空手健児

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空手健児 - (2011/03/01 (火) 15:48:17) の編集履歴(バックアップ)


カラテケンジィー!

「俺が最強の格闘王、KENJIだ!もう一度やるか。」


純韓国産のバカゲー『ファイトフィーバー(正式名「王中王」)』のラスボス
なぜか一部でやたらコアな人気を博している。愛称は「KENJI」、「空手先生?」等。
並居るテコンドー使いを全て倒したプレイヤーのもとに、

 おめでとう、ついにきみは跆拳(テコン)王だ!

 だが、真の王者になるには、

 まだ KARATE という FIGHTER が

 きみの前に立ちはだかっているぞ!

……という挑戦状(?)を送りつけてくる謎の格闘家。
この時点で、テコンドー使いだけのゲームになぜ『空手』が出てくるのか?……というのはまぁラスボスだから仕方ないとしても、
なぜ第三者が書いたような文面なのか?とか、そもそも跆拳王って何?*1など、数多くの疑問が湧いてくることだろう。
ちなみにこの挑戦状が送られてくるシーン、何度見てもその軌道が不可解である
そしてどこかのビルの屋上で、テレビ中継をされる中戦いが始まるのだが…

一見すると素肌サスペンダーにも見える外見にも驚かされるが、しかし真に驚愕するのは、その狂った性能である。
やたらと強い通常技はもちろんの事、隙も何も無い高性能多段突進技の『昇龍脚』、空中に舞うくせに下段判定の『排(雷)氣撃』、
発射時に全身無敵時間のある下段判定の飛び道具『満月斬』やいきなり強靭になった身体で突進する『吸(龍)氣破』など、
その必勝技はどれもインパクトに満ちたものであり、無駄に高性能。
そして極めつけはネックハンギングツリーで持ち上げてからの強引な後方投げ『ウルトラバックドロップ』!
それバックドロップじゃねぇから!というかそもそもそれ空手ですらねぇから!

……どうも彼は純粋な空手家ではないらしい。まぁ、日本製空手家も人の事は言えないかもしれないが。
というか、挑戦状(?)の文面からすると、彼は『空手』という名前なだけで空手家ではないのかもしれない……真相は謎である。
ちなみに技名はKOFシリーズのテコンドーキャラ、ジョン・フーンに受け継がれている。ただし技名だけ同じで性能は別物。

「満月斬!!」

言うまでも無く必勝技の性能は軒並み高いのだが、さらに「ガードの切り替えが出来ない」、
「必勝技を出されたらレバーが後ろ要素に入っている限りガードポーズを取り続ける
というゲームの仕様と相まって非常に厄介になっているのが実に嫌らしい。
後者はレバーを後ろに入れなければいいだけで、一応前ジャンプなどそれ以外の行動は可能だがとっさに出来るものではない。
つまり下段技の満月斬を出してきた瞬間に立ちガードをしてしまったら前か垂直ジャンプで避けない限り喰らってしまい、
先生がジャンプしたと思って立ちガードしたら、声で下段技の排(雷)氣撃だと解っても同じく喰らうしかないのである。
よって、至近距離での先生のジャンプに対しては通常ジャンプと解るギリギリまでしゃがみガードするしかない
…酷くね?と思われるかもしれないが、そんな事で悩む前に各種高性能な通常技や必勝技でガシガシ固められ、
そしてウルトラバックドロップでポイポイ投げられてワケの解らないままやられてしまうので、特に問題は無いと思われる。

なお先生はプレイヤーキャラでは無いので基本的に操作する事は出来ないが、仮に使用した場合だと
上記の高性能な必勝技を使わずとも、画面半分離れると強パンチがガード不可能になるので
相手が画面端時に強パンチをタイミング良く当て続けるだけで倒しきる事が可能。
CPUの先生も、必勝技よりも通常技と高性能なダッシュ(ステップ型)から
問答無用で繰り出してくるウルトラバックドロップの方が実は恐ろしかったりする。

以上の凶性能を乗り越え彼を倒すと、なんとこちらの手を取って勝利を讃えてくれるのである。
これは格闘ゲーム史上でもめったに見られない、非常にさわやかなシーンと言えるのではないだろうか。
そもそも挑戦状からしても、まず相手の健闘を称え、その上で勝負を挑んでくる礼儀正しさが垣間見える。
この辺りの器の大きさが先生と呼ばれ、コアな人気を博している一つの要因なのかもしれない。アンタも見習え。
そしてその後、待望のエンディングが見られるのだが……はっきり言って日本人には楽しめないこと請け合いである。
(ヒント:スタッフロールも 全部ハングル

なに、個別エンディング? そんなものウチには無いよ……。

なお、服装はエキセントリックな彼だが声は非常に格好いい。
何故なら担当したのは、リョウ・サカザキでお馴染みの臼井雅基氏だからである。

MUGENにおける空手健児

アレンジモードのストライカーとして登場していたが、その骸を製作したアフロン氏によって、遂に単体の先生が公開された。
原作での技だけでなく、あまりに不自然な食らい判定などの謎仕様も、忠実に再現されている。
ちなみに、ウルトラバックドロップのコマンドは『→+強パンチ』。……要はただの通常投げなのだが、
強パンチ押しっぱなしで前進すれば、相手が間合いに入った途端勝手に投げる という仕様。
これは一見謎仕様に思われるかもしれないが、れっきとした原作再現
あと、食らい判定も相当不自然というか曖昧であり、 仰け反りモーションの際には完全無敵 となり(これも原作仕様)、
余裕で割り込んで「ウルトラバックドロップ!」と返されることはもはや日常茶飯事である。(これはさすがに原作仕様ではない)
また空中でも仰け反りモーション中は無敵となり、空中コンボの最中からも脱出が出来てしまう様である。
最近のコンボゲーの皆様にとっては、天敵以外の何者でもない。
ただロック系必殺技北斗キャラのバニコン、九紋龍史進の空中コンボ等、ステートを奪うタイプの技は普通に連続ヒットする。

