きりん


 <ただの
 <きりん
 <です。

哺乳綱鯨偶蹄目キリン科に属する動物で、英名は「Giraffe」
学名(ラテン名)の種小名は「カメロパルダリス」。
「Camel(ラクダ)」と「Leopard(ヒョウ」)の合成語であり、要は「ヒョウ柄のラクダ」と言った所だろう。
和名は中国(明)の皇帝に献上された際に、ソマリ語で「首の長い草食動物」を指す「ゲリ」が、
中国の神獣「麒麟(チーリン)」と発音が近いために名付けられたとされる
(ただし現在の中国では「長頸鹿(チャンチンルゥ)」と呼ばれている。逆に神獣の方は英語でも「チーリン(Qilin)」である)。
共々、長らく偶蹄目に属していると思われていたが、1994年以降クジラとも遺伝子上近しい事が判明した。
際立って長い首が特徴的。意外に思われるかも知れないが、首の骨の数自体は人間と同じ7本である。

オスは首を伸ばして届く高い木の葉を食べ、メスは首を下げて届く灌木の葉を食べる。
長さ約40cmの長い舌を持ち、この舌でからめ取るようにして食事をする。
また、何ヶ月も水を飲まずに過ごす事ができる。
1日の睡眠時間は諸説あるが、10分~20分、長くても1時間程度と言われている。寝る時は足をまげて地面に座り、首は丸めて体に乗せて寝る。
鳴き声は牛にやや似た声で「モー」と鳴く。
ただし滅多にその鳴き声を披露する事は無く、動物園の飼育員ですら極々稀にしか聞けないという。
ちなみに、日本でもキリンは法律上、ペットとして飼育できる。

地上に生息する生物では最も高い体高(約5.3m)を持つ。体重は1.3t程。
なにげに脚力も高く、時速50km程度で走れるが、体が大きいので初速は遅い。
そのため、ライオンなどに襲われた場合は後ろ蹴りを繰り出して応戦する。
長い首の上に血液を送るため、動物の中では最も強い心臓をしている。
意外な天敵は雷。長身がアダとなり、雷を引き寄せてしまうらしい。
しかもサバンナは雷が多く、木が少ない。

実は、動物園においてはゾウに次いて最も危険な動物であり、特に足元には決して近付いてはならない
キリン自身は温厚で襲ってくる事はまず無いが、体重と脚力から来るキックは人間など軽く蹴り殺す威力があり、
敏感で臆病な性格もあって急な物音にビックリして不意を付かれた飼育員が蹴られたり、足元で踏みしだかれたりと>いう事故も発生している。
ただ、実際に近くで見ると予想の遥か上を行く大きさ(高さ)なので、機会があっても不用意に触りに行く人はあまり居ないだろう。

余談だが、星座にも「 きりん座 」が存在する。
日本からは一年中見られるが、17世紀に(トレミー48星座の隙間に)作られた新しい星座であり、一番明るい星でも4等星という地味な星座である。
更には前述の学名からか「らくだ座」と勘違いされた本が出回ってしまい、20世紀になって改めてきりん座に戻されたと言う、可笑しなエピソードが存在する。
なお、中国で麒麟座と書いたら「いっかくじゅう座」の事であって、こちらは「豹鹿座」と書くのだとか。「長頸鹿座」じゃないんかい!


MUGENにおけるきりん




こぶたたぬききつねねこなどの動物キャラに定評のある狸田太一氏によるものが公開されている。
なんでも数字の「4」を面白くしろといわれたので4にきりんの姿を描き足し、しばらくした後うろ覚えでMUGENキャラにしたとの事(下記動画参照)。
キャラの大きさに比べて解像度がとっても低いのが特徴。
例によって狸田太一氏自身によるボイスも搭載されており、相変わらず無駄にかっこいい声である。

角からビームを放つ「キリンビーム」や、回転しながらの体当たり「キリントルネード」など、相変わらず好き放題やっている。そんなきりんはいねぇ
また、小さなキリンを出して攻撃する「ミニキリン」が地味に役に立つ。
長い首のリーチを生かした攻めが出来るが、背の低い相手にはきりんビームなど一部の攻撃が当たりにくい。
相手に応じて最適な間合いを維持しながら戦うのが大切である。
AIもデフォルトで搭載済み。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み


最終更新:2024年06月16日 15:08