アンズ(ポケモン)

登録日:2011/08/12 Fri 13:31:11
更新日:2025/07/04 Fri 21:49:41
所要時間:約 3 分で読めます





ふふふ……
ざんねんだったわね……

っていうのはウソー!

あたいが ホンモノ!
セキチクジムの アンズよ!!



ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
初登場は『ポケットモンスター 金・銀』。

CV:杉山里穂(ポケモンマスターズ



◆概要


初代『赤・緑』ではセキチクシティのジムリーダーを務めていたキョウ
そんな彼だが『金・銀』ではなんと四天王に昇格。
彼女はそのキョウの娘であり、四天王に昇格した父の後を継いでセキチクジムリーダーを務めている。

一人称は「あたい」。
忍者コスチュームで、髪を後ろにまとめている。おでこ。

専門タイプは父親と同じどくタイプ
ジムには見えない壁の他に、彼女とそっくりに変装したトレーナーを配置している。

父親のことをとても尊敬しており、父親の為に毎日お弁当を届けたり、ハヤトとどっちの父親が凄いか競い合ったりもしている。

ちょっとファザコン気味。


◆ゲームでのアンズ


上述の通り、『金・銀・クリスタル』にて四天王になったキョウの代わりにセキチクジムリーダーとして登場。
上記にもあるが、ジム内にはアンズに変装したトレーナーが数多くいる。
全員が話しかけるまでバトルにならない仕様であり、話しかけるまで正体が分からないので、
適当に話し掛けたらアンズだった、という経験をした人も少なくないはず。
壁のレイアウトが前作からこっそりと変わっており、ジムの中央部にいるトレーナーがまさかのモブで、
前作でキョウの立っていた場所にいるアンズが本物だろうと思ったら不意を突かれるという仕組み。
実は中央部のモブトレーナーはジムに入ってから真っ直ぐ突っ込めば話しかけられる。
ちなみにジムトレーナーはミニスカート、キャンプボーイ、ピクニックガールと3年前と比べて大幅に変わっており、皆アンズとほぼ変わらない年代に。手持ちも全員どくタイプ統一に変更と、よりどくタイプジムらしくなっている。
3年前が色々おかしかっただけとか言ってはいけない


ファイアレッド・リーフグリーン』では、逆輸入の形で登場。
バトルはできないが、話し掛けるとボイスチェッカーに登録できる。

Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』では未登場に終わった。キャラとしては仕方がないだろうが、金銀メタる発言するならキョウのセリフでいいから示唆して欲しかった…。


使用ポケモン

【金・銀・クリスタル】
  • クロバット ♂ Lv.36 つばさでうつ/ちょうおんぱ/あやしいひかり/いやなおと
  • アリアドス ♂ Lv.33 ギガドレイン/ナイトヘッド/いとをはく/こわいかお
  • マタドガス ♂ Lv.36 ヘドロばくだん/スモッグだいばくはつ/どくどく
  • マタドガス ♂ Lv.36 ヘドロばくだん/スモッグ/だいばくはつ/どくどく
  • モルフォン ♂ Lv.39 サイコキネシス/どくどく/かげぶんしん/みやぶる

【ハートゴールド・ソウルシルバー】
  • クロバット ♀ Lv.47 つばさでうつ/ちょうおんぱ/あやしいひかり/いやなおと
  • マタドガス ♀ Lv.44 ヘドロばくだん/ダブルアタック/だいばくはつ/どくどく
  • アリアドス ♀ Lv.47 どくづき/ミサイルばり/サイコキネシス/こわいかお
  • アリアドス ♀ Lv.47 どくづき/ミサイルばり/ナイトヘッド/いばる
  • モルフォン ♀ Lv.50 ヘドロばくだん/シグナルビーム/サイコキネシス/かげぶんしん
    (オボンのみ)

切り札はモルフォン。ちなみにキョウの切り札であるクロバットは初手で出てくる。
キョウと同じく、相手をどく状態にしつつ自身の能力をあげる戦法をとる。
だが、新米故か他のカントージムリーダー達と比べると、ポケモンのレベルは低め。
(全員Lv.40以下なので、四天王よりも低い)
クロバットの「ちょうおんぱ」と「あやしいひかり」、アリアドスの「いとをはく」と「こわいかお」、マタドガスの「ヘドロばくだん」と「スモッグ」といった上位互換と下位互換の技を何故か同時採用していたりと技構成もツッコミだらけ。
そのため最初に攻略する人も多いだろう。
しかし、レベルが低いからといって油断は禁物。
どく状態に注意しながら戦うのが良い。

