【ゼルダの伝説 夢をみる島】

このページでは【ゲームボーイ】のゲーム、 ゼルダの伝説 夢をみる島 を解説する。
【Nintendo Switch】のゲームは【ゼルダの伝説 夢をみる島(Switch)】を参照。

概要

ゼルダの伝説 夢をみる島


他言語

The Legend of Zelda: Link's Awakening (英語)

ふりがな

ぜるだのでんせつ ゆめをみるしま

ハード

【ゲームボーイ】

メディア

4メガビットロムカセット

ジャンル

アクションアドベンチャー

発売元

任天堂

開発元

任天堂

プロデューサー

宮本茂

ディレクター

手塚卓志

プレイ人数

1人

発売日

1993/06/06 (日本)

値段

3,900円(税込)

シリーズ

ゼルダの伝説シリーズ

移植・リメイク

GB:【ゼルダの伝説 夢をみる島DX】
Switch:【ゼルダの伝説 夢をみる島(Switch)】
【ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説】

日本販売数

約54万本

世界販売数

約383万本

【ゲームボーイ】で発売したゼルダの伝説シリーズの1作。
謎の島「コホリント島」から脱出すべく、島を冒険して「セイレーンの楽器」を集めるアクションアドベンチャーゲーム。
1マップが1画面に入り切るブロック型の地形として設計されている、8つのキーアイテムを集めると言った具合に、内容は【ゼルダの伝説 神々のトライフォース】よりはFCD版【ゼルダの伝説】に近く、マップの繋がりを意識した構造や発想の転換が必要な仕掛け等が登場し、パズルゲームの要素も強い。

夢の世界であるためか、様々な任天堂のゲームからゲスト出演しているキャラクターが多い。

ストーリー・世界観・ゲーム性等の評価はそれなりに高めだが販売的にはいまいち振るわず、1993年当時のゲームボーイ市場が下火である事を示す結果となってしまった。
後に【ゲームボーイカラー】対応版の【ゼルダの伝説 夢をみる島DX】が発売。
各種アーカイブサービスでは『夢をみる島DX』が配信されたため本作は長らく再販が行われなかったが、なんと2021年になって【ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説】で初移植が行われた。

なお、タイトルに反して本編中には【ゼルダ】が一切出てこない(一応説明書や名前だけならばチラッと登場している)

ストーリー

魔王ガノンを倒したあなたは修行の旅に出発し、その修行も終えてハイラルへと帰還する航海の途中、突然の嵐に巻き込まれてしまいます。
「コホリント島」と呼ばれる島に流れ着いたあなたは、謎の少女「マリン」に助けられて一命をとりとめました。
あなたは海岸へ剣を取りに向かうと、そこに謎のフクロウが出現し、意味深な言葉を語りかけます。

「すべては『風のさかな』の目覚めが答えてくれる。」

『風のさかな』とは一体何なのでしょうか。コホリント島の秘密を巡る、あなたの冒険が始まるのでした。

ゲームシステム

  • 装備アイテム
    本作ではA・Bボタンに好きなアイテムをそれぞれ装備できる。
    剣や盾も装備しないと使用できない。
  • 石版
    ダンジョン内に存在する「石版」に「せきばんのカケラ」をはめる事でヒントを聞ける。
  • 横スクロールマップ
    ダンジョンの一部では横スクロールアクションゲームのようなアクションゲームのマップになる。
    「ロックちょうのハネ」というアイテムを使ってジャンプアクションを行って進むのが基本。
    横スクロールのマップでは、水中でも武器を振れるという特例がある。
    一部のボスはこのマップで戦闘する事もある。
  • わらしべイベント
    特定のアイテムを持っていると特定の場所でイベントが発生し、別のアイテムが手に入る。
    これを繰り返す事で先に進めるようになったり、強力なアイテムが手に入る。
    終着点となるアイテムを入手しなくてもクリアは可能だが、一部まではストーリーを進行させるために必須となる。
  • ヒミツのカイがら
    各地に隠れている不思議な貝殻。集めるといい事があるかも。
  • 泥棒(どろぼー)
    お店で商品を手に取り、店主の隙を付いて脱出する事で泥棒ができる。
    しかし、再度店に訪れると手痛い罰が……。
  • エンディングの変化
    本作では条件によってエンディングが変化するシステムが初搭載された。
    しかし、条件がゲームオーバー回数が0回の状態でクリアするという、初見の通常プレイでは到底満たせない条件になっており、エンディングが変化する事自体、説明書にもゲーム中にも一切示唆がない。
    初搭載ではあるものの、裏技等に分類されるような隠し要素の趣が強く、攻略本で言及されて初めて判明するような内容である。
    本作ではラストが微妙に変化するだけでわかりづらかったためか、リメイク版では更なる追加シーンが付与された。
    + ちょっとしたバグ技 実は体力が0になってグルグル回って倒れる動作をしている間、ゲームオーバー画面に移行する前にA・B・SELECT・STARTの4ボタン押しをするといつものセーブ選択画面を呼び出す事ができる。ここで「セーブしておわる」を選択するとゲームオーバー扱いにならずセーブされ、ゲームオーバー回数が加算されない。再開すると体力が回復しており、通常通り建物の出入り口から開始できる。(回復するのはセーブ時に体力が0だと規定値まで回復する仕様があると思われる)
    ただし、【ヒノックス】に掴まれた場合等、行動不能の状態からダメージを受けて体力が0になった場合はボタン操作が無効化されているためかセーブ選択画面を呼び出せないので過信は禁物である。

キャラクター

メインキャラクター

  • 【リンク】(あなた)
    主人公。ファイルに設定した名前で呼ばれる。
    『神々のトライフォース』と同一人物設定で、ガノンを倒して修行の旅を終えた所で嵐に遭い、コホリント島に流れ着いてしまった。
  • 【フクロウ】
    各地で登場して意味深な言葉を投げかける。本作の狂言回し役。
  • 【マリン(ゼルダの伝説 夢をみる島)】
    本作のヒロイン。【ゼルダ】と似ている活発な少女。「かぜのさかなのうた」をよく歌っている。
    説明書のイラストの外見とゲーム中の外見では異なる印象を受けるため(特に髪型)、本作を元にした漫画ではほぼゲーム中の外見で描かれる事が多い。

住民たち&味方

ボス

中ボス

ザコ

関連作品

移植・リメイク

  • 【ゼルダの伝説 夢をみる島DX】
    1998/12/12に発売。【ゲームボーイカラー】対応。GBCで遊ぶと画面がフルカラーとなり、それを活かした仕掛けのある「服のダンジョン」が楽しめる。
    実質的なバージョンアップ版の立ち位置も兼ねており、致命的なバグの修正や追加イベントも多数収録されている。
    【ニンテンドウパワー】や後のハードではこちらが移植されているため、白黒の原作側は長らく再販売されていなかった。
  • 【ゼルダの伝説 夢をみる島(Switch)】
    2019/09/20に【Nintendo Switch】向けに発売。まさかのフルプライスのフルリメイク作品。
    原作のゲーム性はそのままに、グラフィックは人形のような可愛らしいものとなった。
    服のダンジョンが登場しており、実質的に『DX』の再リメイク。

リンク

余談

  • ファイルの名前を入力するとき「ぜるだ」と入力するとメインテーマのアレンジ、「とたけけ」と入力するとけけソングのアレンジが流れる。
  • リチャードの家で一定時間待つとけけソングが流れる。

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最終更新:2024年09月28日 14:42