ちなみにこの空手健児、通常技なら目押しでのコンボが可能。しかもコンボルートが意外と多い。
目押しのタイミングまでもが不自然なため慣れるまでは非常に難しいが、補正がかからないためモリモリ減る。
しかし、本体に同梱されているテキストでは、
相手の攻撃がつながらないのに自分の攻撃がつながるのはアンフェアだとして
原作でもつながる一部の技を除いてコンボにならないことが明記され、
各種hitdefにはnochainidを用いた制限がかかっている…にも関わらず、
強パンチをタイミングよく振るだけでやたら威力の高いコンボになってしまう。
+ どうしてこうなった?
mugenの仕様の都合上、特殊な処理をしない限り、地上くらいモーションからの戻りには
"ニュートラルと同じ状態だが一切行動不能"になるフレームが1F存在する。
このフレームに攻撃の持続が重なると、一応ニュートラルと同じ状態であるため、
相手がくらい状態にいるときにしか機能しないnochainidが無視され攻撃が当たる。
先生(実際にはアフロン氏だが)はフェアに戦おうとしてくれているのだが、
mugenの仕様がそれを邪魔しているのである。
目押しのタイミングが不自然なのもうなずけるというもの。
なお、投げ以外の技を計4発当てると(コンボでなくてもいいが、ガードされたり、相手の技を食らうかガードするとカウントはリセット)相手は気絶し、
ウルトラバックドロップがなんでも判定 となるため、「ウルトラバックドロップ→前ダッシュ→ウルトラバックドロップ…」が永久になる。

AIは搭載されていない……のだが、適当に技を振っているだけでも相手を圧倒できるせいか、
相手のキャラ性能やAIレベルが高くなければ、AIのない状態でもAI付きキャラを倒してしまう事がある。
こんなのにまともなAIが搭載されたらどうなるものかと恐れられていたが、08年12月に日影氏によるAIパッチが公開された。
予想通りというか何と言うか、意味不明な強さに仕上がっている。
ドドド氏によるAIも公開されている。こちらはコンボ・永久を積極的に活用し、マスターギース金ジャスティスと互角の強さとなっている。
また、無限ろだのup0933.zipに壱鬼馬氏によるAI+改変パッチが公開された。
さらに2011年1月24日にDHQ氏による改変パッチが公開された。

動画では上の勝利画面の手の形から彼が勝利すると 「b」 の弾幕が流れることが多い。

参考動画

カラテケンジィー! 「さあ、かかってこい!」


+ 大会ネタバレ
第2回遊撃祭では並鰤枠で出場。
空手先生も十分やばい性能なのだが、周りはそれ以上にヤバイのがゴロゴロいるこの大会で
ランダムセレクト運にも恵まれ、五回戦まで生き残った。
空手先生が唯一苦手とする、超遠距離攻撃を補える青子先生?(ボス仕様)や分裂萃香と組んだときには
青子先生や萃香が弾幕で敵を固めている隙に敵へ接近→ウルトラバックドロップという鬼畜戦法で勝利。
しかし、三回戦では上空に上がった敵へのウルトラバックドロップがうまく機能せず、敗北。
だが敗者復活ランセレで復活。その次の戦いでは、ウルトラバックドロップがちゃんと機能して上空の敵への見事な追い討ちを披露した。

オールスターゲージ増々トーナメントでは、のけぞり無敵と強力な技の数々を活用して順調に勝ち進んでいき、
ゲージ技が無いにもかかわらずベスト16入り を果たしてしまった。
しかもほとんどがストレート勝利。敗北した8回戦を除けば6回戦でのアンナ戦がラウンドを取られ一番追い詰められた試合であり
視聴者からは「 事実上の決勝戦 」とまで言われる始末であった。

第2回作品別全部全画面判定トーナメントではファイトフィーバーの大将枠で出場。
全ての攻撃が全画面、あらゆる多段攻撃がフルヒットする 鬼畜ルールの中で
のけぞり時の無敵判定により、並み居る全画面攻撃に耐え、逆に大Pループやウルトラバックドロップハメで大暴れ。
小足永久AIを積んだニック・コマンドーハン・ベーダルら先鋒、中堅の安定した活躍や
大将枠相方のマスター・タエクックのガード攪乱やガード不能必勝技の援護もあり
作品別としてはファイトフィーバーの初優勝 を勝ち取った。
ちなみに2ラウンド先取の大将戦においては1ラウンドを取られる事は何度かあったが
終わってみれば大将戦無敗というとんでもない戦績を上げている。
さらに結果発表中に乱入してきた開始直後から全画面判定の小足を連打するうp主操作のカンフーマンを ほぼ一方的にブチのめし
名実共に全画面大会の覇者となった。と思いきや……


出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー

その他


*1
ちなみにKOF'98のキムのコピーも「跆拳王」だったりする。…要するにテコンドーのチャンピオンぐらいに受け取っておけばよさそうだ。