アースクェイク

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アースクェイク - (2022/11/15 (火) 18:17:58) の編集履歴(バックアップ)






           流派 : 我流忍術
           武器銘 : FUJIYAMA
           出身地 : アメリカ・テキサス
           生年月日 : 1759年7月25日
           身長 : 112インチ(284.48cm)
           体重 : 1380ポンド(625.95kg)
           血ノ型 : A
           家族構成 : 五人の子分
           好きなもの : 自分より太ったヤツ
           嫌いなもの : やせているヤツ
           特技 : 忍術
           宝物 : 今まで集めた財宝全部
+
コンプレックス : オバチャン顔(ハクをつけるために顔にイレズミをしている)
尊敬する人 : いない
剣の道について : ジャマな奴をぶっ殺すだけのもの
平和を感じるとき : 盗みが成功したときの酒盛り
好みのタイプ : 実は忍術の師匠
現代社会での彼は…? 肉屋の主人

+ 担当声優
臼井雅基
初代、『真サム』『SVC』
笹岡繁蔵
『破天降魔の章』
菅原正志
『武士道烈伝』
佐藤巧
『剣サム』
利根健太朗
『令サム』



 「いけねぇ、ミンチにしちまったぜ。
                    弱すぎるぅ~、グヒッ!!」
サムライスピリッツ』シリーズの登場キャラクター。
SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にも何故か登場しているが、恐らくデカキャラ枠でヒューゴーと張り合うためだろう。
なにせ227cmのチャンでさえも240cmを誇るヒューゴーには届かないし… ちなみにチャンの相方は普通に参戦していた。
盗賊団を率いて各地を荒らし回る大泥棒にして、鎖鎌を自在に操る超巨漢のアメリカン忍者。
なお、「アースクェイク」は英語で「地震」を意味するのだが、これがあだ名なのか本名なのかは不明。
少なくとも彼がジャンプや転倒して地面に落ちると、他キャラと違う鈍い音がして画面が揺れる。


設定

出生時から体つきが良かったものの、そこまで異常な体型ではなかったが、
19歳の時の失恋が原因で異様に太ってしまう。*1
だが盗みの才能は本物で、その巨体にもかかわらず身のこなしは軽く、一度たりとも保安官に捕まった事は無かった。
しかしある日、銀行強盗に入った所を不覚にも罠にかかって捕らえられてしまい、
「貴様のような悪党はいつかはこうなる運命だったんだよ。
 ジパングのニンジャでない限り俺からは逃げられないのさ」
と保安官に言われ、「ニンジャ」という言葉に興味を持ち、彼から上手くニンジャの事を聞き出すと、
その夜の内に脱獄しすぐさま日本へと向かった。

鎖国中の日本に密入国したアースクェイクは、出羽にて甲賀の抜け忍である綾女の下で、
同じくアメリカからやってきたガルフォードと共に甲賀流の忍術を学んでいたが、
「これくらいなら自分だけでもできる」と思うようになり、入門から半年ほどして「ニンジャのテクニックは全て頂いた」という発言を残して出羽を去った
(その半年間に山の動物を全て彼が食い尽くしてしまったので、これ以上ここで生きていけないという理由もあった)。
なおガルフォードはアースクェイクより先に綾女に師事しているので、ガルフォードとは兄弟弟子となるが、
アースクェイクがパピーの食事を横取りするなどしたためその仲は非常に悪く、
出羽を去った後にガルフォードと再会した時にもアースクェイクは彼の事をすっかり忘れていた。
ただし、RPG版『武士道烈伝』では、その設定を改変してストーリー開始時まではガルフォードと兄弟弟子だった事になっており、
ガルフォードが主人公の時のみ、アースクェイクとのイベントが独自のものになったり、アースクェイクが加勢に来る事がある。

以後は学んだ忍術を自己流に改良する傍らで盗賊団を結成して各地を荒らし回っている。
子分は初代では3人(細野トン吉、高橋チン平、坂本カン太:名前の由来はYMO)を連れていたが、
『真サム』では2人(コン八、キン三)が増えて、総勢5人になった。
どいつもこいつも見た目はちっちゃい色違いのアースクェイクという感じだが、別に息子とかではない。
アースクェイクが盗賊団に入る条件として、自分と同じような容姿である事を要求しているのかもしれない…。
ちなみに「GFFFF」という具合に変な笑い方をするのが特徴。発音は「グフフフフ」が最も適当だろうか。