リメイク作の『ハートゴールド・ソウルシルバー』では全員のレベルが11もあがり、2匹いたマタドガスの1匹をアリアドスに変更している。加えて全員の性別が♀に変更される。
が、やはり他のカントージムリーダー達と比べるとポケモンのレベルは低め。
技構成のツッコミどころは減ったものの、クロバットは相変わらず「ちょうおんぱ」と「あやしいひかり」のW採用である。
なので、殿堂入りを果たした手持ちであれば苦戦はしないだろう。
それとアリアドスが2匹に増えたとはいえ、所詮合計種族値(当時)390しかない序盤むしポケモンなのでぶっちゃけ弱い。合計種族値490であるマタドガス2匹のままだったほうが多分まだ強かったはず。

勝利するとピンクバッジと『金・銀・クリスタル』ではわざマシン06どくどく」、
『HG・SS』ではわざマシン84「どくづき」が貰える。
ちなみに『金・銀・クリスタル』では数少ない、わざマシンをくれるカントージムリーダーである。


+ ポケモンスタジアム 金銀
【ポケモンスタジアム 金銀(表)】

【ポケモンスタジアム 金銀(裏)】


【ハートゴールド・ソウルシルバー(強化後)】
  • クロバット ♀ Lv.52 クロスポイズン/ねっぷう/とんぼがえり/あやしいひかり
  • ドクロッグ ♀ Lv.52 どくづき/クロスチョップ/メロメロみがわり
  • ドラピオン ♀ Lv.55 クロスポイズン/かみくだく/あやしいひかり/つるぎのまい
  • マタドガス ♀ Lv.56 ヘドロばくだん/10まんボルト/だいばくはつ/どくどく
  • アリアドス ♀ Lv.58 とびはねる/ナイトヘッド/どくどく/いばる
  • モルフォン ♀ Lv.59 むしのさざめき/サイコキネシス/ねむりごな/かげぶんしん
    (オボンのみ)

毎日16~18時までの間にキョウの弁当を届けにチャンピオンロード関所にいるので、話し掛けると電話番号を登録可能。
再戦の申し込みは月曜日の昼に可能。

アリアドスが1匹となり、ドクロッグとドラピオンが追加されたが
それでも他のジムリーダーと比べるとレベルは低め。
まだ新米だから仕方ないといえば仕方ないが。

ちなみに電話番号登録後、再びチャンピオンロード関所に上記の時間帯に行くと、一緒に記念撮影ができる。



+ ポケモンワールドトーナメント
【PWT(カントーリーダーズ)】
  • モルフォン Lv.50(ヤタピのみ)
  • マタドガス Lv.50(ほのおのジュエル)
  • アリアドス Lv.50(ウタンのみ)
  • クロバット Lv.50(オボンのみ)
  • アーボック Lv.50(シュカのみ)
  • ドククラゲ Lv.50(ズアのみ)

【PWT(ワールドリーダーズ・タイプエキスパート)】
  • モルフォン Lv.50(こうかくレンズ
  • マタドガス Lv.50(ゴツゴツメット)
  • ニドクイン Lv.50(いのちのたま)
  • クロバット Lv.50(くろいヘドロ)
  • ロズレイド Lv.50(たべのこし)
  • ドククラゲ Lv.50(カゴのみ)



◆『ポケットモンスターSPECIAL』でのアンズ


第3章から登場。どこか幼い印象を受ける原作アンズと反対に、大人びた雰囲気を醸している。一人称は「拙者」で、時々語尾に「ござる」を付ける。
手持ちはアリアドス、クロバット、ベトベター。
父親と同じくボール手裏剣を使いこなす。

忍者修行で培った俊敏さを生かしフリーの仕事人として強盗事件の実地訓練等に協力していた。
父から忍として主君、つまりキョウの敬愛するサカキに仕えるよう常々言われていたものの、父の失踪を機に目標を見失ってしまう。
その後、同じ立場にあるハヤトとの交流を通し少しずつ変わっていく*1



◆余談


二次創作ではファザコン同士、年齢も近い者同士でハヤトとカップリングにされる事が多い。

『HG・SS』では月曜日にどの時間帯でも良いので、タマムシデパートに行ってみよう。
ハヤトと父親について張り合っている場面を目撃できる。
ぶっちゃけただの痴話喧嘩である。

名前の由来はバラ科サクラ属の落葉小高木「杏(あんず)」。
花言葉は「乙女のはにかみ」「慎み深さ」「臆病な愛」「疑い」「疑惑
トレーナーとしてはまだまだ未熟な彼女だが、将来が非常に楽しみである。


なお、カントー地方のジムリーダーの中では唯一、
アニメには未登場のまま。何故だ。




追記・修正は父親を尊敬する人がお願いします。

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最終更新:2025年07月04日 21:49

*1 金銀のゲームにおいて二人の絡みは全くないので、HGSSで二人がファザコン喧嘩をするのはおそらくここから逆輸入されたのではないかと言われている