シャナ

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シャナ - (2016/05/06 (金) 23:27:16) の編集履歴(バックアップ)


「私はフレイムヘイズ。

世界のバランスを守るという使命の遂行を誓い、決意した者」


2002年から2011年まで刊行されていたライトノベル『灼眼のシャナ』(しゃくがん-)の主人公の一人。
真言宗とは無関係…であるが、名前の由来の由来ではあったりする。
CVは公式外伝にもなってる電撃文庫のドラマCDでは堀由衣女史だったが、アニメ版では釘宮理恵女史に交代している
特に釘宮版は『ゼロの使い魔』のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、『ハヤテのごとく!』の三千院ナギと共に「釘宮病三大感染源」(簡単にいえば「釘宮理恵の三大当たり役」)の一角を成す程の人気となった。
また、ナギの代わりに松平瞳子で「ラノベ界の三大釘宮」としても名を挙げられる。瞳子が当たり役かは別として
+ 証拠
海外でも原作、アニメ共に人気が高いが、
2010年1月30日の台北国際ブックフェアで釘宮女史がサイン会を行った時には、現地の主要新聞・テレビでもトップ扱いで報じられた。
現場では、あまりの熱狂ぶりに熱中症で倒れる人が続出するわサイン会場周囲の本棚が客に押されて倒れかかるわで大パニックになってたらしい。
ツンデレヒロインとして広く知れ渡っているが、作者である高橋弥七郎氏は一度もツンデレという言葉は使っていない。
むしろ原作終盤は純情ヒロインです。

物語が始まる当初は人間として生きていたころの事情もあり、名前を持っていなかったが、
所持している大太刀『贄殿遮那』の名前をとって坂井悠二からシャナと命名された。
名前を持っていなかったときは主に称号である『炎髪灼眼の討ち手』か、先代と区別するために「『贄殿遮那』のフレイムヘイズ」を名乗っていた。
身体的な年齢は恐らく下記から察するに12歳か13歳、実際の年齢は主人公の坂井悠二とあまり変わらないようだ。
最大の特徴であり称号の由来でもある、火の粉を散らす「炎髪」と、炎のように煌く「灼眼」はフレイムヘイズの力を顕した状態のものであり、普段は黒髪黒眼である。実は、炎髪だけあるいは灼眼だけを出す事も可能。

赤ん坊のころ諸々の事情によってヴィルヘルミナに拾われてから12年ほどありとあらゆる英才教育を叩き込まれているため、決してバカではない。というか高校教師の授業の問題点を全教科にわたり指摘し指導したりしているあたり、どう考えても天才の範疇である。力を与えているアラストールは神である本作ラスボスの対になる存在というものすごい人で、「依り代になる人間を選ばないとでも思ったか?」という意味の台詞のあるとおりシャナも相応のものすごい才能を秘めた人間なのである。
ただ創作物に関しては「他人の主観が入ったものは論理的な考証をする上での参考にならない」とアラストールに言われたことから、重要文献を丸暗記しただけで娯楽として読んだわけではない。興味のないもの丸暗記できるってどんだけー。
しかもドイツ語の学術書や、友人からの英語とラテン語が混じった手紙などを普通に読んでいたことから語学堪能な様子。
一応フレイムヘイズには達意の言という「ほんやくこんにゃく」のような自在法(魔法のようなもの)があるのだが、文字には対応していないため読めるというのはかなり大きい。
+ 原作設定
『灼眼のシャナ』がどういう話かを簡単にかいつまんで言うと、この作品世界では太古の昔から
「紅世」という異世界の住人「紅世の徒(ともがら)」やその中でも大きな力を持つ「紅世の王」達がこの世(人間界)にやって来て
好き勝手しようとしており、それを重く見た一部の王が契約という形で人間たちに力を与えてそれを止めようとしている。
王と契約し、力を与えられた上で人間をやめた異能者たちをフレイムヘイズと呼ぶ。
そんなフレイムヘイズであるシャナと坂井悠二が出会うところから物語が始まり、紆余曲折を経て二人が結ばれるまでの物語である。
当説明では存在の力については省略しているが、細かいことは 専門の場所 に任せればいいんです
+ フレイムヘイズとは

