ポットデス

登録日:2020/01/09 Thu 09:28:48
更新日:2024/11/02 Sat 10:57:01
所要時間:約 5 分で読めます





とても 独特な 味と 香り。 信頼する トレーナーには すこし だけ 味見を ゆるして くれる。

残された 紅茶を 見かけると 自分の 体を 注ぎこむ。  その 紅茶は ポットデスになる。


ポットデス」とは、ゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』で初登場したポケモンである。


【データ】


ガラル図鑑№:336
英語名:Polteageist
分類:こうちゃポケモン
高さ:0.2m
重さ:0.4㎏
タマゴグループ:鉱物/不定形
性別:不明

タイプ:ゴースト

特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると、ぼうぎょが1段階下がり、すばやさが2段階上がる)
隠れ特性:のろわれボディ(自分にダメージを与えたわざを30%の確率でかなしばり状態にする)

種族値
HP:60
攻撃:65
防御:65
特攻:134
特防:114
素早さ:70

合計:508

努力値:特攻+2

進化:ヤバチャ→ポットデス(われたポットorかけたポットを与える)


【概要】


ヤバチャの進化形。
ヤバチャはティーカップに飲み残された紅茶に魂が宿った事で誕生したポケモン。
本体は液体状になっており、様々な形に変形する。カップに描かれた顔も表情が変化する。
人間に飲み込まれることで生気を吸おうとするが、味が不味いのですぐに吐き出されてしまう。
不味いといってもイタリアのギャングが出すお茶ではない。
名前は似ているがかませ犬でもパンダでもない。

ヤバチャが進化したポットデスはポットの中に入り込んでおり、その体は独特の味と香りを持つ。
信頼するトレーナーには味見をさせてくれるが、飲みすぎると体調不良になるらしい。
ホテルやレストランの食器に紛れて生活しており、飲み残しの紅茶に自分の力を注ぎこんで仲間を増やすため、厄介者扱いされている。とはいえもちろんこの仲間の増やし方は設定上のことであって、ほとんどの種族のようにタマゴで繁殖するが。

また、ヤバチャとポットデスの食器には真作と贋作が存在するのも特徴。
底にブランドのロゴがある方が真作だが、小さいので確認は困難。ダイマックスさせてようやく違いが判るくらいである。
手っ取り早く見分けるには進化に必要な道具で判断するほうがいいだろう。
真作の個体数はかなり少ない。もしゲットできたらちょっとした自慢になるかも。


【ゲームでのポットデス】


進化前のヤバチャが「ルミナスメイズの森」に出現する。DLCを導入していればカンムリ雪原の「いにしえの墓地」にも出現する。
真作はかけたポット、贋作はわれたポットを使う事で進化する。
また、真作が出現する確率は贋作の1/11と設定通り大変珍しい。
そして孵化遺伝もしない。ミントや王冠等の活躍のさせどころだろう。

進化に必要なポットはラテラルタウンの掘り出し物市で出品される事がある。
贋作の進化に必要なわれたポットは道中でも拾えるが、真作の進化に必要なかけたポットは掘り出し市でしか入手できない上、売り出される確率も3%程度と低い。
したがって、真作のポットデスを入手するには二重の低確率と向き合わなければならない。

ゲーム中では、ジムリーダーオニオンがファイナルトーナメントの2回戦で使用してくる。

SV』では、ピケタウンとベイクタウンの周辺に出現するが、真作はベイクタウンの東にしか出現しないという罠がある。この街は窯業が盛んであるという設定にちなんでだろうか。また、しんさくフォルムは大量発生しなかった。
ダウンロードコンテンツ第一弾「碧の仮面」からは、しんさくフォルム限定の大量発生も起こるようになった。これにより色違いのしんさくフォルムの捕獲も容易になった。


