ホップ(ポケモン)

登録日:2020/03/23 Mon 00:00:03
更新日:2024/05/20 Mon 23:08:05
所要時間:約 11 分で読めます





オレの 伝説が 始まるぞ!


出典:ポケットモンスター、115話『開幕!マスターズトーナメント!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ホップとは『ポケットモンスター ソード・シールド』の登場人物である。

CV:吉永拓斗(新無印編)、 三瓶由布子(『薄明の翼』、『ポケモンマスターズ』)、入野自由(『Pokémon Evolutions』)


概要

シリーズ恒例となるメインのライバルキャラクター
褐色肌にやや癖のある青みがかった黒髪が特徴。服装はジャケットとバッグが緑色で他は黒というシンプルなコーデである。

ガラル地方が誇るチャンピオンダンデの弟で、兄の熱狂的なファンでもある。
ダンデに憧れ、彼を超えるために、主人公を誘って共にジムチャレンジに参加する。


性格

ポジティブで前向きで熱血漢。ちょっとせっかちで去り際にはよく走って行くことが多い。
主人公のことをライバル視しつつ、お互いに強くなろうと言ってよく勝負を申し込んでくる。

憧れのダンデの試合はすべて見ていると豪語しており、とにかく強くなりたい一心で色々なことを勉強していた。
そのため序盤は主人公の面倒を見てくれることが多く、主人公が弱点技を放ってたり技を急所に当ててくると褒めてくれる。*1

タイプによる 有利不利を すでに わかっているのか!?
急所!? すごいな オマエ ラッキーも 実力の うちだぞ!
さすがだぞ! タイプの 相性を ばっちり わかって いるんだな!

しかし中盤、ワイルドエリアビートに手ひどく負けたことが原因でスランプに陥る。
これは同じく尊敬する人を目掛けて強さを求めるビートに口辛くこき下ろされてしまい、「自分が弱いと兄の顔に泥を塗る」との旨の発言を深刻に受け止めてしまったため。
こういった経緯で自分がなぜ強くなるのかという目標を見失いかける。
相棒と言って信頼を寄せるウールーさえもパーティから外してしまうなど、どうすれば強くなれるのかひたすら迷っていた。

それでも終盤には「アニキを超えたい」という目標を自覚して、スランプを脱出。
パーティを固めてキバナのジムチャレンジで圧勝、チャンピオンカップではセミファイナルトーナメント決勝で主人公と対決するに至る。
確かに迷走していたものの、スランプ時に出会ったポケモンも最終メンバーに入っている等、決して無駄な時間でなかった事が受け取れる。
結果的には主人公に負けるわけだが、ジムチャレンジを最後まで勝ち抜き、セミファイナルでも最後まで勝ち残ったのは彼の成長の証であろう。
興行化したことでチャンピオンリーグで勝ち進むことの難しさがより浮き彫りになったからこそ、セミファイナル準優勝という実績の凄さがわかる。

また、ローズムゲンダイナを目覚めさせて騒ぎを起こした際にはネズマリィエール団らと協力して解決のために奔走する。
特にホップはローズタワーへ向かう主人公をアシストしたり、ムゲンダイナ戦で主人公や伝説のポケモンと共闘したりと最前線で活躍し続けた。



…と、そこまでは良かったのだが、幼なじみがダンデに勝ってチャンピオンになり、冒険をサポートしていたソニアが博士になり、
他にもビートがジムリーダーになったりと周囲の人間が新しい道へと進みだしたため、殿堂入り後のシナリオでは目標を失ったことで再びスランプに陥る。
(ちなみに主人公の殿堂入り後マリィも新しくジムリーダーになったが、特に話題にはされていない)
自分の実力にどうしても自信を持てなくなってしまい、ポケモン勝負で迷いを見せるようになった。

これが原因で、突如現れた自称王族ソッドとシルディの2人組の片割れ*2に負けてしまい、伝説のポケモンが使う古びた武器を奪われてしまう。
それでも黙っていては仕方がないため、シーソーコンビを追いかけ、後からやってきた主人公とたまたま巻き込まれたネズと協力して騒動解決のために奔走する。


終盤、シーソーコンビが暴走させた伝説のポケモンがまどろみの森に逃げていくと、それを心配して追いかけて行く。
そして体を張って伝説のポケモンをなだめるという荒業で暴走を抑え、信頼関係を築くに至る。
これにより伝説のポケモンから戦わずして認められるに至り、まさかの友情ゲットで仲間にするのであった。

