ブラッド・ヴィッカーズ






  年齢:35歳
  血液型:O型
  身長:174cm
  体重:60.8kg

+ 担当声優
  • 原語版
Evan Sabba
『バイオハザード3』
Adam Paul
『バイオハザード(リメイク版)』
Johnny Yong Bosch(ジョニー・ヨング・ボッシュ)
『アンブレラ・クロニクルズ』
Darren O'Hare
『RE:3』

  • 日本語吹替声優
高木渉
『HDリマスター』『RE:3』
川原慶久
『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』

カプコンの代表作『バイオハザード』シリーズのキャラクターで、初代から登場している古株。
ブラッドの綴りは「Brad」であり、血を意味する「blood」ではない。

S.T.A.R.S.のアルファチームに所属する化学防護要員だが、臆病で使命感に欠けるヘタレな性格。
チームのヘリを操縦していたのだが、目前で起きた事件に恐れをなして逃走し、クリス達が洋館へ逃げ込まざるを得ない原因を作ってしまった
(尤も、救出相手のブラヴォーチームのヘリパイロットが不時着したヘリの操縦席で何者かに食い殺されていたのを見る限り、
 ブラッドも襲撃されてやむを得ず退避した可能性もある)。
しかし逃げ出した後もヘリを操縦して洋館付近に留まっており、良心の呵責から幾度も仲間への通信を試み、EDでは救助に向かう等、
弱気ではあるが仲間を見殺しにして平然としていられる人物ではない、腐ってもS.T.A.R.S.の一員である事が窺える。

ラスボスタイラントにトドメを刺すための最終兵器、ロケットランチャー(バリーの私物である)を投げ渡してくれたのも彼である。

+ その後の活躍
続編の『バイオハザード2』では、2周目以降にアイテムを拾わず警察署前に辿り着くと、ゾンビとして登場
体力が通常ゾンビの5倍に強化されているが、警察署から武器を回収してから戻れば簡単に倒せる。
倒すと隠し衣装やクレア用のハンドガン「コルトS.A.A」*1が入った衣装ロッカーの鍵が手に入る。

『2』以前の出来事が描かれた『バイオハザード3』では、他のS.T.A.R.S.メンバーがアンブレラ社の調査を始める中、
ブラッドは報復を恐れて調査には参加しておらず、クリス達とも距離を置いていた模様。
しかし、その甲斐も無くS.T.A.R.S.抹殺の命を与えられたB.O.W.「ネメシス」に狙われて市内を逃げ回っており、
再会したジルに対しても、「S.T.A.R.S.になんか入らなきゃよかった」と吐き捨てるなど険悪な態度を取っていた。
一般人が変異したゾンビに噛みつかれても発症せず返り討ちにするなど、S.T.A.R.S.隊員らしいしぶとさで生き延びていたが、
最後は警察署前に辿り着いたジルの前にボロボロの姿で登場。彼女に助けを求めたものの、追ってきたネメシスに触手で顔面を貫かれてしまう。
一瞬で脳が破壊されたので本来はゾンビになる事すら不可能な即死状態だったが、
触手から送り込まれた高濃度T-ウィルスの影響で脳や肉体が再構成されてゾンビとして蘇った模様。

リメイク作の『RE:3』では、消極的ながらも調査に協力していたらしく、宅配ピザの中にジルへの手紙を仕込んだり、
ネメシスに襲撃されたジルを救出するため駆け付けるなど、オリジナル版より好印象なシーンが増えている。
手紙では他の仲間達と異なり勇気をもってアンブレラの悪事に立ち向かえない自分を恥じている事や、
警官という職業や組織での立場を失う事を恐れている事、そしてそれでも仲間達の事を案じている事を綴っていた。

しかし、ジルと共に町からの脱出を図る中でゾンビに噛まれて感染してしまったため、
ジルに自身を見捨てて逃げるよう促し、自らはゾンビの群れに立ち向かっていった。
ゲーム後半ではオリジナル版『2』と同様、ゾンビ化して警察署前に出現。
まだ微かに意識を残していたが、その事に動揺した知人の警官マービンに噛み付いて感染させてしまう。
その後は居合わせたカルロス・オリヴェイラと交戦。やはり体力は通常ゾンビより高めになっている。
放置して進むことも可能だが、撃破すると警察署内のアイテムを入手可能なIDカードを落とす。
難易度NIGHEMAREの場合、警察署前でゾンビブラッドを倒していても物品保管庫で再度襲ってくる。
また警察署内にはS.T.A.R.S.の隊員募集ポスターが(前作『RE:2』の頃から)張り出されており、
そこにはブラッドが広告塔としてポーズを取っている写真が使われていた。


MUGENにおけるブラッド・ヴィッカーズ

      
armin_iuf氏による手描きキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
人間態時の腕の部分を見るにフェイロンスプライト流用されている模様。

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式。
超必殺技の「change mod」によって人間態とゾンビ形態で切り替えられるキャラとなっている。
ゾンビになったら元に戻れないんじゃ…
人間態は歩行速度が速めで、ゾンビ形態は歩行速度が遅い代わりにジャンプ力とダッシュ力が高い。
AI並中位程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。
余談だが、下の動画のサムネでも分かる通りカットインが可愛い。
紹介動画

出場大会

出演ストーリー

MUGEN STORIES INFINITY(非戦闘)


*1
このコルトS.A.A、隠し武器の割にかなり残念な武器である
他のハンドガンと比較すると、リボルバー機構を活かした高速連射(ファニング)が行え、リロードの速度も速いという特徴を持つのだが、
リボルバー拳銃なので総弾数は当然6発。レオンのハンドガン「VP70」の3分の1、クレアの初期ハンドガン「ブローニングHP」の半分以下である。
加えて実銃は高威力な45口径拳銃のはずなのに「ハンドガンの弾」を使っているせいか単発威力も他のハンドガンと同じ。
つまり、高速連射を行ってもゾンビ1体を倒すのが関の山という、正直強みの無い武器だった。

『RE:2』では「クイックドロウ・アーミー」という名称に変更。使用弾薬も高威力な「大型拳銃の弾」に改められた。
また、高速連射を行ってもレティクル(照準)が拡大しない(つまり高い威力・命中精度を保ったまま連射可能)という長所が追加されたので、
ハンドガンでありながら重火器に匹敵する瞬間火力を叩き出せる銃へと進化を遂げた。
……が、モデルとなったSAAの(リボルバーの中でも複雑な)装填・排莢方法をリアルに再現した結果、
一発ずつ排莢と装弾を行うようになったので、リロード速度は大幅に悪化した。
特に全弾発射後のリロードは弾倉内に残っている薬莢を全て排莢しなければならないため、他のハンドガンと比べて2~3倍ほどの時間かかってしまう
(具体的には6秒ほど。ゲーム内には他にもリボルバー拳銃が存在するが、こちらはスイングアウト方式なので排莢にかかる時間はオートマチック拳銃と大差無い)。
「不思議だ、この緊張感!マグチェンジでは到底味わえない」「リロードタイムがこんなにも息吹を!」「俺のリロードはレボリューションだ!」


最終更新:2025年03月30日 08:19