レッド(ポケモン)

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レッド(ポケモン) - (2021/03/01 (月) 20:43:26) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/19 Sat 01:25:19
更新日:2024/02/18 Sun 19:53:12
所要時間:約 15 分で読めます




ポケットモンスター」シリーズにおける初代主人公。


●概要

赤・緑・青・ピカチュウファイアレッド・リーフグリーン(FRLG)において登場した主人公
名前は自由に決めることができるが、デフォルトネームが幾つか用意されており、
例えば赤版では「レッド」「サトシ」「ジャック」、緑版では「グリーン」「シゲル」「ジョン」などがあった。

カントー地方マサラタウン出身の少年(リメイク版で女主人公を選んだ場合のみ少女)で、年齢は旧版の取扱説明書によれば11歳。
ある日同じ町に住む有名なオーキド博士から「ポケモン図鑑の完成」を依頼され、
フシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメの中から一匹(ピカチュウ版のみピカチュウ)を貰って旅に出る。
プレイヤーは彼を操り、ポケモンの収集・育成・戦闘をしながらカントーの各地を周り、ライバルのグリーンを初めとするトレーナーたちと腕を磨きつつ、最終的にはポケモンリーグ殿堂入りとポケモン図鑑完成を目指す。
また、道中でサカキ率いる悪の組織・ロケット団と戦うことになる。

自宅のテレビを調べた時の台詞や、モノマネ娘との会話から、一人称は「ぼく」(リメイク版の女主人公は「わたし」)ということが分かる。
また、サントアンヌ号の船員からは「無口だなあ」と言われるが、これはいわゆる「喋らない無個性主人公」であることを揶揄したものだと思われる。

服装は、男主人公は旧版・リメイク版共に赤ベースの帽子とベスト、青いズボンであることは共通。女主人公は白い帽子に青いシャツ、赤いスカート。
髪は旧版は黒髪だったのに対し、リメイク版では男女共に茶髪。


金・銀・クリスタルHGSS

シロガネ山洞窟の最奥部(HGSSでは山頂と分かるグラフィックになった)で一人佇んでおり、話しかけると裏ボスとして戦うことが出来る。
名前は「レッド」で固定、性別はリメイク版でも男で固定。初めて遊んだのが緑版で名前も「グリーン」だった人涙目。

歴代全主人公で唯一トレーナーに勝負を挑まれてもそちらの方を振り向かない。
無個性主人公のイメージを崩さないための配慮か、台詞は「…………」だけで、一言も喋らない。
3年前にたった一人でロケット団を壊滅させたことで、カントー地方のみならずジョウト地方にもその名は轟いている。


ブラック2・ホワイト2

ポケモンワールドトーナメントのチャンピオンズトーナメントに登場。
時系列を考えるともう20歳近くになっている筈だが、PWT内部は時空が歪んでいるのであまり深く考えてはいけない。

入場時の紹介は「生ける伝説」という何とも凄まじいもの。
しかし、フラットルールによりLvは50にされ、歴代チャンピオンと比べて使用ポケモンがやや地味…もとい渋いステータスのものばかりで、あまり強くない。
アデクミクリ相手に勝ったり負けたりと、あまり勝ち上がってこないので、おいしい相手と言えど戦う機会はあまり多くない。

また、トーナメントに優勝すると対戦相手のチャンピオンズがロビーに集まっていて、話しかける機会があるのだが、レッドの姿だけは無い。


サン・ムーンUSUM

アローラポケモンリーグ初代チャンピオンになった後、バトルツリーに訪れるとグリーンとの2人セットで現れ、2人のうちどちらかを選択して戦える。
BW2とは違って時系列に合わせてちゃんと成長した姿での登場となったが…芋っぽい少年が順当に成長した結果、無骨な男前の青年となった。
やっぱり喋らないので主にグリーンが会話する。

バトルツリーはBP集め以外にもジャッジ機能の解放など、ポケモンの育成を行う上で不可欠な要素がある必須施設なのだが、
ここでレッドまたはグリーンに勝たないとバトルツリーに入る事ができない。
それでいて、強化四天王よりも強いのだからたまったものではない。
USUMではバトル前にグリーンが手持ちを回復してくれるようになった。

なんとかバトルに勝利し、バトルツリーの施設の利用ができるようになった後は、NPCとしてはひとまず登場しなくなるが、バトルツリーのボス枠(バトルレジェンド)として再び登場する。