シーソーコンビが起こした騒動解決に奔走したことがきっかけで「困っているポケモンを助ける」ことに何かを感じたらしく、
未来のポケモン博士を目指してソニアの助手となって新たな道を歩み始めるのであった。
成り行きで見つけた行き先ではあるが、元々ダンデを越えたい一心で熱心に兄の本を読み漁るなど、勉強家の一面はあるので彼の力量に合った目標であると言えるだろう。

前作のリーリエ同様、本編を通して最も成長した人物であり、剣盾における影の主人公との呼び声も高い。


チャンピオンの弟として

作中でホップ自身も語るように、リーグが一大興行となったガラル地方での無敵のチャンピオン・ダンデは絶大なカリスマと力を持つ存在であり、
その弟であるホップは真っ直ぐに兄を尊敬していたが、それだけに「自分のせいでチャンピオンの評価が下がってしまうのではないか」という、慕えばこその重圧を感じていた。

実際のところ、熱く燃えながらのびのびポケモンと勝ち進む彼のスタイルは観客にも好評で、ファンは彼を誰の何でもなく、個人として応援していた。
ダンデをよく知るであろうジムリーダーたちも、例えばカブは彼を「チャンピオンの弟」として特別視することはなく、最初の難関とされる自分を打ち破った期待の新人の一人として接している。

ポプラ……さんは「今さらチャンピオンの実力を疑うような人はいない」とホップの純朴がゆえの懸念を見守りつつ、
わざわざ「クイズ全問正解のぼうや」と呼び確かな評価をしている。

キバナも、主人公・ネズ・ホップが揃った布陣を「最強チーム」と称し、ヤロー「頼りになる」と述べている。
お互いわりと遠慮ない物言いをするネズは、それとなく落ち込むホップを激励し、確かな戦力としてカウントしていることを暗に示している。

更にダンデ自身もホップにプレッシャーを与えることはなく、落ち込むホップを見て伸びしろを感じるなどむしろ好意的に評価している。

……というように、周囲からは弟と期待こそされていたがそれがマイナス評にはなっておらず、むしろ好感が持てる人物としてみなされていることがわかる。
重く捉えすぎだったというのがひとまずの結論だが、ひるがえってそれが彼の美点とも言えるだろう。


ポケモントレーナー兼研究者見習いとして

殿堂入り後のザシアン・ザマゼンタイベントをクリアしていると、『エキスパンション・パス』の追加シナリオでもホップが登場する。

『鎧の孤島』では主人公が双拳の塔の修行を終えた後に研究調査目的でヨロイ島を訪れる。
ガラル本土では見かけないウーラオスに関する文献にも目を通しており、ウーラオスに飲ませるダイスープの材料探しに付き合ってくれる。

様々な知識を元に主人公へヒントを出していき、最終的にはダイミツが必要なことを突き止める。
短期間で早くも様々な知識を身に付けているが、ダンデのことを片っ端から調べるなど元から根気強く情報を収集することには長けており、その長所が生かされた形だろう。
なお、イベント中に主人公が頭にカジッチュのミツを被ってしまう場面があるのだが、このときホップは主人公が帽子をかぶっていようがいまいが頭のミツを舐めてくる。
必要があってやったこととは言え、躊躇いもなくミツをペロリと舐める姿はファンにある種の衝撃を与えた。

ダイミツを見つけたあとは主人公とマスタードによる最後の試練を道場の門下生らと共に見届け、その後も道場に滞在する。
シナリオクリア後は不定期的に道場の外へ出るようになるほか、島内に生息するポケモンで主人公が未発見のものについて、1日1種類だけ教えてくれる。


『冠の雪原』ではメインシナリオクリア後に登場。
ダンデの招集に応じる形でヨロイじまを後にして、シュートスタジアムで行われる「ガラルスタートーナメント」に参加する。
他の参加者が現役或いは引退したジムリーダーやチャンピオンという中で一人だけ一般枠*3での出場である。
推薦者がダンデであるという事情もあるのだが、チャンピオンカップのセミファイナルトーナメント出場や伝説のポケモンに認められたという点も考慮されているのだろう。
ホップ自身はスタジアムのグラウンドに立った際、トレーナーとしても研究者としても高みを目指すと語っている。
主人公と組まずに出場する場合、パートナーは兄であり元チャンピオンのダンデ、ライバルのマリィ、ジムチャレンジで気に入られたポプラのいずれかを選ぶ。
このとき、マリィやポプラと組んだ場合は普段のボールをパシっと叩くルーティンでバトルに入るが、ダンデと組むとダンデとルーティンからボール投げまでダンデと同じ動きでバトルに入る。