由来と称号について

名前の由来は王と契約する際に人間が垣間見る『炎の揺らぎ』から。
その幻視の光景からフレイムヘイズと呼ばれるようになったという。
フレイムヘイズとしての称号については“王の契約者”ということから、契約者が代替わりしても変化することは無い。
称号については『□□の○○手』という形で統一されている。

契約と生き方

この世で放埓を行う"徒"や"王"の行いによって生まれる『世界の歪み』が、いつしか『大災厄』を引き起こすと結論を出した"王"達によって、
世界のバランスを崩さずにこの世に蔓延る徒たちを討つため、数百年の試行錯誤を繰り返して確立した存在。
契約方法は紅世での神を呼ぶ儀式『神威召喚』を応用している。

契約のプロセスとして、紅世の住人は人間の強い感情を感知したり共感する能力を持っているため、
紅世に届くほどの徒に関する強い感情を抱いた人間を探し出し、契約を持ちかける。
人間側が了承することで契約した人間は『運命という名の器』を捧げることで、紅世の王は空いた空白部分に入り込みフレイムヘイズが誕生する。
そのため、人間と王は殆ど二人でひとつのようなものである。
また、『運命という名の器』は人によって大小が異なるのだが、そのあたりの詳しい点については Wikipedia 高橋弥七郎作品にについての辞典 を見ていただけるとありがたい。
要するにどっかの「力が欲しいか?」のようなものである。
契約完了時点で人間の世から自分の存在を切り離されてしまうので、それまでの血縁関係も交友関係も無かったことになってしまう上、その人間が本来辿るはずだった運命や発揮されるはずだった才能も全て契約する紅世の王に捧げることになる。

徒と戦うことが大前提であるため、フレイムヘイズは復讐者であることが多く、若年者や激情家が多い。
しかし、契約当初はどれだけ復讐心を強く抱いていても長い年月によってその憎しみを維持することが難しいことや、
復讐を果たしても徒と戦い続けるという宿命にあるため、多くのフレイムヘイズは精神をすり減らし、戦いに倦んで自殺同然に消え果てるものも多い。
不老とはいえ、長生きしているフレイムヘイズは稀有な存在なのである。
長生きしているものは人間にとっては後付けに過ぎない「世界のバランスを守るという使命」や
「戦うこと」に生き甲斐を覚えるなどの屈強かつ、奇特な精神と実力を兼ね備えた一部の者に過ぎない。
一例としては徒や王との戦いで歪んだ人里を修復する"調律師"であり、最古のフレイムヘイズである"儀装の駆り手"カムシンが例に挙げられる。
また、後進の育成や様々な便宜を取り計らう者も居るようだ。
紅世における王にして神の一柱として数えられる天罰神である“天壌の劫火”アラストールと契約しており、
アラストールのフレイムヘイズとしての称号は『炎髪灼眼の討ち手』。
普段は黒髪黒目だが、異能の力を発現させる時は称号の通りに
力の一端である炎髪と灼眼を顕す。
『夜笠』と呼ばれる伸縮自在で強度もそれなり、中には大量の物も収納可能という便利で自在な黒衣(アラストールの翼の一部らしい)をコート状にして纏い、
“徒”と人間の間で作られる、不思議な力を持つ物品 宝具 の一つ、『 贄殿遮那 (にえとののしゃな)』という最高に頑丈な大太刀(特殊能力などは一切ない代わりに、絶対に壊れない大業物)を用いて、
フレイムヘイズとしての高い身体能力や、炎を操る『炎髪灼眼の討ち手』としての異能を使い戦う。
物語開始当初はフレイムヘイズとしての最低限の技術しか持っていないということをコンプレックスにしていたが、
話が進むにつれて紅蓮の翼による飛翔、大太刀による切断、巨腕の顕現による攻撃など様々なバリエーションが増えていった。
+ “天壌の劫火”アラストールについて
シャナと契約し、異能の力を与えている“紅世の王”。
天壌の劫火が本名である「真名」で、アラストールの部分はこの世で付けた通称。
王の中でも紅世の世界法則を体現する超常存在『神』の一柱で、「審判」と「断罪」を司る天罰神である。
神といっても普段は徒や王と何ら変わらないが、神威召喚によってその権能に沿った強大な力を発揮する。
アラストールのそれは“天破壌砕”といい、契約者の命のほかに他の徒を生贄に捧げることで行使することが出来る。
この方法で召喚されたアラストールはコスト0で自身の権能を行使することが可能と、神の名にそぐわないチートぶりである。
契約者が死ぬから使うわけないだろ常識的に考えて……とか大半は思っていたが、先代はこれを使用して絶命している。
また、その気になれば程度の低い人間と契約してはこれの使用を強要するという捨て駒戦法も可能らしいが…

