ガンダムアストレイ レッドフレーム

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ガンダムアストレイ レッドフレーム - (2015/12/10 (木) 02:14:43) の編集履歴(バックアップ)



「どうだい最強だろ?オレの悪運は」

機動戦士ガンダムSEED』の外伝『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するモビルスーツ。通称「赤枠」。
デザインはSEEDの監督の前作『GEAR戦士電童』でもメカデザインを担当した阿久津潤一氏が手がけており、
本編担当の大河原邦男氏のデザインとは趣を異にしたスタイリッシュさを見せている。
なお、「ガンダムアストレア ではない。 実際『00』の方の外伝で出てきてしまったので混同されがち。

コロニー「ヘリオポリス」(本編主人公のキラ達が住んでいた場所)で、太平洋の島国・オーブ連合首長国の企業モルゲンレーテ社が
大西洋連邦とのモビルスーツ共同開発で齎された技術を無断盗用し、連合軍のガンダムの陰で作成していた試作機のうちの1機。
本編でのヘリオポリス襲撃によりコロニーが崩壊した後、ジャンク屋 ロウ・ギュール (声:小野坂昌也)に拾われ、
それ以降彼の愛機となる。ロウはナチュラル(遺伝子を調整した「コーディネイター」ではない人間)であるが、
当初より機体にナチュラル用のOSが搭載されていたことと、ロウが伴っている鞄型のケースに収められた
コンピュータ「8(ハチ、声:愛河里花子)」*1によるサポートもあり当初から問題なく乗りこなしている。
なお、「レッドフレーム」と言う呼称は露出しているフレーム部分が赤いことからロウがつけたもので、
「(アストレイシリーズの)P02(プロトゼロツー)」が本来の開発元であるオーブ及びモルゲンレーテ社での呼称である。
逆にアストレイという名前はロウは欠片も知らなかったため、モルゲンレーテに招かれてそのことを教えられた際には
やけにビックリしていた。

P02とはすなわち試作型の二号機という意味であり、
また設計段階からナチュラル用試験機という役割を与えられている(オーブにおいては赤い機体色はナチュラル用を示す)。
このため、実際にナチュラルでも扱えるMSとして量産されたM1アストレイも本機とほぼ同様のカラーリングが施された。
同型機として連合製MSと共通の武器接続プラグを有するP01=ゴールドフレーム、
オプション装備のテストタイプであるP03=ブルーフレームが存在しており、このうちブルーフレームは
レッドフレームと共にロウが発見していたがその際のひと騒動で共闘した傭兵・叢雲 劾(ムラクモ・ガイ)(声:井上和彦)に譲渡されている。
また後に予備パーツから組み上げたP04(グリーンフレーム)とP05(ミラージュフレーム)も登場している。
その他、アクタイオン・プロジェクトによる再生機としてアストレイノワールとターンレッド、
ライブラリアンによるレッドフレームのコピー機が存在している。

名前の「アストレイ」は本来は「道に迷った・邪道」という意味だが、作中では「王道を外れたもの」と意訳されている。
無断盗用という開発経緯と、本流を超えるという期待を込めて名付けられた。
他には「人を殺すためではなく活かすために使われるMS」という意味でも使われており、
そのため、XアストレイやアウトフレームなどアストレイシリーズのMS以外でもロウが自ら関わった機体にアストレイの名前を贈っている。
実際ロウも普段はレッドフレームを「他と比べてかなり高性能な作業用MS」くらいにしか考えていない。

当初は量産型の試作機ということで、特徴らしき特徴といえばコピーできなかったフェイズシフト装甲の代わりに
発泡金属装甲にして軽量化によって機動性を高めて補っていることぐらいで、装備等も実にシンプルなものであったが、
ロウによる改造や装備の追加、改修を重ね、前大戦のMSがことごとくロートル化した『DESTINY』時代でも
現役で活躍を続けている(これは兄弟機であるブルーフレームやゴールドフレームも同様)。
また右腕はゴールドフレーム戦により一度全損しており、
レッド&ブルーフレームと同時に拾ったゴールドフレームの右腕で修理しているため右腕限定ならば連合製MSの武器も使用できる。

+ 装備など
アストレイの基本装備としてはイーゲルシュテルン(バルカン)、ビームライフル、ビームサーベル、シールドと
一通りのものが揃っているが、ここでは詳細は割愛。

主な武装・技
  • 「ガーベラ・ストレート」
レッドフレームを象徴する武装で、MSサイズの日本刀。
日本語に訳すと菊一文字ガーベラはヒナギクのことなのでやや強引な訳だが、プラモだと茎(なかご)にその名が刻まれている。
これはビーム兵器は威力は十分だが使い続けるとエネルギー消費が激しいことを気にしたロウが
「できる限りエネルギーを使わずに使える強力な武器」を探した結果入手したもので、
グレイブヤード(=墓場)と呼ばれるコロニーで朽ち果てていたのを
そこにデータとして残されていた刀匠の技術で鍛え直し復元している。
(バカみたいな話だがこの作業は ちゃんとレッドフレームに乗って 行った)
その後は戦闘以外でも建材などを切断に活用している。
なお、朽ち果てていたという事は ロウが発見する前からMSサイズの日本刀として存在していた という事でもあり、
MSが開発されて間もない時系列と考えると地味に謎の存在である。
一応回想で蘊・奥が乗ったジンがガーベラストレートを使っており、略奪者との戦闘で破損したと思しき情景は描かれている。

アストレイシリーズが人間の「武術」を再現できるほどの柔軟性に優れた機体であるため
剣術の達人の蘊・奥(ウン・ノウ)より教えを受けたロウが扱えばMSを一刀両断にでき、ビームでさえ真っ二つに切り裂く。
この技はエネルギーをまとった粒子の流れを断つため、ビームのエネルギー量の大小は関係ないらしい。
余談だが、劾もビーム兵器の欠点に気付いて、同様にエネルギーを使わない武器を使うという結論に至っているが、
こちらはブルーフレーム入手以前から使っていたアーマーシュナイダー(MS用のナイフ型チェーンソー)にビームコーティングを施し、
「シールドが邪魔ならシールドを使わず アーマーシュナイダーでビームを斬ればいい (SEED世界のビームは光速)」
という理論を実践、ビームサーベルを受け止めるという離れ業を披露している。あと、とにかくコックピットを抉る
まあ師に当たる人物がドラグーンによる全方位ビーム攻撃を 全て切り捨てられる達人 なため、その影響もあるのかもしれないが。