手持ちポケモン

歴代ライバルの中でも特にバトルを行う回数が10回と多く、チャンピオンカップのセミファイナル以降を除いても7回と過去最多である。
また、ホップといえばとにかくその手持ちポケモンの顔ぶれに特徴があり、最初から最後までパーティに入っているのは御三家しかいない。

しかしこれは愛がないから切り捨てているのではなく、スランプに陥った結果迷走が始まり、次々と新しいポケモンを試すようになってしまったためである。
最終的には初期メンバーを順当に強化したパーティで落ち着いている。

良くも悪くもメンタルで実力が大きくブレやすく、傍から見ても本来なら負けるような相手ではなかったシーソーコンビに敗れてしまうこともあれば、
完全に吹っ切れて“立派になったいつものホップ”になった際はあわやチャンピオンを凌駕しかねないレベルへと至っている。

バトルを始めるときのルーティンは基本的に、ボールを持った腕を回してから正面に持っていき、体の正面で右手と左手を重ねてパシッと音を立てるというもの。
更にそこから左手を前にしてガッツポーズを取り、ピッチングの要領でボールを投げる。
ただし、チャンピオンカップなど一部のバトルではダンデの試合前ルーティンやボール投げの仕草を片っ端から真似しており、ダイマックス発動の仕草までほぼ完コピである。
(年齢や体格の関係で身体能力がダンデに追いつかず、ダイマックスボールを投げるときにバランスを崩しかける場面があるが、ダンデの仕草自体は完璧に覚えた上で真似をしている。その代わり、このときの仕草はホップらしい伸び伸びとした雰囲気を感じさせるものとなっている。)
しかし逆に、ダンデが負けたときの所作がホップに似ているのはさすが兄弟といったところか。
無敗のチャンピオンが負けた光景は誰も見たことがない

戦闘BGMはファンファーレのようなイントロから始まるアップテンポで軽快なものとなっており、ギターを主体とした構成である。
通常の戦闘BGMのワンランク上の盛り上がりを意識した、メインのライバルらしい曲調である。
ポケモンリーグ版になるとかなり大胆なアレンジが施されており、使われる楽器の種類が大幅に増えている。
軽快なイントロから入る所は通常版と同じだが、その後すぐに重く暗い曲調に変化、フラメンコ風のリズムを交えて徐々に盛り上がっていき、あのイントロと共に最高潮を迎える。
「旅立ち」「挫折」「再起」「晴れ舞台」という彼の物語を象徴するかのような仕上がりになっている。


◆1回目(ハロンタウン ホップの家の庭のバトルコート)


ポケモン勝負! オレには 仲間が 2匹 いるんだぞ!!

ウールー ♂ Lv.3
メッソン ♂/サルノリ ♂/ヒバニー ♂ Lv.5

シリーズ恒例のデビュー戦だが、手持ち1匹の主人公に対してホップは手持ちがすでに2匹いる。
これはウールーがトレーナーとしてデビューする前からの相棒だったことによるものである。

メタ的に言えば御三家の一致技習得がLv.6で、ライバル戦の前に野生ポケモンと戦う機会がないため、
バトル中にレベルアップさせて*4一致技を強制的に習得させてプレイヤーを有利にするという、ゲームシステムを利用した演出である。

特にBWの頃からストーリーで初めて戦うライバルは主人公に不利な御三家を選ぶ傾向があり*5、一致弱点を突けるようになっているため、一致技の重要度も非常に高い。
初代の頃からすると随分優しくなったが、このバトルはタイプに相性があると言うことを理解させるためのチュートリアルイベントという側面もあるので、ポケモンを初めてプレイした人でも勝てるようにするための措置だろう。
新しく覚えた技は試しに使いたくなるというユーザー心理を上手く利用している。


◆2回目(2番道路 マグノリア博士の家の庭のバトルコート)


ちょっとは 強くなったのか? オレたちが 確かめてやるぞ!