フレイムヘイズとして活動している現在は、
シャナの器の中で本体を休眠させて漏れ出す力をシャナに与えつつ、
言わば通信機である黒い宝石に金の輪を意匠したペンダント型の神器(名前は“コキュートス”)から意識のみを表出させている。

性格は神らしく厳かで威厳があり、世界の理を守ることを第一とする堅物で、シャナからは全幅の信頼を寄せられている。
意外と優しかったり、シャナに対して親馬鹿根性丸出しだったり、女性問題に疎かったり、
割と面倒見が良かったり、自分の評判がガタ落ちしてることにショックを受けて意気消沈したり、
素直に好意を表せないツンデレだったりとお茶目さんでもある。

シャナのフレイムヘイズとしての力の源は全てアラストールの力であり、
持ちたる力は、討ち滅ぼすための力そのものと、紅蓮の炎

世界のバランスを守る立場であるため、普段はその本体をこの世に現していないが、
作中では不慮の事故と神威召喚にて二度顕現しており、
その姿は、炎の中に漆黒の塊を持ち、夜空を思わせる黒い皮膜を張った翼と本物の灼眼を持った有翼有角の巨人を形作る紅蓮の焔。
小説ではどれも残念ながら挿絵が付かなかったが、漫画版や劇場版アニメでは絵として現れている。

+ 劇場版での顕現した姿
+ 先代について
シャナの前に先代の『炎髪灼眼の討ち手』が居た。
名をマティルダ・サントメールといい、戦うことに喜びを感じる戦闘好きで自分本位な性格の持ち主で女傑というに女性だった。なお、アラストールとは種族を越えた相思相愛の関係にあった。
アラストールの力を自在に使いこなし、自らの闘争心を炎で具現し、異形の軍勢を作り出す『騎士団』と名付けた自在法を主戦力としていた。
『騎士団』は破城槌やファランクス(密集隊形のこと)まで作り出すといったことから、マティルダの能力の高さが伺える。

なお、マティルダに関しては原作10巻、及び漫画「灼眼のシャナX Eternal Song - 遥かなる歌」でその活躍を見ることが出来る。
当然ながら代替わりしているため既にこの世には居ない。親友に"万条の仕手"ヴィルヘルミナ・カルメル、ストーカーライバル?に"虹の翼"メリヒムがおり、死地に赴く前、アラストールと次代の『炎髪灼眼の討ち手』のことを彼女達に託した。
また、定住はせず世界を移動しながら偶然遭遇する“徒”と戦っていたが、偶然訪れた日本の御崎市で偶然にも坂井悠二と出会うことで大きくその在り様を変えることになる。
坂井悠二には“徒”から付け狙われる要因があったため、“徒”を誘き寄せるためと、悪用を防ぐために彼を守る事になる。
その後は色々な事情や私情も絡んで、彼の「旅立ち」まで御崎市に定住する事になり、
坂井悠二と共に鍛錬を重ね、共に人間社会で暮らし、共に御崎市に様々な理由で現れた“徒”やフレイムヘイズと戦う内に、
フレイムヘイズとしても、人間性も、大きく成長していく。
+ 性格
性格は簡単に言えば、仕事に誇りを持ち、真摯に働く「仕事人間」といったところ。
育ちの事情からフレイムヘイズとしての使命と大義と行動を、自分の生き甲斐以上に、自分そのものとして捉えている。
そのため、物語開始当初はフレイムヘイズとしての使命と大義と行動以外には関心を持たず、
人間と関わる事も「フレイムヘイズには特に必要ないこと」として、情報集めなどの必要以上に関わっておらず、
作中で周りの影響を大きく受けて、変化していく。
これは人間時代の偏った教育と不慮の事態による早期のフレイムヘイズ化によるもので、
キャリアの浅さもあり、フレイムヘイズとしての部分以外では、いまだ幼い部分が残っていた。

