「ガブガブガブガブガブ!」
『
スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクター。英名は「Piranha Plant」。
アクションシリーズの雑魚キャラとしては『スーパーマリオUSA』以外の全作品に登場する精勤賞。
主に土管の入り口から出現し、噛み付き攻撃を行う他、火球を吐く亜種「ファイアパックン」もいる
(作品によっては普通のパックンフラワーが火を吐くこともある)。
ジャンプでの踏み付けは嚙まれる故かダメージを受けてしまうため、ファイアボールなど他の攻撃手段で倒すことになる
(ただし『スーパーマリオ64』以降の3D作品では、タイミング次第で踏み付けて倒すこともできる場合がある)。
初出の『
スーパーマリオブラザーズ』では緑色だったが、『2』で上位互換として赤色のパックンフラワーが登場して以降は赤が基本的な体色となった。
作品によっては赤と緑の両方出る場合もあり、『
スマブラ』では
カラー変えで初代の緑色にする事も可能。
派生種として、
- 『スーパーマリオブラザーズ3』初出
- 集団で地面に立ち並ぶ「ブラックパックン」
- シューリンガン(トゲのついた球体)を吐息で持ち上げている「フーフーパックン」
- 自由に移動できる子供「プチパックン」
- 『スーパーマリオワールド』初出
- 土管から飛び出し下に付いているプロペラのようなもので短時間浮遊する「ピーパックン」
- 『スーパーマリオ64』初出
- 『スーパーマリオRPG』初出
- 『スーパーマリオサンシャイン』初出
- 人型でクッパ以上の体格を持ち、羽ばたいて飛べる「ボスパックン」
『MELTY BLOOD』初出
等が存在する。
歴史の長いキャラだけに派生種も非常に多く、50種類以上が登場している。
『ヨッシーアイランド』では
カメックの魔法で巨大化したビッグパックンがボスとして登場するが、
実はカメックが出現するイベントが発生しないギリギリの位置から攻撃して巨大化させずに倒すことも可能。
『ペーパーマリオRPG』では出現場所のモノクロ感に合わせてかツートンカラーになっている。
代わりに、裏ダンジョン「100階ダンジョン」の深層部に生息する「キラーパックン」がお馴染みのカラーをしている
(ただし、系統最上位種という位置付けからか、こちらはいつものパックンと違い金歯である)。
『マリオカートシリーズ』ではカートが近付くと襲いかかってくる障害として登場する。
『8』ではアイテムとしても登場し、付近にいるプレイヤーに噛み付き、噛み付く度にマシンが加速する。
なお、実はプレイヤーだけでなくアイテムにも噛み付いたり、近くのコインを回収したりもできる。
往年のゲーマーなら、3体のパックンフラワーが合唱する『スーパーマリオRPG』のTVCMが印象深い人も多いのではないだろうか。
そしてこれが、21年後に『オデッセイ』が発売されるフラグにもなっていたりするのだから驚きである。
「ロールプレイングゲームやったことない人も(OK!)
マリオと旅にでよう♪ドラマをつくろう♪
ロールプレイングゲームやりつくした人も(カモン!)
まんぞくさせます♪マリオです♪(Oh,yeah!)」
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『X』『for』ではパックンフラワーのフィギュアが入手できる他、
ステージ上の
やくものとして『初代』『SP』の「
いにしえの王国」や『X』以降の「ピクトチャット」にも登場している。
また、『X』ではボスパックンが
アドベンチャー「亜空の使者」において最初のボスキャラとして登場している。
そして『SP』においてDLCとして
プレイアブル化。
より知名度が高い雑魚敵であろう
クリボーや、参戦の要望が多い雑魚敵であろう
別作品の
ワドルディを差し置いての参戦である。
ディレクターの桜井政博氏曰く「『おまけ』として製作されたファイター」であり、
発売前より製作された早期購入特典(後に2019年2月1日から有料配信)で、発売後に製作・配信されるファイターパスとは別枠の扱いとなっている。
かつて『スーパーマリオRPG』のCMで購入特典を宣伝していた彼(?)だったが、
まさか自分自身が購入特典になるとは思いもしなかったであろう。
以上より、エンジェランドにおける
ピットの天界漫才ではDLCとして唯一専用の漫才が用意されている。ナチュレが早口で全種類のパックンを語る様は必見。
各種ワザは噛み付きや鋭い葉っぱでの切り付けの他、これまでに登場した亜種をモチーフとしたものも存在。
例えば横スマッシュ攻撃では頭を「イガイガパックン」に変化させて相手に叩き付けたり、後ろ空中攻撃ではファイアパックンよろしく火を噴いたりする。
また、しゃがみ中に踏み台ジャンプをされると自動で反撃するという固有能力を持つ。状況がレアなので見る機会は稀だが。
原作でも『マリオパーティ』シリーズなどで根を足のように使って普通に移動しているが、