ウールー ♂ Lv.6
ココガラ ♂ Lv.5
メッソン ♂/サルノリ ♂/ヒバニー ♂ Lv.8

時間帯が夕方に固定されるイベントで、背景に鮮やかな夕焼け空が見える。
ジムチャレンジへの参加意思を見せるべく、ダンデとマグノリア博士の前でバトルを行うことになる。
このバトルを見たダンデは感銘を受け、ホップと主人公にジムチャレンジの推薦状を出すことを決意する。
ホップの手持ちは新たにココガラが加わった。


◆3回目(エンジンシティ)


ジムチャレンジで 勝ち進めるか お互いの 力 確かめあうぞ!

ウールー ♂ Lv.11
ココガラ ♂ Lv.12
メッソン ♂/サルノリ ♂/ヒバニー ♂ Lv.14

ジムチャレンジの開会式終了後、エンジンシティの上のポケセンの横でバトルを行う。
手持ちはレベルが全て10を超えた程度とそこまで大きな特徴はない。
バトルに勝つとホップのリーグカードをもらうことができる。


◆4回目(5番道路)


ジムバッジを 手に入れた 強さ オレたちの チームに ぶつけてみろ!

ウールー  ♂ Lv.18
アオガラス ♂ Lv.19
ジメレオン ♂/バチンキー ♂/ラビフット ♂ Lv.21

ターフタウンのジムチャレンジをクリアした後、預かり屋を通り過ぎた先の橋の上でバトルを行う。
今回のバトルではウールー以外の手持ちが一段回ずつ進化している。


◆5回目(ラテラルタウン)


頼むぞ! いまの オレが ほしいのは 勝利なんだ!

ウッウ  ♂ Lv.29
エレズン ♂ Lv.29
スナヘビ ♂ Lv.30
ジメレオン ♂/バチンキー ♂/ラビフット ♂ Lv.33

御三家以外の手持ちをすべて入れ替え、相棒のウールーすら外してしまった。
ビートに負けたことが原因でどうすれば強くなれるのかと思い悩むようになり、ここからしばらく迷走していく。
愛着のあるポケモンよりも強そうなポケモンとタイプバランスを意識しており、御三家以外の3匹で相性を補完しあう構成になっている。


◆6回目(7番道路)


よーし! 今回の メンバーで どれだけ やれるか 試してやるぞ!


再び御三家以外の手持ちを総入れ替えしている。
今回は進化が早くて育てやすいポケモンや最初から種族値が高めの無進化ポケモンなど、即戦力で固められた構成である。
手持ちがくらくらと変わって安定しないあたりに迷走している様子が見て取れる。


◆7回目(キルクスタウン)


頼むぞ! 相棒

バイウールー ♂ Lv.40
アーマーガア ♂ Lv.40
バチンウニ  ♀ Lv.39
カビゴン   ♂ Lv.39
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.41

戦術自体は概ね安定してきている。
相棒がバイウールーに進化して手持ちへ復帰し、アオガラスもアーマーガアとなって帰ってきた。
一方でカビゴンは続投し、新しくバチンウニが加わった。
バイウールー、アーマーガア、カビゴンと耐久の高いポケモンが3匹もいるため、育て方が足りないと地味に厄介である。
もちろん、パーティをしっかり育てたプレイヤーであれば苦戦することはないだろう。
バトルの場所が雪の舞うキルクスタウンなので戦闘中は永続的にあられが降り、こおりタイプ以外のポケモンはダメージを受ける。
「にほんばれ」や「あまごい」などの天候を変える技か、特性『アイスボディ』や『ゆきがくれ』『ゆきかき』『マジックガード』『ぼうじん』を持っているポケモンがいると便利。


◆8回目(チャンピオンカップ セミファイナルトーナメント決勝)


アニキから ポケモンを もらった オマエと ともに ここに 立つとはな
あの日の 約束を はたす! いいか! 勝つのは オレだぞ!

バイウールー ♂ Lv.48
アーマーガア ♂ Lv.48
バチンウニ  ♀ Lv.47
カビゴン   ♂ Lv.47
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.49〈ダイマックス〉

ジムチャレンジャーの中からチャンピオンカップのファイナルトーナメントに進める1人を決める。
BGMがチャンピオンカップ専用になり、お互いにユニフォーム姿でのバトルとなる。
今回は場所が場所ということもあり、勝負前のルーティンはダンデを真似したものとなっている。
パワースポットのあるスタジアムなので、エースの御三家をダイマックスさせてくる。


◆9回目(まどろみのもり)


もう一度 オレと 勝負してくれよ?