こういった人間性の未熟さの一つとして恋心に関する物などがあり、
当初はフレイムヘイズの活動への協力を申し出た坂井悠二に「信頼できる戦友」として求め、
それに答えてくれた彼に信頼と親しみを強く感じていただけだったが、
それが日々を共に暮らし、また共に戦い内に、恋心へと変わっていく過程で、
自分の感情が理解できなかったり、理解してもその気持ちをどうしたいかで悩んだり、
したいことを分かってもそれを実行する方法で悩んだり、フレイムヘイズが恋心を持っていいか悩んだり、
自分の気持ちを伝えても周りがどう思うかで悩んだりと、根が真面目なのもあって悩んでばかりである。

坂井悠二の側も向こうは向こうで色々悩んでるので、ある意味ちょうど良いとも言えるが。
感情が先に立って理屈が思うように行かず悩んでるシャナと、
理屈が先に立って感情が思うように行かず悩んでる悠二で対比になってるし。

なお、坂井悠二に対して、最初こそ同業者以外の他者と関わることに意義を見出していなかったため、
その他大勢に対する扱いと同じ様な態度だったが、
“紅世”のことなどを話し、彼と一緒に行動して会話を重ねるうちに、
普段は厳しくも公正に、戦闘力面以外では、日常でも戦闘時でも対等な人物として接するようになっている。
恋心に関する部分でも、初期こそ自覚の無い恋心による不満の爆発があったが、
自分の感情がどんな類の物かを自覚した序盤の終わり辺りからは、
もう一人の主人公相手にハッキリ「好き」とは言わないまでも(言おうとするとことごとく邪魔が入る)、
普通に接しながら好意を出してたりする。
セクハラや情けない姿に対しては一方的に叩いたりもするが。

小柄で戦闘力は低いが、約12歳の時に契約して不老になったので当然の結果でもある。
本人も小柄であることに対して全く気にしておらず、戦闘の際に相手の攻撃を避けやすくて便利とくらいしか思っていなかった。
しかし御崎市で暮らす内に、坂井悠二が女性的な身体に反応しているのを見て、
そっちの方が悠二に好まれる→自分はその面では悠二の気を引けず不利である、
という悠二を介した上での劣等感は感じるようになった。
フレイムヘイズは絶対に成長も体型変化も出来ない仕様上ほぼ割り切っているのだが。
また人間の顔の美醜については未だに理解が及んでいない描写がある。

なお、フレイムヘイズとか人間性とか関係無しにものすげぇ甘党で、
特にメロンパンを好物としている。ただしメロン果汁入りは邪道らしい。
フレイムヘイズは本来飲食を行う必要もなく食事は完全に趣味の領域なため偏っても支障はない。

余談だが、元々の作者の予定では今のような少女ではなく、作中の登場人物であるマージョリー・ドーのようなグラマーな大人の女性が主人公であると考えられていたが、
担当である三木一馬氏の強い要望で今のシャナの設定になったという逸話がある。
大きいのから小さいのが主人公になった理由は三木氏曰く「ナッパよりベジータが強いみたいなもの」らしい。王子の影響力ハンパねぇです。

+ 電撃学園RPGにおけるシャナ
電撃学園RPGにおけるシャナ

電撃文庫のキャラクターたちが共演するDS用ゲーム『電撃学園RPG Cross of Venus』では、
戦闘キャラの一人として登場する。戦闘キャラの中では最も早くパーティに加わるほか、主人公に
原作に登場する武器『吸血鬼』を使わせたり、世界の設定について解説するなど、扱いが優遇されている。
キャラの性能はバランス型で、攻撃はややリーチが短めだが機動力に優れており、
チェインの先方として使いやすい。


格闘ゲームにおけるシャナ


+ 携帯電話用アプリ『灼眼のシャナ~炎髪灼眼の討ち手~』『灼眼のシャナII~星黎殿の戦い~』
『灼眼のシャナ~炎髪灼眼の討ち手~』『灼眼のシャナII~星黎殿の戦い~』
携帯電話のアプリには格闘アクションゲームのものもあるが…

対戦はできない仕様になっている。まぁこのゲームはキャラ差が激しいので、対戦できたら出来たでソラトやヴィルヘルミナが荒らす光景ばかり拝むことになっていただろう……

『灼眼のシャナ~炎髪灼眼の討ち手~』でストーリーモード以外で使用出来るキャラはシャナ・フリアグネ・マージョリー・ソラト&ティリエル・シュドナイ・ヴィルヘルミナ(一定条件で使用可能)
『灼眼のシャナII~星黎殿の戦い~』でストーリーモードで使用出来るキャラはシャナ(通常キャラ)・マージョリー・ヴィルヘルミナ・シャナ(一定条件で使用可能)、ストーリーモード以外で使用出来るキャラはこれに加えてフリアグネ・ソラト&ティリエル・シュドナイ・ベルペオル・ヘカテー(一定条件で使用可能)
これら2つのゲームでキャラ性能の違いは恐らく無いと思われる。

