偽りの王
地下空洞に生息していた、コングの同族たる巨大類人猿型タイタン「グレイト・エイプ」の一個体であり、
太古に地上の支配を画策し、種族を率いてゴジラに挑んだ悪しき支配者。
いわばゴジラとコングの長年にわたる種族間での対立を招いた全ての元凶となったタイタンである。
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太古の怪獣戦争(ネタバレ注意) |
グレイト・エイプはかつて地下空洞から地上を自身の支配下に置く野望を抱き、ゴジラ族との種族間での戦争を引き起こした。
この情報は過去作でも示唆されていたがそれを扇動した支配者こそこのスカーキングであった。
一時はゴジラ族を追い詰めたものの(前作のコングアックスはその「戦利品」)「怪獣王」ゴジラと モスラに最終的に敗れ去り、
生き残りのグレイト・エイプはスカーキング共々「火の国」と呼ばれる地下空洞の深淵にある火山地帯へ幽閉されてしまったという経緯があった。
しかしグレイト・エイプの一部にはスカーキングの圧政に嫌気がさして自主的に投降した一団がいた。
彼らはゴジラの意向により流刑地である 髑髏島の管理をすること、流刑地から出ないことを条件に地上への移住を許された。
それこそがコングの親とその仲間達であった。なお、コングは戦争後に産まれた世代のためこの事実を知らず、教えられないまま親と死別している。
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敗北してなお、地上侵攻の野望は諦めておらず、虎視眈々とその機会を窺っていたが、
コングの到来を機に地上に繋がるポータルを発見し、再び野望実現のために動き出した。
しかしこの事態を前に、一度敗走したコング、そしてかつての宿敵であったゴジラが共闘し、
スカーキングは史上最強の怪獣2体と対峙することになる。
ゴリラに似てがっしりした体型のコングに対し、チンパンジーに似た風貌が特徴。
しかしその性格はコングとは似ても似つかぬ残忍にして悪辣。
大した理由も無く仲間を処刑したりするなど、
極めて身勝手かつ傲慢で同族への仲間意識も皆無。
一方で、ゴジラがかつて追放が関の山でトドメを刺し切れなかったことからも分かる通り、
長年に渡り他の怪獣と戦い続けた歴戦の戦士であり、その強さでグレイト・エイプを統率している。
とはいえ、
暴力と恐怖で他者を支配する恐怖政治ありきの暴君で、「王」としての格はゴジラに劣り、
親衛隊「レッドストライプス」の中でも真に忠誠心を誓っていたのはワン・アイという個体程度で、
他のグレイト・エイプ達からは
力に屈服しているだけで忠誠心は微塵も抱かれていない。
こんなのでも戦闘力だけは高く、
キングギドラ封印にも関わったタイタンの
シーモを捕獲し、
苦痛に感じる波動を発する性質がある結晶を使って服従させて奴隷のように酷使している。
シーモがメスと判明した事でDV男とか言われる羽目に…
かつて戦ったゴジラもスカーキングの再始動を感知するや否や最大級の警戒態勢を取った程。
歴代キングコング作品に登場するコングはほとんどの個体が気性が荒い面こそあれども根が悪ではないのに対して、
スカーキングは支配欲と邪悪さを兼ね備えた、映画史で初めて登場した「悪のキングコング」とも言える。
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戦闘能力 |
コングと同様、グレイト・エイプに共通する高い知能と強力なフィジカルを兼ね備えている。
専用の武器として巨大蛇型怪獣「 ワーバット」の骨で作った鞭「ウィップスラッシュ」を肩にかけており、
戦闘時にはこれを巧みに振って移動に利用したり敵に攻撃する。
名前の通り、この武器は鞭でありながら斬撃能力に優れており、先端の結晶刃のみならず、
途中の骨部分も鋭利に尖っており、掴んで防ごうとしたコングの掌を切り裂くほどの威力を発揮していた。
長きに渡る数々の怪獣との戦いで培った戦闘経験・戦闘技量はコングを大きく凌いでおり、
コングとの初戦ではウィップスラッシュを駆使した戦法で彼を圧倒していた他、
無重力状態に置かれた際もコングとシーモが狼狽える中で、ゴジラに次いですぐ体勢を立て直す、
ゴジラのアトミックブレス長時間放射をアクロバティックな動きで回避し続けるなど、
戦闘のベテランと言える描写が要所で垣間見える。
しかし、コングの反撃で振りほどかれ地面に投げ飛ばされるなど、純粋なパワーはコングに劣っているような場面がある他、
自身は安全圏に居つつ、仲間を唆して数の暴力で敵を捻じ伏せようとしたり、一騎討ちで不利になるとすぐさまシーモを差し向けたりと、
キングギドラや メカゴジラと比較すると小物染みた行動も目立つ。
コングに優勢な場面も上記の通り戦闘経験の差によるものが大きく、同じく歴戦の実力者であるゴジラとの戦闘では、
自らの攻撃を一切当てることが出来なかった上に武器を受け止められたり、
上記の通りアトミックブレスにはひたすら回避を続けるのが精一杯で反撃できないなど、完全に圧倒される有様であった。
こう書くと良いところが無いようにも思えるが、1対1ならコングと同等の実力を持つ事に加え、
高い知能と数十m級の体躯を併せ持つ グレイト・エイプの群れを指揮する統率力は特筆に値する。
それに加えて強大なタイタン・シーモを操れることを考えると、総合力においてはゴジラ・コングを上回ると言っても過言ではない。
このようにタイタンのパワーと人間に近い悪意を併せ持つ事こそが、スカーキングの真価と言える。
伊達で太古の戦争にてゴジラ以外のゴジラ族を窮地に陥れたわけではないのだ。