バイウールー ♂ Lv.59
アーマーガア ♂ Lv.59
バチンウニ  ♀ Lv.58
カビゴン   ♂ Lv.58
ウッウ    ♂ Lv.58
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.60

ラテラルタウンのときの手持ちだったウッウが再びパーティに加わった。
この頃は再びスランプ気味だったこともあり、勝負前のルーティンはチャンピオンカップ前と同じ両頬を叩くものになっている。


◆10回目(まどろみのもり)


真剣勝負だぞ! 準備は いいのか?

バイウールー ♂ Lv.69
アーマーガア ♂ Lv.69
バチンウニ  ♀ Lv.68
カビゴン   ♂ Lv.68
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.70
ザマゼンタ(たてのおう)/ザシアン(けんのおう) Lv.70

本編シナリオではこれが事実上のラストバトルとなる。
ウッウが再びパーティから外され、友情ゲットで仲間になった伝説のポケモンを手持ちに加えている。
伝説のポケモンはそのバージョンで捕まえられないほうのもので、ソード版ではザマゼンタ、シールド版ではザシアンが仲間になる。
捕まえた直後にもかかわらず技をガチ構成に変えており、プレイヤーが捕まえたばかりの伝説のポケモンでミラーマッチをやろうとすると確実に痛い目に遭う。
特にタイプ相性の関係でシールド版のザシアンはザマゼンタを「せいなるつるぎ」によって一撃で沈めかねない。

スランプを完全に脱したため、勝負前のルーティンがいつもどおりのものになった。熱血で明るいホップの完全復活である。
今回はバトル中逐一語りかけてくるのだが、とにかく主人公と戦える喜びを噛み締めている。
勝負後にはホップのレアリーグカードをもらうことができる。

ちなみに、レアリーグカードはポーズからレイアウトまで全てがダンデの完コピである。

オマエがいて アニキがいてくれて……
オレは 強くなるぞ! サンキュー!


◆11回目以降(チャンピオンカップ再戦)


ガラルの…… いや 世界で 最強の 伝説になるため
オマエにも アニキにも 勝つぞ!

バイウールー ♂ Lv.69
カビゴン   ♂ Lv.68
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.70
ザマゼンタ(たてのおう)/ザシアン(けんのおう) Lv.70
アーマーガア ♂ Lv.69〈キョダイマックス〉

エキシビションマッチではあるがチャンピオンカップなので、勝負前のルーティンは再びダンデの完コピとなっている。
チャンピオンカップ再戦の参加者は全て手持ちが5匹になっている関係で、ホップの手持ちも5匹に減っている。
このためバチンウニがいなくなったが、一方でアーマーガアはキョダイマックス枠になった。
通常、キョダイマックス個体は最終進化系でのみ野生出現するため、序盤に捕まえたココガラとは別個体という疑惑がある。
(キョダイマックス個体に進化する未進化ポケモンもゲームシステム上は存在しうるが、基本的に入手できない。)
しかしDLC第一弾『鎧の孤島』で、「後天的にキョダイマックスを付与する方法」が掘り下げられ、ある程度フォローされた。

チャンピオンカップの参加者の中ではダンデ以外に負けることがないので、ホップがトーナメントに参加しているとほぼ必ずどこかで戦うことになる。
金策のためにキョダイマックスニャースを使っているプレイヤーにとっては天敵とも言える相手である。
手持ちをキョダイマックスさせると確実にザシアンやザマゼンタを優先して出してくる上、彼らの専用技を食らうと致命傷になりかねない。
倒される前に倒したいところだが、タイプ相性の関係でザシアンやザマゼンタにはLv100ニャースのキョダイコバンでも一撃では落とせない。


◆ガラルスタートーナメント


バイウールー ♂ Lv.69
ザマゼンタ(たてのおう)/ザシアン(けんのおう) Lv.70
インテレオン ♂/ゴリランダー ♂/エースバーン ♂ Lv.70〈キョダイマックス〉

相棒のバイウールー、ずっと一緒だった御三家、友情を築いた伝説のポケモンが手持ち。
キョダイマックス枠がチャンピオンカップと異なる唯一のトレーナーである。
勝負前のルーティンはダンデがパートナーになった場合のみダンデの完コピ、それ以外のときは普段同様腕を回すルーティンとなる。
バイウールー自体はゴーストで止まる技構成だが、コットンガードを積まれると中途半端な物理技では落とせなくなる。
伝説のポケモンは種族値の暴力、御三家はバランスの良いフルアタ構成となっている。
味方にすれば心強いが、敵に回すとパートナーのパーティが全滅しかねない。

って 何度も 負けていられない! ライバルとして 次こそ 勝つぞ!