+ 通常シャナの性能
通常シャナの性能
刀を持ってる方。
必殺技の炎の部分の判定は強く、シャナ自身の当たり判定を覆うほど大きい(シャナの当たり判定自体が小さいというのもあるが)。特に上昇中の昇竜は潰すのが難しい。
また、ジャンプ攻撃からジャンプ攻撃に繋げたり目押しを駆使すれば、補正に気をつければノーゲージで約3.5割、1ゲージで約6.5割も減る。ただし、これでも 火力は普通 だったりする。

欠点はリーチの短さ、そして意外に目につく動きの重さ。主人公のくせに歩き速度はベルペオルと並んで最低クラス。
このため、リーチの長いキャラや攻撃判定が大きいキャラには、機動力の差で苦戦しやすい。苦しいことに、ソラト・シュドナイ・ヴィルヘルミナ・ベルペオルといった、このゲームのトップクラスのキャラは全員これに当てはまる。

また、ガードされても不利にならない技は立ち弱攻撃と屈攻撃しか無いので、実は自分から攻めるのはかなり苦手である(CPUは昇竜や突進技の隙を突かないので意外と問題はないが)。


もし対人戦が出来るようになっていたら、サムスピっぽい立ち回りをするキャラになっていたかもしれない。ただし、飛び道具は無く、またこのゲームのスピードはかなり早いので、守りに入ると苦戦を強いられやすいだろう。
これらの理由から、対人戦を想定するとランクは中堅かもしれない。


+ 隠しシャナの性能
裏シャナの性能
露出の激しい徒手空拳で闘う方。隠しキャラ。

画面端に追い込んで上手く浮かせれば、シュドナイ以外にはノーゲージで5割以上のダメージを与えることが可能。頑張れば永久になれるかもしれない。
また、必殺技の判定が地味に広いため、空中ガードのないこのゲームでは空対空がかなり強い。

とは言え、全体的に攻撃性能が低く、全ての技はガードされると反確。そのため、実は自分から攻めるのには向いていない(CPUは昇竜や突進技の隙を(ry)。
通常技はリーチが短く、突進技も動きに癖があって地上版は反確になるほど硬直が長い。対空技も横には全く進まなく、また他キャラはこの対空を叩き落とす空中必殺技を持っていたり、射程外から攻撃できてしまったり、また全く飛ぶ必要が無かったりで、防御にはあまり役に立たない。
つまり、 防御性能はかなり低いのに攻撃性能も低い のである。

もし対人戦が出来るようになっていたら、ベストポジションである画面端に自分から追い込むのは難しいで、通常シャナと同じく相手の隙を突くような立ち回りを強いられるキャラになっていたかもしれない。或いは、空中必殺技の判定の強さを頼ってとりあえず振っていくか。いずれにせよ、通常シャナよりも癖が強く、やることも少ないので苦戦はしやすい。
また、上述の画面端専用5割コンボはこのゲームでは安い上にあまり簡単に叩き出せる方ではない。

これらのせいで、通常シャナが苦手としているキャラに対してはもっと辛くなってしまった。
対人戦を想定するとランクは恐らく弱キャラ。一応下にはヘカテーという戦いにすらならないキャラがいるとは言え、もっと頑張れよ主人公……

+ アーケード『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』
電撃文庫20周年記念企画の一つとして2014年3月に稼働開始した格闘ゲーム「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」にプレイヤーキャラとして参戦
原作でいうところの最終決戦直前の設定で登場。乱舞型クライマックスアーツ「決戦奥義」は原作最後のシーンの再現である。

1P側カーソル初期位置がシャナであることや、各種媒体の全てでセンターないしトップバッターという扱いから分かるように、
スタンダードで初心者にも扱いやすい性能を備え、同時にやり込めばやり込むほどに製作者の愛を一身に受けていることがわかるキャラである。

