ヤロー(ポケモン)

登録日:2019/12/27 Fri 22:12:46
更新日:2024/12/04 Wed 11:46:38
所要時間:約 5 分で読めます






こりゃあ 手ごわい 勝負になる!
ぼくも ダイマックスを 使わねば


ヤローとは『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下剣盾)の登場人物である。

CV:新垣樽助(『薄明の翼』、『ポケモンマスターズEX』)


概要

ガラル地方ターフタウンのジムリーダー
くさタイプの使い手であり、「ファイティングファーマー」というキャッチコピーを持つ。

純朴で優しそうな雰囲気の童顔な青年だが、ガラルジムリーダー1のマッシブな体格をしている。それでいて意外にもジムリーダーの中ではあまり身長は高い方ではない。
縁の広い麦わら帽子のような帽子を被っており、首に巻いている緑色のタオルでよく汗を拭いている。
履いているゴム長靴は踏ん張りが効いて良いらしく、農作業をしている時以外にも履いているほど。
語尾に「~だわ」「~じゃ」などを付けて話す。
背番号は「831」で、「野菜」の語呂合わせとなっている。

農家の息子であり、自身も農業に携わっている。
ウールーを何匹も飼っているが、度々ジムスタジアムから逃げ出してしまうらしい。
転がるウールーをのんびり追いかけるヤローとワンパチ、それを町のみんなで追いかけるというのがターフタウンの新名物となっているそうだ。
畑仕事の他に綺麗な花の栽培を行っている。
ゲーム中には登場しないが弟が1人おり、設定資料集では仲良く農作業をしている様子のカットが確認できる。

幼い頃からポケモンたちと農作業の手伝いをしていたので、筋力と体力だけでなくポケモントレーナーとしての才能も磨かれている。
ジムチャレンジで使う牧草ロールは一個350キロもあるが、ヤローはそれを軽々と転がすことができる。

穏やかで非常に優しく、対戦相手のポケモンを必要以上に傷つけるようなことはしない。
ダイマックスを行う時には巨大化したモンスターボールを笑顔でポンポンと叩く。かわいい。
優しすぎるあまり強くない相手には本気を出しきれないため、ジムチャレンジでは1番手を担当し初心者トレーナーの最初の壁として立ちはだかる。
そのためジムチャレンジ開催初日から多くのチャレンジャーがスタジアムに押し寄せるという。
多くのジムチャレンジャーを捌ききるため、ジムチャレンジは少し厳しめに設定しているらしい。
また相手の力量によってはダイマックスをせずに試合を行うこともある。
リーグカードによればヤローは自分自身がライバルだと公言しているが、ルリナからは一方的にライバル視されている。

モンスターボールは、他のジムリーダーと同じくハイパーボールを使用。
なお、左右の腰に3個ずつモンスターボールを提げているが、この中に入っているポケモンは試合では使用しない。
ちなみにこのホルスターオニオンマクワも使用している。ジムリーダー御用達の品なのだろうか。
投げ方はサイドスロー。

ジムチャレンジで勝利するとくさバッジが貰え、Lv25までのポケモンを捕まえられるようになり、Lv30までのポケモンが言う事を聞くようになる。
他にもわざマシン10「マジカルリーフ」とヤローのレプリカユニフォームを貰える。


ジムチャレンジ

ジムミッションは、フィールド内にいるウールー20匹をゴールまで誘導するというシンプルなもの。
主人公が近づくと反対方向に転がるが、途中から登場するワンパチが近づくとウールーは怖がって違う方向へ転がってしまう。
その層にいるジムトレーナーを倒すとワンパチがおとなしくなるので、スムーズに進めたい場合は先に勝負を済ませておくといい。
制限時間はないため、数匹を逃がしてしまっても、先に群れを片付けた後で落ち着いて追い直せば問題ない。

前述したとおり、ヤローは「少し厳しめ」と公言しているのだが、ゲームシステム的にはリタイアしない限り失敗する要素が見当たらない。
メタ的なことを抜きに実際やっている側としてはそれなりに根性がいる難しい試練ということかもしれない。


使用ポケモン


●ジムチャレンジ


さあ ダイマックスだ!
根こそぎ 刈りとってやる!

