや遊園地などの時代にそぐわない近代的な文明要素が多数登場し、コミカルかつどこかシュールな雰囲気となっている。
---それらの要素が出ていきたのはファミコンでリリースされた外伝RPGシリーズが初だが、本作で大々的にフィーチャーされ、後のシリーズにて開花するSF時代劇的世界観の先駆けとなった。~
また、「術の名前」「地名などの固有名詞」「アルバイトでお金稼ぎ」「ハンバーガー屋で回復」など、外伝第1作から継承された要素も多い。

-質の高いグラフィックとサウンド
--ファミコン版シリーズの純和風なグラフィックを引き継ぎつつより一層引き立てる美麗なグラフィックや、旅情豊かな日本横断の旅に彩りを添える和の情緒と日本各地の特色を表現した和のサウンドは、スーパーファミコンの発売からわずか数か月ながらハードの性能を存分に引きだしており、非常に質が高い。
--特に、BGMは和楽器の音色を基調とした和風色をメインとしつつ、和風だけには終わらせないバラエティ豊かな曲がそろっており、矩形波倶楽部の手がけた作品の中でも評価はとても高い。

-秀逸な演出の数々
--ステージクリア後の幕間ではゴエモンとエビス丸二人によるユニークな寸劇が繰り広げられ、クリアの合間にほんわかと和ませてくれる。
--終盤の展開が熱い。
#region(ネタバレ)
---ゴエモン達の旅は大江戸はぐれ町から始まって日本中を回る訳だが、ゆき姫救出後にまさかのどんでん返しが待っており、旅の出発点であった大江戸を舞台に最後の戦いが繰り広げられる。
---最初に探索した町が最後の最後で横スクロールステージとなって再び登場するなど誰が想像出来ようか。襲って来るザコ敵も最初に現れる役人達である(その上、自在にマップ上を飛び回ったりと地味に強化されている)。
---しかも最終ステージの町マップでは『[[初代ファミコン版>がんばれゴエモン! からくり道中]]』の第1ステージのアレンジ曲「''お江戸でSwing''」が流れる。初代からのファンには非常に嬉しい演出。
#endregion

-多種多様なミニゲーム。
--絵合わせ、アルバイト3種類((もぐら叩き、ペンキ塗り、鬼退治。))、クイズ大会、3D迷路((純粋なミニゲームのひとつになったことで攻略に影響しなくなり、入場した後、任意のタイミングでギブアップして中途退場が可能になった。))、ゲームセンターや、見世物小屋にて(今となっては表現規制上まず無理であろう)ちょっぴりエッチなアトラクションが拝めたり((場所によってはエビス丸のぷりてぃな踊り))など、バラエティ豊か。総数はシリーズ最多の11種類。
---特にステージ3のからくりアイランドは作中登場するミニゲームが一堂に会する唯一のステージであり、ミニゲームだけでも長く遊んでいられる。((厳密には3D迷路と宝くじがなく、このステージ限定でクイズ(なぞなぞ小屋)が配置されている。))
---本作仕様にアレンジされた『グラディウス』のステージ1を丸ごと遊ぶこともでき、ステージ最後には火山地帯とビッグコアまで登場。さらにこの『グラディウス』用に3曲も原作からのアレンジBGMが用意されるなど気合が入っており、これ以外のどのミニゲームも大変手が込んでいる。

-旧作からのゲスト出演
--NPCとして出演しているヤエちゃんとコバンネコは、前作に当たる外伝作『きえた黄金キセル』からのゲスト。
--以後、後のシリーズでも旧作キャラのゲスト出演が恒例となる。

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**不評点
''金策に苦労するゲーム性''
-本作では、初心者やアクションゲームが苦手なユーザーから見ると「アイテムを買い込めば有利に進められる」というよりも~
「''アイテムを買い込まないと攻略すらままならない''」といったシビアなバランス取りとなっている。~
その一方で、とにかく要所要所でお金がかかるため、金策に非常に苦労させられ易い。
--回復アイテム、防具アイテムはステージが進むに連れて高額になっていく上、よろず屋で同じアイテムを2個買うと値上がりしてしまう。一部、先に進むために高額なアイテムの購入が必須なステージもある~
また、サブウェポンの消費金額が4両と多めな上、サブウェポンの有無がボス戦の攻略に大きく影響する局面が多いこともあり、お金稼ぎは攻略上ほぼ必須事項となっている。~
一度ゲームオーバーになるとゼロからお金を稼ぐハメに陥る上、ミスしないよう注意しながらお金を稼がなければならず、初心者だと詰みかねない。~
また、金策にはお金を稼げるミニゲームの利用が必須だが、最終的な入手金額がそこそこなものや結果によって入手金額が変動してしまうものが多いため、まとまったお金を一気に稼ぐには賭博や宝くじなどのギャンブル性の高いミニゲームをチョイスする必要がある。
---効率の良い稼ぎやゲームオーバー後のリカバリーの手間の削減には上述の旅日記に搭載された一時セーブ機能の活用が不可欠で、これを使うのと使わないのではコンテニューの手間が鬼の様に変わる。
--ちなみに、所持金額の上限はシリーズ中、唯一にして最高の9万9999両である。(最低は999両)