Webアニメ『薄明の翼』において

第3話「相棒」にて初登場しメインを務める。やはりダンデに憧れておりテレビで彼のバトルを熱心に視聴していたが、その様子にスネたウールーが家を飛び出してしまう事態に。
後悔しながら必死に居場所を探し回り、無事に再会できた後はアーマーガアタクシーの座席で仲良く熟睡しながら家路に着いたのだった。
第7話「空」ではセリフはなかったが中盤で一瞬だけ登場。ウールーをしっかり膝に抱き、ダンデとキバナの試合を食い入るように視聴していた。


ポケットモンスターSPECIAL

剣盾編にて登場。
図鑑所有者達と事前の面識はなかったが、バイタリティ溢れる盾シルドミリアとは初対面ですぐに打ち解けた模様。
なお、原作と異なり兄であるダンデから推薦を受けていない。
兄が自分を差し置いて全く面識のない剣創人と盾シルドミリアを推薦したことについて、どう思っているのかは現時点では不明。
ただ剣創人の戦いぶりを見て、推薦した理由について納得はしたようだ。

尚、本作はNPC流用モブキャラクターであるマナブが3匹目の余った御三家のメッソンを貰った為、12章のサナ同様、原作で御三家を手持ちにしているサブキャラでありながら、本作では御三家を没収されている為、手持ちに御三家はいない。


TVアニメ

ソード&シールド編は彼のポジションにゴウが収まったため出番なし。
一応「弟の世話で忙しくてダンデには同年代の友達が少なかった」というソニアの台詞から、存在だけは示唆されている。

そして115話で突然の登場を果たし、サトシにバトルを申し込んだがワンパンされた。手持ちはウールーのみっぽく、まだトレーナーになりたてなのだろうか。

ゴウと一緒にトーナメントを観戦している。ちなみに目がほぼ同じ。お前らが兄弟じゃないのか?


余談

  • ワイルドエリアでビートに手酷く負かされたが、そのビートがジムリーダーに転向した姿を見て「たくましい」「ウザいけどすごい」とその努力はホップも大きく評価している。
    一方、もうひとりのライバルであるマリィとの絡みはあまり描かれていない。ホテル・スボミーインではカブ対策としてやけどなおしを余分に分けたり、シュートシティでのマクロコスモス関連の騒動でも協力関係を築いたりと言った描写はあり、特に仲が悪いというわけでもない。ただ、ホップの場合はネズと馬が合うらしく、ネズがいるとそちらに話題を振ることもあってマリィとの直接的な会話は非常に少ない。ガラルスタートーナメントではホップとマリィでタッグを組むことがあるため、仲は良いが表面上は目立たないといったところだろうか。

  • 序盤のバトルで効果抜群の技を繰り出すと、「さすがだぞ!タイプの相性をばっちりわかっているんだな!」と褒めてくれる。少し先輩風を吹かせたような言い方にも取れるが、決して上から目線ではなく純粋に褒めてくれるところに彼の人の良さが現れている。
    ホップは対戦回数が非常に多いため、このセリフを何度か目にする機会も多く、汎用性も高いため、一部のプレイヤーに強い印象を与えた。
    そしてホップのセリフが印象に残ったプレイヤーがホップのコラを作ったため、更に多くのプレイヤーの印象に残るに至った。

  • 名前の由来は植物の「ホップ」。ビールの原材料として有名である。



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最終更新:2024年05月20日 23:08
添付ファイル

*1 長年オタクを務めている我々にはピンとこないが初めてポケモンに触れる子供達にはポケモンバトルのしくみというものはとてもふくざつなものなのである。

*2 ソード版ではシルディ、シールド版ではソッドと対戦。もう片割れは主人公と対戦し、主人公が勝つ。

*3 シーソーコンビも一般トレーナーの立ち位置だがスポンサー特権で出場している

*4 経験値タイプの関係上、貰ったばかりの御三家はトレーナーのポケモンを1匹倒せばレベルアップできるようになっている。

*5 その代わり終盤のイベントバトルでは主人公の御三家に有利な御三家を使う相手や、主人公の御三家に有利なポケモンをパーティに組み込んだライバルなどが待ち受けている。