また、シングルバトルのノーマルランクを初めてクリアした時に1回だけNPCとして現れ、御三家のメガストーンをくれる。


●使用ポケモン

ピカチュウ♂ Lv.81
エーフィ♂  Lv.73
カビゴン♂  Lv.75
フシギバナ♂ Lv.77
リザードン♂ Lv.77
カメックス♂ Lv.77

基本的に「前作旧版の最初のポケモン4匹+前作でイベント入手するポケモン」で構成されているが、タイプはバラバラでバランスが良い。
金銀は全体的なレベルが前作の赤緑より10程低めに調整されている分、
「精々裏ボス的な奴が居たとしてもレベル60程度だろう」
というノリでシロガネ山に突撃したプレイヤー達を血祭りに上げた。

努力値を振ってない以上、ちゃんとパーティを把握していればレベル50程度で十分に突破は可能で、
見かけのレベル程の強敵ではないことを実感出来るが、金銀における初見殺しの筆頭でもある。
何も知らずにうっかり話しかけ、ピカチュウに6タテを食らった人も少なくはないだろう。

ちなみにカビゴンはゴーストタイプであっさり止まる*1

  • HGSS
ピカチュウ♂ Lv.88
ラプラス♂  Lv.80
カビゴン♂  Lv.82
フシギバナ♂ Lv.84
リザードン♂ Lv.84
カメックス♂ Lv.84

エーフィが抜け、ラプラスが加わった。
そのため結果的にオレンジ諸島編のサトシの手持ちと(最終進化系であることを除けば)同一となった。
レベルが全体的に7上がっている他、全員が所謂個体値6Vであり、ピカチュウはでんきだま持ち、天候が霰デフォルトな上、カメックス、ラプラス、カビゴンはふぶきまで覚えている強敵。

色々なタイプの攻撃技を持たせた所謂フルアタ構成なので、良く言えば様々なタイプを相手に出来て隙が少ない。
サブウェポンは精々どろかけ程度だろう。と考えてピカチュウ相手に適当なポケモンを出したら、アイアンテールで返り討ちに遭った、なんてプレイヤーも少なくない。
ただし、このほぼ全てのポケモンがフルアタの構成は、悪く言えば器用貧乏。
例えばカビゴンに関しては、「ねむる」を乱用されてジリ貧になる厄介さが無くなったり、搦め手を使われて苦労する局面が減った点では楽になった。

ちなみにピカチュウは旧版のピカチュウ版(=アニメ版の設定を逆輸入した特別版)由来のポケモンであるため、手持ちの中で唯一進化していなかったり、
技構成もある程度ではあるが当時のアニメ版のものに倣っていたりする。

  • BW2 PWT・チャンピオンズ
ピカチュウ Lv.50
ラプラス  Lv.50
カビゴン  Lv.50
フシギバナ Lv.50
リザードン Lv.50
カメックス Lv.50

カントー御三家も次作XYメガシンカするまでイマイチだったのもあるが、何より火力以外悲惨なピカチュウの存在が完全に足を引っ張っている。
注意すべき点があるとすれば、スカーフしおふきコンボのカメックスくらいだが、強化アイテムなしのカメックスの決定力は低く、体力MAXのしおふきでも等倍なら大抵のポケモンは耐えられる。

結局のところ他のチャンピオンと渡り合える手持ちなら苦戦する事はまずないだろう。
なおエルフテラキで完封できる。


  • サン・ムーン
ピカチュウ♂ Lv.70
ラプラス♀  Lv.65
カビゴン♂  Lv.65
フシギバナ♂ Lv.66
リザードン♂ Lv.66
カメックス♂ Lv.66

  • USUM
ピカチュウ♂ Lv.74
ラプラス♀  Lv.69
カビゴン♂  Lv.69
フシギバナ♂ Lv.70
リザードン♂ Lv.70
カメックス♂ Lv.70

手持ちはHGSSの時と同じだが、これらのポケモンはバトル施設でもない野試合バトルであるにも関わらず、みっちり努力値が振り切られた育成完了仕様。個体値は当然のごとくALL6Vである

レッド以外に努力値振り済みのポケモンを繰り出してくるのはグリーンと強化四天王のみであり、そしてレッドはその中でもっともレベルが高い。

何とかバトルツリーに辿り着いた程度の手持ちレベルでは到底勝つ事ができない難敵である。
ちなみに同じ場所で選択になるグリーンよりもレッドの方がレベルが少し高いが、グリーンは6匹とも素早さ極振り仕様なので、逆にグリーンの方が何も出来ないままやられる危険がある。
手持ちポケモンの戦闘スタイルと相談しよう。