-購入必須アイテムが何個でも買えてしまうため、間違って余計に買ってしまうとお金の無駄遣いになる。

-ラストステージの町エリアではミニゲーム屋が一切存在しないため、敵を倒すしかお金を稼ぐ手段がない。
--狭いマップに敵が密集する上、画面の縦の領域を広く占拠する3WAY弾を放ってくる敵が出てくる(画面外からも弾を放ってくる)のでダメージを受け易く、ここでゲームオーバーになると金稼ぎが非常に辛くなる。

''セーブ地点(旅日記屋)の位置が分かりにくい''~
-いずれもスタート地点から離れた場所にある上、外観からは店の種類が判別できないため、場所を覚えておかないといざという時に困る。(特に町マップが広くなる後半)

''運用の難しい術''
-何といってもまず、習得が困難。
--術を習得するためはそれなりに高額なお金が必要な上、上述の通り、習得直後に体力が減少するというデメリットがあるのであまり気軽に覚えられない。
--前述の通りゲーム進行には高額なアイテムの購入が必須なため、後々までお金温存しておかなければならず、ミニゲームなどで相当お金を稼いでいない限り余裕を持って術を習得することはできない。~
更に、苦労して術を習得してもそのステージ内でしか使用できず、次のステージに移ると術を忘れてしまう。
---ゲームバランスとの兼ね合いを考えればこれ自体は必ずしも悪い仕様というわけではないが、術の扱いにくさに拍車を掛けている。

-「お助けキャラの術」の性能が微妙。
--上述のように敵やダメージ地形に耐えることができるのである程度は安全に進めるものの、術ゲージの消費がダメージ制となっているためすぐに効果が切れてしまうので、使いどころは見出し難い。

-飛行の術や無敵の術は使い所を間違えなければ非常に有用で、習得難度に見合うだけの価値はある。

''拠点エリアの難易度''
-1面から4面辺りまでは比較的どのプレイヤー層にも楽しめる程度の難易度に収まっているが、ステージ5以降から徐々に難しくなっていく。
--特にアメリカンクラッカーのような動く足場を乗り継いでいくステージ5や不安定な足場を移動しつつ容赦なく襲って来る敵を掻い潜るステージ6など後半からの難易度が非常に高い。~
不安定な足場を渡る局面が多い一方でジャンプ性能があまり良くなく、ギリギリのジャンプを要求される場面が多い。
//確認したところ、ジャンプ力にわらじの効果が影響するのは町エリアのみで、拠点エリアではわらじの有無にかかわらず常にジャンプ力は一定でした。VCのアイテム説明にも同様の記述がありました。
---これらの難所が存在するステージの内、5・7・8面ではいずれも「飛行の術」を覚えることができるので苦手な人への配慮はされているが、前述のように金策慣れしていない限り余裕をもって術が習得できないので難儀しやすい。

''ゴエモンの3段階目の武器「ヨーヨー」が扱いづらい''
--リーチこそ長いものの、当たり判定がヨーヨーの先端にしかない上、攻撃を放ってから次の攻撃が出ようになるまでに結構な間があるので隙が大きい。~
敵の攻撃を打ち返して攻撃するタイプのボス戦では特に扱いづらい。~
2段階目の「黄金キセル」の方が扱いやすいが、なにぶん中間なので段階を維持するのが中々難しい。
--逆にエビス丸の3段階目の武器「ピロピロ笛」は先端から根元にかけて攻撃判定がある上に、攻撃の出戻りの間隔も短く隙が小さいと妙に高性能で、この点が実質的なキャラ性能差となっている。

