「蛍様が出て喜ばない奴なんて、久しぶりに見たよ!」
『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方永夜抄』の一面ボスとしての登場。
「
蟲を操る程度の能力」を持つ、蛍の妖怪。二つ名は「闇に蠢く光の蟲」「光る蟲の大群」等。
蛍の妖怪であるが、外見から確認出来るそれらしいパーツは触角と羽のみである。
虫である故に
寒さと
殺虫剤には弱い。ファンからの通称は「りぐるん」
「リグルきゅん」「G」等。
専用
BGMは「蠢々秋月 ~ Mooned Insect」。
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詳細な原作設定 |
『永夜抄』体験版の「おまけ.txt」では『永夜抄』のボス達は、
『紅魔郷』『妖々夢』のボス達より強大な能力を持っていることが書かれており、
リグルの能力は大量の毒虫も操れることから「実は強いかも」とも書かれている
(おかげでクマムシやツツガムシ(風土病の方)、水虫すらもいけるのではという拡大解釈が為されることもある)。
だがこれは能力を毒虫による殺傷に活用した場合の話であり、「少々頭が弱い」「 チルノ辺りと遊ぶのが丁度良い」
とも書かれている為、それを実行に移せる程の発想はほぼ浮かばないと思われる。
『永夜抄』のストーリー上、プレイヤーキャラは夜が明ける前の解決を目指して急いでいる為、
「会話でも誰からも相手にされずちょっと可哀相」とのこと。
実際 蚊取り線香で撃退されかかったり、 蛍狩りの末潰されかかったり、
一分の魂を八割減されかかったり、 斬り潰されかかったりと散々である。
『文花帖(書籍)』より、虫達の地位向上を目指す為、決められた時間に大量の虫を遣わせお知らせする、
「蟲の知らせサービス」という商売をしている事が判明した。
でもインタビュー時にどんな商売だったか自分でも忘れていたりする。
『求聞史記』での目撃例は「そうやってなんでもリグルのせいにすればいいさ…」
と言わんばかりに虫の被害の愚痴ばかりで、リグルとは関係ない内容になっている。
「蛍って、ただ光るっていうだけで特別扱いされてますよね」と原作者に言われる始末。
大晦日には「元祖虫すくい」という何とも言いがたい屋台を出していた。
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リグルキック |
『永夜抄』1面で登場する際、流れてくるアイテムを取ろうと画面上部に自キャラを操作し、
そこへ丁度リグルがやってきてぶつかってしまい1ミス、最初からやり直しする羽目になるシューターが多かった。
この様子がリグルの立ちドット的に丁度左足でキックしているように見えることから「リグルキック」と呼ばれるようになった。
…まあこういったミスは別にリグルの時に限ったものではないのだが。
MUGENにおけるリグルが蹴り技主体で戦うのも、このあるあるネタに由来するものと思われる。
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二次創作での扱い |
緑のショートヘアに白いシャツと青いキュロット、裏地が赤い黒マントという男の子のような外見だが、
れっきとした女の子であり、また 一人称は「私」である。
だがメスの蛍の癖に飛び回り(基本的に蛍のメスは積極的に飛ばない種類が多い)、その珍しいボーイッシュさ、
紅魔チームでプレイするとレミリアを渡すよう迫ってくること、
男らしい男のレギュラーキャラクターが幻想郷にはほぼ存在しないことから、分かっていながら ショタ疑惑が発生、
「 こんな可愛い子が女の子のはずがない」として男の子として扱われることもある。
「公式で“私”と言っているのは知っています、 でもうちのリグルはボクっ娘なんです。」
「原作では女の子?百も承知ですよ。 でも男の子にしたって良いじゃないですか!」
と言い切る同人作家も珍しくない。賛同するファンも多いから尚の事。
むしろ男の子になったリグルは「僕リグル」というキャラクターとして一人歩きしている感さえある。
妖怪としての強弱設定なんざガン無視で幻想郷最強候補達を蹂躙する、そんなたくましいキャラとなったリグル…。
そうしてリグルが二次創作内でボクっ娘として定着し、ファンの間でも長らく幻想郷には ボクっ娘や 俺っ娘は存在しないと言われていたが、
16作目『天空璋』でついに 公式ボクっ娘である「丁礼田舞」が登場。
だが、それでも未だ僕リグルが消えるといったことは殆どない辺りは、ファンから 色んな意味で愛されている証拠だろう。