  • 「光雷球(光電球とも)」
その切れ味にガーベラストレートを対艦刀と勘違いした同乗中のマリーン*2が通電しようとした結果、
偶発的に誕生した8曰く「新必殺技」。
仕組みとしては、機体の掌に存在するビーム兵器へのエネルギー供給用コネクタから直接エネルギーを放出するというもの。
敵に向かって飛ばす事も可能だが、エネルギーを暴発させているのも同然なため、出力を上げ過ぎると腕が破損する。
余談だが、スパロボWではダイゴウジ・ガイ声優ネタシャイニング…と名付けられそうになった。
(流石に途中で台詞を遮って阻止されたが)

  • 「ガーベラ・ストレートVol.2」
地上で手に入れた膨大な量のレアメタルを『全て』使用して制作した
(このことに関して蘊・奥からは「大馬鹿天井知らズ」の太鼓判を押された)
全長 150M *3の日本刀で、通称「150(ワンフィフティ)ガーベラ」。
流石に通常のMSが使用するには難があるサイズだった(最初に無理矢理使用した際は腕がぶっ壊れた)ため、
後述の作業マシンや強化パーツを装備しなければ使用することが出来ない。
使用しない時はロウ達の母艦であるリ・ホームに外付けで収納されている。

  • 赤い一撃(レッドフレイム)
後述のパワードレッドの状態でリジェネレイトガンダムに対し使用した技。
ゲーム等では拳によるラッシュを叩き込んだりもしているが、
本編では純粋に全力(とレッドフレームを造った全ての人達の想い)を込めた拳での『一撃』。
「フレイム」は「Frame(フレーム)」を「Flame(炎)」にもじったもので、激情の意でもある。
パワードレッドの腕力そのものが凄まじいため、純粋な衝撃だけでも十分なダメージを与えるが、
更にロウのジャンク屋としての勘で構造的弱所を見抜きそこへパワードレッドのフルパワーを叩き込むため、
リジェネレイトのフェイズシフト装甲の上から内部にショックが伝わり、一撃で再起不能……もとい機能停止させた。

  • 「タイガー・ピアス」
元はガンプラのPG1/60レッドフレームに予約特典として付属されたもので、『VS ASTRAY』にて逆輸入された。和訳すると「虎徹」。
カーボンヒューマン(記憶を入れられたクローンのようなもの)として若年の姿で蘇った蘊・奥が
新たに作り上げたMS用の日本刀で、先述のライブラリアン製のレプリカレッドフレームに乗った蘊・奥が使用した。
戦闘後にロウが回収し、レッドフレーム用の武装として使用される事になる。

  • 「カレトヴルッフ」
ロウが開発したMS用多機能ツール。ジャンク屋連合での量産販売を前提として制作された。
切断機能と、加熱溶接機能に優れているが、リミッターが設定されており、形状的に似ていても決して剣や銃ではない。
自己防衛用には攻撃にも転用できるが、自己責任が求められる。
とはいえリミッターが簡単に解除できたり、かっこいいからという理由でエクスカリバー別名から名前をとっている辺り
意図はお察しということか。
模型誌でのストーリーではお披露目の場に襲撃してきたMSをこれで警備担当より先に撃退してしまい
警備のパイロットから「何で武装してるんだよ」と突っ込まれていた。
道具に善悪はなく、使う人間によって善にも悪にもなるというロウの考えが(ある意味悪い方向で)具現化したものといえる。
・・・まあ、現実でも工具は十分凶器になりうるのでビームライフルになることを除けば大したことはないのかもしれない。
宇宙海賊なども存在する世界なので、ジャンク屋を営むにしてもある程度の自己防衛手段が必要ではあるのだろう。
他にも隠し機能が満載されている。ちなみにとある御仁が100個ほど発注している。

  • 「ドライグヘッド」
新たにロウが開発したレッドフレームの頭部ユニット。
最大の特徴はV字アンテナの後ろからビームアンテナを展開できること。
このビームで形成されたアンテナは、用途によって様々な形をとる。
カレトヴルッフとの連携も考えられており、ミラージュコロイド制御能力や各種センサー強化を行うことが可能。
これ以外にも多くの能力が隠されており、その全貌は作ったロウ自身も把握していない。
なお「ドライグ」とはウェールズ語で「ドラゴン」を指す言葉であり、同国の象徴でもある

主な形態
  • 「フライトユニット」
オーブでの改修時にM1アストレイ用のバックパックユニットを改修し、レッドフレーム用の追加装備としたもの。
8のバックアップを付ければフライトユニットを単独で飛ばす事も可能。
ちなみにビームサーベル部と干渉するため、これを付けているとビームサーベルは装備位置が変更されている。
……が、その位置が目立たないからか、それともガーベラストレートがあるからか、装備不可と勘違いされている事が多い。

  • 「パワーローダー」
150ガーベラを使用するために製作された追加装備。
ミーティアを参考にしたもので、レッドフレームが中に入る事で動かす。
リジェネレイトガンダムとの戦闘で破損、以降は作業マシンとして使用されている。

  • 「パワードレッド」
パワー・ドレッドではなくパワード・レッド。
新開発された強化部品「パワーシリンダー」をレッドフレームに装着し、
それに合わせて全身のフレームも強化したもので、まるでボディービルダーのようにマッシブな外見となっている。
そのパワーは凄まじく、MSサイズでありながら150ガーベラを振り回せるほど。
『ASTRAY』終了後にはパワーシリンダーは小型化され、通常のレッドフレームの腕に組み込まれた。
そのためもう出番はない……と思いきや『DESTINY ASTRAY R』で強化されて再登場を果たし、予想外の大暴れをやらかした。