  • ヒメンカ  ♂ Lv.19
  • ワタシラガ ♂ Lv.20〈ダイマックス〉

最初のジムだが挑戦するタイミングがシリーズで最も遅い分、一番手としては歴代で最も高いレベルのポケモンを使ってくる。
2匹ともくさ単タイプであり弱点が5つもあるので、最初にヒバニーを選んでいたり、道中でほのおタイプひこうタイプのポケモンを捕まえていたりすれば、それで楽に勝つことができるだろう。
切り札のワタシラガはダイマックスしてくるので、こちらもダイマックスで対抗しよう。


●トーナメント(クリア後)


ジム戦時の切り札だったワタシラガが前線に回り、かつバージョンによって手持ちの一部が違うという珍しいパターン。
初心者相手には本気を出していないという設定通りと言ったところか。
ダーテングorルンパッパ、キレイハナ、チェリムに加え、新ポケモンのアップリューorタルップルが加入している。
キョダイアップリューは相手に攻撃した後で相手の回避率を下げる「キョダイサンゲキ」、キョダイタルップルは相手に攻撃した後で自分の状態異常を治す「キョダイカンロ」を使ってくる。
全員に共通する弱点は、こおり*1どく、ひこう、むし
アップリューorタルップルはくさ/ドラゴン複合タイプなので、こおりタイプのわざで攻めたい。

余談だが、『鎧の孤島』クリア後に登場する際に切り札のアップリュー/タルップルではなくアマージョを連れ歩いている。これはどちらのバージョンに共通して使用するポケモンから選出されたものと思われる。


●ガラルスタートーナメント(DLC第二弾クリア後)
  • ダーテング  ♂ Lv.72 ※ソード限定
  • ルンパッパ  ♂ Lv.72 ※シールド限定
  • チェリム   ♀ Lv.73
  • アップリュー ♂ Lv.74〈キョダイマックス〉※ソード限定
  • タルップル  ♂ Lv.74〈キョダイマックス〉※シールド限定


●トーナメント(ガラルスタートーナメント 初回クリア後)

  • ダーテング  ♂ Lv.72 ※ソード限定
  • ルンパッパ  ♂ Lv.72 ※シールド限定
  • ワタシラガ  ♂ Lv.72
  • アマージョ  ♀ Lv.73
  • チェリム   ♀ Lv.73
  • アップリュー ♂ Lv.74〈キョダイマックス〉※ソード限定
  • タルップル  ♂ Lv.74〈キョダイマックス〉※シールド限定


Webアニメ『薄明の翼』において

第3話「相棒」にて初登場。ホップのもとを飛び出した彼のウールーがたどり着いた先がヤローの働く牧場だった。
何匹もいる自分のウールーと、迷い込んできたホップのウールーを一目で即座に見分けるというさり気なくすごいことをしている。
その後、アーマーガアタクシーの運転手に、ホップのウールーに付けられた識別タグに書かれている住所へ送り届けてほしいと託した。
第4話「夕波」では直接登場しないが、このエピソードの冒頭ではルリナに勝利した際の映像が流れている。
第7話「空」では冒頭で一瞬だけ登場。他のジムリーダー同様インタビューを受けており、ダンデについてのコメントを求められ「時々、一緒に遊んでいるような気持ちになるんだわ」と答えていた。
その後配信された「EXPANSION ~星の祭~」でも一瞬だけ登場。レアリーグカードに書いてある通り牧草ロールを軽々転がしていた。


余談

名前の由来は「セイヨウノコギリソウ」の英名「Yallow」。
花言葉は「戦い」「勇敢」「治癒」など。
だがその特徴的な名前から、あの破天荒で食いしん坊な某妖精ポケモンを連想した古参ユーザーも多かったようだ。






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最終更新:2024年12月04日 11:46

*1 ソード版の場合。シールド版ではルンパッパ以外弱点