マタドガス

登録日:2010/02/22 Mon 00:54:59
更新日:2021/05/13 Thu 07:15:35NEW!
所要時間:約 9 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


通常


双子の 体を 交互に しぼませたり 膨らませたりして 毒ガスを 混ぜている。 混ぜるほど 毒素が 強まり 臭くなる。

全国図鑑No.110
分類:どくガスポケモン
英語名:Weezing
身長:1.2m
体重:9.5kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:どく

特性ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」が無効)
かがくへんかガス(この特性を持ったポケモンがいる間、他のポケモンの特性の効果が発動しなくなる) ※第八世代より
隠れ特性:あくしゅう(攻撃したとき10%の確率で相手をひるませる) ※第八世代より


種族値
HP:65
攻撃:90
防御:120
特攻:85
特防:70(第一世代のみ85)
素早さ:60
合計:490

弱点:エスパー/じめん
半減:くさ/むし/どく/かくとう/フェアリー
(特性がふゆうの場合、じめんは無効)

努力値:防御+2

ドガースがLv35でマタドガスに進化する。

リージョンフォーム


工場が 建ち並び 空気が 汚れていた むかし。 なぜか この姿に 変化した。

ガラル図鑑No.110
身長:3.0m
体重:16.0kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:どくフェアリー

特性ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」が無効)
かがくへんかガス(この特性を持ったポケモンがいる間、他のポケモンの特性の効果が発動しなくなる)
隠れ特性:ミストメイカー(場に出た時、ミストフィールドを展開する)

種族値(原種と全く同じ)
HP:65
攻撃:90
防御:120
特攻:85
特防:70
素早さ:60
合計:490

弱点:エスパー/じめん/はがね
半減:くさ/あく/フェアリー
1/4:むし/かくとう
無効:ドラゴン
(特性がふゆうの場合、じめんは無効)



■概要


ベトベトンと共に、初代から代表的などくポケモンとして知られる。
進化前のドガースの分離途中っぽい。

ポケモン世界の生物兵器で、体の中で毒ガスを精製している。
…が、そのガスを限界まで薄めると最高級の香水が出来上がるらしい……
どんな香水なんだろうか…

火山地帯や都市部のゴミ処分場等に出没し、火山ガスや排気ガスを取り込み生活している。これらのガスを体内で化学反応させて新たな毒ガスを造るのだ。
性質上、ガスの大半は可燃性のため爆発しやすい。

名前の由来は、神経ガスの一種である「マスタードガス」から。
2匹くっついているので「またドガース」の意味もあるのかもしれない。

ちなみに、第4世代当時は公式最強どくタイプだったらしい。

●ガラルのすがた

ソード・シールドではリージョンフォームとしてガラルのすがたのマタドガスが確認された。
可愛いお髭と頭についた煙突が特徴的で、どくにくわえてもう一つのタイプがまさかのフェアリーである。
一見するとフェアリー要素はどこにもないようだが、「フェアリー式機関車」と言う機関車の設計方式が元ネタと思われる。
ガラル地方に工場が立ち並び空気が汚れていたころからこの姿に進化するようになったらしい。産業革命期のことか?
原種と同様に汚い空気を栄養源としているが、その毒素だけを体内で取り除き綺麗な空気を自身の煙突形の頭頂部からフンとして排出しているという、アローラベトベトン同様の環境に優しい毒ポケモンになった。
外見上は髭と帽子のような煙突で♂のイメージだがちゃんと♀もいるのでご安心を。

■ゲームでのマタドガス系


初代やそのリメイクの終盤に訪れることになるポケモン屋敷に出現。
ピカチュウ版で野生のものは出ないが、アニメで見たような2人組のロケット団員が使用するので印象深い。

初代では最強のどく技「ヘドロこうげき」を覚えるが、この技もどくタイプ自体も不遇で使い勝手は良くない。
どちらかと言えばわざマシンなしで「じばく」と「だいばくはつ」を覚える数少ない種族なのが利点か。
他に同条件を満たすのはゴローニャ系とマルマイン系のみ。

金銀HGSSでは焼けた塔、RSEORASでは炎の抜け道で出現。
「みちづれ」や「おきみやげ」等やはり捨て身系の技を多く覚える。

「ヘドロばくだん」をレベルで覚えるようになったのはDPt以降。
ちなみにベトベトン系は第二世代の時点でレベル技に追加されている。

剣盾では進化前のドガースがエンジンシティはずれで初登場し、ワイルドエリアには広い地域に分布している。
ガラルマタドガス自体はまどろみの森の奥で大量に出現する他、げきりんの湖やキバ湖・東(クリア後限定)といったワイルドエリアの一部にシンボルで出現。まどろみの森に霧がかかってるのってこいつが大量にいるからなんじゃ