  • 「マーズジャケット」
『DESTINY ASTRAY』で登場。
火星環境での活動のために全身に追加装備を施したもので、単騎での大気圏突入も可能なほどの重装甲を持つ。
この際の外見は『SEED DESTINY』時代のザフト機に近い姿になる。というかぶっちゃけゲルググ(ry
専用装備としてタクティカルアームズのような複合兵装型バックパックと(ロウが新造した?)2本の日本刀、
ビームナギナタも兼用するビームライフル、アルミューレ・リュミエールを応用したビームシールドを持っている。
なお、当時は設定だけだった天ミナのオキツノカガミを除けば純アストレイで初のビームシールド搭載機だったりする。
また、キャストオフ装甲をパージし軽量化する事も可能。
作中ではロウが使っていたが、火星から来たコーディネイターのディアゴに盗まれた(本人曰く「借りた」)。
その後返却された際にロウが持ってきたシビリアンアストレイに換装され、以降はディアゴが使用している。

  • 「レッドフレーム改」
『VS ASTRAY』で登場。ライブラリアンとの戦いで破損したレッドフレームを
ロウの持てる技術の全てを詰め込んで改修した、簡単に言えば 「アストレイ版全部乗せガンダム」
実際にガーベラ・ストレートと共にタイガー・ピアスとタクティカルアームズIILの3本の実体剣を装備し、
マガノイクタチ等のミラージュコロイド応用技術、果てはヴォワチュール・リュミエールに至るまで、
アストレイシリーズの各主役機の特徴的な装備が一つ一つ盛り込まれている。
そんなことして他の主人公達の立場なくさんかと思わんばかりだが、
元々アストレイシリーズは、人間より賢くて大活躍のAI、大人顔負けの行動力と判断力を持った幼女、
故人の脳をCPUと接続してホログラフィー艦長として蘇生させるマッドサイエンティスト、そしてその状況をあっさり受け入れ、一ジャンク屋の艦長職を満喫する人類初のコーディネイターなど、
他の主人公達の立場なくなるようなキャラばかりである。
また、本領を発揮するには核動力が必要な装備もあるので完全に上位能力を持つわけでもない。
ロウ自身がナチュラルかつ、戦闘が本業ではないため他のSEEDの主役達に総合戦闘力で劣るというのもある(実際に「少なくとも自分より劾やミナの方が強い」と考えている節がある)。
なお、ロウには扱えないドラグーンシステムまで入れてしまっている。

  • 「レッドドラゴン」
『DESTINY ASTRAY R』で登場したドライグヘッドに頭部を換装したレッドフレームにカレトヴルッフを3つ装着した形態。
大きく翼を広げたようなシルエットと、カレトヴルッフの元になったアーサー王伝承からドラゴンの名前が付けられた。
3つに増えたカレトヴルッフは相乗効果を生み、隠し機能の一つであるミラージュコロイドの放出制御技術が大幅に向上しており、ステルス機能こそ入れていないものの、空中浮遊をたやすくこなす程の機体制御を可能にする。

なお、レッドフレームの活躍するマンガ『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』は
ときた洸一氏版(所謂「無印」)と戸田泰成氏の書く『R』の2つが存在する。原作者は両方とも千葉智宏先生であり、一つのストーリーを流れがわかる程度にぶつ切りにしてときた・戸田両先生に描いてもらう形になっている。
本編の裏で活躍するロウ達をそれぞれが書いているため「ときた版だけ追っていたらガーベラを何で手に入れたのかわからない」
「戸田版だけ追っていたらあるキャラが入れ替わったのがわからない」なんてことも。
同じシチュエーションでさえ微妙に展開が違ったりもするし(例えばゴールドフレーム戦で右腕が壊れた描写が戸田版だと省略)、
ロウのヘアバンドにデカいレンズが付いてたりなど衣装なんかも一部異なっている。ちなみに後述の販促アニメではときた版ベースに輪郭ラインを戸田版に寄せた独自デザイン。
また、ロウ以外にアストレイを所有する一人、凄腕傭兵の叢雲劾(ときた版ではほとんどプライベートは描かれず、また(少なくとも戦闘については)所謂完璧超人として描かれているが、戸田版では自分の傭兵部隊一同でくつろぐシーンがあったりMS関係ないところでは変人*4だったりする。そして任務中にも明らかに常人離れしたセンスを披露する)をはじめとして、数多くの登場人物のキャラ付けがアレンジされている。
ちなみに戸田版は、作者繋がりもあってかモロに漫画版『スクライド』なノリである。あとエロい。
なお、他にブルーフレームの活躍する『B』(模型誌にて掲載されたジオラマストーリー)と小説版があり、
それぞれ話がリンクしているのだが、流石に各作者間で完全な連携を取る事が出来なかったようで
『B』でロウが対峙した人物を、時系列ではその後の『R』の最終エピソードでロウが全く知らないという事になってたりする。

またメインメディアは漫画ではあるのだが、MSV販促の店頭プロモーション用ビデオでアニメ映像が作られており、
上述のキャスト設定もゲーム専用のものと言う訳ではない。
ただし本来音声で言葉を発せずディスプレイにメッセージを表示するという設定の8が その設定を無視して喋りだす ので、
(5分アニメじゃいちいちディスプレイを写すわけにもいかないとはいえ)それに難色を示すファンもいなくはない。
元ネタの方もアッザム戦で喋ってたが。

実はテレビ版アニメ『SEED』のOPにも、1カット登場している。
しかし本編には量産型のM1は出たもののこちらは登場しなかったためか、HDリマスター版ではその姿を消すことになった。無念。

+ 外部出演
+ スーパーロボット大戦
『スーパーロボット大戦』にはDSの『W』と『スパロボ学園』に登場。続編の『X ASTRAY』との同時参戦である。
シリーズ全体を通しても数少ない、非映像媒体からの参戦となっている。
(他は『機動戦士クロスボーン・ガンダム』や原作漫画版『鉄のラインバレル』くらい。ガンダム・センチネル?何のことかな
基本的にキャラの容姿はときた版(厳密に言うならその元になっている植田洋一氏による設定画)が採用されている。
が、戸田版にしか出てなかった敵キャラがいるのでそいつだけ明らかに雰囲気が違う。特に戦闘時のカットインは必見。
まあ、ロウもシーンによって口調が戸田版になったりしているのだが。