''セーブ機能の不備''
-31文字と文字列が長いため、メモしたり再開する時に入力するのが面倒。2人プレイ時の時は更に長くなる。
--上述の一時セーブ機能により、ゲーム終了以外のタイミングでメモを取る手間を省けるよう配慮されているのだが、この仕様に関しての説明が説明書でもゲーム中でも皆無((バーチャルコンソール版のゲーム説明でも同様である。))であるため、結果的に不親切な仕様になっている。
--ゲームオーバー時にゲーム終了を選んだ際に表示される簡易パスワードでの再開は「前の旅の終わりから」となるため、こちらから始めた場合は1からお金やアイテムを稼がなくてはならない。
---これ自体は、パスワードの文字数を減らすために記録情報を極力抑える必要があるので仕方ないことだが、本作の金策重視というシビアなゲーム性からすると不便なのは否めない点である。

''バグ''
-ラスボス第一形態のグラフィック、およびエンディングが高確率でバグる。
--これは初期ROMに見られる現象であり、後期ROMでは修正されている。(初期版と後期版ではパスワードに互換性は無い。)
--また、初期版と後期版とではステージ内に存在する黄金の招き猫の数や、敵を倒して出たアイテムが消滅するまでの時間など、バグ修正以外にも若干の相違点が存在する。

''ステージ毎限定のライフゲージ増加''
-上述のようにライフゲージの増加はステージ毎限定であり、エリア毎に黄金のまねき猫を捜し当てなくてはならない。
--場所が分からないと初期値のままということもあり得、一部の強敵相手に苦戦を強いられる事になる。

''その他''
-ダメージを受けた瞬間の無敵時間がかなり短い。
--ダメージ後の点滅表現もないので視覚的に分かり難い上、被ダメージの際のリアクションから復帰するまでに地味に時間がかかるため、~
敵が密集する個所やダメージ床などでハメ殺しに合い易い。

-町エリアでダメージを食らいやすい。
--敵味方共にサイズ・当たり判定が大きめであり、比較的狭いマップにたくさんの敵が出現するため、無敵時間の短さも相まってダメージを食ら易い。また、画面内に大量の敵や弾が出現すると処理落ちが起きる。

-共通サブウェポン『爆弾』の性能
--威力と攻撃範囲が大きいという特徴がある反面、射程が短い上に弾数制限があるため、純粋な武器としては使い難い。

-おんぶアクション
--新しい楽しみに繋がってはいるが、次回作『マッギネス』のように攻撃力強化やキャラ性能差の補佐といった要素はないので、おんぶアクションそのもののメリットや遊びの幅は少ない。

-安全地帯が存在するボスが多い
--ボスの多くに「画面端の安全地帯」が存在している。逆に安全地帯が存在しないボスは強敵と評されることが多く、ボス戦の難易度は割と両極端である。
--ラスボスは第一形態は手強いが、それ以降は安全地帯を利用すればかなり簡単に倒せてしまうため、バランス的にはやや拍子抜けである。
---ラスボスが力を得ていた理由などを踏まえると、「ラスボスが実はあまり強くない」こと自体も含めて「そういう演出」と捉えることも可能ではあるが。
--4面ボス「おたふく仮面」戦では、ボス自体のサイズが大きい上に画面全体を広く使ったインパクトある攻撃を繰り出してくるため、安全地帯を利用せずにダメージを防ぎつつ倒すのは難しい。
---GBA版公式サイトの攻略情報でも画面左端からの攻撃を攻略法として掲示していることからも、それを前提としている節があるため、安全地帯の存在が一概に問題とは言い切れない((後述の漫画版でもおたふく仮面は「部屋の隅で伏せながら攻撃する」という方法で倒している。))。
--6面ボス「つづら助六」はラスボス同様の第2段階戦だが、第1段階目にやはり安全地帯があり、画面端に陣取っていると画面内の移動を繰り返すだけで一切攻撃してこなくなる。
---一方、第2段階目では避け辛い攻撃を連続で繰り出してくる上に画面端の安全地帯が通用しなくなるため、一撃のダメージが他のボスと比して大きいことも相まって一筋縄ではいかない。