ガラル地方では進化と同時に「ワンダースチーム」、思い出しで「ねっぷう」を習得できるようになる。
「ヘドロばくだん」も含めてわざレコードなしでもサブウェポン含めて強力な技を覚えてくれるという結構頼りになる紳士。
優秀な耐性と攻撃範囲を持つため、サイトウ(ソード限定)やポプラネズ対策に育ててみるのもいいかもしれない。
キバナ対策にはキバナがじめんやはがねを多く使う砂パでもあるので微妙かもしれないが、一応相手の「すなおこし」や「すなはき」を阻止する目的があれば採用の余地はある。

トレーナーでは、ジムリーダーキョウとその娘・アンズ、ガラルのすがたはポプラ
進化前のドガースはジムリーダー・ホミカが使用。

悪の組織ではHGSSでロケット団のラムダ、ORASでマグマ団リーダー・マツブサが使用する。


■対戦でのマタドガス


防御に秀で、火力も平均程度にはある。
初代ではベトベトンと共に最強のどく技「ヘドロこうげき」を備え、サブウェポンも「10まんボルト」「かみなり」「だいもんじ」とそこそこ優秀。
しかし当時は弱点であるエスパーが無双していたので活躍出来なかった。
同タイプでも一致「サイコキネシス」すら耐える耐久力があり「だいばくはつ」の火力でも勝るベトベトンの方がマタドガスよりは活躍しやすかった。団栗の背比べだが
積み技対策の「くろいきり」を覚えたりするが、状態異常ももれなく解除する当時の仕様からしてお察しください。

第二世代では「ヘドロこうげき」の上位版である「ヘドロばくだん」を習得。
第三世代にて特性「ふゆう」をGETして弱点だったじめんを克服し、弱点はエスパーのみに(ただし「かたやぶり」や「じゅうりょく」等には注意)。

さらに、エスパーもだんだん弱体化が図られたのでその点も大きい。
エスパー技をタイプ不一致で覚えさせる奴も少ないのも追い風と言えるか。


「ふゆう」が祟って「どくびし」は回収出来ないのが残念なところ。
また特殊耐久は紙同然なので特殊アタッカーの相手はしないように。

その能力から物理受けとしての活躍が期待出来、特にタイプ的にかくとうポケモンを安定して受けることがでる。
「おにび」も覚えるので更に耐久力を高める事も可能。
ただしかくとうにおにびをする場合特性「こんじょう」に注意。

しかし、HP種族値65とやや心もとなく、おにびを無効化するバシャーモゴウカザル、こんじょう持ちにはごり押しを許す可能性があるので注意が必要。
特に猿と軍鶏は特殊型の可能性もあるので型が分かるまで相手しないのが無難。

そんな奴等には「みちづれ」「いたみわけ」「だいばくはつ」で共倒れを狙ってるのも手だが、素早さが遅いため使い所に注意したい。

「だいばくはつ」は読まれやすく、ゴーストタイプを呼びやすいので注意。
火力もそれなりにあり、物理アタッカーを受けながら反撃もできる。
攻撃の方が特攻より少し高いが、物理技はレパートリーが壊滅的なため必然的に特殊型になる。
特にDPt以降は「ヘドロばくだん」が特殊化したので、めぼしい物理技は「だいばくはつ」位になってしまった。

USUMの話になるが、努力値や技構成をしっかりしたならばミミッキュに打ち勝つことが可能と判明した。


第八世代ではガラルマタドガスの追加と同時に第二特性「かがくへんかガス」と隠れ特性「あくしゅう」を獲得。
ただし原種の隠れ特性自体は入手が面倒であり、確定で隠れ特性になるのはPDW産かダイマックスアドベンチャー産のみとなっている。
あとは第六世代の群れバトル産かヨロイじま各地に現れるチホコとガラルマタドガスを交換して入手する。
どちらも確定で入手する手段ではない。過去技と隠れ特性を確実に両立させたければとくせいパッチを使うしかない。
しかしそこまでして入手してもはっきり言って使いづらい。

技の選択肢は結構豊富。

  • ヘドロばくだん
タイプ一致の主力技。
長らくくさ以外に弱点を突けなかったが、現在は流行のフェアリーにも有効。
3割どくが地味に嬉しい時も。

  • だいもんじかえんほうしゃ
どくを無効化するはがねタイプを一掃出来る。
範囲が広いので重宝する。

  • シャドーボールあくのはどう
どくや爆発に耐性を持つゴーストや弱点であるエスパー対策に。
シャドボはノーマルタイプに無効化されるが、それ以外の相手にはあくのはどうよりも通りが良い。

  • 10まんボルトかみなり
ギャラドスをはじめとするみずタイプに。

  • おにび
屈強な物理アタッカーに。
素の耐久力の高さと相まって、物理に滅法強くなる。

さらに固くなる。
防御種族値120×のろい×おにび=???

