イギー

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イギー - (2013/02/07 (木) 18:19:36) の編集履歴(バックアップ)



「イギギ(やったぜ ざまぁみろ)」


ジョジョの奇妙な冒険」第三部に登場したキャラクター。
名前の由来はアメリカのパンクロック歌手「イギー・ポップ」。
クッパ大王の息子のメガネ君ではない。

+ キャラ設定

キャラクター設定


大金持ちの家で飼われていた血統書付きので犬種はボストン・テリア(よく間違われるがフレンチ・ブルドッグではない)。
非常に高い知性*1を持ち、次第に周りの人間のことを「あまりにも大マヌケだ」と思いはじめ、家出。
その後ニューヨークで野良犬の帝王として君臨していたところをアヴドゥル(作中でイギーと名づけたのは彼)が捕まえ、
ジョースター一行がエジプトに上陸した直後にスピードワゴン財団によって助っ人として連れて来られる。


コーヒー味のチューインガムが大好物だがケーキを盗んだり落ちているペロペロキャンディを拾ったりするあたり甘いもの全般が好みのようだ。
また人の髪の毛を口でむしるのと、その最中に屁をする下品な趣味がある。
「気ままにちょっとゼイタクして、イイ女と恋をして、なんのトラブルもねえ平和な一生を送りたいだけ」
と俗っぽいが小市民な夢を持ち、人の言うことは全く聞かない勝手気ままな性格。
だが、ほとんど関わりのない犬好きの子供を助けるためにペットショップと戦ったことも。
ちなみに台詞を見る限り、ブルース・リーを知っているらしい。映画鑑賞が趣味なのか?

そして彼を語る上で外せないのが顔つきの凄まじい変わりっぷりである。
登場当初は実物のボストンテリアに近い割と不細工な顔をしていた。

しかしペットショップとの戦い辺りからどんどん凛々しくなっていき、最終的には元とは似ても似つかないイケメンになった。
犬よりも人間に近い顔つきをしていることを考えると、おそらくはより感情移入しやすくするための措置だったのだろうか。
(実際、非常に表情豊かになっているし)
ゲーム版のグラフィックはこちらの顔がもとになっているものの前期の顔がなかったことにされたわけでもないようで、
同ゲームでアレッシーの必殺技を受けることでボストンテリア顔になったり、
フィギュアなどでは両方の顔で立体化されていたりもする。

しかし、イギーの数少ない見せ場で唯一の戦闘シーンであるにもかかわらず、
OVAではペットショップ戦は丸々カットされてしまっている。そもそもペットショップも登場しないし。
ちなみにこの戦いでは彼の視点で描かれるため言葉を発しているが、
スタンド能力を持っている以外は完全に普通の犬なので、当然人間とは会話出来ない。

+ 原作ネタバレ
ペットショップとの戦いで片前足を失うが、ジョースター一行にDIOの館の位置を教え、突入にも同行。
DIOの館でヴァニラ・アイスに瀕死の重傷を負わされながらもポルナレフを助けたことで、折れた骨が肺に食い込んで死亡した。
OVA版では、DIOのプレッシャーに逃げ出した後ヴァニラに苦戦するポルナレフを助けるが、クリームに後ろ半身を削り取られて死亡した。