『W』では『アストレイ』を参戦させるために『SEED』を参戦させたのではないかといったレベルで優遇されており、
第2部開始当初はほぼアストレイのシナリオが展開されていき、シナリオ面でもかなりの場面が原作再現されている。
それどころか第1部でもいきなりロウが顔見せで登場し、主人公の一家とは顔馴染みという間柄で存在感を発揮。
また『機動戦艦ナデシコ』のテンカワ・アキトとも一緒にXエステバリスを作ったりと絡んだりする。
ちなみにブルーフレーム乗りの叢雲劾も分岐シナリオでアキトと絡むのだが、
アキト役のうえだゆうじ氏は下記の『GENERATION of C.E.』では『ASTRAY』の次回作主人公の声優だったり。
まさかこれも中の人ネタ…?

性能の方もロウの能力がナチュラルとは思えないほど高く、サブパイロットの8がいる機体として非常に使いやすい。
コーディネイター技能の補正込みだと格闘すら劾に負けるというオチも付くが
なおロウはコーディネイター専用MSにも堂々と乗り換えられる。原作で最初はブルーフレームに乗ってたし。
(流石にフリーダムのような専用機は無理だが)
機体の方もPS装甲がなくて装甲が薄い分運動性が高く、ガーベラストレートも追加時点では最強武器ながらEN消費が一切なしと
しっかり原作再現されたファンも納得の仕様。ビームを斬り払いは無理だったが
逆にスパロボでは無消費が常識だったビームサーベルが少ないながらEN消費する。その分射程があるので割と便利だが。
また光雷球には「運動性半減」の特殊効果があり、リアル系の強敵と戦う際には重宝する。
さらにブルーフレームセカンドLとの合体攻撃「アストレイ・ダブル・ブレード」もあり、
パワーローダーやパワードレッドに換装可能となってからはリアル系とは思えない程の火力を持つ。
後者に至ってはノーマルのガーベラが攻撃力はそのままに射程付き&コンボ武器に変化する上、
第2部終盤、ヤキン・ドゥーエ戦にてリジェネレイトガンダムをパワードレッドで撃破する事でイベント追加される「赤い一撃」は、
EN消費こそ凄まじく多いものの作中トップクラスの威力を持ち、ロウが魂(ダメージ2.5倍の効果の精神コマンド)、
8が直撃(ダメージのサイズ差補正やバリア等を無効化するコマンド)を覚えるのでただでさえ高い火力が最強の一角となる。
そのヤキン・ドゥーエ戦がスパロボ屈指の名シーンとなるテッカマンブレード編との分岐なので覚えられない事も多いが。
合体攻撃が赤い一撃と攻撃力ほぼ同じだから戦力的にもあまり問題ないし。そもそもこのルートで一番目立つのはロウじゃなくて劾。

参戦から最後まで主力の一人として使っていけるキャラの一人。
なお、赤い一撃だがどういうわけかフィニッシュ演出で 拳が装甲を貫いて内部をぶち抜く これ烈風正拳突きじゃね?
トドメを刺さない場合は敵を遥か彼方に吹っ飛ばすので、こちらのほうが原作通りだったりする。

余談だが『W』の次作『K』では『SEED DESTINY』から「Zips」という曲が採用されているのだが、
これは上述のMSVプロモアニメで使用された曲(『DESTINY』では別アレンジで流された)であったため
同作の不評のせいもあるのか「なぜWで採用しなかった」と惜しむ声もあったりする。
(『W』でのアストレイ採用曲は全て『GENERATION of C.E.』からの引用。各主人公のテーマBGMが採用されているので
 扱いが悪いわけではないが。ロンド姉弟?まあ主人公じゃないからね…

なお、『SEED』TV本編のみが参戦した『第3次スーパーロボット大戦α』でも、『無敵鋼人ダイターン3』の主人公・破嵐万丈が
「キラは僕の知り合いが助けた」とロウの事ではと思わせる人物の存在を示唆する場面がある。

+ Gジェネレーション
Gジェネレーションシリーズには『SEED』より参戦。
EN消費の少ないガーベラストレートや相手を行動不能にするMAP兵器光球を持つが、
飛び抜けたところはない良くも悪くもスタンダード機。
PSPの『PORTABLE』ではアストレイ系列がやや優遇されており、ブルーフレームやゴールドフレームも進化形態まで収録。
レッドフレームも例外ではなく、フライトユニットやパワーローダー、パワードレッドまでもが追加。
特にパワードレッドには必殺技の「赤い一撃」があり、凄まじい火力を持つ。
パワーローダー以降は飛べなくなるのが難点だが、パワーローダーには脱出機能があり、
パワードレッドならサポートユニットに乗せれば飛べるのであまり問題にはならない。
……が、続く『ウォーズ』ではリストラ、『ワールド』では復活したもののフライトユニットさえ削除という有様だった。何故だ。
『オーバーワールド』でもフライトユニットは無かったものの、代わりにパワードレッドが復活。
そのパワードレッドの性能はというと、格闘攻撃のガーベラストレート、必殺技の赤い一撃、特殊格闘の150ガーベラと見事なまでの格闘特化。
しかも150ガーベラが数少ない格闘マルチロック属性で、かつその中でも最大射程という特徴を持つので殲滅戦にも対応。
数少ない難点を上げるなら、火力の分防御が低い点、EN消費がバカでかい点、飛べない点(いずれもオプションパーツで改善可能)、
赤い一撃が必殺技属性なのでPS装甲を貫通するための技なのにPSの影響を受けるという点か。
レッドフレーム1:00~ パワードレッド0:43~

