ルリナ(ポケモン)

登録日:2019/12/13 Fri 21:21:17
更新日:2025/10/30 Thu 22:19:31
所要時間:約 3 分で読めます






わたしと 自慢の パートナーが

すべて 流しさって あげるから!




出典:『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト、19年11月26日閲覧、https://is.gd/0nVG11
©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.



ルリナとは、『ポケットモンスター』シリーズの登場人物。
初登場は『ポケットモンスター ソード・シールド』。

CV:雨宮天 (『薄明の翼』、『ポケモンマスターズ』)


◆概要


ガラル地方・バウタウンのジムリーダーを務める女性。
みずタイプの使い手で、キャッチコピーはレイジングウェイブ
なお、みずタイプ使いの女性ジムリーダーの登場は、地味にカスミ以来なんと7世代ぶり。*1

褐色肌で、黒のロングヘアーの所々にメッシュやエクステと思われる青色が混じっており、後頭部には水色お団子頭を作っている。
服装はセパレートタイプのへそが眩しいユニフォーム。背番号は「049」。
また、サンダルのかかと部分には浮き輪を思わせるパーツが付いている。



出典:ポケットモンスター ソード・シールド、ゲームフリーク、任天堂、2019年11月15日発売、
©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures/Inc. /GAME FREAK inc.



リーグカードによるとジムリーダーの他にモデルも兼業しており、こちらでもかなりの人気を誇るとか。
ただ、雰囲気がガラリと変わるため別人と勘違いされてしまうこともあるらしい。
その時の姿はレアリーグカードの写真で拝める他、シュートシティの電光掲示板にはルリナが起用された広告が流れている。
ジム戦でも日頃の癖によりモデル歩きになっている様子が確認できる。

父親が漁師で、母親がバウタウンの市場で働いており、その影響でみずタイプのポケモンが好きになったという。
凶暴で手放すトレーナーも多いカジリガメを手持ちに入れている辺り、みずポケモンへの愛情は本物で、彼女のトレーナーとしての技量の高さを表していると言えるだろう。

一人称は「わたし」で、二人称は「あなた」。
口調は穏やかだが、強い闘争心の持ち主でもあり、負けん気の強い性格。
また、「スタジアムを海に変えましょう」「世界の果てまで流し去ります!」などの派手な言い回しを好む。
バトル中の待機姿勢は腕組みをして仁王立ちであり、手掌を突き出しながらポケモンに指示を出す。

バトルで負けた時には頭を掻きむしりながら悔しそうな仕草をするも、すぐに冷静さを取り戻し、こちらの勝利を褒め称えてくれる。

同じジムリーダーであるヤローライバル視しているようだが、彼女が一方的にそう見ているだけらしい。
また、研究者のソニアとは親友同士。彼女と知り合ったのがジムチャレンジの時だそうなので、ルリナ・ソニア・ダンデの3人は同世代だと考えられる*2



◆ゲームでのルリナ


ジムチャレンジ

ジムチャレンジでは2番手を担当している。

ジム内は巨大な水道管から流れる水で所々が塞がれており、道中にあるバルブを操作して水を流したり止めたりしながら進んでいくパズル形式となっている。
意外と複雑で、ジム戦よりも難しかったという声も。無論、ジムトレーナーも点在している。

モンスターボールはダイブボールを愛用しており、足を大きく上げてから野球のピッチングのようなフォームで投げる。


ジムチャレンジで勝利するとみずバッジを貰え、Lv30までのポケモンを捕まえられるようになる。
またわざマシン36「うずしお」と、ルリナのレプリカユニフォームも授けてもらえる。

なおレプリカユニフォームは主人公の性別次第で形が異なる仕様(これはあくジムも同様)で、男だと露出の少ない普通のボディスーツといった感じだが、女だとルリナとお揃いのへそ出しになる。
DLC第一弾『鎧の孤島』クリア後にルリナに出くわすと教えてくれるが、このユニフォームは水着も兼ねているとか。


手持ちポケモン



スタジアムを 海に 変えましょう!

カジリガメ ダイマックスなさい!


出典:ポケットモンスター ソード・シールド、ゲームフリーク、任天堂、2019年11月15日発売、
©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures/Inc. /GAME FREAK inc.