+ 以下、ストーリーネタバレ注意
『初代』EDでは天草四郎時貞を倒して財宝を奪い、勝利の雄叫びを上げるハッピーエンド(?)であった。

『真サム』では悪事を続けるアースクェイクの前に羅将神ミヅキが現れ、
「我が下僕となり、命ずる者を一人殺すたびに金塊をやろう」と囁く。
即断で部下になったアースクェイクだったが、最後にはミヅキも始末して金塊を根こそぎ頂こうと企む。
EDでは財宝を取りそこなうが、はぐれたチン平が偶然にも魔界と繋がる穴を発見し、
すぐさま穴の中に飛び込んで財宝をゲットして大喜びしていた所に黒子が現れ、
「あ~あ、入ったら二度と出られないんですけどね。
 まあ、いいか。 これで静かになることでしょう」というオチ。
真サムは2Dサムスピの時間軸では最後に位置するため、これで死亡したかと思われていたが、
ポリの設定ではどうやら生きているらしい(背景などに登場)。

時系列が『真サム』の前である『天草降臨』ではドット絵が描き直され、
幻十郎のエンディングで彼をミヅキの陣営に勧誘するが、一緒に来た幻庵共々返り討ちに遭う。
また、『零』では骸羅のエンディングで幻庵及び多くのハゲ仲間と登場し、彼の頭を無理矢理剃った。

『SVC』では彼と他のサムスピキャラはタイムスリップしてきた設定らしく、
EDでは元の時代に帰還し、子分達と晩酌を交わした。
アメリカ人であるガイルとの掛け合いでは仲間意識を持つが、彼から祖国の面汚しと吐き捨てられる。

『剣サム』こと『天下一剣客伝』のEDは途中までは真サムと全く同じだったが、奇跡的に魔界から生還。
持ち帰った財宝を売り捌いて巨額の富を得、盗賊稼業から足を洗ってアースクェイク財団を設立し、
表向きは実業家裏では世界の闇市場を動かすギャングスターとして君臨したという。
Ω ΩΩΩ<な、なんだってー!

サムスピシリーズで最も体重の重い登場人物だが、身長はタムタムの方が1cm高い。
タムタム以外でアースクェイクより背の高い登場キャラクターは、妖怪腐れ外道ぐらい。
見た目は恐らくハート様のオマージュであると言われるが、特徴である口ひげや額の傷が無い事から、同作の修羅の国編に出てきた、
「ギョウコ」という、目の周りに隈取りのような化粧か入れ墨をしている太った修羅の男ではないかという説もある。
天外魔境IIに登場する「地獄釜の肉助」にも似ているが多分偶然。

龍虎の拳』のズームインを除けば当時の格闘ゲームでは規格外の巨大なキャラクターで、
これほどのキャラを処理落ちせずに動かせるMVS(ネオジオ)の脅威のスペックを多くのプレイヤーに知らしめた。
故に当時のSFCやMDといったコンシューマーへの移植時の最大のネックとなってしまい、
初代のSFC版やGB版では小さくなってしまい、MD版では一人だけハブられてしまった
しかし後者では「全然悲しく無いのはなぜだろうか」などと言われてしまったりする。
格闘ゲームの歴史が流れるにつれ、センチネルオンスロート等の巨大キャラも数多く登場しているが、
それらに先鞭をつけたのは間違いなくアースクェイクであろう。


+ う・ん・ち・く話
ゲーメスト増刊での開発スタッフの話によれば、実は『初代』での原案時は、
スマートで髪の毛フサフサの超イケメンだったのだが、
開発が進むにつれて徐々に太りだし、最終的には 「洒落にならんよ~」
というほどに巨大化してしまったとの事。
「このゲーム中での最大のバクチといえるでしょう
 (ゲームバランス?いやいや聞きたくない)」
とまで言わしめていた。

+ 名前関連の余談
小説『ニンジャスレイヤー』には、彼と同じ巨漢ニンジャ「アースクエイク」が登場する。
オマージュなのかは定かではないが流石に鎖鎌などは使わず、作中では巨体を活かしたカラテで戦う哲人めいたキャラという位置付け。

なお、独自解釈や二次創作歓迎というスタンスな作品のためデザインは各メディア展開毎に異なるが、
公式の物理書籍版、及びそれらをベースとしたデザインのメディアではスキンヘッドとして描かれており、こちらとの関連を匂わせる。
中でもスポーン風のアイメイクを施したデザインで登場した「フロムアニメイシヨン」版は特にこちらを彷彿とさせ、
パロディ、オマージュを全体に散りばめた「シヨン」の作風からいっても、こちらのパロディである可能性は高い。