ギャザービート系列のGジェネにはDSの黒歴史『CROSS DRIVE』にて参戦。
主人公によりときた版(女主人公)と戸田版(男主人公)に変化し、
IDコマンド(スパロボの精神コマンドのようなもの)も変化する。
ASTRAYを知らない場合は主人公を変えた際にあまりのキャラの違いに戸惑う事間違いなし。
また男主人公の場合、後期主人公機とヒロイン機が『X ASTRAY』のXアストレイとハイペリオンガンダムとなる。

Gジェネ系の派生作品、『GENERATION of C.E.』にも登場。
本作ではアストレイのストーリーが(途中で終わっているものが多いものの)
『X』や『DESTINY』を含めるとSEED本編以上に多い他、ゴールドフレーム(アマツ)との戦闘や
ドレッドノート対ハイペリオンがムービーとして再現されている。

+ 格闘ゲーム版
格闘ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、移植元であるUS版から登場している。
頭部バルカン以外の遠距離攻撃を有しておらず、ビームライフルや光雷球、150ガーベラは登場しない。
リーチの長い技もなく、必殺技も大半がガーベラストレートの居合いという、完全な接近戦用MS。
US版に限れば、ここまで接近戦に特化したのはレッドフレームだけである。
超必殺技はガーベラストレートとビームサーベルによる乱舞技のレッドストリーム。

+ ガンダムVS.
ガンダムVSシリーズには『EXTREME VS.』より参戦。
コストは所謂「中コスト帯」である2000。原作通りの格闘機体であり、
射撃は足は止まるが連射できるビームライフル、高弾速かつ命中するとスタン(しびれ)状態にする
CSのガーベラ・ストレート投擲、そして動きながら発射できるバルカンを備えているが、
どれも「格闘機の射撃」らしく、短いロック距離も相まってどこか物足りない性能。
反面格闘は非常に強力であり、素早く終わり初段性能も良好な横格闘を筆頭に、
原作再現で鉄板を構えて射撃を防ぎ、格闘に対してはカウンターとなる鉄板構え、
拳を連続で叩き込み、最後に光雷球を叩き込むダメージアップのためのコンボ技「光雷球コンボ」など、格闘の手数は多い。
格闘を決めてからの選択肢も豊富で、カット耐性重視・火力重視など様々なルートを選べる。
加えて相手に素早く接近し、そこから2つの派生攻撃を出すことができる最速クラスの移動技「居合構え」も使用可能。
基本的には高コストの相方の後ろで貧弱な射撃で牽制を加えつつ、
隙あらば居合構えを使って斬り込み、闇討ちを叩き込んで寝かせ、あわよくばそのまま格闘で追い殺すのが基本戦術となる。

覚醒すると前述のパワードレッドに一時的に換装。攻撃力が大幅に上昇し覚醒技として150ガーベラが使えるようになる。
150ガーベラは発生が遅く隙も大きいハイリスク技であり、基本的にはコンボに組み込んでのダメージ上げに使う。
150ガーベラ使用時の 「逆転だぜ!」 の台詞通り、一発逆転の破壊力を秘めたロマン技である。

原作の人気と、一撃必殺の超火力からくるロマンのおかげでプレイヤー人気こそ高いものの、
研究が進むにつれてキャラランク的には下位に位置することが判明。
原因として 「格闘を仕掛けにいきたいのに、メインとなる射撃は足が止まる」 という武装のミスマッチが大きく、
これにより「射撃戦をしていてはブーストを使ってしまい、接近できない」「格闘を狙うと手数が減り、相方への負担が増す」など、
様々なジレンマを抱えた、シンプルさの反面難しい機体になってしまっている。
「特射を使えば」と思うかもしれないが、その移動技の特射も当然ブーストを使うので、
接近できたとしてもブースト不利によって返り討ちに合う危険性と隣合わせで、そう気軽には使えない。
加えて格闘距離でも「格闘しか狙えない」という短所があり、同コストの格闘機に比べて搦め手に欠けるのも痛いところ。
これらの短所が足を引っ張り、対戦シーンではやや不遇なポジションにあった感は否めない。

ただし、弱機体とはいえ特射による奇襲からのワンチャンを奪う能力は高かったため、
カジュアルな対戦の場では 「ハマれば楽しい機体」 として一定の人気は得ていたようである。

次回作『FULLBOOST』でも基本は変わらず。
新武装として光雷球を構えて突進する「光雷球アタック」やフライトユニットに掴まって斬り抜ける新派生技、
そして覚醒中のみ発動できる「150ガーベラ投擲」と、150ガーベラを横向きに薙ぐ新たな覚醒技が追加された。

FBになっても悲しいかな、弱機体の地位は変わらなかった。
機体そのものの基本が変わっていないことに加え、ダイア上位の機体群は 軒並み格闘耐性が高い という環境的な問題もあった。
サブによる落下でブースト有利を作り出せ、ガガとエグナーウィップという強力な格闘拒否行動を持つリボーンズガンダムや、
広範囲を攻撃するサブ射と、そこからの豊富なキャンセルルートで盤石の自衛能力を誇るバンシィなどを筆頭に、
ジオング∀ガンダムなど上位陣の格闘耐性は高く、中には 「ガチ戦では生格闘を当てるのは無理」 というレベルで
自衛力の高い機体もいたため、それらを相手に格闘を生で振っていく必要のあるレッドフレームは
必然的に弱機体のポストにつくことになってしまった。
一時は 「2000どころか全機体ワースト」 という評価さえ与えられた、ということから本機の悲惨さがわかってもらえるだろう。

『マキシブースト』でも続投参戦。
後格闘の鉄板を追加コマンドで蹴り飛ばし飛び道具にできるようになったが、それ以外にめぼしい変更点はない。
しかしマキシブーストの新システム「ドライブ」はレッドフレームにとって追い風になっており、
覚醒と併用することでワンコンボからかなりの瞬間火力を発揮することも可能。