-ストーリーがやや中途半端。
#region(ネタバレ)
-本作のラスボス「はんにゃ大将軍」は、「一国の姫を誘拐する」「大江戸城を乗っ取り贋金造りの拠点に利用する」「海外の国一つ(琉球)を丸々乗っ取る」~
「贋金で得た金で琉球城を空飛ぶ城に改造し拠点にする」など、後続シリーズのラスボスに劣らぬ規模の悪事を働いているのだが、そこまでの一大事を引き起こしたそもそもの目的がゲーム中では一切説明されないため、ストーリー的にはやや中途半端である。「日本を征服するために力を蓄えていた」的な理由であろうことは想像に難くはないのだが……。
--また、はんにゃ大将軍に協力していたキツネのごん太に関しても、存在に関する一切の伏線がなく、初めて姿を現すのがラスボス第1段階の撃破時なので唐突である。
-はんにゃ大将軍にしても、背後に潜む黒幕として早くから存在は仄めかされているものの、「はんにゃ一族」というキーワードやはんにゃ大将軍自身が出てくるのは8面クリア時点なので、ラスボスとしては影が薄い。
--ストーリー初期の段階から黒幕の存在が明らかになっている後続シリーズと異なり、旅の中で徐々に黒幕の存在が明らかになるというドラマチックな筋運びであり、上述のどんでん返しという意表をついた展開にも繋がってはいるのだが。
#endregion
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**総評
ファミコン時代のテイストを受け継ぎつつ、SFCのハード性能に合わせた様々な新要素が追加された本作は、シリーズものとして順当な進化を遂げると共に完成形を掲示しており、その後に受け継がれた要素も数多い。

難易度面では同じ面クリア型アクションであるFC版2作同様にややシビアだが、ゲーム単体としてみれば十分に良好なバランスをキープしており、理不尽な要素もない。セーブ機能の実装のおかげで非常に遊びやすくなっている点も大きい。~
後のシリーズにも継承されるコミカル路線が大きく取り上げられたことも含めて本作で新シリーズの基礎が打ち立てられ、SFCを舞台にした新ゴエモンシリーズの初代作品として、高い評価を得ることとなった。

一方、コミカルながらも旧作の純和風テイストも色濃く残っており、日本を舞台にした旅情感溢れる世界観や音楽の情緒性は高い。~
和をモチーフにしたゲームが好きなゲーマーにおススメしておきたい1作である。

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**移植
-''『傑作選! がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』(ゲームボーイアドバンス 発売日:2005年4月21日)''
--『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』とのカップリング移植。[[詳細はこちらを参照。>傑作選! がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス]]

-''『がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻』(バーチャルコンソール wii/3DS  配信開始日:2007年3月13日 / 2016年6月7日)''
--SFC版の忠実移植。初期版ROMにあったバグを修正した後期ROM準拠の移植となっている。
--3DS版はGBA版同様1人プレイ専用となっているが、SFC版の移植のため、GBA版での変更点や追加要素は存在しない。

-その他、2017年10月15日発売の『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』にも本作が収録された。

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**余談
-概要で述べたとおり、本作はシリーズ生誕5周年記念作品として制作されており、発売告知ポスターでもその旨が押し出されていた。

-当時、60才で歌謡歌手の大御所であった三橋美智也氏を起用し、CMソング「ゴエモン音頭(おとがしら)」が制作された。氏の名義でシングル版がリリースされた他、サウンドトラックCDにA/B両面が収録されている((B面は四国ステージのBGMに歌詞を付けた「ゴエモン町を行く」))。シングルCDには音頭らしく踊りの振り付けも載っている。
--本作のタイトル曲にも用いられており、後年の「[[東海道中 大江戸天狗り返しの巻き>がんばれゴエモン ~東海道中 大江戸天狗り返しの巻~]]」のタイトル曲にも流用されている。また、本ソフト購入者に抽選配布されたOVA『''がんばれゴエモン 次元城の悪夢''』の主題歌にも使われている。

-『月刊コミックボンボン』誌上にて、帯ひろ志氏による漫画版が連載された。本作以降も漫画化は続き、[[ネオ桃山幕府>がんばれゴエモン ~ネオ桃山幕府のおどり~]]編まで連載が続いた。
--この漫画は、ゴエモンらしいコミカルな作風を作者ならではの弾けたノリで味付けした独自の作風とヤエちゃんのお色気の相乗効果で人気を博し、現在でもがんばれゴエモンを語る上でよく語り草にされる。
--単行本には攻略情報が巻数を分けてカラーページで載っていた。また新しい取り組みとして漫画内に実際にゲームで使えるパスワードが記載されたこともあった。((ただしこのパスワードは初期バージョン用の物のため、バーチャルコンソール版では使用することが出来ない。))
--また後発作では漫画版の要素が逆輸入されることもあり、漫画版がゲーム本編に与えた影響はかなり大きい。
--長らく絶版だったが、2013年に『復活ボンボンシリーズ((かつてボンボンで連載されていた人気漫画を新装版として復刊しているシリーズ。書き下ろしページが加えられる事も多い。))』の一環としてゆき姫救出絵巻編の全3冊をまとめ描き下ろし短編も入った新装版が発売された。
---ゆき姫編以降についても、遠からず復刊される事が帯氏から語られていたが、その帯氏が2014年8月に急逝してしまい、以降は復活ボンボンシリーズの方でもゴエモンに関しては音沙汰が無くなってしまった。