+ スタンド「愚者(ザ・フール)」

スタンド

「肩胛骨をブチ割って!上半身を腰寛骨まで鯵の開きのように裂いてやれッ!」

破壊力 - B スピード - C 射程距離 - D
持続力 - C 精密動作性 - D 成長性 - C
スタンドはの集合体「愚者(ザ・フール)」。
基本の姿は四足歩行の大柄なデザインで、ネイティブアメリカンを思わせる羽飾りやマスクが特徴。また後足は車輪になっている。
という性質上、物理的な攻撃では散らばるだけでダメージを与えることが出来ない。
ヴァニラのスタンド「クリーム」に飲み込まれても、特にイギー自身にダメージがある様子はなかった。
姿は変幻自在で羽を作り滑空する他、水中にドームを作ったり、砂で出来たDIOの偽者を作る等、様々な活用が出来る。
単純なパワーによる物理攻撃の威力もなかなか高く、強力なスタンドである。
作中でもアヴドゥルに「ポルナレフは勝てない」と言わしめたり(アヴドゥルはポルに勝っているので信憑性は高い)、
承太郎にも「シンプルなほど強い」と評価されている。犬とはいえ、「歴代最強」の呼び声が高い3部主人公パーティの一員である事が伺える。
なお『JOJO A-GO!GO!』によればザ・フールのスピードはC評価だが、作中のプロフィールによると
イギー自身は承太郎のスタープラチナ(A評価)と互角だと思っていたらしい。
スタンド名の由来は、タロット大アルカナ0番目のカード「THE FOOL」。

ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』でのイギー


小さい体を生かして戦うキャラクター。でもスタンドモードだと当たり判定が大きくなるので、案外長所でも無かったりする。
その体や移動技、スタンドモード時に使える滞空などを駆使して変幻自在の動きをしていく。
また投げ間合いが広めなので、移動技での急接近からの投げも強力。
(ちなみにこの投げ、食らうと一部のキャラは専用の動きをする。特にポルナレフ原作再現度は半端ない。)
無印では、
  • 本体モードでもそこそこ攻撃力が高い上に判定の強い通常技があり、やられ判定も小さいためスタンドOFFでも充分戦える
  • 空中浮遊状態からケズリダメージのある砂玉をガンガン連発できる上に、ヒット時は地上連続技へ移行可能、さらに攻められても空中ガードへ一瞬で移行可能なため隙無し
    • このため、相手が飛んだのを見てからこちらも飛んで砂玉ガードすれば 空中技のくせにノーリスクで隙の無い対空 が可能
  • 空中から土砂を落とす技の判定が広い上、着地を地上必殺技キャンセル可能なのでほぼ隙無し
  • 特定条件下でスライディングが(バグで)20ヒット技になる&どこでもキャンセル可能(DC版では削除)
等の理由でかなりの強キャラだったが、遺産では弱体化調整されてそこそこの性能に収まった(それでも強い方)。

また、ゲーム版では唯一瞬獄殺系の技「サンドストーム」を持つ。(コマンドだけなら他にも居るが)
これでKOすると背景に「」の文字が表示されるという仕様なのだが、
(相手側の)やられカットインの方が優先して表示され、それに隠れてしまうため全く見えない。

参考動画


『MUGEN』のイギー

gal129氏のものが有名。
完成度は非常に高く、各種仕様もしっかり再現されている。
またrei氏のペットショップとの間に、原作を知っているとニヤリとさせられる開幕イントロが追加されている。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結

出演ストーリー


*1
彼に限らず3部のフォーエバー(オランウータン)と鳥公(隼)、4部の虫食い(溝鼠)、
6部のFF(フー・ファイターズと読む スタンドDiscで知性を得たプランクトン、あるいは新生物)等、
(5部のという例外も存在するが)動物系のスタンド使いは高い知能を誇っている。作中でも…
  • 虫食い
    • (本来は兎がする)バックトラックで承太郎達を誘い込み、毒針を射出するスタンドによる跳弾であわや敗北というところまで追い込む。
  • FF
    • 分裂してDiscの隠蔽と徐倫(6部の主人公)達への攻撃を同時に行う。
      しかも、電流や小麦粉などプランクトン故の弱点を狙った攻撃を事前に封じて、徐倫を取り込む寸前まで追い詰める。
と、いずれも強敵であった。また、スタンド能力を得た人間の一部には猟犬並みの嗅覚など身体能力の向上が見られるものもあるので、
イギーがスタンド能力を得た際に知能も向上した可能性は十分にあり得る。