その他、蟲というだけで「G」と呼ばれる事さえある不憫な子である
(Gとは言うまでも無く アレの頭文字。
各国の要人が恐れるあの男のことではな(ズギューン)… )。
移動時に「カサカサ」と言った擬音が付けられることもしばしば…。
当然ながら、彼女の純粋なファンにはこれらの二次創作ネタは快く思われない事も多いので使用には注意。
公式で「少々頭が弱い」「チルノ辺りと遊ぶのが丁度良い」と書かれた為、
名実共に馬鹿筆頭のチルノ、 新聞が読めない上に相手の力量も考えず襲い掛かろうとする ミスティア・ローレライ、
自身の展開した暗闇のせいで周りが見えず障害物にぶつかる ルーミアと合わせて 「バカルテット」と呼ばれ、
その四人で無邪気に遊んだりしている様子が二次創作で良く描かれている。
ただ、どいつもこいつも好き放題なバカルテットの中では、弄られ役だったり突っ込み担当だったりと、
比較的良識派として描かれることが多いようだ。
『永夜抄』での会話が、相手によってはボケ倒すプレイヤーキャラに突っ込んでいるようにも見えるからだろうか。
ちなみにバカルテット以外の組み合わせでは虫と花の関係から 風見幽香が人気があったりするが、
ゆうかりんは公式いじめっこかつ実力者なので、どんな感じのコンビになるかはお察しください。
……いや、優しくしてあげる作品とかいっぱいありますよ? 私のペットとか言い出すのもあるけど。
また、虫の妖怪という共通点から 黒谷ヤマメ(蜘蛛)との絡みもあり、蜘蛛の巣に絡まったところをオモチャにされたり、
相手も蟲であることから逆に操ったりと正反対な書かれ方をする。
主人公もヒロインもリグルという 狂気の同人ゲームが存在したり、
リグル専門の月刊誌が存在したりと、やたらとファン層が濃いのが特徴かもしれない。
どうも 男の子っぽい子というのは、一部マニアから偏愛を受けるものらしい。
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「ひぇぇ」
MUGENにおけるリグル・ナイトバグ
MUGENでは以下のリグルが確認されている。
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kibokura氏製作 |
現在は公開されていない。
前述のキックの件とボーイッシュという点からか、 キングを素体としている。
東方キャラでありながら 弾幕と呼べるほどの射撃は無く、設置技も持っているが基本は打撃戦となるだろう。
カード宣言、霊撃、天候(一部非搭載)、飛翔を搭載しており、 萃夢想+ 緋想天といったシステムになっている。
初期バージョンでは霊力ゲージが空になっても、飛翔ボタンを押し続けていれば飛翔し続けることができた。
更新で霊力ゲージが空になると自動的に落下し、地面に着地すると強制的に飛翔が解除されるようになったが、
飛翔ボタンを押し続けていると飛翔状態のままで落下する。
しかも飛翔時は脚部に判定が無いのが原因なのか、下半身が埋まってから飛翔が解除される。
AIは搭載されていない。
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minoo氏製作 |
格闘は蹴り技が主体で、「究極!! ゲシュペンストキック」(風の超必)を搭載している。
又、原作での「蟲を操る程度の能力」の通り様々な蟲を召喚して打撃や射撃を行う。
尚、召喚する蟲の中には百足やデビルドーザーっぽい見た目がアレな蟲も呼び出すのでお食事中の方は注意しよう。
エマノン氏によるAIが公開されている。
またウルレア氏、切干氏によるAIが存在したが現在は両方とも公開されていない。後者は現状使用したい場合は 制限があるので注意しよう。
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わりばし氏製作 |
minoo氏のリグルを改変したもの。
改変元同様様々な蟲を召喚するが、打撃技がメインになるように組み直されている。
百列脚やリグルキック、斜め上に蹴り上げる超必殺技「蛍火」等、やはり蹴り技が多い。
AIもデフォルトで搭載されている。
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上記の他に、『Fate/Grand Order』のオベロンを再現した凶悪キャラ「Wriggle_Vortigern」が存在する。
設定次第でランクを狂下位~狂以上まで調整できる。
出場大会
出演ストーリー
最終更新:2022年07月18日 02:29