贄殿遮那という、自身の名前にもなっている太刀をブン回す各種通常攻撃は発生も早くリーチに優れている。というか長いリーチが売りのはずのキャラ達よりも長い。またやや隙が大きいものの空中でも出せる「飛焔」という飛び道具も持っているので地上、空中問わず牽制に強い。
それぞれ真横、自分より下方、上方に対し本作最強クラスの判定の強さを誇るJA、JB、JCの存在により空中戦も大得意。
本作では空中ダッシュは「技」扱いであり、所持キャラは限られるのだが、シャナは勿論持っている。
のみならず、素直に横に真っ直ぐ飛ぶ全キャラ中最も素直な性能をしており使いやすい。
立ち回り性能が高い一方でコンボ力も高く、空中回転しながらかなりの範囲をカバーする突進技「紅蓮の大太刀」をヒットさせた場合必ず繋がる火力重視のクライマックスアーツ「紅蓮の双翼」によりどんなコンボも一々高火力である。
EX版「紅蓮の大太刀」はそれで締めればダウンを奪える上に、エリアルに行った場合もコレを中継すれば地上で拾い直して「紅蓮の双翼」につなげるという至れり尽くせりの性能。

攻撃性能はトップクラスであることがわかってもらえたと思うが、シャナは防御性能も一級品である。
本作は1キャラを除いて体力や防御力に変化は無く、立ち回り性能に防御行動を仕込むのがふつうの防御方法だが、シャナの2Aは勿論最速タイの5F発生で暴れにもってこい。
「紅蓮の大太刀」も実は1F空中判定なので、相打ち狙いならリスクは低い。さすがにガードされたら反確ではあるが。

本作独自のシステム「切り札」には中段型と覚醒型の2種類があり、使い勝手が良いのは覚醒型とされるがシャナの切り札「審判」は当然覚醒型。
これは発動時に打撃無敵を伴う暗転を発生させる、本作最強の切り返し手段だが、シャナのものは硬直差もわずか-1Fと非常に良好で使いやすい。
他の覚醒型切り札が大なり小なり立ち回りを強化するものである一方で「審判」は特にそのような効果は無いが、言い換えれば そもそも立ち回りが最強 なので強化されても困るというもの。
全キャラ共通のキャンセルルート全開放だけで、相手に触りやすいシャナにとって固めの選択肢が増える十分な強化である。
一方で切り札発動時にゲージを回収+切り札効果時間中ゲージ回収速度UPというのは全キャラ中シャナのみの特別効果である。ゲージが火力に直結する今作で、シャナの火力が他キャラより一段高い原因の一つがこれ。
ただでさえ高い攻防両方の性能を一段引き上げる切り札である。

このように強みばかりがあるシャナだが実は製作者にも愛されている。食らい判定が最小なのだ。これは 原作再現
参戦キャラにはリアル小学生も居るのだが、あちらよりも公式設定で背が 1cm 低い。(シャナは141cm、智花は142cm)
たかが1cmの差を律儀に判定に反映させるんじゃねーよ というのはごもっともな意見だがこれが現実、このせいでキャラに シャナ以外限定コンボ があったり、
シャナのしゃがみに対応していない連携や コマ投げ があったりしてしまうのだ。コマ投げはアプデで修正された(当然である)が。なお、智花には当然しっかり入るものばかりである。

中央投げからは通常はかなり安いパーツしかないことと、乱舞型クライマックスアーツ「決戦奥義」が演出中にエスケープブラストされると反確という低性能であり、この2点がかろうじて弱点と呼べる部分。
しかし前者はサポートや切り札「審判」で十分フォロー可能、後者はそもそもゲージ回収率が高いシャナにとってルートの多い「紅蓮の双翼」の利便性が高すぎるため殆ど使われない。
他のキャラは「乱舞は低威力+近距離ダウンで起き攻め可能」「もう一方は高威力+起き攻め不可」という組み合わせで使い分けするがシャナは「紅蓮の双翼」で近距離ダウンも取れるためほぼ「紅蓮の双翼」一択という有様なのだ。

以上のように本体立ち回りは最強のキャラであるため、アシストの選択肢が多いのも魅力。
ただでさえ性能の高い立ち回りを更に強化するキノやドクロちゃん、5C先端や波動、中央投げなど通常リターンの低い行動からフルコン余裕の延珠や加賀、
起き攻めのセットプレイでハメ倒したいなら各種当身サポや時間差攻撃系サポ、遠距離キャラ対策に高須竜二を被せるなど、
立ち回りで劣るキャラのサポートが実質キノ一択であるような現状に対し、自身の採りたい戦略にあったサポートを用いていくらでも動きに幅を利かせられるというのは殊更に強力な利点である。