  • おきみやげ
相方のサポートに。
ブラック・ホワイトから「だいばくはつ」が弱体化したので是非。

  • くろいきり
積みポケの敵。
いてつくはどう同様、使いどころにご注意を。

  • ねむる/いたみわけ
回復技
HPの低さから、回復前にあぼーんしかねないので使いどころに注意。

  • クリアスモッグ
BWから登場したタイプ一致特殊技。威力は微々たる物だが相手の能力変化を打ち消せる。
「くろいきり」のほぼ上位互換だが、技タイプの関係上はがねに対して無力なのに注意。


持ち物には長持ちするため、「くろいヘドロ」や「カゴのみ」など。
「たべのこし」は「トリック」で奪われるかもしれないので、「くろいヘドロ」にした方が無難。


●ガラルのすがた

フェアリータイプが追加されたことにより、半減が3つ、1/4が2つ、無効が1つ(特性がふゆうの場合2つ)という優秀な耐性を手に入れてさらに防御力が増した。
代わりにはがねタイプは一致技が両方半減されるわ弱点をつかれるわの原種以上に注意すべき相手となった。
フェアリータイプを得たため新たに「じゃれつく」、「マジカルシャイン」、専用技の「ワンダースチーム」を習得した。
「ワンダースチーム」は威力90・命中95のフェアリー特殊技であり、追加効果として20%の確率で相手をこんらんにする。

特性は従来の「ふゆう」に加えドガース系専用特性「かがくへんかガス」と隠れ特性の「ミストメイカー」。

「かがくへんかガス」はマタドガスが場に出ている間場に出ているポケモンの特性を無効にするという効果だが、すべてのポケモンの特性を無効化できるわけではなく、「ばけのかわ」
などの例外もある*1*2
しかし、ノーマルタイプの技を別タイプに変える〇〇スキン系、天候やフィールドを入れ換える特性もマタドガスがいては発動できない等、強特性なのには間違いない。
「こんじょう」持ち物理アタッカーに平気な顔しておにびやどくどくをぶちこんで機能停止させたりもできる。 
ダブルバトルでは上記の天候・フィールド特性の他、「いかく」、「ふゆう」などのダブルの強力特性を消せるため、メタ性能は中々高い。
場に出ているポケモンすべての特性を無効化するので味方の特性をも消してしまうが、これを利用してマタドガスと天候・フィールド特性持ちを交換することで任意のタイミングで場を乱しにいく戦法も可能。
勿論味方のマイナス特性も消せるので、アーケオスレジギガスなどとの相性は非常にいい。ケッキングが剣盾に登場しないことが悔やまれる。
なおこのかがくへんかガスの導入により、ガラルマタドガスの存在が一部で扱い辛い特性を持つポケモン用の麻薬扱いされるネタも発生した。みんな!“麻薬(ガス)”キメろォォ!!


隠れ特性の「ミストメイカー」はフィールドをミストフィールドにするというこれまた強力なものだが、元々ドラゴン技が無効であり状態異常を絡めた受け戦術を得意とするガラルマタドガスとはミスマッチであるのも否めなかった。
だが、「鎧の孤島」でミストフィールド下だと威力が上がる自爆技の「ミストバースト」を習得した為、場合によっては選択肢の1つにもなる。

現在最もメジャーなのは、原種と同様の「ふゆう」を活かしたじめん弱点がない物理受け型。
特化させれば弱点だろうと大体の物理技を止めてくれるなど、ミミッキュなどの物理アタッカーにはめっぽう強い。
こちらが「ふゆう」だろうと「かたやぶり」で弱点をつかれる上にこちらの一致技がすべて無効or1/4になる天敵ドリュウズのじしんも一撃は耐え*3、おにびを決め込んでくれる。
弱点のはがね技(相手が「かたやぶり」ならばじめん技も)の多くが物理技であるのもマタドガスの受け性能には追い風となっているが、その代わりに特殊技には弱いのも原種と同様。