「おめ~、ちったぁ肉つけなよ!グヒッ!!」


原作での性能

その3m近い巨体から繰り出す攻撃は、どれも破壊力が高く隙が大きいものばかりである。
一応ニンジャなので、信じられない事にこの巨体で三角飛びをやってのける

『初代』では対戦相手に投げられないという前代未聞の特権を引っ下げて登場し、投げられないのをいい事に、
ジャンプ強蹴りのケツをガードさせて強引に放屁(投げ技)をかますという「ケツ投げ」が猛威を振るった。
これについて、後に『零サム』の火の玉アンソロコミックで「(初代サムスピで)最大の敵は屁でした」と覇王丸が言うネタがあったりする。
CPU戦でも一方的に入るケツ投げ(もちろん対アースには入らないが)で簡単に勝ち進む事ができ、
ラスボス天草すら一回投げた後はずっと画面端でガードし続けていれば簡単に勝ててしまえた。
しかし研究が進むにつれ、その巨体故に様々な昇りジャンプ攻撃がしゃがみ状態に入ってしまう事が判明し、
キャラによっては恐怖の完全二択攻撃が成立してしまうため、対戦バランスはそこまで崩していない。
また、通常技もジャンプ・屈み強斬りが強力なものの、全体的に発生が遅い上に隙が大きく、
必殺技も「ファットチェーンソー」とケツでバウンドする「ファットバウンド」がどちらも連打技のため使い勝手が良いとは言えない
(そもそも初代サムスピの必殺技は使いものになる方が少ない)。
図体のデカさはしゃがみのみならず、普通に立っていてもやられ判定が大きい事を意味するため、
橘右京タムタムには「秘剣 ツバメ返し」や「アハウ・ガブル」といった判定の大きい飛び道具を連発されるだけでハメに近い戦いを強いられた。
とはいえ、やはり投げられない=当て投げや着地投げ、ダッシュ投げが効かない事は大きな武器で、
基本的にガードを崩す手段が投げしかない初代において、しゃがんだアースクェイクの待ちを崩すのは至難の業。
また昇りジャンプ攻撃の中段も上記の通りによっては非常に強力だが、殆どのキャラは小斬りレベルだったり、
そもそも対アースクェイクの中段を持たないキャラもいる。
地味な所では「ジャンプ弱蹴りが出た後は無敵」という現象も強力で、ダッシュの性能も良く意外と機動力も低くない。
これらの特性を上手く生かし、どっしりとした立ち回りで強引に投げを絡めてくるアースクェイクはかなり強い。
実際、初代稼働から約1年後に開かれたゲーメスト杯全国大会でも、
アースクェイク使いの猛者が決勝まで上り詰める、という大健闘を見せた。

『真サム』では全キャラに「対アース(兼黒子)用投げ技(後の「防御崩し」の原型)」が登場して投げ耐性が無くなってしまった。

また、モズ落しストライクヘッズと言ったコマンド投げなら普通に投げる事が出来る。
しかし、しゃがみ状態なら半数近くのキャラに投げられないため、結局はそれほど影響は無かったりする
(横幅のせいで、投げ間合いの短いキャラでは投げられ判定に届かないのではないか?と言われている)。
一方で技の方は通常技に大幅な変更が行われ、使い勝手が格段に良くなっている。
立ち・屈み中斬りや、何故か下段避けを誘発してガード不能になる(一部キャラを除く)立ち弱蹴りがその代表。
必殺技は「ファットチェーンソー」が一旦消えてから出るようになって更に使えない技になったものの、
新技として分身技「ファットコピー」、空蝉技「ファットレプリカアタック」が追加されて忍者らしくなった。
他にも口から炎を吐く「ファットブレス」、武器破壊技「アースガッデム」も追加されている。
なお、『真サム』はCPU戦の難易度が高い事で有名だが、アースクェイクの屈み強斬りを喰らってくれる事が多く、
またしゃがんだアースクェイクを投げられないキャラも多いため、比較的簡単に勝ち進む事ができる。
ラスボスのミヅキにも同じ事が言えるため、またもクリア率一位はアースクェイクとなってしまった。GFFFF。

『SVC』では幻十郎が原作準拠のボタン配置(弱・中・強斬り・蹴り)なのに、
何故かアースクェイクのみ他キャラと同じKOF準拠のボタン配置となっている
(弱斬り・弱蹴り・強斬り・強蹴りと考えれば『真サム』再現とも言えるが。弱斬り・強斬り・弱蹴り・強蹴りじゃないのかって?言うな)。
そのため技の性質も本家『サムスピ』とは大幅に異なり、飛び道具の屁「ファットバースト」の追加など、
性能は別キャラのような印象が強い。もちろん普通に投げられる。
この時使えた超必殺技「ファットギルティー」の性能が良く、後の『剣サム』では使えなかった事に一部ファンはがっかりした。
が、そもそもアースクェイクファンが少n(ry