更に、マキシブーストでは2500コスト機としてレッドフレーム改が追加された。
レッドフレームと同じく格闘機ではあるが、トリッキーな飛び道具を多数備えた変則的な機体となっている。
トーチガンという形でようやく動きながら撃てるまともな射撃武器を手に入れたのに加え、
2段階のチャージが可能で、最大まで溜めると射撃ガード能力を持ったタイガー・ピアスを投げる
「ガーベラ・ストレート(&タイガー・ピアス投擲)」、
強烈な誘導を持つ曲がるビームを放つTA2アローフォーム、球状のプレッシャーを放ちブーストを奪うマガノイクタチなど、
トリッキーではあるが射撃の手数はレッドフレームよりも強化された。
また各種行動から派生可能な移動技により、距離を詰める能力も高め。

格闘モーションもバリエーション豊かになり、特格にはレバー入力で攻撃内容が変わるタクティカルアームズ2Lが追加。
TAを使った攻撃にはスーパーアーマーが付与されており、これらの攻撃で相手の攻撃を止めつつ、
ゴリ押しで攻めこむ選択肢も生まれた。

覚醒技は「TA2Lデルタフォーム」。覚醒技初の純粋な時限強化武装であり、覚醒の補正も相まって一時的に高い性能を発揮できる。

主力となる横格がレッドフレームから弱体化し、豊富な派生も消滅するなど、
一概にレッドフレームの上位版とは言えない。
「N・横格闘を途中でこぼす可能性がある」「まともなBRは手に入れたが今度は格闘が劣化」
「格闘は総ダメージは高いがどれもモーションが長い+動かないためカットのいい的」など無視できない欠点も持っている。
しかし後日アップデートで格闘の吸い付きに関しては修正され格闘は2500格闘機としてある程度胸を晴れる性能に躍進、
トーチガンの強化を始めとする全面的な上方修正により、以前のような弱機体の位置からは脱出。
「トリッキーな格闘機」として一定の地位を確立しつつある。

更に更に、アップデートで『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R』よりアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)が参戦。
こちらも2500コスト。
こちらはレッドフレームをコストアップさせ強化したような性能の格闘寄り機体。
特殊格闘「最カッコいいぜ!」を当てると時限強化が可能になるという、今までにない特性を持っている。

覚醒技は乱舞系格闘攻撃の「リミッター全開解除アタック!&赤い衝撃」と照射系射撃攻撃の「カレトヴルッフ Gモード【最大出力】」。

また、家庭用『EXTREME VS.』でブルーフレームセカンドLも参戦。
その際アーケードにはなかったASTRAY組のオープニングムービーが新規に作成された。
『EXVSFB』で追加された覚醒技はレッドフレームとの同時攻撃になっている。
更に家庭用のDLC追加機体としてゴールドフレーム(アマツ)
続編『EXVSFB』の家庭用DLCではゴールドフレーム(アマツ)ミナまでも参戦。
これにより、後付で設定されたグリーン・ミラージュを除いた3機のアストレイは全てVSシリーズへの参戦を果たしたことになる。


+ ガンダムトライエイジ
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では「ジオンの興亡 4弾」より参戦。
パーフェクトレアの一枚として登場し、ドラマティックU.C.ミッションの隠しボスとしても登場。
『00』から始まった「U.C.外作品からの参戦」もこれで7作品目となる。
HPとスピードは平均的だがアタックが桁違いに高い攻撃特化型の機体になっている。
アビリティは一定値以下の攻撃を無効化し0ダメージにする「装甲」を持つが、
装甲の薄いアストレイが持つには少々イメージに合わない。
そのため、ファンの間では「またロウが魔改造したんだろう」などと言われることに…。
後に収録されたマスターレア版では紙HPと追加攻撃+スピードダウンの「電刃」を持ったイメージ通りの性能となっている。
何気に「赤い機体」としてカウントされているので、シャアを乗せてみるのもいいかも。
必殺技は「ライジング・サンレッド」。
格闘コンボの後光雷球を当てて動きを封じ、ガーベラストレートで雷を纏った一閃を放つ。
斬られた敵はレッドフレームが着地して納刀すると同時に爆発する時代劇風味な演出になっている。

パイロットのロウ・ギュールも同時参戦。マスターレアとして登場。
ガンダム主人公史上初となる高レベルスピードバーストでの初参戦となった。
悪運の強さを再現したのかHPの上昇値がグンバツに高いため生半可な攻撃では堕ちなくなる。
先攻時クリティカルが確定するパイロットスキルは魅力的だが、ロウ自身のスピード上昇値が低いのが難点。
スキルとバーストの相性はいいため、HPの低い「速烈」「突撃」持ちの機体を使うときは定番の一枚として名前が挙がる。
機体の相性に左右されやすい分使いこなせば多大な戦果を挙げる事ができるだろう。

関連機体ではブルーフレームセカンドL(「BUILD G 1弾」より)や後述する戦国アストレイ頑駄無(「BUILD 5弾」より)も参戦している。

+ ビルドファイターズ
『ガンダムビルドファイターズ』ではアメリカ代表のアーリージーニアス「ニルス・ニールセン」の使用ガンプラ
戦国アストレイ頑駄無』として登場。ベースはHGレッドフレーム フライトユニット装備型。
「戦国」の名の通り、ブレードアンテナを初め全体に戦国時代の甲冑を思わせる。
……というかはっきり言えば武者頑駄無な意匠を施されている。
中でも背部の鬼の顔を模した盾と大袖の形をした巨大なサブアームが特徴的。
ビーム攻撃を破壊できる上に斬撃を衝撃波として飛ばせる『虎徹』『菊一文字』がメインウェポン。
また、プラフスキー粒子を相手のガンプラの中に直接流し込み、内部から破壊する『粒子発頸』という必殺技を有する。