本作でのパックンは植木鉢の底に丸い穴が空いており(ジャンプの出だしや走行モーションで確認できる)、そこから出した根で同様に動き回る。
通常カラーでは植木鉢だが、
カラーバリエーションで偶数カラーにすると土管に変化する。
また、
勝利演出の一つに
マリオが走って植木鉢を飛び越えようとしたらパックンフラワーが現れて吹き飛ばすものも存在。
マリオさんバイトお疲れ様です
+
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各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
トゲトゲの球を口から頭上へ吐く。元ネタはフーフーパックン。
長押しで宙に浮かせる事もでき、スティックを入れた方向へ放物線上に飛ばせる。
球を浮かせている間に攻撃を受けると中断されるが、垂直落下してきた球をクロスカウンター気味にぶつける芸当も可能。
その性質上崖際で使えば相手の復帰を大きく抑制できる等、 立ち回りの要とも呼べるワザ。
葉を回転させて上昇する。『ワールド』のピーパックンもしくは『 ヨッシーアイランド』のプロペラパックンが元ネタか。
移動距離が長く、復帰しやすい。ただし 攻撃判定が葉っぱの根元にしかなく、頭部はガラ空きなので復帰阻止には注意を要する。
植木鉢に引っ込んで溜めた後、勢いよく茎を伸ばし噛み付く。
ボタン押しっ放しで溜めと角度調整が可能で、溜めが長いほど威力とリーチがアップ。動作中は アーマー状態となる。
ステージ「戦場」の半分ほどにまで及ぶ射程を持つが、隙も相応に大きめ。
また、一度左か右に角度を変えると反対方向には変えられないのにも注意。
口から吐く毒霧。『ペーパーマリオ』シリーズに登場するポイズンパックンの技が元ネタ。
横必殺ワザとしては珍しく溜めの中断・保持ができ、長く溜めるほど毒霧の威力・範囲・持続が強化される。
フォックスの「ブラスター」のようなノーリアクション攻撃で、最大溜めをフルヒットさせれば50%を越えるダメージを叩き出す。
牽制・シールド削り・ ふらふら状態の相手に畳みかけ・霧に紛れて奇襲と、こちらも幅広い用途で使える 飛び道具。
ボスパックンを スタンド召喚する。
上述の「亜空の使者」仕様で、移動しながら両手の鉄カゴに2体までファイターを捕らえ、火炎放射からの叩き付けで吹き飛ばす。
発動中のパックン本体は無敵状態にならないが、ボスパックンが追随するように動くため直接攻撃は受けにくい。
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余談だが、パックンフラワーは実はクッパJr.をベースに製作されたキャラだったりする
(ベースになっただけで性能は根本から異なるので
コンパチではない。
また、別キャラを基に原型を留めないレベルで製作された非コンパチキャラは
他にも当てはまる上、『スマブラ』に限らず3Dゲームでは
よくある事である)。
なお、一雑魚キャラであるパックンフラワーの参戦により、ファンの間での次の参戦キャラ予想が過熱した感もあるが、
上述の通りあくまで「おまけ」として製作されたという事情があるキャラクターであり、
ファイターパス収録のDLCも
軒並みメイン級のキャラである事に留意されたし。
*1
MUGENにおけるパックンフラワー
OHMSBY氏による
MUGEN1.0以降専用のキャラが公開されている。
スプライトは3Dモデルで作られており、『スマブラ』を意識した技が多く搭載されている。
操作性は氏定番の
アーク製格ゲーを参考にした仕様となっている。
簡易
AIがデフォルトで搭載されている他、ホルン氏による外部AIも公開されている。
ホルン氏のAIは恒例の
コンボ・
立ち回り・反応・ガードレベルに加え、投げ抜けの有無を設定可能。想定ランクは強~凶中位との事。
紹介動画(公開先へのリンク有り)
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プレイヤー操作(6:26~)
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上記の他にも、Actarus氏ら複数の製作者によって作られた手描きのボスパックンや、
PineappleProducer氏によって『スーパーマリオブラザーズ3』のドットを使用したブラックパックンが存在していた模様。
ボスパックンについては下記の大会動画の他、YouTube等でその姿が確認出来る。
出場大会
プレイヤー操作
*1
『SP』に最初から収められているキャラまで見渡した場合、
デイジー、
プリン、
ピチューのように原作でメインと呼べるか微妙なキャラ、
尤も、デイジー、ダークサムス、リヒターの場合はダッシュファイターとしての参戦であるし、
『for』以前のキャラについてもそもそも『SP』自体が「全員参戦」をコンセプトとしているのでその点は気にしなくていいだろう。
最終更新:2025年03月03日 22:28