  • バトルツリー
ラプラス  Lv.50
カビゴン  Lv.50
フシギバナ Lv.50
リザードン Lv.50
カメックス Lv.50

BW2で「チャンピオンズトーナメント最弱」「ピカチュウはマスコット枠」等とネタにされた反省からか、ピカチュウはリストラされた
なのでピカチュウを除いた5匹の中から3匹が選出される。

御三家の3匹はメガシンカすることがあるが、1バトルにつきメガシンカは1匹までのルールのため、3匹全てがメガシンカしてくることはない。
ただ、5匹中3匹を選出する関係上、御三家のうち最低1匹は必ず出てくる。


ポケットモンスター(アニメ)

主人公・サトシは旧赤緑版の主人公がモデル。(CV:松本梨香
そして彼を逆輸入したのがピカチュウ版の主人公である。
他のメディアミックスの「レッド」や「サトシ」が赤をパーソナルカラーにしているのに対して、このサトシは青をパーソナルカラーにしている。
なお、服装はシリーズを経るにつれ、その後の歴代男主人公に合わせるようにチェンジしていっている。


ポケットモンスターSPECIAL

一章の主人公。赤いキャップ帽とジャンパーが特徴。
詳しくはレッド(ポケットモンスターSPECIAL)を参照。


ポケットモンスター(穴久保幸作版)

主人公。本名は赤井 勇。
ギエピーピカチュウバルキーと共に全国を旅している。
章が変わってもずっと主人公として活躍する。
ギエピーよりはマシだがこちらもかなりのアホである。
(モンスターボールを金玉と間違える等)


●ポケットモンスター THE ORIGIN

主人公。姿はリメイク版のFRLGの男主人公のもの。(CV:竹内順子
オーキド博士からヒトカゲを貰い、旅に出る。当初はやや頼りなかったが、旅を通じて成長していく。
ポケモンタワーの事件の解決後、フジ老人からお礼として2つの石(リザードナイトXとキーストーン)を貰い、
ミュウツー戦ではリザードンをメガシンカさせた。


大乱闘スマッシュブラザーズX大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

プレイヤーの一人として「ポケモントレーナー」が登場。(CV:半場友恵)
姿はリメイク版のFRLGの男主人公。
ゼニガメとリザードンとフシギソウを手持ちとしており、その三匹をチェンジしながら戦う。トレーナー本人は背景で支持出しをしている。







以下余談





ゲーム内にて

  • そこらへんに突っ立ってるトレーナーは全員倒した
  • 勝負を挑んできたトレーナーは老若男女見境無く撃破
  • その結果歯向かってくるトレーナーは一人もいなくなった
  • 泥棒の被害に遭ったお宅に何度も勝手にお邪魔する
  • その泥棒から奪還した盗品をネコババする
  • 被害のない家にも勝手にお邪魔する
  • 100万円の自転車をタダで頂いた
  • タマムシのスロットで景品を根こそぎ頂いた
  • 道場破り
  • 霊を祓った
  • 秘密結社ロケット団を一人で壊滅
  • 目に付いたロケット団員および幹部、ボスは全員倒した
  • それどころか数年(少なくとも3年)は再建できないようにした
  • カントー地方全ジム制覇では飽き足らずポケモンリーグも制覇
  • チート竜使いにチート無しで勝つ
  • 後のチャンピオンと過去に何度も戦い、何度も負かしている
  • チャンピオンになったソイツも倒して自身がチャンピオンに
  • 四天王、チャンピオン相手にカツアゲを何回も実行
  • 射程内の伝説ポケモンはあらかた手にいれた
  • 霰が降りしきる山頂で半袖

とまあこれだけの事をしたわけだが…
レッドさんなら仕方ない


霊山・極寒なのに半袖・台詞が「………」のみでバトル終了後、スッと姿が消えたりする為、一部ではレッドは幽霊説まで出てしまった。
が、タグにもあるように公式では否定されている。
というか公認なら当時チビッ子だったプレイヤー達にとっては思い出クラッシャーなんかでは済まされない。


サン・ムーンではここら辺の設定が補強され、何を言われても喋らない恐ろしいほどの無口キャラという設定になった。
グリーンに話を振られて考える仕草こそ見せたがセリフは「………」のみで、もはや無口どころか何か喋れよとツッコミたくなるレベル。
しかも常に口を真一文字に結んだままで表情は殆ど崩さない。ポーカーフェイスというよりリアクションが薄すぎる。
見方によってはかなりシュールだが、今までの無口設定を損なわずに強い個性を出せたと捉えるべきだろう。

シュールな無口キャラでも微妙に思う人はいるかもしれないが、もしも変な個性を設定されていたら更に多くの人が残念に思うはず。






レッド『………………………………………。
(訳:追記・編集等お願いしますm(__)m)』

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