-本作の公式ストーリー内では「こうして三度目の度が始まるとは思いもよらぬことであった」との記述があり、本作がファミコン版の外伝シリーズ2作品の後日談という位置づけになっているようだが、外伝シリーズ1作目からのゲスト出演であるコバンネコには元々「隠密集団・忍者猫の首領」という設定は存在せず、彼と同じく外伝第1作からのゲストであるヤエちゃんも含めて会話内容がゴエモンと初対面と受け取れる内容になっているため、この辺りは曖昧になっている。

-キングレコードからサウンドトラックが出ていたが現在は廃盤。プレミア化しており、オークションの中古でも万単位の金額で取り引きされている。
--2017年にはシリーズ30周年を記念し『がんばれゴエモン さうんど玉手箱 ~オリジナル・サウンドトラック BOX』がEGGMUSICより発売され、事実上の再販が実現した。
---テーマソング及びそのカップリング曲は権利上未収録となっているが、代わりに1ループ収録から全曲2ループ収録でレコーディングし直されている、

-本作の購入者を対象に抽選でOVA『''がんばれゴエモン 次元城の悪夢''』が配布された。
--ゴエモンとエビス丸がおみつを救う為に次元城へと乗り込む…と言う筋書だが、『[[グラディウス>グラディウスシリーズ]]』や『[[悪魔城ドラキュラ>悪魔城ドラキュラシリーズ]]』、『[[ツインビー>ツインビーシリーズ]]』と言ったコナミ作品のパロディが満載の非常にカオスな内容となっている。尚、後の作品とは声優が異なる。
--また、この作品はSFC版「3」の発売時にもキャンペーンで抽選配布されている。

-海外での名前は『Legend of Mystical Ninja』
--こちらではお金の単位が「両」から「ドル」に、自動回復アイテムの「おにぎり」が「ピザ」になっているなど、細かい部分が洋風に変更されており、3面と6面にあった見世物小屋がなくなっている((3面の所は宝くじに、6面の所は絵合わせに変更されている。))。ただし、「江戸」や「大和」などの地名はそのまま。

-ステージ5のボス「サスケ」は、次回作である『[[奇天烈将軍マッギネス>がんばれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~]]』でプレイヤーキャラクターとして登場。以降の作品でレギュラー化し、ゴエモンシリーズに欠かせないキャラとなった。
--ただし上述の漫画版ではサスケではなく、代わりに「風の久慈丸」というオリジナルキャラ((モデルは当時帯ひろ志氏の担当編集者であった久慈正人氏。ちなみに久慈氏は同じくボンボンで連載されていた本山一城氏の『スーパーマリオ』でも度々登場していた。))が登場した。

-外伝作『消えた黄金キセル』からのゲストキャラクターである「ヤエちゃん」も第3作目「[[獅子重禄兵衛のからくり卍固め>がんばれゴエモン3 ~獅子重禄兵衛のからくり卍固め~]]」にてプレイヤーキャラクターに昇格し、レギュラー化して人気キャラクターになった。
--因みにヤエの髪の色は初登場となる『消えた黄金キセル』では黒髪で、本作で青に変更されたが、本作以降の作品では緑で定着し青は2Pカラーとして残った。衣装も「もののけ双六・道中」以降は新しいものに変わっている。

-ステージ6のボス「つづら助六」は本筋とは一切関係無い脇役ボスながら本作屈指の強敵で、後のシリーズにもゴエモンの宿敵「カブキ」としてたびたび登場する名物キャラとなった。
--漫画化の際には「グレートル・カブキ」という悪役レスラー風キャラになり、その後も「カブキリターンズ」「カブキフォーエヴァー」と名前の雰囲気を踏襲して行った。

-同日に[[超大作RPG>ファイナルファンタジーIV]]が発売されており、当初の売り上げは押されていたが、じわじわ売れ続け、最終的にはこちらのほうが売り上げ本数は上回った。

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