唯一信頼できる通常技対空を持ちシャナのJBを落とせるアスナに対し、それ以外の強みを勘案して五分、そして他の全キャラに有利という苛烈なダイヤグラムを備える満場一致の最強キャラ。
ただしダイヤグラムの合計数値自体は「シャナにのみ不利、かつシャナより下位キャラ狩り性能が高い」高坂桐乃に劣るとされ、だいたいこの2人がSキャラという扱いである。
何にしろ、 他キャラのトッププレイヤーだった人達が軒並みシャナにキャラ替えした という過去を持つぐらいには抜けた強さを持つキャラ。
ただし本作はダイヤ上最大の差でも6:4という、近年でも有数のバランスの良さを誇るゲームであり、シャナを使えば勝てる、相手がシャナだったら負ける、というような事態にはならないという事も付記しておく。
とは言っても 本作最大のキャラ差があるのもシャナ なんだけどな!(シャナ:静雄が6:4シャナ有利)

その特性から荒れにくく安定した試合運びが期待できるため特に長期戦で強く、1本先取制の公式大会こそ優勝経験は無いものの
2本先取かつダブルエリミネーションで行われた最大規模の海外大会「EVO」で優勝、
更に同ルールで行われた国内最大規模大会では ベスト8中5人がシャナ トップ3は全員シャナ であった。
評価自体は桐乃と二分する部分がありながらも、戦績ではハッキリと明暗分かれた形である。
繰り返すが本作は とってもキャラ差のない良ゲー ですからね!

同作にはサポートキャラとしてヴィルヘルミナも参戦する。
あれ、もう一人の主人公は?


続編『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』でも扱いは変わらず。
家庭用のパッケージこそ新キャラ(と新規カットインが書き下ろされたアスナ)に譲ったものの、OPでは相変わらず最初に紹介されている。

続投キャラが大なり小なり立ち回り性能が向上するアッパー修正を受ける中、シャナだけは2ABがコンボに組み込める、
という火力が若干増す程度の調整であった。
ならばランクは落ちたかというと 勿論最上位のまま である。うん知ってたよ・・・

元々基本性能が高レベルで纏まっていたため修正の余地が無くとも強かった事に加えて、前作ではキャラバランスに比べて非常に悪かったサポートキャラのバランスを調整したのが大きい。
FCIではマイナーだったサポートもかなりのアッパー強化を受けており、そのサポートを一番うまく使えるのは当然立ち回りに隙のないシャナということになるのであった。
どのサポートを使っても平均以上だが、特に司波達也との相性が良い。
「次のCAの火力を1度強化(切り札消費などで強化したのと同じ効果)」という非常に効果の高い6Sを手に入れ、更に先ほどの2AB>追加攻撃という火力の高いコンボパーツを組み込むことにより
地上でも空中でも始動技から安定して3ゲージ5割、更に切り札を併用することによりゲージ回収しつつ6Sをノーゲージで撃てるため驚異の 1ゲージ始動から5割 奪い起き攻めに移行、次刺さったらコンボブラストでゲージ回収して死亡という
他キャラを突き放す実戦火力とゲージ効率を得たのである。ちなみにこのゲーム開始時点で1ゲージ持ってる。
公式でも「密接にかかわり合う各種ゲージの管理がやり込みとして面白いポイント」という見解なのだがどうみてもガバガバです。本当にありがとうございました。

ちなみに今作のヴィルヘルミナもかなり強化されている。前作でもそこそこ相性は良かったがFCIでのシャナヴィルフェルミナは鉄板構成の一つであり、
原作再現タッグも単なる原作愛に留まらず、広くおすすめできる構成だ。



MUGENにおけるシャナ

汚レ猫氏の手描き、まっしろ氏の『電撃学園RPG』のスプライトを使ったものが存在。
単体キャラ以外ではチョイヤー氏の涼宮ハルヒストライカーとして存在している。
以下は単体シャナの性能である。
+ 汚レ猫氏製作 手書き
  • 汚レ猫氏製作 手描き
画像は手書きでシステムはメルブラを主体としているが、マヴカプのエリアルレイブの要素も取り込んでいる。
メルブラ的なコンボとエリアルによる浮かしで一方的に攻撃するキャラ。
また、シールドも搭載されているので投げのないキャラにとっては厄介な相手である。
デフォでAIを搭載。

