年齢:13才
身長:165cm
体重:55kg
誕生日:11月3日
血液型:B型
『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『
聖闘士星矢』の登場人物。
名前の読みは「ユニコーンのジャブ」。通称「ユニコーン邪武」。
日本出身で、アルジェリアのオランで修行を受けた
一角獣星座の
青銅聖闘士で、本作の主人公である
天馬星座の星矢同様の熱血漢。
幼少時から本作のメインヒロインである
女神こと
城戸沙織に心酔しており、
「誰か馬になりなさい」と言われて四つん這いになってドキドキしていたドMという風評も
沙織に対して反抗的な態度を取っていた星矢とは何かと衝突していた因縁を持つ。
その想いは聖闘士になった後でも変わることがなく同胞の孤児たちの中でも最も強い忠誠心を誇り、当初は沙織のボディガード的存在でもあった
(だがその想いは報われる事は無く、沙織は戦いの中で星矢に心惹かれていってしまう。一方の邪武は戦いの場に参加すらできていなかった)。
銀河戦争1回戦で
子獅子星座の蛮を圧倒的な差で倒すも、
アンドロメダ星座の瞬との戦いでは彼の
必殺技「
星雲鎖」の防御力に歯が立たず、その後乱入してきた
鳳凰星座の一輝に挑み敗北。
作品開始当初は主役メンバー(青銅一軍)に成る可能性があったらしく
*1、集合絵で大きく扱われている事もあったが、
「星矢とキャラ(熱血漢)が被っている」という理由により、以降は二軍落ちさせられる羽目に。
ペガサスとユニコーンで対照的なコンビとなり、似通った熱血キャラ同士で
張り合ったり友情を育んだりといった熱い展開が構想されていたのかも知れない。
星矢の必殺技が「1秒間に100発の拳」であるのに対して、邪武の必殺技は「1秒間に100発の蹴り」と対比的な関係になっているのも初期構想の名残だろう。
だが、この漫画にはそれより優先される
美形キャラが青銅一軍だけでも5人、さらには
主役より目立つ黄金聖闘士が12人(+1人)もいるため、
優先順位の問題だったのだろう……。
以降は十二宮の戦いで沙織さんを守るために雑兵を蹴散らす場面くらいしか戦う場面が無いのだが、
冥王ハーデスによって蘇った聖闘士の亡霊が
海ヘビ星座の市の拳をすり抜ける中で邪武の攻撃は通用して敵を撃破する、
死を司る神タナトスの遠隔攻撃から星矢の姉・星華を守るためその場にいた全員で小宇宙の防壁を張る円陣を組んだ際、
格上であるはずの
白銀聖闘士二人を差し置いてセンターに立つと言う、青銅二軍の中ではリーダー格扱いをされていた。
そして全く戦力外の力量でありながら、倒されながらも神の攻撃を凌ぎ切って防衛に成功するという、
他の青銅二軍達も含め銀河戦争当時からの成長も見受けられた(一応、全員が銀河戦争での敗北後に修行地に戻り再修業してはいる
*2)。
必殺技は空中から1秒間に100発の蹴りを敵に浴びせる技「ユニコーンギャロップ」、
ユニコーンの角を活かしたアニメオリジナルの頭突き「
ユニコーンヘッド」。
アニメでは蛮との戦いの際にユニコーンの角から音波や電流のような描写の光を放ち、相手の動きを封じる技を見せている。
(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より一部引用・改変)
「お前、馬は好きか?俺は好きだ!」
アニメ版の続編『聖闘士星矢Ω』では、
射手座の黄金聖闘士に就任して沙織さんの最大の側近になった星矢とは対照的に、
聖闘士を引退し、牧場主という第二の人生を歩んでいた。
登場した姿が某テキサスの荒野を駆ける人っぽいって?ハッハハハ、ボーイ!大人をからかっちゃいけないよ!