【対戦でのポットデス】


真作と贋作で能力は変わらない。
特攻と特防の高い特殊アタッカーで、他のステータスは並。

からをやぶる」を覚えるので、火力と素早さを一気に上げることができ、パルシェンのように絶大な抜き性能を発揮する。
だが元から低い物理耐久が激減するので、「きあいのタスキ」が必須になる。

メインウェポンは「シャドーボール」「たたりめ」の二択が有力。
サブウェポンとしては「アシストパワー」「ギガドレイン」「サイコキネシス」「サイコショック」「あくのはどう」を覚える。
ゴーストらしく変化技も豊富で「ちからをすいとる」「わるだくみ」「ふういん」「おきみやげ」「のろい」「ひかりのかべ」「リフレクター」「おにび」「バトンタッチ」等が使える。
この内「アシストパワー」と「バトンタッチ」は「からをやぶる」と好相性なので採用されやすい。
殻を破った後だと「アシストパワー」の威力が140まで上昇し、ポットデスの天敵が出てきても後続へのバトンタッチができる。
特攻は高いし、積み技も強力で、ゴースト技の等倍範囲も多いが、最大威力自体は抑えられているのがちょっとジレンマかも。

ちなみに見た目に反してみず技や「ヘドロウェーブ」は覚えない。

また通常特性の「くだけるよろい」も素早さをすぐに上げられる点、「アシストパワー」の威力の底上げに貢献する点で相性がいい。
逆に高い特防をいかした何かをさせたいなら、隠れ特性「のろわれボディ」の出番。

専用技「おちゃかい」は、その場にいる全てのポケモンの持つきのみを強制的に使わせる技。
ダブルでゲップ+能力上昇する木の実を持つポケモンとコンボしたり、最初のターンで相手の木の実を無駄撃ちさせたりできる。性質上シングルよりはダブル向け。


【余談】


  • 名前の由来は「ポット」+「デス()」と「ぽっと出る」のもじりだと思われる。
    英名のPolteageistは「ポルターガイスト(poltergeist)」と「紅茶(tea)」からだろう。命名者のネーミングセンスが光る。

  • モチーフはもちろん紅茶。これはガラル地方のモチーフであるイギリスで紅茶が親しまれていることからだろう。
    また、意志を持つ茶器という辺りはディズニー版『美女と野獣』に登場する茶器の姿をした親子・ポット夫人とチップを彷彿とさせる。そっちの舞台はフランスだけど。

  • 『ポケットモンスター』公式のグッズショップである「ポケモンセンターオンライン」の商業展開「ポケモンカフェ」より、オリジナル商品として「ヤバチャのティーカップ(がんさくフォルム)」と「ポットデスのティーポット(がんさくフォルム)」が発売された。
    • 食器として機能させるため、割れや欠けなどは再現されておらず、欠損部分と漏れ出る液体や霊体の部分は絵柄で表現されている。
      それでも、ほとんどゲーム内のヤバチャたちそのもののフォルムをしている。サイズも、ヤバチャのティーカップは12cm、ポットデスのティーポットは19cmと、ほぼ原寸大。
    • 残念ながら、がんさくに紛れてしんさくが出回っているという情報は今のところ確認できていない。


追記・修正は、真作をゲットできた人がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケットモンスター
  • 剣盾
  • ポケモン
  • 第八世代
  • ポケモン解説項目
  • ポケモン最終進化形
  • ゴースト
  • ヤバチャ
  • ポットデス
  • オニオン
  • 真作
  • 贋作
  • おちゃかい
  • ティーカップ
  • ポット
  • ヤバ茶
  • ポットです
  • ジュペッタ「おい何やってる!?」
  • お茶会
  • 紅茶
  • 食器
  • イオルブ君だっけ?こっちに来てお茶しようや…
  • ヤ〇チャ
  • 〇バ茶
  • ポルターガイスト
  • からをやぶる
  • ゆびをふる
  • クラベル
  • お茶
  • アメコミ
  • ポットDEATH
  • SWSH
最終更新:2024年11月02日 10:57