ゼルダの伝説 時のオカリナ とは、【NINTENDO64】用のゲーム。
ゼルダの伝説 時のオカリナ |
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他言語 |
The Legend of Zelda: Ocarina of Time (英語) | |
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ふりがな |
ぜるだのでんせつ ときのおかりな | |
ハード |
【NINTENDO64】 | |
メディア |
256Mbitロムカセット | |
ジャンル |
アクションアドベンチャー | |
発売元 |
任天堂 | |
開発元 |
任天堂 | |
プロデューサー |
宮本茂 | |
ディレクター |
大澤徹 山田洋一 小野塚英二(現:青沼英二) |
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プレイ人数 |
1人 | |
発売日 |
1998/11/21 (日本) 1998/11/23 (北米) |
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値段 |
64:6,800円(税別) Wii:1,234Wiiポイント Wii U:1,257円 |
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レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(全年齢対象) |
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対応機能 |
振動パック | |
シリーズ |
ゼルダの伝説シリーズ | |
移植・リメイク |
GC:【ゼルダの伝説 時のオカリナGC】? GC:【ゼルダコレクション】 【Wii】:【バーチャルコンソール】 3DS:【ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D】 【Wii U】?:バーチャルコンソール Switch:【NINTENDO 64 Nintendo Switch Online】 |
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日本販売数 |
145万本 | |
世界販売数 |
760万本 |
【NINTENDO64】向けに発売されたゼルダの伝説シリーズの1作。
少年時代と青年時代の2つの時代を行き来して冒険する3Dアクションアドベンチャー。
当時のゲームソフトの中では最高峰のグラフィックを持ち、広大で隅々まで探索できるフィールド、シームレスな戦闘システム、敵を注目してカメラ視点を固定化する「Z注目」と言った具合に臨場感溢れるゲーム要素を搭載。
ある程度の自由度を保って進めるゲーム進行、多彩なミニゲーム、物語を彩る濃いサブキャラクターも好評となり、3Dアドベンチャーゲームやオープンワールドゲームの基礎となった。
日本国内においてはポケモンブームや『ファイナルファンタジーⅦ』の影に隠れがちだったが、米国においてはレジェンド級のタイトルとして知られており、本作がなければ海外のゲーム業界の発展はあり得なかったと言えるほど影響は大きい。
任天堂も本作の影響は計り知れないものと認知しており、「ハイラルヒストリア」で公開された「ゼルダ史」では本作の結末によって3種類の世界軸に分岐している事が書かれている。
遠い遠い昔……
あらゆる生命はもちろん、大地や海さえも形成されていなかった頃、
混沌の地ハイラルに黄金の三大神が降臨した。
すなわち、力の女神ディン、知恵の女神ネール、勇気の女神フロルなり。
ディン……、そのたくましき炎の腕をもって地を耕し、赤き大地を創る。
ネール……、その英知を大地に注ぎて、世界に法を与える。
フロル……、その豊かなる心により、法を守りし全てのいのちを創造せり。
三大神はその使命を終え、天へと帰っていった。その去りし後に、黄金の聖三角トライフォースを残して……。
この後、その聖三角トライフォースを世の理の礎とし、この地を聖地とするものなり。
(ハイラルに伝わる三大神の伝説より)
ハイラル王国に広がる深き森。
その森を守り続けてきた大木を、人はデクの樹と呼んでいた……。
この森にはコキリ族という子どもたちが住んでいて、彼らはそれぞれ自分だけの妖精を持っていた。
だが、たったひとりだけ妖精を持っていない少年がいた。
少年の名はリンク……。
その朝も、リンクは悪夢にうなされていた。
毎晩のように見る同じ夢……。
嵐の夜、リンクは見知らぬ城門の前に立っていた。
リンクの目の前を一頭の馬が駆け抜けていく。
手綱をひく何者かにかかえられた少女が、
うったえるような目でリンクを見ている。
その馬を追うように、別の馬が現れた。
黒い顔をした、大きな男が馬上からリンクを挑戦的に見おろす……。
夢は、いつもそこで覚めた……。
「リンク! ねえ、起きてよリンク!
デクの樹サマがお呼びなのよ!リンク、起きなさい!」
目が覚めたリンクの目の前には、一匹の妖精がいた。
ナビィという名のその妖精は、森の守護神デクの樹の使いで来たという。
ナビィに導かれ、リンクはデクの樹のもとへ急いだ……。
「おぉ、ナビィ……戻ったか……。そしてリンク……よく来てくれた……。
お前は最近、毎日のように恐ろしい夢を見ているはずじゃ。
その夢は、今この世界に忍び寄る邪悪な気配そのもの……。お前は、それを感じたのじゃ。
リンクよ……、今、ここでお前の勇気をためさせてほしい。ワシは呪いにかかっておる。
お前の知恵と勇気でその呪いを解いてほしいのじゃ。その覚悟があるかな……?」
リンクは言われたとおり、デクの樹の体の中に入り、呪いを解いた。
再びデクの樹の前に立ったリンクに、大木が語りかける。
「よくやったリンク……。お前はワシの願いをたくすにふさわしい少年であった。
ワシに死の呪いをかけた者は黒き砂漠の民じゃ……。あの者は邪悪な魔力を操り、
ハイラルのどこかにあるという聖地を探し求めておった。
なぜなら聖地には、神の力を秘めた伝説の聖三角、トライフォースがあるからじゃ……。
トライフォースは、触れた者の心を写す世界を作る力を持っておる。
心正しき者が触れればハイラルは善き世界へと変わり、心悪しき者が触れれば、
世界は悪に支配されるのじゃ。あの黒き砂漠の民をトライフォースに触れさせてはならぬ!
悪しき心を持つあの者を聖地へ行かせてはならぬ!
リンクよ……、ハイラルの城に行くがよい。城には神に選ばれし姫がおいでになるはずじゃ。
その姫にこの石を見せよ……。ワシの予言が正しければ、全てを理解されるであろう……。」
デクの樹はリンクに「森の精霊石」を託し、
静かに命を引き取った。
「たのむぞ、リンク……。
お前の勇気を信じておる……。」
そう言い残して……。
他のキャラクターは【ゼルダの伝説 時のオカリナ】/キャラクターを参照
2024/10/31より【Nintendo Music】で配信。