アタッカーとして使う場合、種族値的にはこうげき>とくこうだが特殊技のレパートリーの方が豊富なのも原種と同様なので特殊アタッカー運用が考えられる。
しかし、わざレコードで「じゃれつく」を習得できるようになったことによりようやくタイプ一致物理技を覚えるようになった。第四世代で技ごとに物理、特殊が分かれてからはじめてのことである。
「のろい」と合わせた物理型も相手の意表をつける…かもしれない。

アニメでのマタドガス


ロケット団のコジロウの手持ちで登場。最初はドガースだった。
もっぱらバトルより、煙幕などで撹乱に使用される。

やられ続けた結果、ピカチュウの電撃に耐性がついた。

コジロウのよき相棒だったが、みだれひっかきでサヨウナラで大好きなコジロウ達と別れた。

さらば友よ・・・


■大乱闘スマッシュブラザーズでのマタドガス


DXのモンスターボールで登場。
身体からスモッグを噴出させて攻撃する。
攻撃範囲は狭いが、多段ヒットするのでハマると100%以上のダメージを受けてしまう。

ドガースは64版にて辺りにスモッグを撒き散らしている。


■余談


  • ギャラボム
第四世代当時、ハードマウンテンに野生の個体もたまに出現するので、そいつらとバトルサーチャーを利用した経験値&努力値稼ぎ方法があった。

①育てたいポケモンに「しあわせタマゴ」を持たせ先頭に。

②ナギサシティの左にある海の釣り人に話しかける

③バトルし、先頭のポケモンをマタドガスに交換し「だいばくはつ」で退場してもらう。

④育てたいポケモン「経験値丸々おいしいれす(^q^)」

⑤バトルサーチャーを用いて、①~④を繰り返し。

通称"ギャラボム"と呼ばれる方法。
ハードマウンテンの個体はレベルは高いが、クイックボール一発でゲット可。


またもうひとつ"双子ボム"という方法もある。
準備としてはギャラボムで使用しているマタドカスを双子ボムやふしぎなアメ、危ない薬を使って鍛えなさい!!

①育てたいポケモンにしあわせタマゴを持たせて先頭に。
 この時まもるを覚えさせると良いがなくとも構わない。

②廃人ローd…………ズイタウン上にいる双子ちゃんにケンカを吹っ掛ける。

③育てたいポケモンにまもるを使わせる。
 覚えさせない場合は捨て駒に交代する。

④マタドカス大先生に大爆発で散ってもらう。

⑤(^q^)「経験値上昇☆見ててね!」






あゝ…今日も何処かで、マタドガスの大爆発の音がする……

  • ワンダースチームについて
「ワンダースチーム」はよく考えたら「綺麗な煙で、吸ったら混乱することもある」というあぶないものっぽい性能。
その要素とスコットランド風の服を着た女主人公という要素*4もあってか、やさぐれた剣盾主人公がガラルマタドガスの煙を吸うイラストが時おりみられる。


……
………
マタドガス「いいか、ボウズ。俺があのギャラドスを“だいばくはつ”で倒す。だからお前は俺の経験値を受け取ってくれ……」

「え…?そ…それじゃあマタドガスさんが…」

マタドガス「いや、良いんだ。それが俺の役目だからな」

「でも…でも、それは―――」

マタドガス「甘ったれるな!お前は将来パーティーのアタッカーになるんだ!甘い感情は置いていけ!!!」

「は…はい!」

マタドガス「よし…それでいい……しあわせタマゴは持ったか?」

「は…はい、マスターが持たせてくれました!」

ギャラドス「ぎゃおーん」

マタドガス「……待たせたな。お前は俺のマスターとそこのボウズのために死んでくれ―――」
レッドはマタドガスをくりだした!

ギャラドスのはかいこうせん!!

マタドガス「グアァァァ!!」
レッド「堪えろ!堪えるんだ……!!!」

ギャラドスは攻撃の反動で動けない

レッド「今だ!気を解放しろー!!」



大    爆    発

「マタドガスさーーーーんっっ!!!!」

にゅい→→→→→→んピコン!

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最終更新:2021年05月13日 07:15

*1 「ARシステム」・「アイスフェイス」・「うのミサイル」・「ぎょぐん」・「ダルマモード」・「ばけのかわ」・「バトルスイッチ」・「じんばいったい」は発動する。

*2 余談ながら、発売前はかがくへんかガスの仕様がよくわかっていなかったためマタドガス元々の物理受け性能も含め対ミミッキュ要員としての期待も大きかった模様。

*3 補正ありのA252ドリュウズのじしんで補正ありHB252マタドガスを確定二発

*4 スコットランド人はやさぐれて、バグパイプを吹き、酒やクスリをキメるという侮蔑的なエスニックジョークがある。