【ジムチャレンジ】
  • トサキント ♀ Lv.22 うずしお/みずのはどう/つのでつく/つつく
  • サシカマス ♀ Lv.23 うずしお/みだれづき/かみつく/アクアジェット
  • カジリガメ ♂ Lv.24 シェルブレード/みずでっぽう/ずつき/かみつく
    ダイマックス

みずタイプのポケモンを使ってくるので、最初にサルノリを選んでいるなら有利。
そうでない場合は途中でヒメンカワンパチラクライ等を捕まえて育てるなどして対処するとよい。

切り札のカジリガメはダイマックスし、「ダイストリーム」で雨状態になると、みず技の威力が上がるだけでなく、特性『すいすい』で素早さが2倍となり、さらに手強くなるのでくさ技で4倍弱点を突いて速攻で倒したいところ。



【チャンピオンカップ ファイナルトーナメント】


ソニアが がっかり するけれど
あなたのチーム 流し去りますね!

  • グソクムシャ ♂ Lv.51 アクアブレイク/シャドークロー/であいがしら/つるぎのまい
  • ペリッパー  ♂ Lv.51 みずのはどう/エアスラッシュ/はねやすめ/おいかぜ
  • カマスジョー ♀ Lv.52 アクアブレイク/こおりのキバ/ドリルライナー/じごくづき
  • アズマオウ  ♀ Lv.52 たきのぼり/メガホーン/スマートホーン/アクアリング
  • カジリガメ  ♀ Lv.53 アクアブレイク/がんせきふうじ/くらいつく/かみくだく
    〈キョダイマックス〉

ファイナルトーナメントでは一回戦で主人公と対峙。

先方で鎧のむし/みずタイプのグソクムシャを繰り出してくる。半端なダメージだととくせいで逃げられてしまうため面倒。
カマスジョーは高いすばやさを駆使した速攻アタッカーとなっており、でんきタイプ対策に「ドリルライナー」を覚えている。
また、ペリッパーで早い段階から特性『あめふらし』で状態にしてくるためダメージが大きくなりがち、回復のタイミングも大切。

切り札のカジリガメは、今度はキョダイマックス個体を使用する*3。キョダイマックスわざ「キョダイガンジン」を使われると、自分の場に「ステルスロック」が撒かれ、交代する度にダメージを受けてしまう。
こちらもダイマックスで対抗し、「ダイソウゲン」や「ダイサンダー」で弱点を突こう。

相手は全員でんきタイプが弱点なので、パルスワンストリンダー等の育ったでんきタイプがいれば、苦戦することなく勝てるだろう、


ファイナルトーナメントでは主人公に敗れ一回戦敗退となり、ルリナの負けん気の強さを知っているモデル業関係者はヒヤヒヤしたらしい。
しかし彼女は笑顔でモデルの仕事をやりこなしたとのこと。プロの鑑である。
なおジムは犠牲になった。



【トーナメント(クリア後)】


自慢の 最強メンバーを 鍛えても 鍛えても
あなたたちは その上を いって……
だから あなたが 気になるんだけど

  • グソクムシャ ♂ Lv.60 アクアブレイク/シャドークロー/であいがしら/つるぎのまい
  • ぺリッパー  ♂ Lv.60 みずのはどう/ぼうふう/はねやすめ/おいかぜ
  • ヌオー    ♂ Lv.61 ねっとう/じしん/れいとうパンチ/どくどく
  • ドヒドイデ  ♂ Lv.61 アクアブレイク/ベノムショック/じこさいせい/トーチカ
  • カジリガメ  ♀ Lv.62 アクアブレイク/がんせきふうじ/くらいつく/かみくだく
    〈キョダイマックス〉
※ガラルスタートーナメント 初回クリア後には、全ての手持ちのLv.が12上昇する。種類や技構成は変わらない。


クリア後のトーナメントに登場した際にはカマスジョーとアズマオウに代わって、新たにでんき技が効かないみず/じめんタイプのヌオー、サニーゴ(原種)の天敵ドヒドイデを手持ちに加えている。
手持ち全員が複合タイプとなっており、特にくさタイプに対しては3匹が等倍に抑えてくるが残りの2匹には4倍弱点といった何とも両極端な仕上りになっている。

5匹共通の弱点となるタイプは無いものの、「フリーズドライ」であれば全員の弱点を突けるうえ、ペリッパーとヌオーに対しては4倍ダメージとなるので特に有効。



【ガラルスタートーナメント(DLC第二弾クリア後)】


あなたと チームなんて ちょっと 変な感じね
ううん…… 嬉しいの
でも 頼もしすぎて こまるわ

  • グソクムシャ ♂ Lv.72 アクアブレイク/シャドークロー/であいがしら/つるぎのまい
  • ドヒドイデ  ♂ Lv.73 アクアブレイク/ベノムショック/じこさいせい/トーチカ
  • カジリガメ  ♀ Lv.74 アクアブレイク/がんせきふうじ/くらいつく/かみくだく
    〈キョダイマックス〉