しかし戦闘能力は健在と言うより明らかに向上しており、
行き倒れていた
仔獅子座の
蒼摩を拾って、旧知の蛮の必殺技「ライオネットボンバー」を身に着けさせたが、
聖域の危機(
悪い意味でアテナ至上主義な新教皇イオニアの裏切りと、火星の神マルスによる乗っ取り)には姿を現さなかった。
第二部では単身で世界中の
刻闘士を倒して回っていたらしく、
パラス軍からは「刻闘士狩りのユニコーン」と恐れられていたという、「それ一輝のポジションだろ」と言いたくなるような戦果を挙げていた。
一応引退したとあって一角獣星座の聖衣は身に着けておらず、最終決戦の場ではかつての聖衣を模した
鋼鉄聖衣を使用していたが、
蛮や那智とは違い後任となる一角獣星座の聖闘士は登場していないので、聖衣を呼べば飛んできてくれたかも知れない。
MUGENにおける一角獣星座の邪武
+
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Mu氏&etalJoke氏製作 |
ドットは『 KOF』風の手描きグラフィック。
ボイスは日本語、イタリア語、スペイン語の3種類が別途公開されている。
操作方法は6ボタン方式で、必殺技のユニコーンギャロップもしっかりと再現されている。
また、LIFEが3000に設定されており、やたらとタフである。
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+
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Ultimate Cosmos Team製作 |
足技を中心にして戦うキャラとなっており、対空性能が高いのが特徴。
複数の格ゲーキャラを参考にしたらしく、 どこかで見たようなモーションも混じっている。
固有のシステムとして、蛮、 激、 那智、市の二軍仲間を ストライカーとして呼び寄せる事が出来る。
AIは対人用のものがデフォルトで搭載済み。
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出場大会
*1
後年に描かれたパラレルワールド作品『THE LOST CANVAS 冥王神話』ではこの没設定が拾われたのか、
主人公である
天馬星座のテンマの相棒ポジションとして一角獣星座の
耶人が登場している。
一軍並の戦闘能力で大活躍……とは行かず、やはり普通の青銅聖闘士相当の能力しか持たなかったが、
蟹座のマニゴルドによって
敵めがけてぶん投げられるみたいなコメディリリーフ的な存在感を示す。
この漫画は聖戦史上最多の79人の聖闘士が参加し、
牡羊座の
シオンと
天秤座の童虎を残して全員死亡したとされる前聖戦を描いているため、
作中に登場する聖闘士達は
登場した時点で戦死する事が確定しているという悲壮な状況で、
黄金聖闘士達も
原作の不遇を吹き飛ばす活躍を見せては次々に落命していく。
こんな展開であるため、中盤以降は耶人が出るたびに読者は「ああ、ついにこいつも死ぬのか」と目を覆いなから読み進めていったが、
なんと「小宇宙を燃やすことが出来なくなったため聖闘士として戦う事が出来なくなった」というだけで最後まで生き残ったのだ。
まぁ前述の通り「(聖戦とは本来関係無かった邪神カイロスの介入によって誕生した)
パラレルワールド」と言う設定なので、問題は無いのだろう。
一方で正史とされる『NEXT DIMENSION 冥王神話』では一角獣星座の聖闘士は影も形も無い。
こちらは1990年から過去に介入した沙織達の動向と、蛇遣座のオデッセウスについて描かれた作品で、聖戦そのものは描かれなかった。
聖戦に参加した79人の聖闘士達の中には一角獣星座の聖闘士もいたのだろう。
*2
この時、状況としては星矢達と同じく
掟破り粛清の為の刺客が送り込まれていても不思議では無いのだが、
教皇(の偽者)は「白銀聖闘士10人がたった
5人の青銅聖闘士に倒された」と言って黄金聖闘士2名の投入を決断しているため、
どうも青銅二軍は
作者から存在を忘れられた聖域側から無視されていたらしい。
「青銅聖闘士の中でも更に下位グループだから放置しても問題ない」と思われていたと言ってしまえばそれまでかもしれないが、
暗黒聖闘士相手に黄金聖闘士
乙女座のシャカを投入するという超オーバーキル采配を青銅二軍に対して行われていたら本気で命は無かったであろう……
(ただし暗黒聖闘士は(雑兵も含めれば)一か所に数十人が集まっていたと言う理由もあるのだろうが)。
最終更新:2025年03月16日 00:02