そしてその『剣サム』では、『真サム』までの性能をある程度踏まえた上で、性能以上に大きく戦法が変化した。
具体的には『初代』の大投げが必殺技になった打撃投げ「スカンクバースト」に、ダッシュ中斬りが出の早いダウンを奪える中段技になり、
これとダッシュ大斬りやダッシュ蹴りなど豊富な下段技(同じく出が早くダウンさせられる)、
それに投げ+αを加えた起き攻めの択一攻撃が非常に強力。隙も小さいため起き攻めに限らず連携も組み立てられる。
相変わらずダッシュも早く機動力があるため、この状態に持ち込むのもそうそう難しい事ではなく、
さらに同様に三角飛び、そして『剣サム』で非常に強力な三角降りを持っているのは大きい。
攻撃力が低めなので何度も択一攻撃を成功させねばならないが、その分何度も何度も転ばされ択攻撃を喰らう相手の疲労度は高い。



「人を憎んで罪を憎まず。
     お宝のためにオレ達は戦う!
        ナーンチャッテよ、GFFFっ!」


MUGENにおけるアースクェイク

+ Mouser氏製作 SVC+KOFアレンジ仕様
  • Mouser氏製作 SVC+KOFアレンジ仕様
『SVC』をベースに、『'98』と『2002』選択式のMAX発動、『剣サム』のファットギロチン、
特殊技の中段とスライディングを加えたKOF仕様になっている。
アースガッデム2003からファットギルティにドリームキャンセルする事ができるようになった。
AIは無いが、shao氏による外部AIが製作されている。

+ ActJapan氏製作 SVC仕様
  • ActJapan氏製作 SVC仕様
現在は氏のサイト閉鎖により入手不能。
AIは簡易的な物がデフォルトで搭載されている。
ストーリーや大会でも出番は少ないが、改変自由であるため、
稀にうp主自作のAIで動画に登場する事がある。

+ 電人えむ氏製作 SVC仕様
  • 電人えむ氏製作 SVC仕様
現在は入手不能。
上記ActJapan氏のアースクェイクを改変し、自作のAIを搭載した物。
改変は三角飛びの追加や投げの際のゲージ消費&回復などで、強さも中々。

+ R@CE AKIR@氏製作 SVC+アレンジ仕様
  • R@CE AKIR@氏製作 SVC+アレンジ仕様
MUGEN1.0専用。
『SVC』をベースにPots氏風のアレンジが施されており、
ブロッキング、チェーンコンボ、ゼロカウンターなどを搭載。アレンジ技も多数追加されている。
AIは搭載されていない模様。

+ 腐レ雅氏製作 剣サムアレンジ
  • 腐レ雅氏製作 剣サムアレンジ
サムスピ寄りの必殺技を使う修羅モードと、『SVC』寄りの必殺技を使う羅刹モード、
その両モードを切り替え可能な裏モード及び常時投げ無敵の初代カラーモードがある。
それぞれに何処かで見た事があるようなオリジナル技も搭載されている。

AIは未搭載だが、ホルン氏による外部AIが公開中。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、修羅・羅刹のモード設定が可能。想定ランクは強との事。
なお、屁を封印して「きれいなアースクェイク」にする事も可能だが、投げと飛び道具が使用不能になるので大幅に弱体化する。

+ Ironjw氏製作 初代仕様
  • Ironjw氏製作 初代仕様
2015年、上記の腐レ雅氏と同時期に公開された。
エフェクトやサウンドの他、システムや操作性等も基本的に原作再現されている。必殺技も完備。
氏の製作キャラクター全般に言える事だが、サウンドのボリュームが小さめ。
WinMUGENで使用可能であり、AIもデフォルトで搭載されている。


動画での主な出番と言えば、Gonzo-氏のオロチの裏モードでストライカーとして稀に呼び出される程度。
それでも、犬やクールチョイに比べると影が薄い。
やはりキャラ自体の人気が…デブ専からのコアな人気はあるけど

出場大会

更新停止中


*1 
0歳時で既に体重は4kgで、以降は…
1歳:7kg 
3歳:18kg
5歳:26kg
10歳:46kg
15歳:62kg
20歳:512kg(19で失恋)
25歳:579kg
29歳:621kg
…らしい。失恋が相当ショックだったのだろう。
その内妖怪なってしまいそうな勢いである。

ちなみにBMIは623/(2.84)^2=77.2(なおアメリカ基準の肥満定義はBMI30.0以上)。
参考までに彼の対極に位置するであろうタムタムは55kg・285cmという事からBMIは55/(2.85)^2=6.8であり、
こっちはなんとBMI10以下というよほどのチビでもない限り有り得ないレベル。なんなんだお前らは