ガラルスタートーナメントでは、プレイヤーは1回優勝すると彼女をパートナーに選べるようになる。

対戦相手として登場する場合は、バージョン共通でヤロー、カブ、『ソード』限定でサイトウ及びマクワ、『シールド』限定でメロンのいずれかと組む。
なお、他の出場者はバージョン限定キャラと組む場合でもいずれか一人だけが固定されている中で、唯一ルリナだけは『ソード』限定ジムリーダー二人のどちらともペアになる可能性がある。
また、組み合わせによって発生する掛け合いでは、サイトウとはスイーツ仲間だったことが判る。
更に彼女をパートナーにしてヤロー&カブのペアと当たる*4と特殊会話が発生する。

なお、初回時はバージョン及び選んだペアにかかわらず、1回戦の相手はヤロー&ルリナのペアで固定となる。



◆Webアニメ『薄明の翼』において


第4話『夕波』にて初登場しメインを務める。
このエピソードでは負けが込んでおり、ローズにそれとなく「モデルとジムリーダーの両立などできるのか」とプレッシャーを掛けられ悩む。
しかしソニアの励ましと、幼い頃に出逢ったヒンバスが進化した色違いミロカロスに再会したことで原点に立ち返り「モデルもジムリーダーもトップを目指す」と決意を新たにするのだった。

第7話『空』では冒頭に一瞬だけ登場。他のジムリーダー同様ダンデについてコメントを求められ「戦い方が普通じゃない」と答えていた。

その後配信された『EXPANSION ~星の祭~』でもセリフは無かったが一瞬だけ登場。ダンデから届けられたガラルスタートーナメントの招待状を、モデルの仕事の休憩中に見つめていた。
ちなみにこのシーンでは奥のほうにポーズを決めるインテレオンの姿が見える。

なお、アニポケには2024年4月現在未登場。



◆『ポケットモンスターSPECIAL』において


原作通りジムリーダー2番手かつモデルで、ソニアとの交友関係やヤローをライバル視していること、気性の荒さも同じ。
しかし手持ちはジム戦時とは大きく異なり、ドヒドイデとカジリガメ(キョダイマックス)となっている。

ジムチャレンジではまず剣創人と対戦。
タイプ有利なスティックン(バチンキー)を繰り出してきた創人に対して、ドヒドイデの「トーチカ」やカジリガメの「キョダイガンジン」で苦しめたが、それさえも上回る戦術を喰らわせてきたスティックンに完敗。

おまけに、彼の狙いは
「2体に着実な後遺症の残るダメージを与え、次に戦う盾・シルドミリアが優位になるよう仕向ける」
ことだった。
そして彼女のヒバニーがバトル中に進化したことで、タイプ有利かつ手持ちが一体しかいない相手にまさかのストレート敗けを喫してしまった。
なお、端から見ると圧倒的不利を跳ね返したことでシルドミリアは注目を集め、彼女の一番の目的である手持ち探しの大きな進展に繋がることとなった。



◆余談


  • 名前の由来は「瑠璃苦菜(ルリニガナ)」から。
  • 背番号の「049」は「泳ぐ」と掛けていると思われる。
  • デザインを担当したのは『戯言シリーズ』『刀語』などの竹氏。
  • 設定資料集には日課のストレッチをしている様子のカットが掲載されており、見事な180度開脚を披露している。手持ちを繰り出す時のフォームは、きっとこの日課の賜物なのだろう。
  • プレミアムバンダイの20分の1スケールフィギュアの高さがローヒール込みで87.5mmであることから逆算すると、実際の身長は170cm台前半と思われる。
  • これまでに登場したモデル(経験者も含む)のジムリーダーは、カミツレマーシュがいる。



世界の果てまで 追記 修正します!

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最終更新:2025年10月30日 22:19

*1 加えて、2番目に挑むことになるという共通点もある。

*2 5番手であるポプラに挑む際には、ジムチャレンジの際のダンデとソニアについての所見のようなメモを読むことができるが、この二人と同期であろうルリナについてのコメントは何故か無い。

*3 特性もジムチャレンジ時と異なり、『シェルアーマー』となっている。

*4 ヤローをパートナーにしてルリナ&カブのペアと当たる、カブをパートナーにしてヤロー&ルリナのペアと当たるの場合でも発生。