アメリカ地区予選では優勝候補であったグレコ・ローガンのトールギスワルキューレをその圧倒的な性能によって打ちのめし、
プラフスキー制御技術による新しいガンプラバトルの時代を多くの人々に予感させた。
ニルスの目的はガンプラバトルに勝ち抜くことではなく、
PPSEに近づいてプラフスキー粒子の秘密に迫る事であった為、あえて危険な真似はせず堅実に勝ち残ってゆく。
……のだが、セイとレイジを初め、ファイター達の死力を尽くした試合を目の当たりにしてゆくにつれて彼の心境も変化してゆく。
本人はその自覚のないままにセイとレイジのスタービルドストライクガンダムとの試合に挑むが、
ビルドナックルのように「高速を加えると粒子帯が変化する」というプラフスキー粒子の特性を知らなかった為
虎徹も菊一文字もへし折られた上、粒子発頸すら(相打ちに等しいが)破られ、
絶対の自信を持っていた戦国アストレイに傷をつけられた事で激昂。
セイが右腕部を瞬間接着剤で覆い、粒子の伝達を遮断して粒子発頸を防ぐという策を用いたにも関わらず、
力押しの真っ向勝負の殴り合いを演じた。
最終的に冷静さを欠いていたために隙を生んでしまい敗北するが、
この戦いを通じて自分もガンプラバトルを愛するファイターである事を理解している。
最終回では背中の盾で恋人キャロラインの騎士ガンダムを庇っている。

ちなみに7年後にあたる「ガンダムビルドファイターズトライ」にも顔を見せているが、色々あってガチのプラフスキー粒子の研究者になっているため、「粒子の専門家である自分がガンプラバトルを行うのはアンフェアであろう」との考えからガンプラバトルは引退している。
ただし、戦国アストレイの行方については触れられていないため、バトルを行わないだけでガンプラとしては現存する可能性もある。

作中に登場する改造ガンプラの中でも特に追加されたパーツ等が多いものの、レッドフレームのイメージを全く崩しておらず
「むしろロウなら造りそう」と言われている辺りアストレイという作品の特徴を如実に物語っている。

余談だが、元々アストレイは線が多くアニメで動かすのは不向きなのだが、
戦国アストレイでは更に線が多くなっている為動かすのは非常に難しい。
そんなガンプラであそこまでのアクションを魅せたスタッフの頑張りには本当に頭が下がる。


MUGENにおけるレッドフレーム

うしど氏によるスパロボWの画像を使ったものが公開されている。
EXVSの要素も多く搭載されており、格闘戦を主に使いコンボを決めていくタイプのキャラ。
ビームライフルやバルカン、ガーベラ・ストレート投げ等の飛び道具もあるが、
当たった相手を拘束できるガーベラ投げ以外は牽制に使える程度か。
また斜め下に投げる空中ガーベラ・ストレート投げや相手をある程度ホーミングする光雷球コンボ等、空中からの奇襲能力も高い。
超必殺技ではパワードレッドに換装しての「赤い一撃」の他、原作で見せたブルーフレームセカンドLから
タクティカルアームズ*5を借り受けての斬撃も搭載。
AIは入っていないが制作者は募集しているとのこと。

出場大会

  • 「[大会] [ガンダムアストレイ レッドフレーム]」をタグに含むページは1つもありません。

「これが俺の赤い一撃(Red Flame)だ!!」


*1
この「8」だが、実は分かっているのはコズミック・イラ世界では一般的な「量子コンピュータ」 ではない ということぐらいで
現在に至るまでその素性が語られたことがほとんどない
+ ……ないのだが
……ないのだが、「8」の名前の由来となった、かろうじて読み取れる「8」の文字の隣に
「R」や「7」と読めなくもない掠れた文字がある(R 78と書いてあると言えば分かり易いか)、回収された残骸が破壊された戦闘機に見えなくもないなど、
この世界には存在しない筈のMSとの関連性を示す描写が散見される。

……もし「8」が本当に「かの機体」の一部であったとするならば、想像を絶する大過を潜り抜けた
文字通りのオーパーツという事になるのだが、これらが正式な設定なのか、あるいは単なる作者の遊びなのかも
今の所は不明である。

*2
本編登場キャラでオーブの通称「アストレイ三人娘」の一人ジュリ・ウー・ニェンが、
レッドフレームの持ち主のロウに近づくために変装した姿。後にモルゲンレーテ本社をロウが訪れた際にネタバラシした。
ちなみにときた氏は本編最終盤で彼女達が死んだことで「聞いてない」と唖然としたらしい。
シナリオの千葉氏もアストレイ内でジュリを再登場させる構想があったが、この件で断念することになったという。
そこはちゃんと連携取ろうぜ……あの監督では仕方が無いのかもしれないが
ついでにこの件は富野御大から「殺せばいいってもんじゃない」とお叱りが入ったとか。
あんたが言うな…と言われるかもしれないが、御大は人を死なせるときは
登場人物に対する影響や作品的に意味を付加しての場合が多く、無意味に死なせるケースはほとんどない。
他作品を引き合いに出すならば多数をあっさり殺すより一人をじっくりと殺った方がインパクトは強い…という事であろう。
……『Δ ASTRAY』でラクシズ三隻同盟に歌姫の騎士団なんて異名が付けられたのはなんかの皮肉だろうか。