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終盤での活躍、余談など(ネタバレ含む) |
そして目的のポータルに到達すると、コングがゴジラへの応援要請をするために地上へ向かっている間の時間稼ぎとして、
イーウィス族がピラミッドの起動により辺りを一時的に無重力状態にしようとしていることを現場の様子から看破し、
シーモに命じて2つのピラミッドの頂上部を凍結させて阻止。
だがその直後にトラッパーの奇策により連れて来られた放電生物ヴァータシーンの大群を差し向けられて足止めを食らい、
手間取っている内にコングが怨敵のゴジラを連れて地下空洞世界に帰還、予告で観客を困惑&爆笑させたゴジコンダッシュを目の当たりする
(ゴジラの咆哮を聞くや否や「なんであいつがここに!?」と言わんばかりの反応をしている)。
そのタイミングで凍らせていた2つのピラミッドの頂上部がその氷を突破して激突し、発生した衝撃波によって辺りは一時的に無重力状態となり、
連れてきたレッドストライプスの戦力も動けない中で次々とモスラに無力化されてしまう。
この想定外の状況に翻弄されながらも態勢を立て直し、ゴジラの相手をシーモに任せつつ、自身はコングと壮絶な死闘を繰り広げるが、
その途中で無重力状態が解除されたことにより、シーモやコング・ゴジラ共々ポータルに落下。
そのまま地上世界のブラジル・リオデジャネイロへと飛び出した。
予想外の地上帰還に最初は少なからず驚いていたが、念願を遂に果たしたことを理解すると邪悪な笑みを浮かべ、
手始めにシーモに命じて上空を寒空で曇らせてからリオデジャネイロの街を凍らせ、地上世界侵攻の第一歩を踏み出した雄叫びを上げる。
だが、同じく地上に上がっていたコングとゴジラの強襲を受け、シーモと共に戦闘を再開。
コングとの初遭遇時、虫歯を抜かれて差し歯にされた彼を嘲笑っていたが、
ブラジルに着いた途端に不意討ちで殴り倒され、犬歯が折れた事を笑われるという意趣返しを食らってしまう
苛烈極まりない戦闘の中、因縁の相手であるゴジラには終始圧倒され、何とか反撃しようと繰り出したウィップスラッシュをも噛み千切られて失う。
それでもまだ無傷であり、その場に落ちたシーモ支配用の結晶刃だけは奪還しようとゴジラが連発してくる熱線を回避しつつ奮闘するが、
一度拾って油断した所にアトミックブレスを受け、掠めただけで凌いだものの再び結晶を落としてしまう。
シーモに足止めを食らっていたコングは自分の方が近いと判断してゴジラにシーモの対処を促し、
ゴジラも即座にこれに応じて標的をシーモに変更する。
だが、スカーキングは距離的に不利と悟ると結晶ではなくそれを奪おうとしたコングに標的を変更し、揉み合いとなる。
何とかスカーキングを振りほどこうとするコングだが苦戦し、ゴジラもシーモの対処に手一杯で援護できる状況ではない。
しかし、その隙に駆け付けた スーコにコングアックスで結晶を粉々に破壊され、発生した衝撃波により他の怪獣達とまとめて吹っ飛ばされる。
結果、結晶を破壊された怒りでスーコを手にかけようと掴みかかるも、気を取られたせいでコングの鉄拳をまともに受け、
合図を送ったゴジラ目掛けて投げ飛ばされた上に尻尾による追撃で野球の如く弾き飛ばされ、
再びコングにキャッチされて首を掴まれながら高々と持ち上げられる。
絶体絶命の状況に追い込まれ、必死にシーモに指を差しながら自身を助けるよう命令するも、
結晶の力で強制的に支配されていただけの彼女は戸惑いながらもスカーキングではなくゴジラの方を向く。
直後、ゴジラのアルファコール咆哮による命令を受けたシーモからの攻撃で全身を氷漬けにされてしまい、
僅かに意識があり右目だけが動く状態でコングに勢いよく地面に叩き付けられて粉々になり敗死。
因果応報の末路を迎えたのであった。
スカーキングの敗因はいくつかあるが、やはり最大の原因はあまりにも相手が悪すぎる最強の怪獣2体に喧嘩を売ってしまった事に尽きる。
特にただでさえ強敵のゴジラに警戒されパワーアップまでされていた事は致命的であり、正直コング抜きでも勝てていたかは疑わしい。
作中でアイリーン・アンドリュースから「偽りの王」と呼ばれているのは、どうやら彼は本来分家に当たる立場だったのが、
過去に何らかの理由で本筋の王の一族に変わって王座を簒奪したためらしい。
そしてその本家の末裔こそ実はコングであり、彼は全くそのつもりはなかったが不当に奪われた座を取り戻したのである。
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MUGENにおけるスカーキング
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトはkMIKEj氏によるもので、モーションは「OPTPiX SpriteStudio」を用いて作られている。
パンチやキックに加えて、
発生は遅いが非常にリーチの長い打撃技の「ウィップスラッシュ」「突き刺し」、
奪ったコングアックスをジャンプ攻撃で振り下ろす「コングアックス」、背後からシーモに攻撃させる「冷凍光線」などの技が特徴。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で、高層ビルの破片を巻きつけたウィップスラッシュで殴り倒す「ビル」、
無数のグレイト・エイプが突撃してくる
ストライカー技の「レッドストライプス」、
作中でスーコの育て親ナロード・フィンガーを溶岩へ蹴り落としたシーンを再現した
コマンド投げ「突き落とし」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2026年05月13日 17:00