おもに紅蓮の双翼で敵に近付き、そこからコンボに持ち込む。
多段ヒット(通常技)からエリアルにつなぎ、ぺちぺちした後急降下技で先に地面に降りる。
これを繰り返して削り続けるのが基本。

虹天剣と紅蓮の双翼以外の技名は完全オリジナル。また虹天剣は原作ではシャナじゃなくメリヒムの技だったり、
逝斬絶翔斬有情猛翔破など他作品の技もあるがそこはオリジナルキャラだからです、お察しください。

実際には紅蓮弾を連発して固めることが可能。
そのことより、彼女の出演している動画では、上記の台詞に対して「おまえがバランスを守れwww」とよくコメントで突っ込まれている。

アーク、アナザーアーク、ラストアークも存在するのだが、CPUはほぼアークしか使ってくれない。

隠し技としてレプリカントコンダクターが存在。
インストtxtでコマンドが+以外は?になっているが、そのキー数が最大のヒントだったりする。
出せるキャラは6体。
原作キャラが一体しかいないし、しかもどこぞの仮面ストーカーボイスだったりする。
ただすべて通常時に出せる技としては高い威力があるため、AI時はアーク類より見る機会が多い。
+ 汚レ猫氏製作 リメイク版
  • 汚レ猫氏製作 リメイク版
2012年に入って新たに作られたリメイク版。恐らく御名方守矢のドットを元に作成され、旧版とは使える技や性能が大きく異なる。
マルチ、スカイ、パワーの3タイプの戦闘スタイルがあり、
パワーは火力、スカイは機動にそれぞれ特化され、マルチはその中間にあたる。
使う技は昇竜技の『紅蓮昇竜』や、繋ぎ技の『爆炎斬』等オーソドックスな技が多い一方、
ブルードザオガーをぶん投げる『吸血鬼』や、ファントムダイッそっくりな『紅蓮飛翔』等、大胆な技も多い。

他の氏のキャラ同様、ファイナルアームという一撃必殺技がある他、勝利台詞が100種類ある。
ちなみに、勝利台詞の一つは某コピペ

製作者曰く「長めのリーチと強めの判定、高い火力が長所のパワータイプ」。
デフォルトAIは存在しないが、>天<氏によるAIが公開されている。
+ まっしろ氏製作 『電撃学園RPG』スプライト
  • まっしろ氏製作 『電撃学園RPG』スプライト
DSのゲーム『電撃学園RPG』のスプライトを使ったもの。
元々の動作が少なめのゲームだが、スプライトをやりくりして技を水増ししているようだ。
炎の拳や紅蓮の大太刀等の元ゲームの技の他にも炎を使った「それっぽい」必殺技が捏造だが追加されている。
性能としては突撃技が4つあったり一部突撃技に飛び道具無敵がついていたりと、とにかく接近戦を挑んでいくタイプ。
一応飛び道具もあるがあまり性能は良くないようだ。
コンボがあまり繋がるタイプではないが、暗転技以外コンボ補正等は無いため繋げた分だけダメージを与えられる。
現在のところAIは搭載されていないが、QAZ氏製作のAIが公開されている。
3段階のレベル調整に加えてゲジマユになる等の強化モードも搭載される。
Lifeend氏によりAI修正パッチが代理公開されている。

ボイスは『ティンクル☆くるせいだーすSTARLIT BRAVE!!』のものを使用している。
+ ZET氏制作
  • ZET氏制作
海外の制作者が電撃のスプライトを使用して制作したシャナ。
派手なエフェクトの追加やアッパー調整が施されている。
デフォルトAIが搭載されており、カラー次第で狂ランクにも届く。

ちなみに本編のもう一人の主人公であり相方でもある坂井悠二だが、上記の汚レ猫氏の技での参戦の他、
こんなところでちゃっかりmugen参戦を果たしていたりする。
こちらは電撃文庫のドラマCDではCVが森田成一氏。

出場大会

  • ニコニコキャラでチームトーナメント
  • 第二回つるぺた杯
  • 強タッグトーナメント
削除済み
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出演ストーリー