*3
この150Mというのがどれだけバカげているのかというと、リジェネレイトガンダムやデストロイガンダムでも40M以下、
SEED最大級のMS用兵器ミーティアでさえ100M弱程度であり、あのデンドロビウムでもメガビーム砲まで合わせて140Mである。
他作品で言えば全長240Mのガンバスターでも野太刀サイズという事を鑑みると「大馬鹿天井知らズ」の評価も頷けるというものだろう。
武器同士で比較すればスーパー系の 斬艦刀よりもデカい (参式系は液体金属かつ一部はエネルギー化可能なため一概には言えないが)。え?13kmや
尤もロウはジャンク屋であり、この巨大な刀も本来は戦闘用ではなく作業用……巨大なジャンクを処理するためのものと思われる。
実際、劇中でも廃棄されたコロニーのシャフトを切断し、事故を防ぐといった活躍も見せている。
最近は改良されて以前の3倍以上の腕力を持ったパワードレッドが地上で振り回していたりするが…。
+ 夢のない話
現実的にはどんなに腕力があっても(質量比の関係上)振り回すことは不可能だったりする
「実は見た目に反してとてつもなく軽いカタナ」もしくは「パワードレッドの質量は数千トン」と言うなら別だが。
(ガンダムならではの解決方としては「アポジモーター(姿勢制御用バーニア)の推力が数千トン」でも可能。
 それを数10個装備とか戦艦を投げ飛ばせるレベルだが)。
本来こういう突っ込みは多くのSFファンタジーが成立しなくなる野暮以外の何物でもないのだが、
ガンダムシリーズには(後付け設定で)「AMBAC」が存在する所為でこういう突っ込みが避けられなくなってしまっている。
(後付けと言っても初代ガンダムに無かっただけでSEEDシリーズが始まるよりずっと前からある設定だが)
+ AMBACとは
AMBACとは「能動的質量移動による自動姿勢制御」と言う意味の頭文字から取られた略称。
宙に浮いているMSが手足を振り回し、その慣性力でロケット燃料を消費せずに方向転換を可能とする方法で、
宇宙空間において足なんて飾りと言う突っ込みに対するファンの屁理屈MSが宇宙戦闘機より有利な(旋回性能が高い)理由の一つとされている。
逆に言えば武器を振り回すとその慣性力で体が回転してしまうと言う意味にもなるはずだが、その点に関するフォローは無く、
上記の話はこの事を更に(武器が大きいだけに)大きくした話である。
AMBACはガンダムに代表される俗にリアルロボットと呼ばれる作品の「リアル」ではないが「リアルっぽい」を象徴する設定とも言える。
作品を楽しむためにも、それっぽい雰囲気を味わいつつ、現実的なツッコミはスルーするのがマナーであろう。

なお「赤い一撃」の際にも、リジェネレイトのパイロットが「AMBACが利かない…!」という台詞を発していたり、
ときた版でも樹里専用バクゥがAMBACで攻撃回避するシーンがある。
このことから、SEEDの世界観であるコズミック・イラ世界でもAMBACが採用されていることが伺える。

まぁ、このあたりの描写はリアル()な通常のガンダムシリーズより漫画的要素の強い(というか漫画だけど)
アストレイならではと言える。同作はR担当の戸田氏の作風が全体にも影響しており、
シナリオ担当の千葉氏は当初MSに日本刀を持たせることに対し不安を抱いていたが
戸田氏の絵の持つパワーなら読者に理屈を超えた説得力を与えることが出来ると感じ、
実際ガーベラストレートはファンに受け入られ、定着した。
千葉氏は、戸田氏の絵でなければガーベラストレートは受け入れられなかっただろうとも語っている。
+ 尤も
尤もSEED本編でもジンなど初期型のMSの装備として西洋剣風の重斬刀が存在するので、
日本刀云々は「日本刀は(時代劇的で)SF世界にそぐわない」と言う日本人の感傷に過ぎない。
金属の塊をスパスパ斬るのがギャグっぽく見えるのも事実だが。
(ただし重斬刀は「斬る」武器ではなく、重さで叩き切る「質量兵器」であることはアストレイ内でも言及されている。
 やはり一般的に金属の巨大兵器を細い金属の刀でスパッと斬るという行為はロマンの領域なのだろう)
そもそもビームサーベルだろうとロボットチャンバラ自体がSF的にはナンセンスである。
(が、それを言うと人型兵器自体が…という話になるので、この話自体がロボットアニメに対してナンセンスになってしまうのだが)
リアル系で生身でも剣を使うのは『重戦機エルガイム』ぐらいだし……
(例外もあるが、シャアは(体を鍛えてないと思われる)アムロ相手に「剣闘なら勝てる」と言う咄嗟の判断だし、
 トレーズ様御大将は個人的な美学に過ぎない。五飛?一族共々時代錯誤(SFと言うより武侠物)なだけじゃない?
 他に『聖戦士ダンバイン』もあるが、こちらはSF色はあるものの基本は剣と魔法のファンタジー世界なので不自然さは無い。
 一方、スーパー系なら銀河を又に駆ける技術があっても剣で戦う『最強ロボ ダイオージャ』とか『宇宙魔神ダイケンゴー』とかがある)

理屈よりもパワー、そんなところもガンダム作品として「王道を外れたもの」だったのかもしれない。
Gガン的だっただけかもしれないけど。まあSEEDMSVにはMSのメインカメラを生身で蹴り砕く格闘家パイロットもいるし。

*4
ただし、戸田版・ときた版で共通する設定でも「ある設定のため、仕事柄絶対にサングラスが必要とはいえ劾が選んだのは明らかに派手であろうレンズがオレンジ色の物」「民間人はもちろんザフト関係者からの依頼を受けるときでもいつもの服装である(ザフトと敵対している)連合軍の制服で出向く(ただし作中にこの服装が原因でトラブルになった事例はない)」など少しばかりエキセントリックな面が見られる他、ときた先生のみが担当しているストーリーでも「カレーにはソースをかける」(一応、そういう食べ方も無くはないが)事が示されていたりと、「MS関係ないところでは劾はやや変人」という設定は多少なりとも公式なのかもしれない。


*5
大型の実体剣と、ビームと実弾を混交して撃つガトリングガンの2つの形態に変形させられる装備。
元々はロウが自分で使う予定で作ったものだったが、
ブルーフレームを大破させられ敗北を喫した叢雲劾がリベンジのため同機の強化改修を頼んだ際に
このタクティカルアームズを組み込んで改修し、そのまま彼に譲渡する形になった。
ちなみにこの改修後の「セカンドL」と言う名称は劾本来のプランと違うものになったことからロウの頭文字「L」をつけたものである。
(劾本来のプランそのままの姿が「セカンドG」。G=ガイの頭文字)
また、一度ガーベラストレートが折られて絶体絶命の危機に陥った際に、
駆けつけた劾から借り受けてレッドフレームがタクティカルアームズを使用した事もある。
ロウもまだ心残りがあったのか、後にレッドフレーム改への改修時に「タクティカルアームズII」を装備したり
(こちらはガトリングガンではなく弓型のビーム砲に変形する)
『DESTINY ASTRAY R』でも「カレトブルッフ」なる類似コンセプトの装備を作っている。
ちなみに同じく阿久津氏がデザイナーを務めた『GEAR戦士電童』でも同様に複数の形態に変形する武器があったりする。